こんばんはです。
昨夜の米国市場は債券買い(金利低下)株売り、
というベタなリスクオフだったと言えなくもないのですが、
米短期金利上昇、米2年金利横ばい、米長期金利低下とチグハグであり、
ドル安ではなくドル高、薄商いでの米株安(VIX上昇)、
原油小幅反発、金反落、仮想通貨大幅安(これはちと気掛かり)
足元の需給環境に則した巻き戻し・・リスクオフ風味を乗せて・・・
というシェフの気まぐれサラダ感のような動きでおました。
(英欧市場も債券買い・株売り(薄商い)でした)
本日の我が国についても、国内独自の政治リスクが燻っているものの、
現時点での円と日本株は、米国を始め海の向こう次第(特に米株)
というのが現実なので、米株が下げればドル高であろうとも円最強高となり
日本株安になるといういつものロジックとなり、
さらに黒田薬局の薬漬けでマヒしているどころか、
昨日は8カ月ぶりに取引の無かった閉店休業だった10年債も本日は買われ
我が国も債券買い・株売りの動きでしたが・・・
本日も下げ局面では商いが膨らむことなく、後場売りもなく、
という週初からの状況が続いただけでなく、僅かながらもプラテンし、
ほぼ高値引けで終えているので、週初からのザラバの動きを見る限り、
どうも外国人売りの圧力が軽減している感が本日も漂っております。
しかしながら、本日は今年最低の薄商いであり、
外国人売りと足並みを揃えて高水準だった空売り比率も減ったとは言え、
未だ40%超えなので、外国人の売り圧力が弱くとも、
買いに転じたと言うには程遠く、
何より投資主体別売買動向では過去の傾向からも、
7兆円の鬼売りで一巡するかなと僅かな期待もありましたが、
本日発表された先週分を見ると、MSQ週という特殊な週ではあるものの、
規模が減少することもなく鬼売りは続いているので(累計7.8兆円)、
一方で信用買い残を10年ぶり水準まで積み上げながら、
外国人に立ち向うように買い越しが続く個人が悲鳴を上げるまで
容赦のない外国人売りが続きそうなだけに、
週初からの外国人売り圧力軽減のオイニーは、鉄槌を喰らわすために、
おびき寄せられているだけのような気もするばかりです(笑)
ただしあくまで現時点では、立ち向かった個人が勝利とは言わないまでも、
優勢には試合を進めているのも事実なので、
どこまで割り切って波に乗るのかは各自の判断になりますけど、
現状の円と日本株は米国と海の向こう次第というのも現実なので、
親分&主役の米国市場の日々の動きはもちろんのこと、
悲鳴を上げた2月の分水嶺も強く意識(警戒)しておきましょう。
以上はあくまで需給環境を交えた市場の動き目線での見方なので、
市場を取り巻く小難しい背景や燻ったリスクも加味すると・・・
国内では御存知モッコリ学園騒動の炎上が継続・拡大しており、
明日と週明けの国会での集中審議次第では、
改ざんの責任者でもある佐川・前国税庁長官の証人喚問が開かれるので、
財務省はけしからん!消費税増税も見送りや!
ついでに目線を逸らすために安倍ちゃんマンが電撃訪朝や!
という都合の良過ぎるオチとドサクサな展開とはならず、
もし麻生のおいさんが辞任に追い込まれるようだと、
日本株の最大の材料はアベノミクスという名の通り政治であり、
経済政策の象徴の一人ではあっただけに、ちとヤバイかも・・・
さらに安倍ちゃんマンまでが辞任に追い込まれるようだと、
中身や能力はともかくとしても、後任は小泉Jrとか橋下くんとか、
相当なインパクトのある人物が出て来ないと、
ほんまにアベノミクスが終焉を迎えてしまい、
海の向こう次第だからというレベルではなく、
日本だけが売り叩かれることになってもおかしくないです。
ましてや世界で唯一のデフレ国家&異常な金融緩和国ということも、
今さらながら売り叩かれる理由にされかねないだけに、
現状は国内政治リスクをほぼ無視したような市場の動きですが、
警戒していたらキリが無いとは言え、警戒せざるを得ない状況でおます。
(今後発表される支持率がさらに大きく低下するかどうかも要注意です)
さらに株価の根幹である企業業績についても、
あと半月しかない今期のEPSから見れば日本株は割安ですが、
企業想定為替レートを下回る円高が続いていることで今期だけでなく、
肝心の来期業績見通しにも疑念が生じている状況です。
(春闘でベアが実現したのは好材料ではありますけどね)
そして海の向こうでは、主役の米国において、
トランプマンの支持率が上昇していた上に、
アメリカンファーストなパワハラ輸入制限措置を発表したにも関わらず、
ペンシルバニア州の補選で敗れたので(正式な結果はまだです)、
議席数減による議会でのインフラ投資を含めた政策への懸念だけでなく、
中間選挙に向けて輸入制限措置が有効な手段ではないと自覚し、
手を緩めるとの期待もありましたが、今のところ緩める気配はなく、
むしろ緩めようとしていたコーンおじさんやティラーソンのクビを切り、
強硬姿勢が増している状況であり、このままだと予定通り23日に、
輸入制限措置が発動されることになります・・・
そうなるとすでに報復措置に打って出ると表明している中国と欧州が、
揺さぶりも兼ねて23日を前に報復措置を発表する可能性が高くなり、
一気に貿易戦争の火蓋が切られることになります・・・
しかも厄介なことに23日は、米つなぎ予算の期限でもあり、
そんな厄介な政治イベントを控える中で20-21日には、
そもそもの騒ぎである米金利のサジ加減を決めるFOMCを控えており、
さらに前には貿易戦争や仮想通貨も含めて議題になるG20が19-20日
明日は昨夜がきれいな巻き戻しだったからこそ注目の米MSQでおます。
以上の通りなので、これまで割り切って波に乗っていた方についても
明日はくれぐれもお気を付けください。
そして明確な外国人買いが確認できるまで慎重に構えていた方についても、
当然ながらわざわざ明日にリスクを負って飛び込む必要もないでしょう。
新興市場についても、本日のマザーズは商いを伴った上昇だったので、
主力大型株に代わる資金流入の動きとも言えますが、
以上にも書いた通り、週末から来週にかけてのリスクが火を噴くと、
新興市場も無視は出来ないので、明日は慎重に構えておきましょう。
お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。

昨夜の米国市場は債券買い(金利低下)株売り、
というベタなリスクオフだったと言えなくもないのですが、
米短期金利上昇、米2年金利横ばい、米長期金利低下とチグハグであり、
ドル安ではなくドル高、薄商いでの米株安(VIX上昇)、
原油小幅反発、金反落、仮想通貨大幅安(これはちと気掛かり)
足元の需給環境に則した巻き戻し・・リスクオフ風味を乗せて・・・
というシェフの気まぐれサラダ感のような動きでおました。
(英欧市場も債券買い・株売り(薄商い)でした)
本日の我が国についても、国内独自の政治リスクが燻っているものの、
現時点での円と日本株は、米国を始め海の向こう次第(特に米株)
というのが現実なので、米株が下げればドル高であろうとも円最強高となり
日本株安になるといういつものロジックとなり、
さらに黒田薬局の薬漬けでマヒしているどころか、
昨日は8カ月ぶりに取引の無かった閉店休業だった10年債も本日は買われ
我が国も債券買い・株売りの動きでしたが・・・
本日も下げ局面では商いが膨らむことなく、後場売りもなく、
という週初からの状況が続いただけでなく、僅かながらもプラテンし、
ほぼ高値引けで終えているので、週初からのザラバの動きを見る限り、
どうも外国人売りの圧力が軽減している感が本日も漂っております。
しかしながら、本日は今年最低の薄商いであり、
外国人売りと足並みを揃えて高水準だった空売り比率も減ったとは言え、
未だ40%超えなので、外国人の売り圧力が弱くとも、
買いに転じたと言うには程遠く、
何より投資主体別売買動向では過去の傾向からも、
7兆円の鬼売りで一巡するかなと僅かな期待もありましたが、
本日発表された先週分を見ると、MSQ週という特殊な週ではあるものの、
規模が減少することもなく鬼売りは続いているので(累計7.8兆円)、
一方で信用買い残を10年ぶり水準まで積み上げながら、
外国人に立ち向うように買い越しが続く個人が悲鳴を上げるまで
容赦のない外国人売りが続きそうなだけに、
週初からの外国人売り圧力軽減のオイニーは、鉄槌を喰らわすために、
おびき寄せられているだけのような気もするばかりです(笑)
ただしあくまで現時点では、立ち向かった個人が勝利とは言わないまでも、
優勢には試合を進めているのも事実なので、
どこまで割り切って波に乗るのかは各自の判断になりますけど、
現状の円と日本株は米国と海の向こう次第というのも現実なので、
親分&主役の米国市場の日々の動きはもちろんのこと、
悲鳴を上げた2月の分水嶺も強く意識(警戒)しておきましょう。
以上はあくまで需給環境を交えた市場の動き目線での見方なので、
市場を取り巻く小難しい背景や燻ったリスクも加味すると・・・
国内では御存知モッコリ学園騒動の炎上が継続・拡大しており、
明日と週明けの国会での集中審議次第では、
改ざんの責任者でもある佐川・前国税庁長官の証人喚問が開かれるので、
財務省はけしからん!消費税増税も見送りや!
ついでに目線を逸らすために安倍ちゃんマンが電撃訪朝や!
という都合の良過ぎるオチとドサクサな展開とはならず、
もし麻生のおいさんが辞任に追い込まれるようだと、
日本株の最大の材料はアベノミクスという名の通り政治であり、
経済政策の象徴の一人ではあっただけに、ちとヤバイかも・・・
さらに安倍ちゃんマンまでが辞任に追い込まれるようだと、
中身や能力はともかくとしても、後任は小泉Jrとか橋下くんとか、
相当なインパクトのある人物が出て来ないと、
ほんまにアベノミクスが終焉を迎えてしまい、
海の向こう次第だからというレベルではなく、
日本だけが売り叩かれることになってもおかしくないです。
ましてや世界で唯一のデフレ国家&異常な金融緩和国ということも、
今さらながら売り叩かれる理由にされかねないだけに、
現状は国内政治リスクをほぼ無視したような市場の動きですが、
警戒していたらキリが無いとは言え、警戒せざるを得ない状況でおます。
(今後発表される支持率がさらに大きく低下するかどうかも要注意です)
さらに株価の根幹である企業業績についても、
あと半月しかない今期のEPSから見れば日本株は割安ですが、
企業想定為替レートを下回る円高が続いていることで今期だけでなく、
肝心の来期業績見通しにも疑念が生じている状況です。
(春闘でベアが実現したのは好材料ではありますけどね)
そして海の向こうでは、主役の米国において、
トランプマンの支持率が上昇していた上に、
アメリカンファーストなパワハラ輸入制限措置を発表したにも関わらず、
ペンシルバニア州の補選で敗れたので(正式な結果はまだです)、
議席数減による議会でのインフラ投資を含めた政策への懸念だけでなく、
中間選挙に向けて輸入制限措置が有効な手段ではないと自覚し、
手を緩めるとの期待もありましたが、今のところ緩める気配はなく、
むしろ緩めようとしていたコーンおじさんやティラーソンのクビを切り、
強硬姿勢が増している状況であり、このままだと予定通り23日に、
輸入制限措置が発動されることになります・・・
そうなるとすでに報復措置に打って出ると表明している中国と欧州が、
揺さぶりも兼ねて23日を前に報復措置を発表する可能性が高くなり、
一気に貿易戦争の火蓋が切られることになります・・・
しかも厄介なことに23日は、米つなぎ予算の期限でもあり、
そんな厄介な政治イベントを控える中で20-21日には、
そもそもの騒ぎである米金利のサジ加減を決めるFOMCを控えており、
さらに前には貿易戦争や仮想通貨も含めて議題になるG20が19-20日
明日は昨夜がきれいな巻き戻しだったからこそ注目の米MSQでおます。
以上の通りなので、これまで割り切って波に乗っていた方についても
明日はくれぐれもお気を付けください。
そして明確な外国人買いが確認できるまで慎重に構えていた方についても、
当然ながらわざわざ明日にリスクを負って飛び込む必要もないでしょう。
新興市場についても、本日のマザーズは商いを伴った上昇だったので、
主力大型株に代わる資金流入の動きとも言えますが、
以上にも書いた通り、週末から来週にかけてのリスクが火を噴くと、
新興市場も無視は出来ないので、明日は慎重に構えておきましょう。
お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック URL
| ホーム |