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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
米金利上昇アレルギーの分水嶺を意識しながら
こんばんはです。

貿易戦争はトランプマンの十八番でもあるパワハラディールらしいですが、
バレバレのディールって、口実さえあればいい市場はともかく、
実際に交渉する各国の官僚や政治家には効果があるんでしょうかね?

とりあえず実際の交渉は政治家や官僚に任せるとして、
市場目線だけで見るのであれば、バレバレであろうとも、
でっかいカネを動かす人たちが口実に使う限り、
市場は動いてしまいますので、無視するわけにもいかないのですが、
昨夜はかつて次期大統領候補とも言われていた共和党のライアン下院議長が
トランプマンのパワハラ貿易戦争には反対を表明したことで、
戦争懸念が和らいでいるそうです・・・

そもそもトランプマンは鉄鋼産業が盛んなペンシルバニア州において、
来週13日に下院の補選が控えていることや今秋の中間選挙を見据えて、
人気取りで貿易戦争を仕掛けたとも言われているだけに、
ライアンに譲歩するとも思えないのですが・・・

もしかするとライアンが反対役を買って出て、
トランプマンが説得して譲歩させるリーダシップアピールプロレスを演出し
低迷しているトランプマンの支持率を引き上げる大作戦ならば、
呆れると同時に、パワハラ貿易条件も変わらないということなので、
再び市場で騒ぎが起きることになりますけど・・・

個人的には先日も書いた通り、米金利上昇アレルギーが起きていながらも
米金融引締め姿勢を変えるわけにもいかず、
アレルギー症状を起こさずに金融正常化を進めるために、
貿易戦争ネタを駆使して米金利低下・ドル安
という身勝手な構図を作ろうとしている胡散臭さも感じるばかりですが、
所詮は脳みそ筋肉ゴリラの私が勝手に言っているだけのことなので、
トランプマンに電話でもして真相を聞かないとわかりませんけどね。

とにかくリスクオフ要因(米金利低下・ドル安要因)の貿易戦争ネタ、
さらに欧州政治ネタも沈静化するのであれば、
再び米金利上昇・ドル高となるでしょうから、
2月2-5日や27日のように金利上昇アレルギーが再発する可能性があり
米長期金利、ドル、米株、原油は、2月2-5日、27日の水準が、
アレルギーが再発するかどうかの分水嶺ではあります。

そしていつも書いている通り、足元の物価以外の米マクロ環境は堅調、
米企業業績も堅調であり、トランプマンの税制改革やインフラ投資、
旬の貿易戦争がソフト路線になることといった政策期待によって、
先行きの物価も含む米マクロ環境&企業業績は堅調との期待に繋がり、
米金融引締め姿勢が正当化され、アレルギーも起きないとの期待に繋がれば
分水嶺に達してもアレルギーは起きずに通過し、
米金利上昇(英欧も)、ドル高、米英欧株高(原油は堅調維持程度)
という理想的で健全なグレートローテーション相場となります。

そうではなく、貿易戦争ネタや欧州政治ネタといったリスクオフ要因が、
沈静化せず、さらにそもそもの金利上昇アレルギーも克服してなければ、
米金利低下(英欧も)ドル安・米英欧株安(原油安)
という5日以降のようなドル安版リスクオフ、
米金利低下(英欧も)ドル高(ユーロ安)米英欧株安(原油安)
という27日以降のような需給の巻き戻し色が強いドル高版リスクオフ
いずれかになりますが、そうなった場合は、
シンプルにリスクオフ要因が和らぐか巻き戻しが終わるまで、
続くことになりますが、先にも述べた通り、
米金利低下・ドル安という状況は米景気(米株)にとって追い風やで!
昨年9月以降のような適温相場リターンズやで!
と言い始めることでリスクオフモードが終わり、
米株高(英欧株も)が始まる可能性も大いにあり得ます。

ただしイールドカーブが拡大しない限り、所詮はエセ適温相場であり、
肝心の米金利上昇アレルギーを克服したわけではないので
米金利上昇・ドル高となれば米株がアレルギーを起こすことになり、
先にも述べた分水嶺がアレルギー反応の節目だということを意識しながら、
割り切って波に乗るということです。

そして日本株目線で海の向こうを見れば、
本丸&重要なのは米金利とドルの動きなのですが、
超シンプルに市場の動きだけで判断するならば米株次第であり、
米株高となればドル高・円安、ドル安であろうとも円最弱安で日本株高、
米株安となればドル安・円高、ドル高であろうとも円最強高で日本株安、
となっているのが現実です。

さらに国内目線だけで見れば、連日のように書いている通りですが、
高水準な空売り比率の継続(本日は減ったものの43.1%と高水準)、
裁定買い残の減少(2日時点で約1.5兆円割れ)、
これらが7週連続で続いている外国人売りと歩調を合わせている状況に対し
僅かながら減り始めたものの昨年来高水準近辺の投機筋の円売りポジ、
個人を含む国内勢は外国人売りに立ち向かっている状況が続いており、
2日時点の信用買い残はさらに増加して3.62兆円という高水準なので、
かつても何度かあったように個人と国内勢の買いが、
外国人売りを呑み込んで勝利する展開も有り得なくはないですが・・・

以上の様な国内の珍しい需給環境、円売りポジだけでなく、
ドル、米債券、原油も含めた海の向こうの巻き戻し余地も加味すると
外国人が買いに転じてから参戦するのが無難なので、
データとして最も早く外国人買いが確認できる空売り比率が、
せめて40%割れの状態が続くなり、外国人大好物銘柄が買われるなり、
需給もテクニカルも呑み込むゴリ商いでの反発が続くなり、
逆にセリクラと言えるゴリラ商いでの大幅安が起きるなりするまでは、
空売りの買戻しや!需給面での過熱感が和らいたで!
割安や(あと一カ月しかない今期のEPSを重宝するのもどうかとw)!
と言って、底打ちとか押し目と判断するのは避けておくのが無難です。

ちなみに昨夜の米国を始め海の向こうと本日の我が国ですが、
昨夜の海の向こうは、貿易戦争ネタと欧州治ネタの騒ぎが和らいだことで、
米長短金利上昇、英欧伊長期金利上昇(独は低下)
ドル小幅高(円最弱)、原油続伸、金反落、
米株は商い減少ながらも反発、英欧株反発(商いやや増)伊株続落、
VIX低下となり、本日でトピとマザが9月安値の裏を迎えた日本株は
新興市場も含めて大幅反発となったものの、
売買代金は2.51兆円という海の向こうと同様の薄商いであり
マザを始め新興市場も商いが減少、高水準な空売り比率も続いており、
外国人が買っているとか、本気買いとは言えないですし、
業績(バリュー面での)懸念にも繋がる円高も収まっておりまへんので、
先に述べた通りの市場の動きに合わせて動きましょう。

今週は今夜も含めて週末まで、需給の節目や需給イベント、
政治・経済イベントもテンコ盛りであり、
どれがきっかけとなって動いてもおかしくないからこそ、
シンプルに市場の動きで判断するべきですから、
目先のイベントについては、週初の記事でも御参照ください。

ちなみに私の目線は、金利上昇アレルギーは克服されてないと見ており、
超目先はリバウンドがあろうとも、先に述べた分水嶺に達すれば、
リスクオフモードが再燃すると見ているので、以前から書いている通り、
国内の来期業績見通しと次回米企業決算が発表される4月下旬あたりまで
ショックが起きるのかはともかく、少なくとも調整モードは続くでしょう。

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