不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
臭い物に蓋をする週明け
こんばんはです。

欧州政治リスクは南欧重債務国の金利やCDSがスパークしたり、
欧州金融機関が騒がれなければ、政治がズンドコしていようとも、
EU&ユーロ圏から離脱するんじゃね?と囁かれようとも、
市場はシカトするのが毎度のことですが(ドイツ銀行は史上最安値近辺w)
ダイレクトにマクロ・ミクロへ影響する貿易戦争は、
終戦・休戦するどころか、譲歩する様子もなく報復合戦になっており、
しつこようですが市場がシカトしているのは大丈夫なのでしょうか(笑)

トランプマンに関税を課されたEU、加、メキシコ、日はWTOへ提訴し、
報復措置も発動する予定であり(一部は発動済み)、
さらにトランプマンは輸入自動車関税に踏み切る姿勢も変わっておらず、
貿易戦争最大の主役である米中間の通商協議は昨日終わったものの、
これといった進展はなく、約500億ドルの対中輸入関税方針、
中国企業の対米投資制限、ZTEへの制裁金を課す姿勢に変わりはなく、
中国側も米国が踏み切ったら報復するアルヨと言っているので、
貿易戦争は何ら沈静化しているとは思えないのですが・・・

すでにドンパチが始まっている米vsEU・加・メヒコ・日だけでも、
十分によろしくないことだとは思うのですが、
肝心の米中ドンパチについては、いわゆるトランプディールとやらで、
最初は強気やけどどうせ譲歩するんやろ?と市場はタカを括っているのか
随分と無警戒な動きが続いております・・・

一応、対中関税の対象品リスト等の詳細については、
15日までに公表するとは言っているので、
トランプディールで譲歩して決着するとタカを括っているのでなく、
公表までは気にしてもしょうがないがな!
と割り切って?臭い物に蓋をするモードなのか・・・
それともまさかの既に市場は織り込んでいるとの解釈なのか・・・

今週から米国では中間選挙の予備選が本格化し、
(予備選の結果で市場が動くことは無いですけどね)
秋には本番の中間選挙が控えているので、
現時点でトランプマンが譲歩するとは思えないのですが・・・

しかも以前にトランプマンは、貿易戦争を招く強硬な関税は、
長期的にはアメリカンファースト(米国の利益)になるからこそ、
一時的に市場が悲鳴を上げるのも承知の上でやりまっせ!
と言ってたわけですからね・・・

ただし今週は週末にG7サミットも控えており、
先週末のG7財務相・中央銀行総裁会議においても、
米国のジャイアン関税に対して非難轟轟だったので、
トランプマンが非難轟轟や仲間外れとならないためにも、
サミットまでは関税ネタで炎上しないようにおとなしくする可能性もあり、
むしろ12日の中国が後ろ盾となっているカリアゲとの会談直前あたりに、
対中関税ネタをブチ込んで来る可能性の方が高いのでは?
と市場がタカを括っている可能性もありますからね・・・

本来のトランプディール的には、あえてG7前にガツンと来そうなのですが、
輸入自動車関税以外は、G7メンバーではない中国に対してなので、
今週一杯はおとなしくしているかもしれないということです。

そしてそもそもの病である金利上昇アレルギー目線では、
来週には米朝会談とも重なる12-13日にFOMCを控えておえり、
来週はFOMC以外では、12日に米消費者物価、OPEC月報、
14日にドラギナイト(ECB理事会)米小売売上高、トランプバーズデー
15日に黒田薬局会合、米欧MSQ、対中関税の詳細発表期限とする日
てな感じで、今週よりも来週の方が動くきっかけイベントが盛り沢山です。

とにかく私ごときが貿易戦争は大丈夫なのか?と心配したところで、
現在の市場では、貿易戦争という臭い物に蓋をするような動きが続いており
先週のフルゴリラな雇用統計を含む堅調な米経済指標を受けて、
物価に大きく影響する原油が垂れていようとも、
米国のマクロ・ミクロは米金利上昇(ドル高)にも耐えられるで!
新興国からの資金流出なんか知らんがな!
FRBの金融引締め姿勢は正しいで!とも言わんばかりであり、
イベント的にも来週が本番と言えますので、
今週は貿易戦争ネタや欧州政治ネタが再燃・炎上しなければ
先週からの臭い物に蓋をするモードが続くでしょうし、
もしかしたら金利上昇アレルギー克服ラリーとなってもおかしくないです。
我が国としても今週末はMSQという需給イベントがありますのでね。

ただし時間軸としては、あくまで今週一杯という目線に過ぎず、
昨日も書いた通り、需給的にも上値が限定的であり、
一応、米長期金利が3%を超えるとザワつくこともあるでしょうから、
今週一杯という目線で割り切って立ち回るのは自由ですが、
貿易戦争リスクが飛び出すのは、トランプマンのサジ加減次第ではあるので、
くれぐれもお気を付けください。

新興市場は昨日も書いた通り、
海の向こうと国内主力大型株がリスクオフにさえならなければ
代わりに資金が流入する可能性も高いですが、リスクオフとなれば、
リスク資産の象徴である新興市場が過度に売られるので、
海の向こうのリスクオフ要因となる貿易戦争等が落ち着くまでは、
くれぐれも御注意ください。
ただし今週の国内では政策関連イベントも多く、
週末にはメルカリIPOも控えているので、
資金の集まっている政策やテーマ株等の個別は御自由にどうぞ。

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