不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
今週末と下旬への期待も抱きつつ
おはようございます。

週末の市場では雇用統計よりも、FRBの親分パウエルおじさんよりも、
米国の親分トランプマンが乱れ撃つ口撃と応戦する中国の口撃による
貿易戦争リスクに対して、クールにプロレスと言いながらも、
過敏な反応を見せる現実が続いており、
昨日も書いた通り、商いはイマイチという緊張感には欠けるものの、
市場の動きとしてはベタなリスクオフモードで週末を終えております。

しかもトランプマンは長期的に貿易戦争は米国の為になると言いながら、
目先は市場に影響が出るのは承知していると言っており
一方では株価が下がろうとも支持率が右肩上がりという現実もあり、
中間選挙まで口撃乱射と共に貿易戦争ネタを引っ張りそうな気配ですが、
とにかくカリアゲミサイルのように数を撃たないことには、
市場も飽きて(馴れて)くれそうになく、
現時点ではまだ飽きて(馴れて)ないという状況です。

しかも経済指標やイベントとは違い、いつ飛び出すのかもわからないですし
ほんまの戦争とは違って経済的な貿易戦争であり、
目下の敵である中国側の出方次第でもあり、
今は陰に隠れている日本を含む他国への口撃の可能性もあるので、
カリアゲミサイルよりも飽きるには時間を要しそうですが・・・

さすがに市場も中間選挙までとか、関税発動日までとか、
米国側の検討猶予期限である60日が経過するまで、
律儀に警戒モードが続くとは思えないですが、
まずは今週の12日に米下院歳入委員会にて、
対中関税措置がもたらす影響についての公聴会が開かれるので、
そこで市場が飽きて(慣れて)くれるといいのですが・・・

今週は中国包囲網目的でトランプマンが自らカチ込む米州首脳会議が、
13-14日にも控えていたり、関税以外の対中圧力として、
中旬頃に発表される米財務省半期為替報告書にて(13-15日頃?)、
中国を為替操作国として改めて糾弾する可能性もあります。

ちなみに中国については、為替操作国とのレッテルを貼られるならば、
米国債を売っ払うぞ!と応戦してくる可能性もありますが、
それ以外の関税を含む報復措置については、いつ発表するのかは不明ですが
8-11日には恒例のボアオアジアフォーラムが開催され、
10日はガキデカ(習近平)、11日は中国財政相と人民銀総裁が演説し、
日程は不明ながら李首相も演説する可能性があるので、
そこで中国からの喧嘩上等な口撃か報復措置が炸裂する可能性はありますが
これら米中の貿易戦争絡みイベントが何事も無く通過すれば、
市場が飽きる(馴れる)要因の一つにはなります。

そしてこれまたトランプマンが絡んでいるとも言えるFB騒動、
アマゾンへのパワハラ、トランプマンとは関係ないですがテスラ騒動、
これらをきっかけに始まったIT・ハイテク・半導体セクターへの逆風は、
未だに収まっておらず、10-11日にはFBのザッカーバーグCEOが
米議会の公聴会へ呼び出されるので、これをうまく切り抜け、
ヤブヘビなロシアゲート疑惑再燃にまで飛び火しなければ、
アマゾンとテスラと半導体への逆風はともかく、
これを口実(きっかけ)に逆風が落ち着く可能性もあります。

そもそものリスクである金利上昇アレルギーについては、
パウエルおじさんが蚊帳の外になっていることに加え、
現在のリスクオフによる金利低下が皮肉にも症状を和らげておりますが、
週末の雇用統計は雇用者数が減ったことよりも賃金が堅調だったので、
それ以前に発表された米経済指標も含めると、
マクロ面での先行きはともかく、少なくとも足元では、
金利上昇に耐えられる環境とは言えますので、
あとは11日の米消費者物価にて、FRBの本業である物価が堅調・・
鈍化さえしてなければ、ひとまずマクロ面でのアレルギー反応は和らぎます

ちなみに金利(金融政策)のサジ加減を決めるFOMCは5月1-2日、
ECB理事会は4月26日、黒田薬局会合は4月26-27日です。

ミクロ面については、今週末13日の米金融機関を皮切りに、
本格化する米企業決算でのアレルギー確認となりますが、
(逆風が吹いているIT・ハイテクは主に下旬以降、グーグルは23日)、
マクロ面でのアレルギー確認と貿易戦争ネタに飽きる展開になると、
市場は金融機関決算も口実にして動き出す可能性は十分に有り得ます。

以上の通り、13日に米金融機関決算、13-14日に米州首脳会議、
中旬頃に為替報告書、15日は米個人確定申告期限
といったイベントもありますが、今週の海の向こうとしては、
10-12日までがリスクと密接に関わるイベントが集中しており、
旬のリスクが貿易戦争であるならば、12日の対中関税公聴会までは、
市場もリスクオフモードが継続し、13日以降の反発が期待できます。
(12日には米株と共に市場の空気を決めるだけでなく、
 世界的に足元では低調な物価に影響する原油絡みのイベントとして、
 12日にOPEC月報、13日にIEA月報も控えております)

もしくは10-12日で何も変わらず、
IT・ハイテク等の米企業決算が本格化する下旬までリスクオフが続き
それ以降から反発という可能性もありますが、
目先としては12日を経た13日以降、
リスクオンでの反発も視野に入れて構えておきましょう。
(当然ながら全て悪い結果となるとリスクオフ継続ですけどね)

ただし先に述べた通り、金利上昇アレルギーは無視されたというか、
金利低下で症状が和らいでいるだけで克服してないので、
金利が上昇しない適温相場でのリスクオンではなく、
金利上昇を伴うリスクオンならば、
2月に悲鳴を上げた水準が上値の節目(特に米長期金利と米株)
時間軸では下旬から本格する米企業決算が節目と見ておきましょう。

週末に発表された3日時点のシカゴ投機筋のポジションを見ると、
米債券売りは今年最高水準近辺、ドルは相変わらずどっちつかずながら、
ユーロとポンドは過去最高水準の買い越し、
円は2016年11月以来となる買い越しに転じており、
ドル買いに傾く可能性が高いと言えますので、
過去最高水準の原油買いが気掛かりではありますが、
米金利上昇・ドル高・米株高のリスクオンになる余地が大きい需給環境です

そして我が国ですが、海の向こうと言うか主役の米国市場が
13日以降なのか下旬以降なのか、いずれにせよリスクオンとなれば、
円安への巻き戻しが起きると共に、1.5兆円まで減少した裁定買い残
鬼のように急増した裁定売り残の巻き戻しが起きることで、
年初から累計で9兆3995億円(現物と先物)もゴリ売りしていた外人が
(現物は僅かながら先週から買い越しに転じている)
立ち向かっていた個人を含む国内勢に屈するのではなく、
過去最高まで十分に売り切ったということで(笑)、
買いに転じてもおかしくない需給環境であはるので、
外国人売りと足並みを揃えるように継続していた高水準な空売り比率も、
低下へと転じ、継続するのかどうかも注目です。

今週の国内イベントについても、週を通しての国会が、
相変わらず財務省の文書改竄問題と自衛隊の日報問題で終始しそうなのは
国内政治リスクの蒸し返しに繋がる可能性もありますが、
12日は黒ちゃん講演、安川電機決算、指数寄与度の最も高いユニクロ決算
そして13日は指数の需給イベントであるSQなので、
海の向こうと同様、目先としては13日以降、
もしくはベタに下旬から本格化する国内決算以降に動きそうな状況なので
我が国もリスクオンでの反発も視野に入れて構えておきましょう。
新興市場も同様ですが、リスクオンとなるならば、
まずは新興よりもベタに主力大型株からという流れにはなるしょう。

そして13日以降に我が国も反発へと動いたとしても、
水準的には需給環境からも米国以上に戻す可能性はありますが、
時間軸では米国と同様、下旬までが目先の節目と見ておくのが妥当でしょう

当然ながら先にも述べた通り、米国が全て悪い方向に傾き、
リスクオフが継続していれば、我が国も同様にリスクオフが継続し、
16年11月以前のように円の買い越しが積み上がる方向に進み、
外国人売りも継続することになります。
さらに中旬(週末)頃には米財務省為替報告書が発表され、
FTAに応じない日本に御立腹なのか、
安倍政権がヤバイと感じて見切りを付けているのかはわかりませんが、
安倍ちゃんマンの親友だったはずのトランプマンが、
我が国を関税対象国としたことに続き、
ついに為替操作国の称号まで贈られることになると、
ほんまに円が本格的な買い越し(円高)に転じると共に、
我が国だけが別世界の株安になる可能性も無きにしも非ずです。
(足元では為替を含め、我が国だけ別世界な動きもありますので・・・)
しかも17-18日には日米首脳会談も控えているだけに、
ディールとやらのカードとして切られてもおかしくないですからね

以上の通りなので繰り返しになりますが、今週は国内外共に12日までは、
リスクオフもしくは軟調モードが続きそうですが、13日以降については
リスクオンもしくは反発を視野に入れておきましょう。
(下旬以降になるかもしれませんけどね)

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