不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
異臭騒ぎに備える
こんばんはです。

昨夜の米国を始め海の向こうは、米英欧の長期金利が上昇したものの、
米長期金利は3%を超えず、長短金利差は縮小しており、
株式市場も米英欧株が堅調だったものの、英株以外は薄商いであり、
原油も軟調、為替市場もドルは堅調ながらユーロ最強高となり、
金利上昇アレルギーを克服したリスクオンとは言えず、
適温相場とも言えず、チグハグな動きでの薄商いな楽観モードでおます。

本日の我が国も水準自体は十分に円安水準ではありますが、
昨夜の円最弱安ではなく朝からジワジワと円高が進行したにも関わらず、
相変わらずの先物主導での株高となり、現物の商いは盛り上がらず・・・
海の向こうと同様、円安・株高リスクオンとは言えず、
明日のMSQを意識したようなチグハグな薄商いでの楽観モードでおます。

本日発表された投資主体別売買動向を見ても、
先週は外国人がわかりやすく先物・現物共に売り越しであり、
MSCIリバランスもあって久し振りに現物も大きく売り越してましたが、
いかんせん先週以外はというか4月以降は、現物の売買は乏しく、
先物ばかりですから、今週も相変わらず現物が薄商いのまま、
週末にMSQも控える先物のサジ加減相場が続いているだけですけど・・・

とにかく貿易戦争とか金利上昇アレルギーとか政治イベントとか、
小難しい背景は置いといたとしても、現物の商いを伴わないことには、
心許ないアテにならん相場だと言わざるを得ないです。

しかもマクロ環境と企業業績が最も堅調な米国が、
指数は堅調ながらも商いが膨らんでいないのですから、
貿易戦争か金利上昇アレルギー(来週のFOMCも)への警戒なのか・・・

一方、足元でマクロ環境に鈍化が見られる欧州と日本が薄商いというのは、
当然とも言えるのですが、欧州はマクロ環境の鈍化傾向だけでなく、
イタリア等の政治リスクが燻っているにも関わらず、
来週のドラギナイト(ECB理事会)にて、
お薬注入を止める方向へと動く(検討する)との観測も・・・
日本も記憶に新しいですが、黒田薬局が意味深なオペ減額を行い、
ステルステーパリング観測が燻る中、来週に黒田薬局会合を控えております

貿易戦争の行方や影響を差しい引いたとしても、
足元のマクロ・ミクロが堅調な米国の金融引締めは正当化できますが、
日欧はマクロ面での裏付けがないまま出口へ急いでいるとしか思えないので
せめて貿易戦争が激化せずに落ち着かないことには、
日欧でも金融引締めアレルギーが起きてもおかしくないです。

それにしても米国は足元のマクロ・ミクロが堅調であり、
トランプマンの公約でもある雇用環境はほぼ完全雇用状態、
リーマンショックを引き起こした張本人でありながら、
金融引き締め(金融政策の正常化)の先頭を走っているにも関わらず、
米国内では減税を行い、対外的には関税の押し付けって・・・
何度も言うようですが、アメリカンファーストぶりというか、
ジャイアン過ぎます(笑)
(ついでに何度も言うようですが、我が国は消費税増税って・・・w)

経済的に疲弊している国ならば、自己都合な関税措置も理解できますけど、
最も堅調な米国ですから、そりゃあ日中英欧を含む他国は怒るでしょうし、
ふざけんなと報復措置に打って出るのも頷けます。

そして繰り返し書いている通り、他国が激おこになろうとも、
トランプマンは中間選挙を見据えての強硬姿勢ですから(予備選も)、
全面的な譲歩はあり得ないでしょうし、
お得意のトランプディールとやらで譲歩するにしても、
米国内に弱腰姿勢と受け取られない程度の譲歩しかしないでしょうから、
やはりマクロ・ミクロへの影響が大きい貿易戦争リスクは、
せめて顛末(詳細)が明確にならないことには、
少なくとも米国以外の日中欧英にとっては重石になりますし、
織り込み済みにもならないでしょう。
しかも足元では臭い物(貿易戦争)に蓋をしたまま、
株価が戻している状況ですからね・・・

従って貿易戦争リスクについては、全面的にトランプマンが譲歩すれば
素直に世界的なリスクオン(金利上昇アレルギー克服ラリー)となり、
もしくはマクロミクロへの影響が軽微と言えるだけの譲歩で落ち着けば、
適温相場も含む楽観モードが続く可能性はありますが、
全く譲らず強硬姿勢のままならば、金利上昇アレルギーへの耐性も弱まり、
巻き戻し余地の大きい需給環境とも相まって(特に米債、油、ユーロ)
ベタな債券買い・株売りのリスクオフとなるでしょう。

昨日も書きましたけど、今夜は安倍ちゃんマンがホワイトハウスへカチ込み
トランプマンと会談するので、カリアゲ協議も重要ですけど、
振り上げた拳(強硬な関税措置)を降ろさせるなり、
拳から平手に変えるなりしてトランプマンをなだることが出来れば、
明日からのG7サミットでも貿易戦争リスクは再燃しないかも・・・

さらに15日までに発表される対中関税も柔軟姿勢となれば、
安倍ちゃんマンの外交手腕が評価されるのはもちろんのこと、
市場にとっても臭い物(貿易戦争)が消臭されることになり、
昨日も書いたバラ色のシナリオになる可能性も僅かにあります。

まぁ今のところは、臭い物(貿易戦争)の蓋が開いて異臭騒ぎが起き、
需給の巻き戻しとも相まったリスクオフになると見てますけどね。

以上の通り、現状は臭い物(貿易戦争)に蓋をしたまま、
そもそもの病である金利上昇アレルギーへの耐性も未確認のまま、
市場全体の動きとしてもチグハグ、株式市場は商いも伴っておらず、
先物主導でのアテにならんお気楽モードが続いている状況であり、
足元の需給環境においても、
各国の都合でも動く株式市場は比較的過熱感が無くとも、
最もデカイ金が動いている債券市場を始め、
グローバルな為替市場(特にユーロ)、
物価やリスクマネーの動きに影響する原油が、
巻き戻す余地(リスクオフとなる余地)が大きい状況ですから、
まずは市場が動くきっかけとなるだけでなく、
実体経済(マクロ・ミクロ)への影響が直結する貿易戦争が落ち着くなり、
詳細(顛末)が明確になるまでは(対中関税発表の期限は15日)、
アテにならんお気楽モードには惑わされず、慎重に構えておきましょう。
来週は日米欧の金タマ政策決定会合3連発も控えてますのでね。

新興市場についても、本日が大幅反発となりましたが、
アテにならん薄商いでの反発ですから、市場で噂されている?
信じ難いメルカリ上場とライザップ公募による資金の待機が原因ならば、
本日を含む足元の薄商いも仕方ないとは言えますし、
来週半ば以降から商いが膨らむのかも知れませんが、
とにかく本日の反発だけでは本格反発とは言えないので、
シンプルに商いの伴った上昇が「継続する」までは、
慎重に構えておきましょう。
言っても海の向こうと国内主力大型株がリスクオフとなれば、
リスク資産の象徴である新興市場が過度に売られるのは毎度のことなので、
小難しいことに捉われずシンプル目線で見るのも自由ですが、
本丸リスクでもある貿易戦争動向くらいは横睨みしておきましょう。
ただし国会期末(20日)までは政策関連イベントも多いので、
政策やテーマ株等の資金の集まっている個別については御自由にどうぞ。

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