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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
決算と今宵をきっかけに・・・
こんばんはです。

いよいよ国内でも本日から決算発表が本格化しており、
株価の根幹は業績ですから、決算が良かろうと悪かろうと、
3月から続くヘッピリ商いに終止符を打ち、
商いの伴った明確な方向感を示してくれるといいのですが・・・

いかんせん現在は、どうにでも解釈可能な地政学リスクではなく、
業績を含む実体経済へ直接的に影響する貿易戦争が燻ったままであり、
全容すらも判明してないだけに、決算を機に商いが膨らむのかどうかは、
現時点では何とも言えないところはありますが、
昨夜からは対中関税の公聴会が開催されており(今夜まで)、
今夜は米欧トップによる通商協議が行われるので、
(26-27日には米国が提訴されているWTOの総会も)
これをきっかけに貿易戦争動向が一気に動く可能性はあります。

発表真っ只中の米企業決算については概ね堅調であり、
見通しも貿易戦争を懸念したような発表は少ないので、
今夜も含む今週と来週のアップル(31日)とテスラ(1日)の決算まで、
変わらず堅調な決算と見通しを発表すれば、
貿易戦争懸念を和らげる手助けとなり、31-1日のFOMCに向けて、
金利上昇アレルギーの再発懸念も和らげることになります。

さらに米マクロ環境については、足元で発表されている米マクロ指標は、
欧州とは違って概ね堅調であり、挙句の果てにトランプマンが、
前々回の雇用統計前に思わせぶりな呟きをした反省も忘れ、
昨夜は今週末に発表される4-6月期の米GDPがゴリゴリに堅調や!
と言わんばかりのツイート爆弾を炸裂させておりますので、
今のところマクロ面でも米国は堅調と言えそうです。

そして我が国ですが、本日発表された企業決算については、
指数寄与度の高いファナック、オラオラ永守電産、
アドバンテスト、日立建吉、信越化、エムスリー、ミルボン、キヤノン電、
バルカー、DMS、日本トリム、KI、蝶理、栄研化、航空電、
といったところの4-6月期の着地は堅調であり、
想定為替レートも保守的な1ドル100-105円、
1ユーロ120-125円(アドバンテスト130円)にも関わらず、
通期予想を上方修正する企業も散見され、
数字上では思ったほど貿易戦争の影響は見受けられませんが・・・

各社の四半期ごとの業績推移を見ると、
あからさまに低調だった1-3月期から4-6月期は盛り返しているものの、
10-12月を超えている企業は少ないので、
もしかして10-12月期がピーク?という疑念も残っております。
ちなみに小売りの月次は4-6月期が低調だったので、
(7月の月次は今のところまだら模様)
トランプマンがゴリゴリやと言わんばかりの米4-6月期GDPに対し、
我が国の4ー6月期GDPは、1-3月期に続くマイナス成長となれば、
先進国の中では唯一というだけでなく、2期連続のマイナス成長は、
定義上リセッション入りという称号を得ることになり、
黒田薬局は政策の柔軟化とか言うとる場合なのかとのツッコミも(笑)

とりあえず我が国のGDPやリセッション懸念は置いといて、
ファナックの決算は先日の安川電機決算と同様、
全体の受注額と共に中国の受注額が特に注目されてましたが、
残念ながら前年比で34%減という大きなマイナスとなっているので、
貿易戦争の影響なのかは不明ながら中国の失速も窺えると共に、
7-9月期を含む先行きは大丈夫なのか?とも言える受注額でおます。

ただし御存知の通り、中国は米国関税措置対策なのか財政出動を発表し、
挑発的な人民元安誘導にも励んでいるので、
足元の上海株と同様、中国景気も持ち直すという期待もありますが、
見方を変えると、財政出動を含め矢継ぎ早に繰り出しているということは
それだけ深刻な状況とも言えますし、
米国に妥協するつもりが無いとも言えますので、
米中の貿易戦争は激化するという見方も出来ます。
まさか米債券売り攻撃まで繰り出しているようだと、
トランプマンはほんまに5000億ドルの関税を強行する可能性も・・・

従って貿易戦争動向については、米中間が譲歩するとの期待は早計なので
中国以外の今夜に協議する欧州、その他の新興国、我が国との間で、
譲歩することになるのを期待するしかないですが、
トランプマンは中間選挙と予備選を見据えての強硬姿勢であり、
しかも米金利低下・ドル安がええねんとまで言ってしまうくらいですから、
譲歩すれば儲けもんくらいに見ておいた方がいいでしょう。

以上の通りなので、本格化している国内外の企業決算、今後のマクロ指標、
今夜が目先のヤマ場とも言える貿易戦争動向、
これらの結果が良かろうと悪かろうと、
商いを伴った明確な方向感が出てくるきっかけになりそうです。

昨日も書いた通り、中国株はゴリラ商いでの反発が継続中(本日は横ばい)
昨夜の米英欧株は商いがやや膨らんでおり、どちらに動くのかはともかく、
商いについては良い兆しが見えます。

我が国については、こういった海の向こうでの商いの増加傾向を受けて、
本日は多少なりとも商いが膨らむのかと思いきや、
売買代金は2兆円割れの薄商いでのヘッピリ反発なので(新興も)、
身の丈に合わない黒田薬局のお薬減らし観測による金利上昇への警戒なのか
国内独自の何か良からぬ材料でもあるのかと心配にもなりますが、
企業決算の実質的な本格化が本日からなので、
本日の「我が国だけ」の薄商いは、止む無しとしておきましょう(笑)
(テクニカル的には好転間近とも言えます)

ということで明日については、今夜も米企業決算が堅調な結果となり、
米欧通商協議と公聴会を経て貿易戦争が良い方向へと進展し、
米金利上昇(ドル高)と商いの伴った株高、原油崩れず、
という健全な形でのリスクオンとなれば、水準的には中途半端ながら、
米長期金利の3%超え(中国の米債売りも)と決算跨ぎには注意しつつ、
当初のシナリオ通りに自民党総裁選と中間選挙を見据え、
リスクオンの波に乗ればいいでしょう。

これはあくまで理想的なシナリオなので、
身勝手過ぎるアメリカンファーストな米金利低下・ドル安という適温相場、
まさかの貿易戦争への配慮を感じる米トリプル高となれば、
シンプルに商いを伴った株高が継続しない限り、
慎重に構えておくべきであり、これから国内企業決算も本格化するので、
決算を見極めてから動くくらいの姿勢で構えておきましょう。
日本株目線としては、円安であることも重要ですが、異常なNT倍率の修正
高水準な空売り比率の落ち着きも含む外国人の現物買いの確認も重要です。

そして現時点での私としては、今夜次第ではありますけど、
貿易戦争への懸念、やや懐疑的な国内企業決算、足元の薄商い、
米債券と原油の需給環境(米債は中国次第ですが)という状況からも、
今夜をきっかけに貿易戦争懸念だけでも好転しない限り、
上記の様なポジティブシナリオではなく、
リスクオフも含む調整局面が、ベタな8月半ばまで、
もしくは9月まで続く可能性が高いと見てます。

新興市場については、昨日に続き中小型を含む資金流入観測もありますが、
本日も相変わらずお薄商いでの上昇に過ぎないですから、
シンプルに商いの伴った上昇が継続するまでは慎重に構えておきましょう。
言っても貿易戦争等で世界的なリスクオフムードが強くなれば、
リスク資産の象徴である新興市場が過度に売られるのも相場の常であり、
本格反発となるにしても、まずは海の向こうや国内主力大型株から
というのも相場の常なので、貿易戦争動向等のリスクが落ち着くか、
主力大型株が本格反発となるまでは、くれぐれも御注意ください。
(新興企業の決算が本格化するのは、再来週の後半以降です)
ただし資金の集まっている政策・テーマ株、
今週にラッシュを迎えるIPO関連はご自由にどうぞ。

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