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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
国内にも目を向けると・・・
こんばんはです。

海の向こうとぎゃーじん次第というのが現実の投機用(東京)市場なので、
ついつい米国を始め海の向こうばかりに目を向けがちですが、
国内にも目を向けると、先月16日に発表された日本の1-3月期GDPは、
こっそりとマイナス成長となり、もし4-6月期もマイナス成長になると、
実感等の景況感はともかく、定義上は2期連続でリセッション入りなので
4-6月期の国内マクロ指標には注目していたのですが・・・

本日発表された「4月」消費支出は、
3ヶ月連続でのマイナスとなる前年同月比1.3%減・・・
そして足元で続々と発表されている小売企業の「5月」月次売上高は、
ドラッグストアは堅調なものが多いですが(外食はマチマチ)、
昨日発表されたユニクロを始め低調な月次を発表する小売企業が多く、
「5月」消費支出も期待出来そうにないだけでなく、
「4-6月期」のGDPは大丈夫なのかと・・・

来週12日にはGDPの目安となる「4-6月期」法人企業景気予測調査が、
堅調なのか低調なのか注目ではありますし、
今週末に発表される「1-3月期」GDPの改定値が、
上方修正されてマイナス成長から脱していれば、
4-6月期がマイナスだったとしても2期連続マイナス成長ではないので、
リセッション入りという称号を頂くこともないですけど、
欧州は政治のズンドコ劇場で注目が集まったせいなのか、
市場が直近3ヶ月ほど欧州の経済指標が低調なことに目を向けつつあるので
今後発表される4月以降の国内経済指標に低調な結果が続くようだと、
無視されていた我が国のマクロ環境にも目を向けられ、
数値上は減益である国内企業の今期業績見通し(ミクロ面)に対しても
保守的ではなく、あながち正しいんじゃないのかと言われ兼ねないです・・

そして足元では安倍ちゃんマンの支持率が低下しているのも事実であり、
野党がポンコツ過ぎるおかげで、市場が気にしてないとも言えますが、
支持率低下に目を向けられて欧州のように政治が嫌気されることになると、
マクロ指標と企業業績にも目が向けられてもおかしくないですからね。

ちなみに目先の国内マクロ指標としては、
明日は4月毎月勤労統計調査、明後日は4月景気動向指数、
週末は1-3月期GDP改定値以外にも5月景気ウォッチャー調査、
11日は4月機械受注、そして12日の4-6月期法人企業景気予測調査
といったところです。

ただし現在の市場は海の向こうが主役であることに変わりはないので、
これらの指標をきっかけに市場が動く可能性は低いですけど、
いずれ目を向けられる可能性に備えて、横睨みくらいはしておきましょう

いやはや、それにしてもなんでしょう・・・
未だにゴリゴリの薬漬け金融緩和をやっている欧州と日本が、
足元で経済指標が低調というのには虚しくもなりますし、
金融緩和の効果そのものにも疑念の目が向けられ兼ねず、
ほんまに市場がそういう判断を下してしまうと、
金融政策の正常化&出口(金融引締め)に一番遠い我が国は、
手詰まりになっていると判断されてもおかしくないですからね・・・

だけにGDPがマイナス成長どころかデフレすらも脱却してない我が国が、
消費税増税って・・・どうしたもんかと思うばかりです。
安倍ちゃんマンを支持する気持ちに変わりはないですけど、
消費税増税だけは・・・何とかして頂きたいものです。

以上の通り、ついつい無視しがちな国内環境ではありますが、
足元では欧州と同様、何気に良からぬ傾向が鮮明になりつつあり、
しかもリーマンショックを引き起こした張本人でありながら、
堅調なマクロ環境と企業業績を裏付けに金融引締めの先頭を走る米国は、
国内では日本と真逆の減税に踏み切り、
日本を含む他国へは関税を強いるジャイアンぶり・・・
護送船団(EU)からトンズラしたくせに
金融引締めに動いている英国のちゃっかりぶりにも呆れますけどね(笑)

結局はこの2カ国のサジ加減次第という構図にもウンザリしますが、
それはともかく、先にも述べた通り、我が国の国内環境が、
良からぬ傾向になりつつあるところに、米国の対日関税だけでなく、
世界的にマクロ・ミクロへ影響する関税による貿易戦争懸念ですから、
昨夜の米国市場のお気楽な動き、本日の我が国の踏ん張りは、
ほんまに大丈夫なのでしょうか・・・
臭い物(貿易戦争リスク)に蓋をしているだけとしか思えないです・・・

しかも国内外共に株式市場は本気買いとは思えない薄商いであり、
我が国は特に先物主導の色合いが強く、
需給的にも特に米債券高、ユーロ売り、原油売りとなる余地が大きいので、
株式市場も含めリスク(巻き戻し)に敏感というか、
動く口実として利用されやすい需給環境と言えます。

百歩譲って米国は、アメリカンファーストな関税ですから、
米国のマクロ・ミクロには恩恵が大きいと言えなくもないですし、
長期金利もスパークせずに3%以下で推移し、
ドル高にも歯止めが掛かると、適温相場という解釈にもなりますが、
日本を含む他国にとって貿易戦争は重石になるだけですからね・・・

とりあえず欧州政治リスクは、当該国の金利とCDS、欧州金融機関の株価
これらが騒がなければ、材料視されないのはいつものことですし、
新興国の資金流出については、かなり危うい水準ながらも、
ドル安が続く限りは症状の進行も止まるでしょうし、
中東やカリアゲの地政学リスクは起きてから対処するしかないので、
今のところこれらのリスクは材料視されない可能性もありますが、
マクロ・ミクロに直結する貿易戦争だけは要注意と言わざるを得ないです。

従って貿易戦争の主役でもある対中関税品目と規模が発表されるのは、
15日が期限と言っているので、それが発表されるまで、
もしくは今週末のG7サミットでトランプマンが孤立するかのように、
米国のジャイアン関税に対して非難轟轟状態となるまでは、
貿易戦争リスクは臭い物に蓋をするような状況が続く可能性が高いです。

そもそもの病である金利上昇アレルギーについても、
鍵を握るFOMCが来週の12-13日、
需給イベントである米MSQは14日(我が国は今週末)ですからね・・・

ということで明日については、昨日にも書いた通り、
小難しい背景を除く需給面で見ても上値は限定的であり、
小難しい背景であるリスクやイベントを加味すると
あくまで今週一杯程度という時間軸にも変わりはないので、
今週一杯という目線で割り切って立ち回るのは自由ですが、
貿易戦争リスクが飛び出すのは、トランプマンのサジ加減次第ではあるので、
くれぐれもお気を付けください。
一応、3%を超えるとザワつく米長期金利とドル高動向にも御注意ください

新興市場は昨日も書いた通り、
海の向こうと国内主力大型株がリスクオフにさえならなければ、
代わりに資金が流入する可能性もありますが、
リスクオフとなれば、リスク資産の象徴である新興が過度に売られるので、
海の向こうのリスクオフ要因の本丸である貿易戦争等が落ち着くまでは、
くれぐれも慎重に立ち回ることをオススメします。
本日を含む現時点では資金流入どころか商いを伴って流出しているので、
小難しい海の向こうの背景は置いといてシンプルに見るならば、
商いの伴った上昇が「続く」までは、慎重に構えておくのが無難です。
ただし今週の国内では政策関連イベントも多く、
メルカリIPOも控えているので(換金売りという負の面もありますけど)、
資金の集まっている政策やテーマ株等の個別については御自由にどうぞ。

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