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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
穿った見方もしてみる三連休明け
こんばんはです。

日本列島は猛暑でヒートアップしており、
市場での旬のネタである貿易戦争の影響についても、
市場関係者や賢い人達の中でも賛否両論渦巻くヒートアップ状態ですが、
足元の市場の動きとしては、熱の無い商いながら楽観論が優勢な動きです。

ただし本日の日本株も商いはイマイチであり(昨夜の米欧市場も薄商い)、
中国株が下げチャイナになると共に、
ロボット関連を始め中国からの受注懸念が台頭しており、
楽観論のほとんども裏付けなき「大丈夫や!」「影響は限定的や!」
「足元の景気も企業業績も堅調やから」という先行き無視の意見とか
「トランプマンは譲歩するで!」というタカを括っているものばかりなので
個人的には楽観論と楽観的な動きが謎としか思えない今日この頃です(笑)

従ってマクロ指標は7月以降分を確認しないとわからないですけど、
せめてこれから発表が本格化する企業決算において、
足元の業績はもちろんですが、先行きの見通しについて、
企業側は貿易戦争の影響をどう見ているのかを確認しないことには、
楽観論に乗るのは危ないとしか思えないです(国内は豪雨の影響も)。

しかもIMFまでが「貿易戦争の影響はわかりまへん」とサジを投げており
本来ならば「わかりまへん」とか、規模や大枠のわからないリスクに対して
市場では疑心暗鬼が募って信用不安を招きがちなのですが、
なぜか現在の市場では疑心暗鬼よりも楽観論が優勢なだけに、
私が危ないと言ったところで説得力には欠ける状況です(笑)

ちなみに先週に少しだけ触れましたが、
先週末から米債券安(金利上昇)・ドル安というチグハグな動きですが、
足元の基調としては、米トリプル高、原油安の動きになっているので、
もしかして・・・トランプマンは、
引くに引けなくなった貿易戦争でこのまま強硬姿勢を続ける代わりに、
対外的(対先進国)にはドル高(他国通貨安)でカンベン(相殺)して、
対内的には原油安でカンベンしてと言っている気がしなくもないです。

あくまでトランプマンが中間選挙だけを睨んでの行動ならば、
米有権者に対してアメリカンファーストな貿易戦争を仕掛けたぞ!
という有言実行でドヤ顔をすることが最も重要であり、
その犠牲となる同盟国への配慮として米トリプル高というかドル高通貨安、
(ドル高で資金流出を招く中国・新興国は犠牲になります)
原油安は米国内向け以外にも、トリプル高への手段の一つとして、
物価抑制での債券高(金利低下)誘導が目的?
という穿った見方もしたくなります。

ただし米株高が条件ですから、米株高を含むトリプル高が維持できるならば
貿易戦争での強硬姿勢は続くでしょうし、もし米株が悲鳴を上げた場合、
強硬姿勢を続けるのか?という疑問もありますが、
かつてトランプマンは長期的に恩恵をもたらす貿易戦争は、
市場が一時的に悲鳴を上げようとも実行すると言ってたので、
米株が悲鳴を上げても「一時的や!いずれ上げる!」と言い訳して、
強硬姿勢を変えない可能性も十分にあり得ますからね・・・

何やらプーチン大魔王との会談では、
ツイッターでは言えても、面と向かっては言えかったのか、
ロシア疑惑への追及はソフトなものとなり、
あげくに「プーチンは力強く否定した!ウソは付いてないで!」と擁護し
身内のライアンくんを始めとする共和党からも非難の声が上がっており、
マスコミもここぞとばかりに弱腰批判をしているので、
もし支持率が下がるようだと貿易戦争の強硬姿勢が強まる可能性も・・

以上の通り、現状では貿易戦争の影響は楽観視できないですし、
米国がトリプル高・原油安狙いだったとしても、
もしくは米株が踏ん張れなかったとしても、
貿易戦争の強硬姿勢は変わりそうにないので、
せめて企業決算と見通しを確認して影響は限定的とか織り込み済みとなるか
もしくは貿易戦争の全容が判明して出尽くしとなるのを見極めるしか・・

そういう意味では、これから本格化する国内外の企業決算はもちろん、
貿易戦争の全容が見えるかもしれない19日の輸入自動車関税公聴会、
23日からの対中関税第二弾の公聴会も重要ですが、
先週末からの市場のチグハグな動きであったり、
米国がトリプル高路線を狙っているのかを確認するためにも、
今夜のトランプマンの忠犬であるパウエルおじさんの議会証言は、
市場の動き目線では注目のイベントでおます。

パウエルおじさんが、トランプマン親分のおかげで米経済は堅調やけど、
中国を含む貿易戦争の影響や足元の原油安を見極めるまでは、
利上げは急ぎまへんと言ったら、トリプル高も有り得なくはないのでね。

ということで理想は米金利上昇(ドル高)と商いを伴ったリスクオンですが
私だけが勝手に言っているに等しいながら、
いわゆる適温相場(ほどほどの米金利上昇ドル高、米株高、油高)ではなく
米トリプル高・原油安を狙っているオイニーも感じるだけに、
超シンプルに市場の動きだけで判断するならば
海の向こうは重要な米金利やドル、原油すらも置いといて、
商いの伴った米株高が継続すること、
国内は円高が加速せず、商いの伴った株高が継続するならば、
中国を含む貿易戦争の影響は、未知数ながら負うべきリスクとして割り切り、
素直に市場の動きに乗るのもアリですが(個別は決算発表に注意しながら)
トリプル高のまま米株高(日欧株高)は長続きはしないでしょうし、
むしろ大きく崩れないという程度でしょうから、くれぐれも御注意下さい。

以上はまさかの米トリプル高・原油安路線となった場合の見方なので、
現時点での私としては、19日か23日以降の米公聴会にて、
貿易戦争の全容が判明するか、1月高値の裏でもある7月下旬頃に、
国内外の企業決算と見通しで貿易戦争の影響が概ね見えてくれば、
金利上昇と商いを伴ったリスクオンになると見ており、
(貿易戦争の全容が判明せず、決算も低調ならば9月以降です)
目先はリスクオフになることも十分にあり得ると見ているので、
それまでは引き続き、慎重に構えておくことが無難でおます。

新興市場については、特に変更はないですが、
貿易戦争等で世界的なリスクオフムードが強くなれば、
リスク資産の象徴である新興市場が過度に売られるのも相場の常であり、
本格反発となるにしても、まずは海の向こうや国内主力大型株から
というのも相場の常なので、貿易戦争動向等のリスクが落ち着くか、
海の向こうや国内主力大型株が本格反発となるのを見極めるなり、
もしくはシンプルに商いの伴った上昇が継続するまでは
引き続き慎重に構えておきましょう。
(先週後半は反発となったものの薄商い、本日も薄商いの反落です)
ただし今週は日欧EPAやTPP交渉だけでなく、
今週末の国会会期末に向けたIR法案等の駆け込み採決も多いので、
政策関連やテーマ株等の資金の集まっている個別については、
貿易戦争等でのリスクオフ動向に注意しつつ、ご自由に勝負して下さい。

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