FC2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
危うさに変わりない週末
こんばんはです。

本日は反落したものの、日本時間では底堅い動きを見せる日本株・・・
黒ナガスクジラを始め国内ホエールズや配当金支払いシーズンによる再投資、
株主総会シーズンでの忖度売り控えもあるのかもしれませんが、
商いについては、リバランスも絡む最後っ屁での約5800億円を除くと、
約2.1兆円程度ですから、相変わらず薄商いでの上げ下げであり、
そもそも再投資とかホエールズって入ってんのか?
この薄商いでホエールズが居たのにこの程度の底堅さ?
という疑問だけが残った週末でおました。

そして本日は日経平均よりもTOPIXが踏ん張りを見せたので、
話題のNT倍率も多少は縮小しておりますが、
異常な水準であることに変わりはなく、
何より海の向こうは市場の動きもリスクもザワ付きが収まってないので、
寄りで買って引けで売るのを含む日本時間だけの短期な人達以外は、
安心して眠れない相場が続いているという状況です。

そんな市場の主役である米国を始めとする海の向こうですが、
旬の貿易戦争については、代わりがない日本製品の一部には、
関税除外の動きも見られますが、大半は関税を喰らったままであり、
トランプマンの強硬姿勢にも変わりはなく(輸入自動車関税も含め)、
関税対象の欧州、加、メキシコ、印、新興国等による報復措置は、
これからが本番であり、メインイベントの米中貿易戦争は、
7月6日に「第1R」のゴングが鳴りますので、
まだまだ貿易戦争が収まったとも織り込み済みとも言えないです。

しかも貿易戦争による実体経済への影響も不明なままであり、
昨夜はこれまでマクロ指標が堅調だった米国において、
フィリー指数や景気先行指数や住宅指標が低調というより予想を下回り、
欧州では相変わらず低調なマクロ指標が発表され、
先ほど発表されたPMIも50割れではないですけど、鈍化が続いており、
ミクロ面でもダイムラーが貿易戦争の影響を考慮した下方修正を発表、
(昨夜はドイツ銀行の株価も最安値更新(本日は反発))
追い討ちのようにイタリアの政治騒動も蒸し返され、
これらを含めて欧州の見通しを下方修正するとIMFが発表したりと、
世界的に貿易戦争の悪影響を裏付けるものが散見されつつあり、
市場でも粗探しモードが強くなりつつあります。

日本でも過去最高となった工作機械受注に対して、
中国向けは9.5%減とか、右肩下がりが三カ月続いているとか、
粗探しモードが徐々に強くなっております。
本日発表された消費者物価については、プラスにはなったとは言え、
デフレ脱却には程遠く、粗探しでも何でもない相変わらずの結果です。

そして昨夜は貿易戦争ネタや伊政治ネタ以外にも、
米国ではアマゾンを始めとする米小売企業への重石となる
州売上税を巡る米最高裁の判決が下されたり、
小さなネタではインテルCEOの「インテル入ってる」スキャンダルもあり
小さなリスクも塵積になりつつあります。
(昨夜のFRBのストレステストは、無事に全行が合格でした)

そしてこれらのリスク次第では、そもそもの病である金利上昇アレルギーの
耐久力が削がれることになり、再発してもおかしくないですし、
中国の危うい動きも継続中(来週は中国絡みの会議も多いですけど)、
新興国の資金流出も継続しており、いつも書いているので割愛しますが、
巻き戻しの余地の大きい需給環境は変わらず(特に米債、原油、ユーロ)、
今夜からは原油イベントであるOPEC総会も開催されます。

以上の通り、現在の市場の危うい動きや巻き戻し余地の大きい需給環境、
それを加速させるリスクも何ら落ち着いてない状況であり、
唯一のムテキングな好材料だった堅調な米国経済に対しても、
マクロ面でのケチが付きつつありますので(小売を始めミクロも多少は)、
商いの伴っリスクオフモード(債券買い・株売り)に陥るか、
もしくは調整モードが続くと見ておいた方がいいでしょう。
万が一、反発モードになったとしても、市場の歪さや需給環境が改善されず、
これらのリスクも収束しなければ、上値も限定的でしょう。

新興市場についても、本日は小ネタリスクが重なっていたりもしますが、
シンプルに動きとしても本格反発には程遠い状況です。

何やら欧州時間に入ってから反発もしておりますが、以上の通りなので、
現状はまだまだ安心できない危ういままの週末ということです。

良い週末をお過ごしください。

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。




スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2018 不沈艦日記. all rights reserved.