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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
日米欧の金融政策イベントを通過しても・・・
こんばんはです。

臭い物(貿易戦争)の蓋がパカパカではなくパッカリと開きそうですが
昨夜のドラッギストアー(ドラギECB)理事会については
9月末からお薬を減らし、年末以降はお薬の新たな処方も終了すると・・

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さらに利上げについても、かつて舞い降りた紐パン天使の教えに従ったのか
ドラギ店長は19年の夏以降にはユルフン横チン(金融緩和)も止めて
ギュッと締まった食い込み気味なブーメラン紐パン(金融引締め)姿で
ビーチに繰り出すことも検討すると・・・随分と強気でおます。

足元では我が国と同様、欧州もマクロ指標が鈍化傾向であり、
貿易戦争の顛末次第ではマクロ環境をさらに下押しすることになり、
ドラギ店長の母国(伊)では政治のズンドコ劇場も続いているのですから、
一応、貿易戦争の影響を除けば裏付けのある米国の強気とは違い、
何とも根拠に乏しいドラッギストアーの強気に思えるのですが・・・

ただし昨夜の市場の反応としては、欧州金利低下・ユーロ安、
商いもやや増加させての欧州株高となり(今夜は米も含めMSQですけど)
19年夏まではユルフンやからハト姿勢を維持したという解釈なのか、
単に定番の金利低下&ユーロ安バンザーイでの欧州株高なのか、
足元の巻き戻しによるユーロ高の更なる逆回転という需給要因なのか、
いずれにせよ昨夜はポジティブに解釈した風な動きでおました。

冒頭でも書いた通り、ついに貿易戦争も本格化しつつあり、
本日は米国の対中関税が発表されますけど、
来週は欧州側から報復措置の発動も予定されており(中国・新興国側も)、
米国では輸入自動車関税の協議も本格化する上に、
需給的にも巻き戻しのユーロ高の余地が大きいことに変わりないですから
ドラッギストアーの強気に対する市場のポジティブ反応は、
長続きするとは思えないのですが・・・

そして欧州と同様、ユルフン(金融緩和)政策を継続し、
お薬注入が債券だけでなくREITやETFにも及んでいる黒田薬局が、
本日は金玉政策決定会合を開催したのですが・・・

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ユルフン同志と思っていたドラギ店長に騙されたのか、
抜け駆けされたのか・・・

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根拠に乏しいながらも強気に打って出たドラギ店長と共に、
黒田薬局もまさかのステルスではないテーパリングに打って出るのか?
という思惑も一部ではありましたが、冷静に国内環境を見つめたのか、
お薬の量も変わらない説得力のある弱気?な現状維持・・・

ただし声明文では国内景気は堅調やでと言いながら、
肝心のというか黒田薬局の本業である物価の見通しは引き下げており、
我が国だけの奇病でもある最も厄介なデフレからの脱却には程遠いので、
現状維持も止む無しではありますが、もはやここまで薬漬けにしても、
物価が上がらないのですから、異次元ユルフンの効果自体が無いのでは?
と言いたくもなりますし、債券・REITだけでなく、
物議を醸した国立競技場の建設費の約3分の1に相当する額を
1日で使いきる大人買いのETF買いによるドーピングに支えられており、
ほんまに薬漬けのシャブ中状態から廃人になりそうですし、
薬抜きをするとなると、どえらい禁断症状も出そうなだけに、
そろそろお薬は止めた方がいいんじゃないのかと思うのですが、
米欧よりも物価は弱く(デフレ)、マクロ環境も足元で鈍いとなると、
東京五輪までは景気を腰折れされるわけにもいかないという政治事情からも、
ドーピングは止められないのでしょうね・・・

っつうか、しつこいようですが政治は消費税増税をやめてくれよと・・・
まさか駆け込み需要を煽って、一時的にデフレ脱却したように見せるのか?
なんて穿ったことも考えたくなります。

そんな薬漬け状態とドーピング相場なのに、
物価も上がらず(デフレから脱却できず)、足元のマクロ指標は鈍化傾向、
数値的には今期企業業績は減益見通し、さらに待ち受ける米国からの関税、
消費税増税という懸念材料も多い国内環境ではありますが、
本日の国内市場は、昼過ぎの黒田薬局の現状維持を受けて、
円安と共に3兆円の商いを伴った株高で終えておりまっせ・・・

と言いたい所ですが、本日はFTSEのリバランスもあり、
それも含めて最後っ屁で商いが約8700億円もトッピングされており、
実質的には薄商いの一日だったと言えますので、
本気買いのリスクオンとは言えないです。

海の向こうについても、昨夜の欧州は先に述べた通りであり、
昨夜の米国市場もFOMCの強気に反したような米長短金利低下、
ドルはFOMC結果よりもユーロ安によるドル高、
米株はダウが横ばいながら他の株価指数は薄商いでの反発となり、
金利上昇と商いを伴ったリスクオンではないですし、
かといって商いを伴った適温相場でもなく、
チグハグな昨日からの反発という程度です。

以上の通り、日米欧の金融政策イベントに対する反応としては、
日本は政策通りの反応、米欧市場は政策に反する動きではありますが、
先進国市場はネガティブな反応ではなく(中国と新興国はネガティブ反応)
無風に近いポジティブ反応とも言えるのですが、繰り返し書いている通り、
本丸のリスクでありながら臭い物に蓋をするようだった貿易戦争リスクが、
ついに市場でも警戒されつつあり、
本日の引け後から市場がザワついております。
(一昨日の米国市場でも垣間見えた動きですけどね)

そもそもなぜ今まで貿易戦争に対して無警戒だったのか謎です・・・

もし実体経済への影響が限定的とか織り込み済みならば、
降参というか私が見誤っていただけですが、
恒例のトランプディールで最終的には譲歩するとタカを括っているならば、
中間選挙を控えているだけに、譲歩するとは思えないですからね。

しかも米国内ではカリアゲとの会談に対する評価はされているものの、
支持率が上がってないことが判明しただけに、
どっかでドンパチでもやって支持率を上げない限り、
貿易戦争(関税)の手を緩めるとは思えないですからね・・・

そして本日発表される対中関税の詳細についても、
当初の約500億ドル相当ではなく、
いつの間にか2倍の約1000億ドルとの観測報道もあり、
ムニューチン等の側近の静止も振り切って実行するとの話も・・・

来週には欧州や新興国からの報復措置の発動期限も迎え、
中国は即座に報復措置に動くとも言っており、
トランプマンのおかわりである輸入自動車関税の協議も本格化するので
(輸入自動車関税が施行されるのは7月19-20日以降でしょうけどね)
万が一・・・米国からの対中関税発表だけで市場が荒れなくとも、
来週の報復措置祭による応戦が始まることで貿易戦争が開戦するので、
巻き戻し余地の大きい足元の需給環境も含め、
巻き戻しとも相まったリスクオフに備えておくべきだと思うばかりです。
(これでもムテキングリスクオン相場が続くと笑うしかないですw)

以上の通り、米欧日の金融政策イベントが通過したのに、
リスクオンになってないという時点で危うさもありますし、
ついに臭い物(貿易戦争)の蓋が開きそうな危うさもありますが、
本日は週末なので、今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
来週の見通しについては、改めて週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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