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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
特盛だからこその今週
おはようございます。

米長期金利上昇とドル高に悲鳴を上げただけに、
降って湧いた貿易戦争ネタに胡散臭さと呆れを感じる週末(笑)

記憶にも新しいのですが、2月5日に米長期金利上昇とドル高に対して
米株が悲鳴を上げた後、2月27日には5日の水準近辺まで戻したものの
米長期金利とドルは5日の水準近辺を維持していたこともあり、
再び株式市場が悲鳴を上げており(原油も)、
かといってパウエルおじさんもハトに急転換するわけにもいかないからこそ
米景気にとって都合の良い長期金利低下とドル安を正当化するために
政治サイドから以前よりも過激に貿易戦争ネタを演出しているとしか・・

あくまで透かして見える私見ではありますので、
現状は貿易戦争ネタを市場はネガティブに捉えているだけでなく、
パウエルおじさんの曖昧な金融引締め姿勢(市場対話力の欠如も)
それを否定するような足元の低調な米経済指標の散見
物価上昇期待と言いながら数値上の物価は世界的に低迷したまま、
トランプマンの政策実現への疑念の高まり、欧州政治リスク、
中国リスク、北朝鮮の地政学リスク等も再燃しつつあることで、
動きとしても米長期金利低下、ドル安となれば、
昨年9月以降のように適温相場だとポジティブには捉えず、
5日のようにリスク回避と利回りの高い債券買い(ドル売り)株売り
というベタなリスクオフの動きだと捉えられております。

以上を踏まえつつ、週末時点での市場の動きを振り返ると・・・

週末の米国市場では、米長短金利上昇(5日の水準をやや上回る)ながら
ドル安(5日水準を上回っている)円最強高となり、
米株は5日の水準には程遠いながらダウが小幅安、
SP500が0.51%高、ナスダックが1.08%高
とマチマチで終えており(VIXも低下)、
満月で切り返しや!エセ適温相場リターンズが始まるのか?
という動きにも見えますが、週末とは言え、株式市場の商いは減少しており
債券と為替のチグハグな動きからも週末の御都合感が強い動きです。

英欧株も長期金利は小幅上昇(理由は政治リスクの可能性もありますが)
株式市場は大幅続落となり、商いは増加しておりますが、
週末の日本株と同様、セリクラのような大商いではないです。
(NY時間で英欧株の先物はやや戻しておりますが、
 英欧株はすでに2月安値を割っております)

そして我が国の週末のザラバは、それなりの商いを伴う大幅続落でしたが
5日の商いには程遠く、セリクラ感はなく、
しかも真意はともかく黒ちゃんマンの出口観測が高まっていることで、
米英欧の長期金利が低下する中で我が国の長期金利が上昇
という珍事が起きており、定番のリスク回避での円高圧力だけでなく、
出口観測を口実とした米英欧との金利差縮小による円高圧力も加わり、
さらに企業想定為替レートを下回りつつあることで、
日本株は世界の景気敏感株としての役割以上に大きく下げており
シカゴ日経平均先物は、小幅安で帰って来ております。

以上の通り、震源地の米国株はやや切り返しの動きもありますが、
米英欧日共にセリクラの様な商いでの下げがあったわけでもなく、
週末の米株は商いを減少させての切り返しであり、
債券、為替、原油も含めた市場全体で見ても、週末はチグハグな動きであり
足元のリスクオフな動きすらも収まったとは言えないです。

そこに胡散臭かろうがトランプマンの貿易戦争騒ぎも継続しており、
今週の米国ではトランプマンが輸入制限措置の詳細発表、
支持率確認と今後の米議会運営にも影響しそうなテキサス州予備選、
経済指標では貿易戦争だけに米貿易収支、金融引締めの裏付け確認として
ベージュブック、ADP雇用、雇用統計の発表を控えており、
欧州では日本時間の明日に結果が判明する伊総選挙、独連立投票、
今週はメイ英首相のブレグジット方針発表、ドラギナイト(ECB理事会)
中国では全人代開幕だからこそ米貿易戦争への対抗措置動向、
PMIに続いて低調なのか注目の中国貿易収支とCPI&PPI、
国内では出口論の燻る中での黒ちゃんの所信聴取と黒田薬局会合、
需給の節目として9月安値の裏、需給イベントのMSQなど・・・
今週は国内外共どれがきっかけとなっておかしくない特盛状態です。

足元の需給環境をについても、投機筋の円売りポジは多少減ったものの、
海の向こうはドル、ユーロ、米債券、原油が、
巻き戻し余地が大きい状況に変わりはなく、
国内では外国人の7週連続の売り越しと足並みを揃えるように、
高水準な空売り比率と裁定買い残の減少が継続しており、
一方で信用買い残は高水準という状況です。

従って今週は、需給の巻き戻し余地(現在も巻き戻し中)、
週末時点でのチグハグながらもリスクオフモード継続と言える動き、
どこで動いてもおかしくないきっかけイベントが特盛状態の今週だからこそ
シンプルに市場の動きで判断すればいいので、海の向こうとしては、
まずは米金利低下、ドル安(ドル高の場合も)、米株安、原油安
という現在のリスクオフな動きが収まることですが(リスクオフネタも)、
収まったとしても、米金利、ドル、米株、原油が、
2日の水準を超えても悲鳴を上げず、米長期金利上昇、ドル高、
米株高、原油堅調という理想的な展開となるまでは、
所詮は昨年9月以降の様なエセ適温相場なので、米金利上昇、ドル高は、
米株と原油の重石となりますので(原油安は米株の重石でもある)
くれぐれも米金利、ドル、米株、原油共に2月の水準は御注意ください。

日本株については、空売りの買戻し期待とか、
裁定買い残減少による過熱の和らぎとか、200日線で反発とか、
PER原理主義による反発とは見ずに、
海の向こうは巻き戻しの余地が大きい需給環境とも一致したリスクオフ、
国内でも外国人の売りが続いているという状況の中で、
個人と国内勢が立ち向かっている構図なので、
せめて空売り比率の低下が続くなり、外国人大好物銘柄が買われるなり、
何か一つでも外国人が買いに転じたと判断できる動きが確認できるまで、
もしくは過去の積み重ねに過ぎないテクニカルや需給を呑み込むような、
ニューマネーによる問答無用の大商いでの上昇が続くまでは、
多少の反発があろうとも、リスクオフモードが継続している中での反発
と見ておきましょう。

ただしセリクラのようなゴリ商いでの下げが起きるようであれば、
今週は9月安値の裏とかMSQといった需給の節目やイベントもあり、
先に述べたテンコ盛りイベントもあるので、
ダメならば即座に撤退することだけは肝に銘じて、
2番底の底打ちというスタンスで打診参戦するのはアリです。

新興市場は週末時点においても、
主力大型株に代わって買われる地合いはなっているとは言えず、
相変わらず下げ局面で商いが膨らむ展開も続いているので、
今週は主力大型株と同様のスタンスで構えておきましょう。
しかも黒ちゃんの出口観測のせいで、新興市場には重石となる金利上昇が、
珍しく国内で起きているだけに、いつも以上に御注意を。

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