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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
今週はまさかの国内政治リスクが爆発しなければ・・・
おはようございます。

海の向こうでは、トランプマンの支持率が上場来高値を更新し、
欧州政治も落ち着きを見せ、中国はガキデカ政権が独裁色を強めて安定し、
今週末に大統領選プロレスで圧勝するシナリオのプーチン大魔王の露政権、
ウソ臭かろうともカリアゲマンリスクすらも和らぐ一方で・・・
これまで政治の安定ぶりが際立っていたはずの我が国において、
内閣総辞職とか麻生組長のクビが飛ぶとの観測もあり、
逆に政治の不安定ぶりが際立つことになりそうではあります・・・
(消費増税が吹き飛ぶというポジティブな声も一部に聞かれますがw)

ほんまにこのような事態に陥るのかは、正直わかりまへんけど、
もし麻生組長だけが辞任なんてことになると、
米国でのコーン騒動の様な短期的なもので終わればいいですけど、
言ってもコーンは閣僚ではなく、麻生組長は閣僚であり、
米国のムニューチンおじさん(財務長官)と同じですし、
そもそも日本市場の最大の材料は、経済政策中心のアベノミクスですから、
アマリンに続いて麻生組長まで辞任となると、
両翼をもがれたように思われ、それなりにインパクトが・・・

たださえ国会が空転して政策懸念まで台頭しつつあるだけに、
いっそのこと総辞職をして、それこそ小泉パパの自民党ぶっ壊すのように
小泉Jrを旗頭にして財務省をぶっ壊す!消費税増税見送りや!
と掲げて総選挙に持ち込むのもアリかなとも思ったり・・・

そんな突飛なシナリオはともかく、今週は引き続き国会の混乱が続くと共に
マスコミ各社の世論調査が出てくる週であり、
明日には財務省の報告書も出てくるので(書き換えを認めるそうです)、
支持率が急低下したり、市場で総辞職の機運が高まったり、
麻生組長のクビが飛ぶ懸念が台頭するようだと、
トランプマンのパワハラ輸入制限による日本経済への影響どころではなく、
アベノミクス閉幕懸念へと発展したり、
悪ノリで黒いテーパリング懸念までトッピングされ兼ねないです・・・

以上は国内政治リスクで想定されるネガティブシナリオに過ぎず、
昨日の記事でも書いた通り、週末時点の動きとしては、
海の向こうでは米国市場が、金利上昇アレルギーを克服したかのように、
ほぼトランプラリー(グレートローテーション)の動きで終えると共に、
円安も加速したことを追い風にシカゴ日経平均先物も大幅高で終えており
国内の政治リスクは微塵も感じられず、週明けも騒ぎにならなければ、
相変わらず米国次第、海の向こう次第という状況が継続し、
国内目線では外国人売りが継続するのかどうか次第も継続となります。

まずは海の向こうの週末時点の状況としては、
昨日も少し触れましたが、トランプマンの輸入制限措置の軟化観測、
そうなれば欧州と中国の報復措置も引っ込み、貿易戦争懸念は和らぎ、
コーンおじさん辞任の影響も忘却の彼方へと消え、
さらに週末にはロシアゲート疑惑に終止符が打たれるとの観測もあり、
これらを含めたトランプリスク自体が後退し、更にカリアゲリスクも後退、
それらを裏付けるようにトランプマンの支持率も上昇しているので、
今週の下院補選も勝利すれば、議会運営での影響力も増し、
税制改革に次ぐ目玉政策であるインフラ政策の実現性も高まることに・・

そして市場でもこういった解釈が拡がるようだと、
週末に発表された雇用統計に対する解釈がどうであろうと、
物価以外の米マクロ環境と企業業績は足元で堅調なだけでなく、
先行きも堅調になるとの期待が高まり、それによる物価上昇期待も高まると
FRBの金融引締めも正当化されることになり、
市場での金融引締め(長期金利上昇)アレルギーも克服と言うか、
収まる(トランプラリーになる)というロジックになります。

ただし週末時点では、ほぼトランプラリーの動きで終えているものの、
ドルは堅調と言うよりも崩れずに踏ん張っているという状況であり
米英欧株共に薄商いですから、あくまで初動に過ぎず、
商いを伴って継続してこそ本物なのですが・・・
薄商いながら週明けも継続するのであれば、
先日も書いた通り、金利上昇アレルギーで悲鳴を上げた2月2-5日、
2月27日の水準を超えることで、アレルギーを克服した上で、
トランプラリーが継続することを証明する必要があります。

週末時点での米株(日本株)米長期金利、米2年債利回り、ドル、原油の
2月水準を超えたかどうかの一覧は以下の通りです。

       2月27日 2月2-5日

ダウ       ×      ×
SP500    〇      ×
ナス       〇      〇
日経平均     ×      ×
TOPIX    ×      ×
米長期金利    △      〇
米2年金利    △      〇
ドル指数     ×      〇
ユーロドル    ×      〇
ドル円      ×      ×
原油       ×      ×

見ての通り、米金利は概ね超えており、ドル指数は27日水準が未達、
ナスは高値更新、SP500は27日水準が未達、ダウはどちらも未達、
という状況なので、米金利が維持されたまま、ドル、ダウ、SP500が
2月水準に達することが(出来れば原油も)、金利上昇アレルギーを克服し
トランプラリーとなることの証明となりますが(日本は円安・株高)、
果たして米金利がさらに上昇したり、ドルの上昇も加わった際に、
米株は大丈夫なのか(原油)・・・

悲鳴を上げるようであれば、アレルギーは克服してないということなので、
2月のようにリスクオフとなりますが、
昨年9月以降の様に米長期金利低下、ドル安となることで、
適温相場と称して米株高(日本は円最弱安・株高)油高になったとしても
米金利とドルの上昇が米株の重石であることも継続するということです。

とにかくトランプラリー、エセ適温相場のいずれになるにせよ
米株が2月水準を超えられるのかどうか・・・
米金利とドルが現状よりも上昇した際に、
米株はアレルギー反応を起こさず上昇出来るのかどうか・・・
と言うのが海の向こうでの目先の焦点です。

日本株と円については、国内政治リスクが爆発しない限り、
ほんまに重要なのは米株の鍵を握る米金利とドルながらも、
シンプルに見れば米株次第とも言えますし、
継続している外国人の日本株売りもそれ次第と言えますので、
さらに絞って国内目線だけでシンプルに見れば、
外国人売り次第とも言えます。

ちなみに足元では8週連続で7兆円にも及ぶ外国人の鬼売りが続いており、
それに歩調を合わせるように裁定買い残も減少し、
高水準な空売り比率も継続しているので、
投資主体別動向や裁定買い残よりも鮮度の高い情報である空売り比率が
せめて40%を下回る状況が継続するか、
過去の状況で織りなす需給もテクニカルもへったくれもない、
ニューマネーによるゴリラ商いでの上昇が続くなりするまでは、
過去の傾向通りに7兆円売りで一巡とか(9月安値の裏を通過も)、
裁定買い残減少で過熱感も和らいだとか(MSQ通過も)、
高水準な空売り比率からの買戻し期待とかではなく、
外国人の売りが続いているだけと見ておくのが妥当です。

一方では個人と国内勢が外国人に立ち向かうような買い越しが続いており
信用買い残も10年ぶりの高水準(3.62兆円)であり、
6日時点の投機筋の円売りポジは減ったものの巻き戻す余地は大きく、
過去最高水準近辺のユーロ買いポジ、ドルの売り越し状態、
ポンドの買い越し状態、過去最高水準の原油買いポジ、
昨年初水準の米債の売りポジという巻き戻し余地が大きい状況ですから、
個人が悲鳴を上げるまで外国人売りが続きそうな需給環境と言えます

以上の通りなので、週末時点の動きが継続することで、
震源地の米国市場が金融引き締めアレルギーも克服したと解釈され、
商いを伴いながら2月の分水嶺を超えるのであれば、
巻き戻しも余地がある需給環境も呑み込めそうですが、
アレルギーは克服しておらず、悲鳴を上げるようであれば、
2月のように需給の巻き戻しとも相まった債券買い(金利低下)株売り、
というベタなリスクオフとなり(ドルは堅調(円最強高)になりそう)、
そうではなく債券買い(金利低下)を好感する適温相場になっても、
先に述べた通りなので、米金利上昇、ドル高は米株の重石であり続け、
遅かれ早かれ悲鳴を上げてリスクオフになると覚悟しておきましょう。

そして今週については、週明けに国内政治リスクが「爆発しなければ」、
あわよくばトランプラリー、少なくとも適温相場にはなるでしょうから、
いずれにせよ、ひとまずは悲鳴を上げた2月の水準までという目線で、
震源地である米国市場を横睨みしつつ(場中は米株先物、米金利、ドル)
リスク覚悟でアホになって割り切って乗るのもアリですが、
慎重に構えるのであれば、先にも述べた通り、少々乗り遅れようとも、
外国人が買いに転じたと確認出来てから参戦するのが無難です。

新興市場も政策関連・テーマ株等はともかく、
別世界とは考えずに同様のスタンスで動きましょう。

ちなみに今週のきっかけとなりそう重要なイベントについては、
(イベントスケジュールの詳細は前記事を御参照下さい)
継続中の国内政治リスクイベント(明日の財務省報告や世論調査含む)
明後日の下院補選や貿易戦争を含むトランプリスク動向はもちろんですが、
明日と明後日の米債入札、明後日の米消費者物価、14日の米小売売上高、
15-16日の住宅指標は金利上昇アレルギーの確認イベントであり、
15-16日の他の米経済指標は直近では鈍化も見られた
景気の先行指標なので注目です(遅行指標の雇用統計明けの週だけに)。
他にも政策等も出てくる開催中の中国の全人代、不気味な315晩会
今週は多い原油関連統計、欧州では14日のドラギのおっさん講演
国内では政治動向と明日の1-3月法人企業統計調査、
14日の春闘集中回答日、13日と15日の国債入札といったところです。

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