不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ひとまず週半ばまで
おはようございます。

週末の米国では、そもそもの騒ぎである金利上昇アレルギーが再発し、
ハイテク・半導体への業績懸念も高まっておりますが、
すでに株価は騒ぎの起きた2月から下げていることもあり、
米株は下げ幅の割に商いは大して膨らむことなく終えており、
VIXは上昇したものの2月のような急騰ではなく(週末は16.88)
一気の債券買い(金利低下)株売りのリスクオフにも転じることなく、
米長短金利上昇(米債券売り、イールドカーブ拡大)ドル高のまま、
米株安、原油は横ばい、金続落(その他金属続落)で終えております。

アレルギー反応が始まったばかりだからとも言えますが、
週末時点では緊張感があまり感じられない動きでおます。

仮想通貨はリスク回避での買いなのか、インフレヘッジなのか、
単純に追い風で買われているのかわからないですが、堅調でおます。

英欧市場は長期金利が上昇したものの、
ユーロ安、ポンド最弱安(ドル>円>ユーロ>ポンド)が支えとなり、
英株は続伸(商い減)、欧州株マチマチ(商いやや増)
と緊張感はあまり感じられず終えており、
日経平均先物も対ドルでの円安も支えとなり、
週末の現物比では100円安程度で帰って来ております。

そしてトリプル安からやや反発していたロシアですが、
週末は金利が横ばいだったものの株安、通貨安と未だ不穏な動きであり、
週末の中国も株安基調は続いておりますが、
長期金利は急落(25日から預金準備率引き下げ)、でも人民元堅調・・
という当局のサジ加減が如何なく発揮されたチグハグな動きですが、
冷やし中華始めましたモードは続いていると言えます。

その他の新興国については、相変わらずの面々以外は、
これといって新たな不穏な動きは見当たらないですが、
このままドル高が加速するようだと、新興国通貨安と資源安が進み、
いずれは新興国・資源国も悲鳴を上げる定番の動きにはなります。

以上の通り、木曜の米国市場から始まった金利上昇アレルギー症状が、
2月ほどではないものの、週末時点でも症状が続いており、
FB騒動に端を発した米IT・ハイテク・半導体セクターの逆風は、
ただでさえトランプマンの敵視による規制強化と関税懸念があった所に、
TSMCの決算騒動と金利上昇(ドル高)による業績懸念も加わり、
4つの逆風に見舞われており、これらが旬のリスクと言えます。

他にも貿易戦争懸念については和らいだものの燻ったままであり、
露と米英欧との対立構造(報復合戦)も継続中です。

足元の需給環境としても、投機筋の米長期債売りのポジは今年最高水準、
ドルは僅かに売り越しながら、ユーロ買いは過去最高水準、
ポンド買いも今年最高水準、円は16年以来の買い越し、
というドル高余地が大きい状況であり、原油買いは過去最高水準なので、
米長期債高(金利低下)、ユーロ、ポンド、円の巻き戻し、原油安
そうなるとドル高、米株安という巻き戻し余地の大きい需給環境です。
(米国も信用買い残は高水準)

一方、好材料としては、発表済みの米企業決算は堅調、
物価とマインド指標以外の米経済指標は堅調、
シリアとカリアゲリスクの低下といったところです。

国内独自のものとしては、野党の国益無視のテロ活動により、
不毛な国会空転が続いていたり、
今週半ばから本格化する国内企業決算(来期見通しへの懸念)、
週末に黒田薬局会合も控えておりますが、
現時点では海の向こう次第でもある主役の外国人次第であり、
外国人は年初からの約9兆円の売り越しから2週連続で買いに転じており、
それと歩調を合わせるように低水準まで減っていた裁定買い残の増加傾向、
高水準だった空売り比率の低下傾向(先週後半はやや上昇)、
16年以来となる投機筋の円買い越し(17日時点)からの円安余地
といった先物主導での日本株買い・円売り余地が大きい需給環境が、
日本株独自の好環境と言えます。
(ただし日本も信用買い残は3.55兆円と約10年ぶりの高水準です)

以上の週末時点での国内外の状況を踏まえると、
米長期金利が2月の水準も突破してさらに上昇しなければ、
(イールドカーブが拡大というポジティブな面もあるので(笑))
金利上昇アレルギーを理由にした株安は限定的であり、
単純に2月水準まで株価が戻してもおかしくはないとも言えますが・・

現在は米企業決算発表が本格化しており(国内決算は週半ば以降)、
金利上昇以外でも逆風が吹いている米ハイテク企業決算は今週から本格化、
5月1-2日には金利のサジ加減を決めるFOMCも控えているので、
(ECB理事会は26日、黒田薬局会合は27日)
ハイテクを始めとする米企業決算と見通しが、減税による嵩上げ効果に対し
金利上昇(ドル高)、貿易戦争(関税)、IT規制強化、TSMC懸念、
これらがどこまで重石となっているのかを決算で確認する必要があり、
さらに物価を含むマクロ環境が、金利上昇に耐えられるのか?
FRBの金融引き締め姿勢は正当化されるのか?
という疑念がFOMCまで続く可能性は高いので、
米長期金利が2月の水準を突破しなくとも、株高となる可能性は低く、
突破をするようだと、2月のようにアレルギー反応が大きくなり、
更なる株安と共に、債券買い・株売りのリスクオフへと傾き、
少なくともハイテク企業の決算が本格化する週半ば以降、
もしくはFOMCまで続く可能性が高いです。
(日本はドル高であろうと円最強高・株安となる可能性が高いです)

ちなみに以上の状況に関わる今週のイベントや決算は以下の通りです。
(これら以外のスケジュールの詳細は前日の記事を御参照ください)

23日 米欧PMI、米中古住宅販売、ポンペオ次期国務長官の承認採決
    (決算)グーグル

24日 4月期 権利付最終売買日
    米仏首脳会談、G7外相会合(対露措置声明)、米2年債入札
    (決算)キャタピラー、コカ・コーラ、TI、トラベラーズ
        ベライゾン、スリーエム、
    (決算)日本電産、シマノ他
    
25日 米2年物変動利付債&米5年債入札
    (決算)フェイスブック、ツイッター、ボーイング、フォード
    (決算)キヤノン、東エレク等、約50社

26日 投資主体別売買動向、TOPIXリバランス
    ECB理事会、米3月耐久財受注、米7年債入札
    (決算)アマゾン、マイクロソフト、インテル、GM、スタバ、
    (決算)ファナック、任天堂、コマツ等、約120社

27日 日銀金融政策決定会合、GW入り前の週末
    南北首脳会談、米独首脳会談
    米1-3月期GDP&雇用コスト指数
    (決算)エクソンモービル
    (決算)ホンダ、ソニー等、決算発表1発目ピーク、約290社

5月1日(決算)アップル

5月1-2日 FOMC

以上の通り、金利上昇アレルギーの症状を見ながら、
メインイベントは米企業決算、国内企業決算、FOMCとなりますが、
ECB理事会、米仏と米独の首脳会談での通商協議、
否決の公算が高くなっているカリアゲと会った米次期国務長官承認採決
国内ではマスコミの偏向世論調査と国会空転継続といったものもあります

ということで、明日と言うか今週については、
先にも述べた通り、少なくとも週半ばまでは慎重に構えておきましょう。
(新興市場も連日書いている通りですが、同様でおます)

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2018 不沈艦日記. all rights reserved.