不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
スリリングなお気楽モード
こんばんはです。

昨夜の米国市場は、米長期金利上昇、ドル高となりましたが、
米株は屈することなく反発、原油は続伸しており、
本日の我が国では、米長期金利の上昇がさらに加速(ドルも高止まり)、
さすがの米株先物も軟調に推移しているものの(原油は堅調)、
日本株は円安進行と共に反発で終えております。
(昨夜の英株は続伸、欧州株はマチマチ)

いやはや・・・大丈夫なのでしょうか(笑)

動きとしては米金利上昇アレルギーを発症することなく、
健全な動きと言えるのですが、米株、日本株共に薄商いでの反発なので、
せめて商いを伴った・・前日の下げ局面での商いを上回るくらいじゃないと
力強い健全な動きとは言えず、下向きのパワーが優勢なままと言えます。

とは言え、ケチを付けたところで動きとしては健全なので、
その動きの裏付けとなる理由をあえて探してみると、
米短期&2年債金利は長期金利に比べると上昇ピッチは及ばず、
イールドカーブが拡大しているからとも言えますし、
米株と共に市場の空気を決める(リスクマネーを活発化させる)ことに加え
物価に大きく影響する原油が、地政学リスクが理由であろうと堅調なので、
市場の空気だけでなく、インフレ期待も高まり、
金利上昇を後押し(金融引締めを正当化)しているとも言えますし、
米マクロ環境と企業業績が堅調なこととトランプマンの政策期待が、
金利上昇(ドル高)にも耐えられる土台となっているので、
健全な動きになってもおかしくないとの理由にもなりますが・・・

そうであると市場(参加者)が本気で思っているならば、
せめて商いを伴わないことには、本気さが窺えないですし、
国内においても、外国人が5月第二週も日本株を買い越しているものの、
現物は僅かに売り越しているので、現物の商いが膨らまないことには、
本気の日本株(現物)買い感も窺えないです・・・

そして他の需給面についても、投機筋のポジションながら、
米債券売りは今年最高水準、原油買いは過去最高水準まで積み上がっており
為替市場はドル買い余地が大きいものの、国内外共に株式市場では、
信用買い残が高水準ですから(国内では裁定買い残も急ピッチで増加中)、
これまでの累積に過ぎないこれらの足元の需給環境とは関係ない
ニューマネーの流入も含む商いを伴った動きとならなければ、
巻き戻し余地の大きい足元の需給環境も呑み込めないですし、
最も巻き戻し余地の大きい米長期債と原油から巻き戻しが起きると、
結果的に米金利上昇と足並みを揃えて上昇して来たドルも巻き戻しとなり、
先物主導の薄商いで上げて来た株式市場も躊躇なく巻き戻しとなります。

さらに米金利が急ピッチで上昇したせいで(米債増発要因もありますけど)
利回りという面でも、株式よりも債券への妙味が高まっているので
いわゆるリスク回避な債券買い・株売りがいつ起きても・・・
と言うか、リスクに敏感になっている状況と言えるだけに、
協議中の米中通商問題を含む貿易戦争リスク、
中東やカリアゲ金太郎の地政学リスク、伊を始め欧州政治リスク
そもそもの米国を始め先進国での金利上昇アレルギー発症リスク、
それと共に表面化しつつある中国を含む新興国の資金流出リスク、
といった各リスクがこれ以上悪化・再燃するようだと、
リスク回避な米債券買いが始まると共にドル安(円高)、株安、原油安
というリスクオフモード&巻き戻しが一気に加速することになり、
マクロ環境と企業業績が堅調というだけでは食い止められないので、
せめて需給環境を呑み込む商いを伴った動きとなることが必須です。

ましてやマクロ指標や企業業績に関わる悪材料(低調)が出るようだと、
金利上昇の影響(アレルギー)だと言われ、
健全な動きの裏付けとなっている土台すらも揺らぐことになります。

ちなみに今夜から週末となる明日のこれらに関わるイベントとしては、
今夜はEU首脳会議、コンスタンシオECB副総裁講演、
米5月フィラデルフィア連銀製造業、米4月景気先行指標、米10年債入札
ウォルマート決算、米国都合のNAFTA再交渉合意期限
明日は4月全国消費者物価、財務省が改竄前の森友文書を国会提出
米SQ、ブレイナードFRB理事講演、
土曜日はヘンリー英王子の結婚式(英市場の御祝儀モード感もあるので)
日曜日は産油国&財政破綻国家でもあるベネズエラ大統領選
継続しているものとしては、米中通商協議動向、イタリア政治情勢、
中東と北朝鮮の地政学リスク動向、中国&新興国の資金流出動向
といったところです。

以上の通り、現在の市場は随分とお気楽モード(動き)ですが、
商いや需給面から見ると、リスクへの敏感さと警戒感が漂っており、
そもそも米国は金利上昇に耐えられるのか(新興国の資金流出も)?
という疑念も払拭されておらず
さらに米株を無視して日本株が上がるのか?という素朴な疑問もあるので
これらを払拭するような問答無用な商いにでもならない限り、
リスクオフ&巻き戻しがいつ起きてもおかしくないと言わざるを得ないです

ということなので、明日については引き続き慎重に構えておきましょう。

新興市場については、海の向こうや国内の主力大型株が、
現在のような薄商いでのお気楽モードであったり、
昨日のような一服モード程度であれば、
本日のように資金が流入する可能性もありますが、
海の向こうや国内の主力大型株がリスクオフでの巻き戻しとなれば、
いつもながら過度に売られるのは新興市場であり、
そもそも金利上昇は米ハイテク株と同様、新興企業には重石ですから、
リミックス等の局地的に資金が流入している個別はともかく、
シンプルに商いを伴った反発が継続するまでは慎重に構えておきましょう

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2018 不沈艦日記. all rights reserved.