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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
満遍なく忙しい一週間
おはようございます。

週末は日本時間に続き、欧米時間ではまたしても日本株(先物)だけ・・
我が国は日出る国であり、欧米市場は月末取引だったので、
週明けの日米欧市場を見てから判断するしかないですけど、
なんとも奇妙な弱さを見せている日本株でおます。

改めて週末の海の向こうの動きを確認すると、
欧州の難民ネタをきっかけにユーロ高・欧州株高となったところに、
主役ネタである貿易戦争ネタでトランプマンが、
逆切れWTO脱退報道をきっかけにネガティブな反応を見せたものの
すっかり火消し役となっているムニューチン消防士が、
否定をしたことで再びポジティブモードとなり、
欧州株は月末の割に商いがイマイチながら反発(ドイツ銀行小幅反発)
英株は小幅反発、米株は原油高によるエネルギー株の上昇が続き、
ストレステストを合格した金融株の上昇も相まって堅調に推移しましたが、
米株は引けに掛けて失速して小幅続伸で終了し、商いもイマイチなまま、
相変わらず上げでは薄商いでおます(VIXは低下(16.09))。

為替市場では欧州の難民ネタでユーロゴリラとなったことでドル安となり
プチポジティブモードもあって円最弱安となっております。

債券市場では伊・南欧を始め欧州長期金利低下、英は長期金利小幅上昇、
米国もプチポジティブな米長短期金利小幅上昇となりましたが、
相変わらず米国のイールドカーブ縮小は続いており2007以来の水準です

米金融引締めによる資金流出や火に油な貿易戦争に苦しむ中国・新興国は、
まず親分の中国は預金準備率の引き下げを始め、
日々の人民元のいじくり倒し(元安設定)と必死のパッチ感が窺え、
長期金利と人民元は2017年以来の水準となり、
上海株も週末には反発したものの、未だ2016年以来の安値圏であり、
資金流出症状が収まったと言うには程遠い状況です。
中国以上に資金流出に見舞われている新興国についても、
週末は反発する動きでしたが、未だ危うい状況が続いております。

そして我らが日経平均先物は米英欧株高・円最弱安だったにも関わらず、
冒頭でも書いた通り、22240円と奇妙な小幅安で帰って来ております。

以上の通り、週末の市場はリスクオンには程遠いながら、
ドル安にはなったので、適温相場のように見えなくもないですが
債券市場の慎重な動きとイールドカーブ縮小傾向、
株式市場の商いはイマイチであり、上昇では商い減少、下落では商い膨らむ、
という売りゴリモードは続いており、ドイツ銀行は危うい水準のまま、
中国、新興国の資金流出も収まったには程遠く、
さらに景気と中国の鏡である銅は年初来安値なので、
あくまで月末・期末の一時的な反発の範疇に過ぎない動きでおます。

週末発表された投機筋のポジションについても、
米債券、原油、ユーロの巻き戻し余地の大きさは変わっておらず、
さらに安全資産の金も巻き戻しの上昇余地が大きくなっておりますので、
株式市場で主導している国内外の先物の需給環境が過熱圏ではなくとも、
国内では足元で外国人売りが続いており、
国内外共に薄商いの現物市場では信用買い残は高水準なので、
最もデカイカネが動く債券やグローバルな為替の巻き戻しが起き、
需給的には過熱圏の原油も崩れると株式市場は踏ん張れず、
一斉の巻き戻しとも相まったリスクオフとなる可能性が高い状況です。

そんな需給環境も含む市場が動くきっかけとなる材料についても、
主役材料である貿易戦争は何も解決しておらず、対米投資制限だけでなく、
6日に発動予定の対中関税は2000億ドルの内の360億ドルに過ぎず、
残りはこれからであり、4000億ドルに拡大するとの話もあり、
さらに輸入自動車関税の全容が明らかになるのは早くとも中旬以降、
これら米国の関税措置に対して、中国は同規模の報復措置姿勢に変わりなく
欧州・新興国・日本もすでに動いているのを含め報復措置姿勢に変わりなく
とてもやないけど織り込み済みとか影響は限定的とは思えないので、
貿易戦争は収まるどころか激化しそうな状況であり、激化するようだと、
そもそもの病である金融引締めによる金利上昇アレルギーの耐性も削がれ、
FRBの金融引締め自体も正当化されなくなります。

従って今秋の中間選挙と予備選を控えたトランプマンが、
譲歩するとは思えないですけど・・・
もし仕掛けた側のトランプマンが譲歩するなり
まさかの撤回をするなり、市場が無理やりにでも譲歩するだろうと、
タカを括ったモードにでもならない限り、
市場では貿易戦争ネタに一喜一憂するだけでなく、
現在も静かに続いているリスク資産売りが続き、
中国や新興国の資金流出症状やドイツ銀行の危うい症状も悪化し、
ヘタをすれば需給の巻き戻しとも相まったリスクオフとなります。
(市場の動きだけを見れば、原油の動きが鍵を握っているように見えます)

ということで今週としては、
6日に発動の米中双方の関税措置を始め貿易戦争動向が、
市場が動くきっかけとして最も重要ではありますが、
今週は月初恒例の米マクロ指標テンコ盛りウィークであり、
トランプマンの公約である雇用拡大にとって雇用統計も重要ですが、
(前回のようにトランプマンの雇用統計絡みツイートも注目ですw)
貿易戦争の影響が表れているのかどうかの確認としては、
特にマインド系のISM等が重要と言えます。
足元でマクロ指標が鈍化傾向の欧州マクロ指標も注目であり、
同じく足元でマクロ指標が鈍化傾向の我が国では、
6日の消費支出と毎月勤労統計も注目ですが、
明日に最も大きなマインド系指標である日銀短観が発表され、
貿易戦争の影響だけでなく、数値的には減益の業績見通しが、
想定為替レートも含めて注目・・・という満遍なく忙しい一週間でおます。

以上の通りなので、貿易戦争についてトランプマンが譲歩・撤回するなり
マクロ指標等で影響が軽微との観測が高まるなりしない限り、
貿易戦争の全容が見えてくる上に国内外企業決算シーズンが始まり、
1月高値の裏でもある7月中旬から下旬までは、
リスクオフになるのも見据えて、引き続き慎重に構えておくべきですが・・
週末になってトランプマンが今さらな法人減税を言い出しており、
市場の反応が未知数なところはありますので、
シンプルに市場の動きとして判断するならば、
金利上昇と商いを伴ったリスクオンが継続しない限り、
慎重に構えておきましょうということです。
ただし貿易戦争は譲歩するだろうとタカを括ったモードとなり、
金利上昇・ドル高もほどほどの適温相場となるようであれば、
リスク覚悟で挑むのは自由ですが、くれぐれもお気を付けください。

新興市場については、御存知の通り、リスク資産の象徴の様な市場であり、
現在も海の向こうでは静かにリスク資産売りが続いており、
国内主力大型株も含めてリスクオフ色が強くなると、
新興市場が過度に売られるのも相場の常なので、
関係ないと見られがちな貿易戦争や国内外の主力大型株が落ち着くまでは、
くれぐれも御注意下さい。
シンプルに市場の動きとして判断するならば、
商いを伴った上昇が継続するまでは慎重に構えておきましょう。
ただし政策やテーマ株、IPO関連といった資金の集中している個別は
どうぞ御自由に立ち回ってください。

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