こんばんはです。
昨夜のW杯は残念でしたが、ベルギー相手にあれだけやれるのですから、
そろそろ過度な格下意識は捨てて、4年後には世界一となれるように、
具体的なプランと意識のもとで頑張って頂きたいものです(東京五輪も)。
素人目線では西野監督の続投がいいと思うのですが・・・
さて、そんなサムライ・ブルーの奮闘に沸きましたが、
サムライの国の株価は沸き立つこともなく、
ブルーになるほど弱さが際立っているので、
もしかしてW杯で日本が勝ちあがると株価は低調になるアノマリー?
ということは昨夜で敗退が決まったので、株価は堅調になるのか?
と言いたくもなります(笑)
単に世界の景気敏感株として過度に売られるにしても、
貿易戦争の主役である米国の株価が昨夜は小幅反発、
本日の日本時間でも米株先物は上昇して推移し、
もう一方の貿易戦争の主役である中国の株価も本日は反発したのに、
本日の日本株は引けに掛けて戻したとは言え小幅続落・・・
主導する先物の商いはそれなりに膨らんだものの(引けに掛けても)、
現物の売買代金だけで見れば商いはイマイチであり、
一日の動きを通して見ても、相変わらず下げ局面では商いが膨らみ、
上昇局面では商いが減少という下げゴリ上げピロモードであり、
(高水準な空売り比率も継続中)
単に外国人の売り姿勢が続いているのでしょうけど、
少なくとも外国人が現物を買っている様子は全く窺えず、
我が国だけの隠れた悪材料でもあるのでしょうか・・・
実際に国内のマクロ環境については、
昨日のマインド系指標である日銀短観は個人的に堅調だったと思うのですが、
2期連続の悪化ではありますし、マイナス成長となったGDPを始め、
足元ではハードデータ系の指標が鈍化傾向ではありますので、
日本だけの悪材料が無いとは言えませんけど(欧州も同様)、
それにしても奇妙な弱さを感じる日本株でおます。
昨夜の海の向こうについても、
金利が上昇する(債券売り)動きもありましたが、
小幅反発となった米株は薄商い、反落した欧州株共に薄商いであり、
中国も当局が誘導する人民元安・債券高(金利低下)と言われながらも、
中国株は本日反発したものの薄商いでの反発なので、
当局の意に反する資金流出症状が継続しており、
他の新興国についても資金流出症状が収まったとは言えないです。
(ドイツ銀行の株価も未だに史上最安値近辺です)
従って海の向こうは、金利上昇と商いを伴ったリスクオンには程遠く、
かといって商いを伴った適温相場でもなく、一時的な反発に過ぎず、
原油以外のリスク資産を売る動き自体は継続しており(仮想通貨は反発中)
先進国の市場の動き目線だけで見れば、債券(金利)の動きも重要ですが、
原油の踏ん張りが緊張感を和らげているとも言えるだけに、
原油が崩れると一気にリスクオフムードが高まりそうではあります。
そして市場が動くきっかけとなる旬の材料は貿易戦争に変わりはなく、
それがもたらす実体経済への影響次第では、
そもそもの病である金融引締めによる金利上昇への耐性も削がれるので、
今週は月初恒例のテンコ盛りな米経済指標が、
貿易戦争の影響が見られる結果となるのか・・・
足元で鈍化傾向である日欧の経済指標は相変わらずなのか・・・
というマクロ面での貿易戦争の影響確認も注目ですが、
当然ながら6日予定の米中関税措置の発動(双方が360億ドル)、
残りの1640億ドルと輸入自動車関税動向、
それらに対するトランプマンの姿勢確認や変化、
中国以外の関税対象各国からの報復措置動向など
貿易戦争動向が重要でおます。
一応、トランプマンは法人減税ネタを持ち出しているので、
今さらネタであろうとも市場にはポジティブなネタですから、
貿易戦争の悪影響を軽減できる面はありますが、
見方を変えると、貿易戦争について譲歩するつもりがないからこそ、
わざわざ法人減税ネタを持ち出しているのでは?とも言えますし、
中間選挙と予備選を見据えての貿易戦争なのでしょうから、
市場が一時的に悲鳴を上げるのは承知の上でやるとまで言っているのに、
今さら譲歩するようだと、有言実行やなくて、
トランプディールとやらの口だけの弱腰フニャチン野郎かいな・・・
となって、支持率も含め総スカンを喰らうでしょうから、
このタイミングでというか、対中関税第一弾すらも発動せずに、
貿易戦争をフニャチン(譲歩)するとは思えないのですが・・・
なぜか市場では未だに譲歩するんでしょ?
とタカを括っている見方が多いのは、謎としか思えないですし、
市場の動きとしても米金利低下はともかくとしても、
ドル高(ここ数日はドル安)、原油高が続いている?容認している?のは、
貿易戦争で譲歩するからと言えなくもないですけど、
それで選挙に勝てる(支持率が上がる)とは思えないですし、
かと言って貿易戦争の強硬姿勢を続ける代わりに、
法人減税だけでなく、FRBの姿勢も無視して米金利を低下させ、
ドル安に誘導するというやり方も有り得なくはないですけど、
そうなると現状ではリスクオフが加速する可能性が高く、
そもそも現状ではドル高基調が崩れたわけでもないですからね・・・
まぁ、ウダウダ言っても仕方ないので、
今週は米欧日のマクロ指標の確認も重要ですが、
少なくとも米中関税発動予定の6日を経た市場の動きを確認しないことには
株価が本格反発するとは言えないです。
市場の動き目線・・・いや、株式市場目線だけで見ても、
せめてシンプルに商いの伴った上昇が「継続」しないことには、
本格反発ではなく一時的なリバウンドに過ぎず、
リスク資産売りの基調は継続していると言わざるを得ないので、
引き続き、リスクオフにも備えて慎重に構えておきましょう。
ただし米国は今夜が半ドン、明日は独立記念日で休場なので、
日本時間の明後日までは反発が続く可能性もありますが、
あくまで一時的な反発に過ぎないと冷静に見ておきましょう。
新興市場については、本日もそれなりの商いを伴っての大幅続落となり、
海の向こうや国内主力大型株も含めてリスク資産売りとなると、
リスク資産の象徴でもある新興市場が過度に売られる定番の動きであり、
信用評価損益率の悪化ぶりからも、追証売りも含む一段安もあり得るので、
関係ないと見られがちな貿易戦争や国内外の主力大型株が落ち着くまで、
もしくはせめてシンプルに商いを伴った上昇が「継続」するまでは、
引き続き、慎重に構えておきましょう。
ただし政策やテーマ株、IPO関連といった資金の集中している個別は
どうぞ御自由に立ち回ってください。
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昨夜のW杯は残念でしたが、ベルギー相手にあれだけやれるのですから、
そろそろ過度な格下意識は捨てて、4年後には世界一となれるように、
具体的なプランと意識のもとで頑張って頂きたいものです(東京五輪も)。
素人目線では西野監督の続投がいいと思うのですが・・・
さて、そんなサムライ・ブルーの奮闘に沸きましたが、
サムライの国の株価は沸き立つこともなく、
ブルーになるほど弱さが際立っているので、
もしかしてW杯で日本が勝ちあがると株価は低調になるアノマリー?
ということは昨夜で敗退が決まったので、株価は堅調になるのか?
と言いたくもなります(笑)
単に世界の景気敏感株として過度に売られるにしても、
貿易戦争の主役である米国の株価が昨夜は小幅反発、
本日の日本時間でも米株先物は上昇して推移し、
もう一方の貿易戦争の主役である中国の株価も本日は反発したのに、
本日の日本株は引けに掛けて戻したとは言え小幅続落・・・
主導する先物の商いはそれなりに膨らんだものの(引けに掛けても)、
現物の売買代金だけで見れば商いはイマイチであり、
一日の動きを通して見ても、相変わらず下げ局面では商いが膨らみ、
上昇局面では商いが減少という下げゴリ上げピロモードであり、
(高水準な空売り比率も継続中)
単に外国人の売り姿勢が続いているのでしょうけど、
少なくとも外国人が現物を買っている様子は全く窺えず、
我が国だけの隠れた悪材料でもあるのでしょうか・・・
実際に国内のマクロ環境については、
昨日のマインド系指標である日銀短観は個人的に堅調だったと思うのですが、
2期連続の悪化ではありますし、マイナス成長となったGDPを始め、
足元ではハードデータ系の指標が鈍化傾向ではありますので、
日本だけの悪材料が無いとは言えませんけど(欧州も同様)、
それにしても奇妙な弱さを感じる日本株でおます。
昨夜の海の向こうについても、
金利が上昇する(債券売り)動きもありましたが、
小幅反発となった米株は薄商い、反落した欧州株共に薄商いであり、
中国も当局が誘導する人民元安・債券高(金利低下)と言われながらも、
中国株は本日反発したものの薄商いでの反発なので、
当局の意に反する資金流出症状が継続しており、
他の新興国についても資金流出症状が収まったとは言えないです。
(ドイツ銀行の株価も未だに史上最安値近辺です)
従って海の向こうは、金利上昇と商いを伴ったリスクオンには程遠く、
かといって商いを伴った適温相場でもなく、一時的な反発に過ぎず、
原油以外のリスク資産を売る動き自体は継続しており(仮想通貨は反発中)
先進国の市場の動き目線だけで見れば、債券(金利)の動きも重要ですが、
原油の踏ん張りが緊張感を和らげているとも言えるだけに、
原油が崩れると一気にリスクオフムードが高まりそうではあります。
そして市場が動くきっかけとなる旬の材料は貿易戦争に変わりはなく、
それがもたらす実体経済への影響次第では、
そもそもの病である金融引締めによる金利上昇への耐性も削がれるので、
今週は月初恒例のテンコ盛りな米経済指標が、
貿易戦争の影響が見られる結果となるのか・・・
足元で鈍化傾向である日欧の経済指標は相変わらずなのか・・・
というマクロ面での貿易戦争の影響確認も注目ですが、
当然ながら6日予定の米中関税措置の発動(双方が360億ドル)、
残りの1640億ドルと輸入自動車関税動向、
それらに対するトランプマンの姿勢確認や変化、
中国以外の関税対象各国からの報復措置動向など
貿易戦争動向が重要でおます。
一応、トランプマンは法人減税ネタを持ち出しているので、
今さらネタであろうとも市場にはポジティブなネタですから、
貿易戦争の悪影響を軽減できる面はありますが、
見方を変えると、貿易戦争について譲歩するつもりがないからこそ、
わざわざ法人減税ネタを持ち出しているのでは?とも言えますし、
中間選挙と予備選を見据えての貿易戦争なのでしょうから、
市場が一時的に悲鳴を上げるのは承知の上でやるとまで言っているのに、
今さら譲歩するようだと、有言実行やなくて、
トランプディールとやらの口だけの弱腰フニャチン野郎かいな・・・
となって、支持率も含め総スカンを喰らうでしょうから、
このタイミングでというか、対中関税第一弾すらも発動せずに、
貿易戦争をフニャチン(譲歩)するとは思えないのですが・・・
なぜか市場では未だに譲歩するんでしょ?
とタカを括っている見方が多いのは、謎としか思えないですし、
市場の動きとしても米金利低下はともかくとしても、
ドル高(ここ数日はドル安)、原油高が続いている?容認している?のは、
貿易戦争で譲歩するからと言えなくもないですけど、
それで選挙に勝てる(支持率が上がる)とは思えないですし、
かと言って貿易戦争の強硬姿勢を続ける代わりに、
法人減税だけでなく、FRBの姿勢も無視して米金利を低下させ、
ドル安に誘導するというやり方も有り得なくはないですけど、
そうなると現状ではリスクオフが加速する可能性が高く、
そもそも現状ではドル高基調が崩れたわけでもないですからね・・・
まぁ、ウダウダ言っても仕方ないので、
今週は米欧日のマクロ指標の確認も重要ですが、
少なくとも米中関税発動予定の6日を経た市場の動きを確認しないことには
株価が本格反発するとは言えないです。
市場の動き目線・・・いや、株式市場目線だけで見ても、
せめてシンプルに商いの伴った上昇が「継続」しないことには、
本格反発ではなく一時的なリバウンドに過ぎず、
リスク資産売りの基調は継続していると言わざるを得ないので、
引き続き、リスクオフにも備えて慎重に構えておきましょう。
ただし米国は今夜が半ドン、明日は独立記念日で休場なので、
日本時間の明後日までは反発が続く可能性もありますが、
あくまで一時的な反発に過ぎないと冷静に見ておきましょう。
新興市場については、本日もそれなりの商いを伴っての大幅続落となり、
海の向こうや国内主力大型株も含めてリスク資産売りとなると、
リスク資産の象徴でもある新興市場が過度に売られる定番の動きであり、
信用評価損益率の悪化ぶりからも、追証売りも含む一段安もあり得るので、
関係ないと見られがちな貿易戦争や国内外の主力大型株が落ち着くまで、
もしくはせめてシンプルに商いを伴った上昇が「継続」するまでは、
引き続き、慎重に構えておきましょう。
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コメント
こんばんは。
KZ | URL | 2018-07-03-Tue 23:12 [編集]
KZ | URL | 2018-07-03-Tue 23:12 [編集]
番長さん、こんばんは。
一つ質問します。
もし、トランプさんが貿易戦争を譲歩しなくて、中国がごめんなさい(降伏)したらどうなるのでしょうか?ノーガードの殴り合いもヤバイですが、ごめんなさいもヤバイ気がします…
1番良いシナリオはどの様な感じなのでしょうか?
ど素人の質問で申し訳ありませんが、機嫌が良ければ教えて下さいm(__)m
一つ質問します。
もし、トランプさんが貿易戦争を譲歩しなくて、中国がごめんなさい(降伏)したらどうなるのでしょうか?ノーガードの殴り合いもヤバイですが、ごめんなさいもヤバイ気がします…
1番良いシナリオはどの様な感じなのでしょうか?
ど素人の質問で申し訳ありませんが、機嫌が良ければ教えて下さいm(__)m
KZさんへ
マーケット番長 | URL | 2018-07-03-Tue 23:55 [編集]
マーケット番長 | URL | 2018-07-03-Tue 23:55 [編集]
> 番長さん、こんばんは。
こんばんは。
> 一つ質問します。
> もし、トランプさんが貿易戦争を譲歩しなくて、中国がごめんなさい(降伏)したらどうなるのでしょうか?
> ノーガードの殴り合いもヤバイですが、ごめんなさいもヤバイ気がします…
それはよろしくないでしょうけど、
もしかしたら米国側だけというポジティブ解釈になる可能性も否定は出来ませんw
> 1番良いシナリオはどの様な感じなのでしょうか?
> ど素人の質問で申し訳ありませんが、機嫌が良ければ教えて下さいm(__)m
良いシナリオは全て撤回することですけど、それはもう有り得ないので、
現時点では第一弾の関税だけに留めて、法人減税も行うことでしょうね。
あとはいっそのこと市場が完全に織り込める水準になるかでしょうかw
こんばんは。
> 一つ質問します。
> もし、トランプさんが貿易戦争を譲歩しなくて、中国がごめんなさい(降伏)したらどうなるのでしょうか?
> ノーガードの殴り合いもヤバイですが、ごめんなさいもヤバイ気がします…
それはよろしくないでしょうけど、
もしかしたら米国側だけというポジティブ解釈になる可能性も否定は出来ませんw
> 1番良いシナリオはどの様な感じなのでしょうか?
> ど素人の質問で申し訳ありませんが、機嫌が良ければ教えて下さいm(__)m
良いシナリオは全て撤回することですけど、それはもう有り得ないので、
現時点では第一弾の関税だけに留めて、法人減税も行うことでしょうね。
あとはいっそのこと市場が完全に織り込める水準になるかでしょうかw
ありがとうございます!
KZ | URL | 2018-07-04-Wed 15:31 [編集]
KZ | URL | 2018-07-04-Wed 15:31 [編集]
番長さん、返信ありがとうございますm(_ _)m
やはり、ぱふぱふグローブで殴り合いながら、落とし所を探す展開を中間選挙まで続けるのが一番無難なんですかね?...株つらいw
やはり、ぱふぱふグローブで殴り合いながら、落とし所を探す展開を中間選挙まで続けるのが一番無難なんですかね?...株つらいw
KZさんへ
マーケット番長 | URL | 2018-07-04-Wed 18:49 [編集]
マーケット番長 | URL | 2018-07-04-Wed 18:49 [編集]
> 番長さん、返信ありがとうございますm(_ _)m
> やはり、ぱふぱふグローブで殴り合いながら、
> 落とし所を探す展開を中間選挙まで続けるのが一番無難なんですかね?...株つらいw
最悪のシナリオはそうなりますけど、
市場が織り込むのかどうかは別の話なので、
本日の記事も含め以前から書いている通り、
早ければ7月中旬から下旬以降には、
市場は落ち着く可能性はあります。
> やはり、ぱふぱふグローブで殴り合いながら、
> 落とし所を探す展開を中間選挙まで続けるのが一番無難なんですかね?...株つらいw
最悪のシナリオはそうなりますけど、
市場が織り込むのかどうかは別の話なので、
本日の記事も含め以前から書いている通り、
早ければ7月中旬から下旬以降には、
市場は落ち着く可能性はあります。
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