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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ついに臭過ぎて無視できなくなった臭い物
こんばんはです。

本日の日本株は久し振りの大幅安となり、
やっとこさという表現も好ましくはないですが、
臭い物に蓋をしていたような貿易戦争の蓋もパッカリと開き、
さすがに市場もあまりの臭さに気付いたというか、
無視できない展開となりました・・・

ただし売買代金はセリクラとは言い難い2.66兆円程度なので、
私としてはセリクラを含む本番はこれから・・・としか思えないですが、
市場では未だに貿易戦争に対する楽観的な見方も感じられ、
何やら押し目に過ぎないとか貿易戦争は織り込んだとの意見もあったり、
相変わらずトランプマンディールだから、
どうせ譲歩するんやろ?とのプロレス的な見方も溢れております。

しつこいようですが、トランプマンは以前にも言ってましたけど、
米国にとって関税は長期的に恩恵があるからこそ、
市場が一時的に悲鳴を上げるのは止む無し、承知の上でやりまっせ!
と言ってたわけですからね・・・

そもそも中間選挙を見据えての強硬な関税措置ならば(予備選も)
カリアゲとの会談でも支持率が上がらなかったことからも、
どう考えても強硬姿勢を崩すとは思えないのですが・・・(笑)

それを裏付けるようにトランプマンが朝方に指示した追加の対中関税は、
当初の500億ドルから4倍盛りの2000億ドル規模とし、
他にも中国には投資規制もすでに決めているのですからね・・

以上はあくまで対中に限った措置であり、
他にもEU、加、メキシコ、新興国、そして我が国に対しても、
すでに関税措置を決めており、さらに輸入自動車関税については、
7月中旬以降には決定する見通し(今週末から協議本格化)・・・

さらに以上はあくまで米国側からの措置に過ぎず、
これら関税対象となった国々からはWTOへの提訴だけでなく、
実際に報復措置に打って出ることを決めており、
すでに動いている国もありますが、
今週は欧州やインドが正式に動く予定であり、
中国も即座に同規模の報復措置へ動くと朝方に発表しているので、
貿易戦争はプロレスではなくガチンコとしか思えないですし、
ガチンコを仕掛けた側のトランプマンが譲歩するとも思えず・・・

もし・・・これだけの規模の貿易戦争による実体経済への影響が
ほんまに限定的とか織り込み済みだとデータ等で立証されるならば、
素直に私の見方が間違っていたということですけど、
貿易戦争リスクはどうにでも解釈できる政治や地政学リスクとは違い、
ダイレクトに実体経済へ影響するだけに、貿易戦争が勃発すれば、
金融市場も含め影響が避けられないですからね・・・

しかもそもそもの病である米金融引締めによる金利上昇アレルギーは、
堅調な実体経済があるからこそ、アレルギーへの耐性になるわけですから、
貿易戦争が実体経済にダメージを与えることになると、
唯一、マクロミクロ共に実体経済が堅調だった米国もダメージを喰らい、
アレルギー耐性も弱る(再発する)ことになりますし、
足元でマクロ指標が鈍化傾向の欧州と日本にとっては、
貿易戦争がさらなるダメージを与えることになり、
特に欧州は金融政策で出口とか言っとる場合か!ってことになり、
我が国は金融緩和政策の効果に対する疑念も湧いてくることになります。

そして基軸通貨ドルを操る米国の金融引締めによって、
すでに資金流出に見舞われている新興国にとっても貿易戦争が重石となり、
同じく資金流出となっている上に貿易戦争の主役である中国にとっても、
実体経済へのダメージと共に更なる資金流出を招くことになります。

以上の通りなので、貿易戦争リスクについては、
激化せずに双方共に譲歩すれば一時的な騒ぎだったことになりますが、
せめて双方の関税措置が全て判明するなり、発動となるまで、
もしくはマクロ指標や企業業績によって貿易戦争の影響が判明するまでは、
織り込み済みとか限定的とは言えないので、
マクロ指標での確認は7月月初のマインド系指標が注目ではありますが、
(ハードデータ系の指標は8月以降に発表されるものが注目)
結局は貿易戦争の全貌が判明するのは7月後半であり、
国内外共に企業決算シーズンを迎えるのは7月中旬以降なので、
その辺までは、足元の巻き戻し余地の大きい需給環境にも則したリスクオフ、
もしくは調整モードが続くことになると見ておくべきでしょう。

それまでにも、本日で上海株が3000p割れとなったチャイナリスク、
他の新興国の資金流出、燻ったままの伊政治リスク、
それによって危うくなっているドイツ銀行の動向、
トルコ大統領選やメキシコ大統領選といった香ばしい国の政治リスク
といったリスクもトッピングされてもおかくしくない状況です。
(個人的には大阪地震の余震と影響も心配です)

ということで、まさかまさかの貿易戦争は織り込み済みとか、
影響は限定的という解釈によって、薄商いでの反発ではなく、
商いの伴った反発が「継続」というミラクルモードにでもならない限り、
目先ではセリクラも含む本番はこれからという状況と言わざるを得ないので
引き続き、1月高値の裏でもある7月中旬頃迄は慎重に構えておきましょう
(ついでに7月13日の金曜日はSQ、W杯の閉幕も15日w)

新興市場については、海の向こうや国内主力大型株が、
ゴリゴリのリスクオフとならず緊張感の無い調整モードならば、
代わりに資金が流入して活況を呈する可能性もありますが、
本日の動きを見ればわかる通り、リスクオフ色が強くなると、
リスク資産の象徴である新興市場が過度に売られるのも相場の常ですから、
シンプルに全体感として見るならば、
商いの伴った上昇が「継続する」までは、慎重に構えておきましょう。
(本日はメルカリ分を除いてもそれなりに商いを伴った下落でおました)

ただし政策やテーマ株、IPO関連といった資金の集中している個別銘柄は
くれぐれも気を付けながら御自由に波乗りしてください。
そして今週から来週は、本日のメルカリを始めIPOラッシュですから、
市場全体が不透明だからこそIPOに資金が集中する可能性はあります。

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