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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
大丈夫なのか?モードのまま
こんばんはです。

最大の懸念材料だった貿易戦争リスクが、
米中と輸入自動車関税以外は落ち着きつつあり、
米企業決算と国内企業決算も概ね堅調ですが(EPSは伸びてないけど)、
昨日に続き、図体のデカいフェイスブックの暴落は大丈夫なのか(笑)

かつてショックを起こした前科者のインテルも低調な決算というより、
予想を下回ったことを受けて、時間外では下げており、
同じく前科者のアップルまでが31日の決算でズッコケると、
貿易戦争の影響とは別にリアルな決算を口実にした厄介なことになります。

今夜にはトランプマンが批判しているツイッターの決算、
(自らはツイッターをフル活用しているのにw)
対米投資規制法案が通過したのを受けてのZTEの決算(これは今さら?)
1日には一部で破綻懸念が囁かれているテスラの決算(スプリント決算も)
これらトランプマンと相思相愛ならぬ相思相嫌なIT・ハイテクセクターは
FBのせいで決算への注目度が増しており、
(ちなみにアマゾン、マイクロソフトの決算は堅調でおました)
それと共に米株を牽引してきたナスダックの動きも注目でおます。

他にも今夜は米4-6月期GDPの発表も控えており、
トランプマンが事前に堅調と言わんばかりの呟きをしたせいで、
ハードルが上がっている感と織り込み感もあるだけに、
低調ならば論外ですが、堅調だったとしても発表後の動きは注目でおます。

しかも来週のFOMCを前にして、昨夜のドラギナイト効果もありますが、
現在は米金利上昇・ドル高となっており、
さらにトランプマンは「米金利低下・ドル安がええねん」と言っているので
GDPが出尽くしとなって米金利低下・ドル安となることも見込んで、
思わせぶりなGDP堅調ツイートも含めて呟いているのならば、
天才かもしれませんけど、フェイスブックの余波が拡大したり、
米中を始め貿易戦争リスクが再燃すれば、
単なる米金利低下・ドル安・米株安というリスクオフとなる可能性もあり、
どうせならばFOMCを前にしてのGDP堅調ならば、
米金利上昇・ドル高・米株高というリスクオンとなった方が健全ですけどね

以上の通り、海の向こうではフェイスブックは大丈夫?
トランプマンの「米金利低下・ドル安がええねん」発言とFOMCを前に、
さらに雇用統計を始め月初恒例の米経済指標特盛ウィークを前に、
米金利上昇・ドル高が突っ走って大丈夫?
事前にトランプマンが堅調だと呟いた今夜のGDP発表後の動きは大丈夫?
という大丈夫なのか祭状態であり、しかも昨夜のダウは薄商いでの続伸、
反落したSP500とナスは商いを伴っているので、
中途半端なリスクオンな動きの市場も大丈夫なのか?状態です。
(米債券のショートが過去最高水準まで積み上がっていることも)

そして我が国ですが、発表が本格している国内企業決算は、
まだまだ序盤戦であり、現時点では概ね堅調ではあるのですが、
(EPSは低下してますけどね)
先進国の中で唯一とも言える薄商いが本日も継続しております。

3月の安値からずーっと薄商いでの上げ下げをしてきただけで、
1月高値はもちろんのこと5・6・7月高値も超えてないので、
今さら薄商いは驚くべきことでもないのでしょうけど、
足元では中国と欧州の商いは膨らんでおり、
米国も商いの膨らむ方向がよろしくないものの膨らんではいるだけに、
国内企業決算が始まっても商いが膨らまない我が国は、
世界共通のリスクである貿易戦争等ではなく、
国内独自の何か懸念材料でもあるのかと思ってしまいます。

単に企業決算の本番はこれからということであったり、
トランプマンの思わせぶりな事前ツイートに対抗して、
事前にリークしたようになっている来週の黒田薬局会合を控えて、
ということでの様子見の薄商いならばいいのですが、
足元ではリークを受けて、健全でもあるNT縮小の動きはいいとして、
長期金利が1年ぶりに0.1%を超えたりもしているので、
デフレ脱却どころか物価目標すらも達成せず、
1-3月期GDPはマイナス成長にも関わらず(4-6月も怪しい)、
黒田薬局は出口を強行突破するのか?と思われていたり、
これだけ金融緩和をやっても物価には効果がありまへんでした・・・
と間違い?負け?を認めることになると手詰まりだと思われ兼ねないので、
日本だけが・・・という展開になってもおかしくはないですからね。

以上の通り、最大の懸念材料だった貿易戦争リスクが和らいだことは、
素直に明るいことであり、中国と欧州の動きもよさげなのですが、
米国と我が国は大丈夫なのか?と言える材料と市場の動きが多く、
我が国独自の薄商いも続いており(チャートはいいんですけどね)、
現時点ではリスクオンとか本格反発になるとは言えない状況でおます。

今夜の米国市場の動き、貿易戦争動向、国内外の企業決算も重要ですが、
事前リークのせいでやたらと注目度が増している来週の黒田薬局会合、
トランプマンの口先介入とそれに反する米金利とドルの動きのせいで
パウエルおじさんの会見がないのに同じく注目度が増しているFOMC、
これらを通過しないと日米の大丈夫なのかモードは解消しそうにないです。

週末は台風の襲撃もありそうですが、
良い週末をお過ごしください。

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