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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
正念場ウィーク
おはようございます。

そもそもは足元のマクロ・ミクロを土台とした金融引締めにより、
金利上昇が起きたにも関わらず、市場がアレルギー反応を起こし、
さらにドル高も加わったことで火に油となったことが騒ぎの主役でしたが
(黒ちゃんのステルステーパリング観測も含む)、
そこに国内外の政治家のサジ加減次第でもある政治リスクが加わり、
トランプマンの貿易戦争は土台であるマクロ・ミクロにも大きく影響し、
補選敗退での議席数減や支持率の低下によって米議会運営が困難となり
インフラ投資を始め米政策実現が困難となれば、
足元の土台だけではなく、物価を含めた先行きの土台懸念へと繋がり、
米英の強気な金融引締め姿勢も欧州の出口観測も正当化されなくなります。

国内の森友学園問題についても、政策審議の進まない国会空転が長引いたり
まさかのアベノミクス終了懸念へと繋がらなければ、
一時的な騒ぎに終わる可能性は大いに有り得ますが、そうでなければ、
市場だけでなく国内のマクロ・ミクロの土台が崩れかねないです。
(日本株の最大の材料は政治と政治が後ろ盾の黒いドーピングですから)

しかもこれまでは政治リスクがあろうとも、
マクロミクロが堅調やから大丈夫やろ?みたいなノリもありましたが、
金融市場と実体経済には負荷となる金融引締め姿勢がさらに強くなり、
おまけに舵取り役のFRBと日銀が新体制へと移行するところに、
土台であるマクロ・ミクロの先行きに影響する政治リスクが噴出したので、
根本の騒ぎは金利上昇アレルギーではありますが、
まずは旬の政治リスクが沈静化しないことには、市場も落ち着かないです。

もしくは土台であるマクロの先行きを示す指標がゴリゴリに堅調となるか、
国内では来期見通し、海の向こうは次回決算での見通し、
これらが堅調だと確認できないと、市場は安心できないとも言えますので
マクロ環境の確認が4月月初以降の経済指標、
先行きのミクロ環境(業績)の確認は、米英欧が4月中旬以降、
国内は4月下旬以降になることを考えると・・・

まずは旬の騒ぎである政治リスク、
そもそも2月に騒ぎを起こした金融政策の方向性(金利上昇アレルギー)
これら次第と言えます。

以上が現在の市場を取り巻く小難しい背景ですが、
市場の動きや需給環境の目線から見ると・・・

週末だけの動きを見ると、米長短金利上昇、ドル高(円最強高、ユーロ安)
米株小幅高(大商い)、VIX低下、原油続伸、金続落となったので、
(欧州は長期金利低下、英欧株高(大商い)日経平均先物軟調)
米国は健全なグレートローテーション(トランプラリー)の動きでしたが、
週末の米英欧市場はMSQだったので、大商いも含めアテにはならず、
我が国だけが軟調なのも、国内政治が嫌気されてそうではあります。

そして週末だけの動きではなく、週末時点において、
騒ぎが起きた米国市場の2月の水準を分水嶺とするならば、
金融政策の影響が大きい米短期&2年債利回りは、
今週のFOMCでの利上げ、変わらない引き締め姿勢を見込んでなのか、
すでに分水嶺を超えておりますが、
物価を含む景気の先行きやリスクを反映する米長期金利は分水嶺に未達、
ドル指数とユーロドルも分水嶺には未達(ドル円はほぼ同水準)、
米株はナスダックが分水嶺を超えているものの(マザとJQも)、
ダウとSP500は未達(日経平均、TOPIX、英欧株も)、
VIXは未達、原油も未達、金はほぼ同水準という状況なので、
未達である米長期金利、ドル、ダウ、SP500、日英欧株、
原油が(VIXも)2月水準を超えられるのかが目先の節目ですが・・・

果たしてすでに分水嶺を超えている連中が正解なのかと言えば、
そもそもの騒ぎは金融引締めによる金利上昇アレルギーが発端であり、
これからも金融引締め姿勢(金利上昇)が続くのであれば、
本来ならば金利上昇が重石であるナス、マザ、JQの分水嶺超えが、
正解とは思えないですし、金利が分水嶺を超えれば(ドルも)
悲鳴が大きくなりそうであり、今は旬の政治リスクによる足元の金利低下、
金利上昇のもたつきが、押し上げているだけ感も否めないので、
分水嶺の未達連中が、現状を反映した動き(正解)だと思うばかりです

チャート的に見ても、分水嶺を超えている連中も未達の連中も、
どちらも三角持ち合いであり、どちらにも動く可能性を秘めておりますが、
当然ながら超えている連中はやや上放れしそうであり、
未達連中は下放れそうではありますので、先に述べた通り、
未達連中が正解であるならば、下放れになる可能性が高いと言えます。

そして足元の需給環境を見ても、投機筋のポジションでは、
米長期債売りはやや減ったものの依然として高水準であり、
ドルは僅かながらも買い越しに転じ、ユーロ買いは依然として高水準
ポンドは買い越しが継続、原油買いは僅かに減少したものの過去最高水準、
という状況なので、2月以降のリスクオフ局面と同様、
米金利低下(米債券買い)、ドル高(ユーロ安)原油安
となる余地が大きい需給環境なので、
米株次第でリスクオフの巻き戻しとなる可能性が高いです。
(週末に米MSQ通過、4月15日は米個人確定申告期限でもあります)

国内の需給環境としては、年初から継続している外国人の鬼売り対して
個人が信用買い残を10年ぶりの水準まで積み上げながら、
国内勢と共に立ち向かっており、現時点では外国人を呑み込んでなくとも、
何とか下支えにはなっている(押し目買い成功)と言えますが、
いかんせん薄商いだからこその下支え効果に過ぎないとも言えますし、
外国人が次なる鉄槌売りに向けて引き付けているだけ感もありますし、
少なくも本気で外国人が買いに転じたとは言うには程遠いので、
高水準な空売り比率の継続での買戻し期待とか裁定買い残の減少は、
ポジティブに捉えるのは早計であり、単なる外国人売りが継続しているだけ
と見ておいた方がいいですし(円売りポジもまだ巻き戻し余地あり)、
彼岸底と期末の配当取りを狙って外国人が買いに転じると判断するのも、
先に述べた小難しい背景からも、もう少し見極めてから判断しましょう。

以上の通り、現在の市場の動きと需給環境から見れば、
2月の騒ぎやそれ以降の騒ぎと同様、
需給面にも則したドル高(円最強高)版のリスクオフとなりそうですが
それらのきっかけ(口実)となる小難しい背景の現状としては、
冒頭でも書いた通り、まずは先行きのマクロ・ミクロ環境に影響する
トランプマンが引き起こした貿易戦争リスク、
議席数減によるインフラ投資を含む政策実現困難化リスク、
国内ではアベノミクス終焉となればシャレにならない森友学園騒動リスク、
これら旬の政治リスクが収まることが先決ではありますが(欧州政治も)、
そもそもの騒ぎである金利上昇アレルギーを克服することこそが、
騒ぎの根治にはなりますので・・・

それらに関わる(きっかけとなる)今週のイベントとしては、
週明けの国内としては、週末は日本だけが株安だったからこそ、
参院予算委・集中審議での証人喚問の有無を含む森友学園騒動の顛末が
最も重要ではありますが、海の向こうでは、週明けのG20、
欧州でのブレグジットや対イラン、対カリアゲ、対ロシアを巡る政治の動き
20日は全人代閉幕(米国への報復措置があるのか注目)
サウジ皇太子とトランプ会談、景気の先行指標でもあるフェデックス決算
日本が休場の21日はFOMCの結果発表(足元で軟調な米住宅指標も)
22日は日英欧のPMI、英中銀会合、EU首脳会議1日目、
米CB景気先行指標、ナイキ決算、米10年インフレ連動債入札、
共和党側のロシアゲート疑惑の捜査報告書採決、
23日は我が国の消費者物価、EU首脳会議最終日、伊議会招集、
そして米輸入関税発効と米つなぎ予算期限ですので、
(彼岸明けの週末には自民党全国幹事長会や自民党党大会もあります)
21日と23日が大きなヤマ場と言えそうですが、
国内政治動向や欧州と中国の報復措置動向、23日に向けた米政治動向は
週を通して継続するでしょうから、まずは21日FOMCがヤマ場でしょう

以上の通りなので、なにより国内政治の騒動によって
日本だけモードになる心配もありますが(ヘタすりゃ円安・株安すらも)、
国内政治が無視されたとしても、米国と海の向こう次第であり、
海の向こうは巻き戻し余地が大きく(国内の需給も海の向こう次第)
米長期金利とドルが2月の分水嶺を超えると悲鳴が上がるでしょうし、
旬の政治リスクで悲鳴が上がったとしてもリスクオフになると見ているので
(恐らく米金利低下ながらドル高円最強高、米株安(日欧株安)、油安)
週明けが落ち着いていようとも、週を通して何が起きてもおかしくなく
日本が休場である21日のFOMCが大ヤマ場、
23日が米政治イベントが重なるクセの強いヤマ場が控えているので、
せめて味噌もクソもへったくれもない明らかな外国人買いが入ってない限り、
今週はくれぐれも慎重に構えておきましょう。

新興市場についても以上の通り、今週は海の向こうや主力大型株が
リスクオフとなる可能性を秘めたイベントが多いので、
主力大型株に代わる資金流入の動きを期待するのは控えておきましょう、
今週はIPOラッシュなので、需給がフレッシュなIPO関連、
資金が集中するテーマ株等は御自由にどうぞ。

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