不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
鬼の居ぬ間の・・・束の間の・・・
こんばんはです。

庇頭とカリアゲ頭の髪切りデスマッチを巡る駆け引きも続いておりますが、
市場は付き合い切れんとばかりにシカトしており、
オイルレスリング(油売り)に注目が集まっております。

ちなみに資金流出がドイヒーなトルコでは、
身体にオイルを塗って戦うトルコレスリングという伝統格闘技があるので
トルコレスリングにも注目・・・ほぼ言いたかっただけです(笑)

トルコレスリングはともかくとして、
足元では需給的に最も過熱していたのが原油と米債券なので、
現在の米債券買い(金利低下)と原油売りの動き自体は、
原油には減産緩和観測があれど、単なる需給面での巻き戻しとも言えますが、
市場でのそもそもの病は金利上昇アレルギーであり、
足元では長きに渡り物価指標が鈍いにも関わらず、
物価にも大きく影響する原油が上昇していたせいか、
なぜか良い面でのインフレ期待とも言われて金利上昇を招いて来ただけに、
米債券買いと共に油まで売られ始めると、単なる巻き戻しだけでなく、
悪い意味での物価と金利の低下観測も高まるでしょうし、
下手をすれば、足元で原油が上がっていたのに物価指標が鈍かったのは、
実はマクロ・ミクロの先行き懸念があったからなのでは・・・
と良からぬ連想ゲームが拡大することになり、
さらに原油売りと米債券買い(金利低下)が加速すると、
さすがにドルも売られ、米株も売られるリスクオフムードが高まります。

とにかく繰り返し書いている通り、
足元では投機筋の原油買いポジが過去最高水準まで積み上がり、
米長期債売りポジも今年最高水準近辺まで積み上がっていたので、
いつ巻き戻しが起きてもおかしくない状況だった上に、
市場のリスクマネーの潤滑油となっているのは原油と米株であり、
最も図体のデカイ市場は米債券市場というのが現実ですから、
市場がそもそも抱える病が金利上昇アレルギーであるならば、
原油安・米債券高(金利低下)の巻き戻しが起きると、
あれやこれやと良からぬ連想ゲームが拡大するのも仕方ないですし、
後付け理由も含めてあれやこれやと理由を付けながら、
金融市場の動きに大きな影響を与えるのも止む無しとなります。

我が国としても米金利低下(米債券買い)に抗えずドル安となれば、
素直に円高・日本株安となりますし、
米金利低下(米債券買い)に抗ってドル高が続いたとしても、
ベタな債券買い・株売りのリスクオフムードが高まれば、
ドル高であろうと得意のリスク回避の円最強高・日本株安となります。

そして現在のリスクの一つでもあり、
米金利上昇(ドル高)アレルギーの一つでもある新興国の資金流出症状は、
ドル高版リスクオフならば、資金流出症状の悪化も続き、
ドル安版リスクオフならば、資金流出症状が和らぐ可能性もありますが、
ドル安原油高とはならず、現在の原油安が続くと産油国が悲鳴を上げ、
他の資源安となれば資源国も悲鳴を上げるので、
米債券と原油動向と共にドルと他の資源動向も注視が必要です。

今のところはドル安版リスクオフになりそうな動きではありますが、
為替市場は需給的にドル高余地が大きいだけに、
よろしくないドル高版リスクオフもあり得るかも・・・

日本株目線だけで言えば、どちらであろうとリスクオフとなれば円高なので
ドル高版でもドル安版でもへったくれもないですけど、
以上の様な需給要因も含めたロジックが働く可能性があるということであり
何ら解決してない貿易戦争リスクが改めて再燃したり、
欧州政治リスクやカリアゲや中東の地政学リスクが再燃したり、
今週に控える月初恒例のテンコ盛り米経済指標が軟調となれば、
単なる巻き戻しだけでなくリスクオフムードが高まる口実となります。

万が一、米金利低下(米債券高)ドル安に対して、
原油(商品)と米株(株式市場)と新興国が適温相場と称して上昇しても、
需給的には上値が限定的であり、貿易戦争等のリスクも燻ったままなので、
需給もリスクもテクニカルもへったくれもないゴリ商いにでもならない限り
一時的な反発に過ぎないと見ておきましょう。
時間軸で見ても、繰り返し書いているので割愛しますが、
今秋の米中間選挙、自民党総裁選を見据えると、
早くとも米通商政策の概要が見えてくる6月中旬以降(FOMCもある)、
遅ければ次回決算シーズンの7月中旬以降までは調整が続きそうです。

ということで、目先(今週)としてはリスクオフに備えておくべきですが、
本日時点では今宵のメリケンが休みと言う鬼の居ぬ間でもあり、
週明けの日本株は、今年2番目のペラ商いでのマチマチの小動きとなり、
リスクオフとは程遠い緊張感の欠片もありませんでしたが、
海の向こうだけでなく国内の需給要因とも相まった巻き戻しの動き自体は、
継続していると言えますので、明日もお気楽モードだったとしても、
鬼(米)が起きるのは明晩からなので、引き続き慎重に構えておきましょう。

新興市場についても昨日書いた通りですから、
資金の集中している政策やテーマ株で勝負するのは自由ですが、
(今週は政治的に政策ラッシュとなりそうな一週間ではありますけどね)
新興市場全体としては、引き続き慎重に構えておきましょう。

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2018 不沈艦日記. all rights reserved.