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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
臭い物の蓋が全開ではなくパカパカと・・・
こんばんはです。

トランプマンが登場して以来、マーケットは先行するもんやで!
というセオリーが崩れているのでは?とも思わされる今日この頃(笑)

そもそも政策や外交を定例会見や議会だけでなく、
ツイッターでも呟いてしまう予期できないオモシロおじさんなので、
仕方ないと言えばそれまでですけど・・・

本日についてもトランプマンはNATO首脳会議出席等のために、
欧州へカチ込んでいたので、今週は安保・中東・移民ネタがメインで、
貿易戦争ネタがあるにしても、対中ではなく対欧関税ネタかな・・・
と思っていたら、対中関税のおかわりが炸裂(笑)

そもそも対中関税は、第一弾の残りの160億ドルだけでなく、
当初からトランプマンが言及していた2000億ドル、
直近になって言い出した4000億ドル、
先週になってシレっと増えていた5000億ドルまでは、
遅かれ早かれ発表されることでしたので、
2000億ドル自体に驚きはないですけど、
いっそのこと5000億ドルと言って貰った方が、
市場も織り込めるだけに、このまま強硬姿勢が変わらず、
いつ飛び出すかわからない小出しが続くことになると、
市場への織り込みには時間を要する可能性もあります。

しかも米中の輸入総額から見て5000億ドルは非現実的でしょ?
どうせ譲歩するんでしょ?プロレスでしょ?
という見方が懲りずに根強いだけに、なかなか織り込みが進まないので、
せめて小出しではなく、一気に5000億ドルと言ってほしいのですが、
言ったとしてもこれはあくまで米国側からの関税規模であり、
当然ながら中国側からも同規模の報復措置があり、
中国以外の欧州・新興国・日本等との間での関税措置合戦、
輸入自動車関税も控えているので、
米中貿易戦争の全容だけが判明したところで、
市場は織り込めるのだろうか?という疑問は払拭されておりまへん。

従って現在の米国からの対中関税2000億ドルだけでは、
織り込み済みとか出尽くしというには無理があり過ぎるので、

①市場が需給整理と共に十分に織り込んだと言える水準まで下げるか・・
②トランプマンが譲歩・撤回するなり、打ち止めにするか・・・
③企業決算やマクロ指標にて実体経済への影響度を確認するか・・・

いずれかになるまでは、貿易戦争がどこまで拡大するのか見えない上に、
いつ飛び出すのかもわからない小出し状態なので、
ビクビクと警戒する動きが続くことになりそうです・・・

ちなみに現在の市場の動きを見ても、昨夜を含む足元の米英欧市場、
本日を含む足元の我が国と中国の市場では、
本気買い(リスクオン)もセリクラ感(リスクオフ)も無い薄商いが継続中
一方で米債券買いを始めとする安全資産買いも継続しているので、
薄商いも含めると嵐の前の静けさとも言えますし、
単にビクビク警戒感による手控えモードという感じであり、
繰り返し書いておりますが、原油が踏ん張っていることが、
なんとかゴリゴリのリスクオフを回避している感は強いです。

そして①については、足元の投機筋のポジション(特に米債、油、ユーロ)
国内外の高水準な信用買い残、国内の裁定買い残や外国人動向に対し、
トランプ相場が始まって以降のリスクオフとなった局面を比較しても、
需給的な巻き戻し余地は十分にありますし、
水準面(バリュー面)で見ても③と重複しますが、
貿易戦争による実体経済への影響次第では、PER等の割安感も吹っ飛び
織り込み済とは言えなくなります。

②については、市場ではトランプマンの支持率が上がれば、
更なる点数稼ぎで貿易戦争の強硬姿勢も続くとの見方もありますが、
昨日も書いた通り、米世論調査では中間選挙の焦点が、
経済から移民政策に移りつつあり、
強硬な貿易戦争によって支持率が上昇しても、
市場が大きく崩れることで結果的に支持率が下がると本末転倒ですから、
市場が大きく崩れる前にさっさと貿易戦争は打ち止めにして、
移民政策等での点数稼ぎに舵を切りそうなだけに、
意外と支持率が上昇すれば、貿易戦争は落ち着くのではと見ております。
2000億ドル分の関税発動は8月とも言っているのは、
中国の反応よりも、支持率と市場の反応を見ているのでは・・・
いずれにせよ現時点では、トランプマンの強硬姿勢に変わりはなく、
譲歩・撤回・打ち止めになる様子は窺えません。

③については、マクロ指標は6-7月分を確認するしかないですが、
企業決算については、米国は今週末の金融機関から決算シーズン入りとなり
貿易戦争の影響確認となる企業の決算は来週から本格化するので、
足元の決算が良くても、貿易戦争の影響で見通しが低調な結果となると、
市場で根強い貿易戦争は織り込み済み・出尽くし・限定的という見方が、
剥げ落ちるだけでなく、そもそもの病である金利上昇アレルギーの耐性も
剥げ落ちてしまうことになります。
国内についても、明日の安川電とユニクロの決算も注目ですが、
再来週から本格化する国内企業決算にて、貿易戦争の影響だけでなく、
豪雨被害の影響も確認することになります。

以上の通りなので、何より貿易戦争の全容が判明することが最重要ですが
せめて①の十分な巻き戻しを終えるか、トランプマンが②となるか、
③の堅調な結果を確認しないことにはリスクオンにはならないので、
早くとも来週以降(米決算、ユニクロと安川電の決算を受けた週末のSQ)、
もしくは1月高値の裏であり、③の結果も見えてくる下旬以降までは、
リスクオンでの本格反発は期待出来ない状況です。
そして貿易戦争や①-③が悪い結果となれば、
単なる警戒モードからリスクオフとなり、追加関税発動の8月、
もしくは全容が判明する9月頃まで、長引く可能性はあるので、
超目先である明日を含む今週については、
引き続き、慎重に構えておきましょう。

新興市場についても変わりはないですが、
貿易戦争等で世界的なリスクオフムードが強くなれば、
リスク資産の象徴である新興市場が過度に売られるのも相場の常であり、
本格反発となるにしても、まずは海の向こうや国内主力大型株から
というのも相場の常なので、貿易戦争動向が落ち着くか、
海の向こうや国内主力大型株が本格反発となるのを見極めるまで
もしくは市場目線でシンプルに商いの伴った上昇が継続するまでは、
引き続き慎重に構えておきましょう。
テーマ株等の資金の集まっている個別での短期勝負については
ご自由にどうぞとしか言えないです。

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