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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
良くも悪くも答え期待の今週
おはようございます。

週末に注目度が急上昇していたFRBの金融政策報告書ですが、
債券、為替、株式の各市場での反応はチグハグであり、
発表をきっかけに動いたわけでもないので、
ほんまに注目されていたのか怪しい限りですが、
金融政策報告書に書いてある通り、米経済はマクロもミクロも堅調やで!
だから物価も上昇するし、ワシらの金融引締めも正当化されるんやで!
さらにトランプマンの税制改革やインフラ投資効果で先行きも堅調やで!
ということが事実ならば、米金利上昇(イールドカーブが立つ)ドル高
それにも屈しない米株高(原油も崩れない)となるべきです。

しかしながら週末のトランプ合衆国市場では、
短期金利上昇、ドルは小幅高となったものの、
それ以外は金融政策報告書通りの健全な動きとはならず、
長期金利&2年債利回りの低下が続き、
米株の大幅高を後押しする不健全な動きだったと言えます(原油高も)。
商いについても不健全さを裏付けるような相変わらずの薄商いなので、
ヘッピリ腰な米株高と言わざるを得ないです。

欧州も長期金利低下(伊始め南欧は長期金利上昇)とユーロ安を追い風に
株高となりましたが、これまた相変わらずのヘッピリ腰な薄商い、
英国は長期金利低下となったものの、ポンド高と決算が重石なのか、
英株安となりましたが、これまた薄商いでおます。
(ただし欧州先物、英先物は米国時間で上昇して終えております)

ついでに新興国の週末時点の状況については、
ドル高となれば資金流出と共に膨らんでいる債務懸念が再燃しますが、
現時点の市場ではかつての様な危険水準に達している新たな国は見当たらず
お馴染みの破綻寸前国家や反米色の強い国、中東諸国がザワついているだけ
という変わり映えのしない光景が続いております。

新興国の親玉でもある中国は、変態的な独裁政治と管理相場らしく、
世界的な長期金利上昇ブームなんか知らないアルヨとばかりに、
長期金利低下(債券高)、人民元高、株高(反発基調)
というトリプル高を演じているアルヨ。

そして我が国ですが、米英欧と同様に薄商いが続く中、
週末のシカゴ日経平均先物を含め、日本株は反発して終えておりますが、
週末時点では想定為替レートを割る円高水準が続いていることもあり、
米株ほどの反発基調は見られません。
長期金利については中国と同様、低下の続いている変態ぶりと見ると、
我が国も実質的な管理相場やなと今さらなことが頭をよぎりつつも
その割に円安とはならず、むしろ円高が続いているということは、
需給要因はあれども日本株と円については、
米国次第(特に米株)という状況も変わってないと言えます。

以上の通り、週末時点の状況としては、米国が不健全な動きであろうとも
米株が落ち着いてることで(原油も)、
世界的に金融市場が落ち着いているのも事実ですから、
依然として主役は米国市場であることに変わりはない状況です。

そんな中、今週はFRBの組長(パウエル議長)が、
27日に就任後初の議会証言を行うので、証言だけでなく質疑応答も含め
米経済は冒頭で書いたような状況なんだと説得力のある証言をし、
金融引締めにも十分に耐えられるから怖がるなと市場へハッパをかけ、
市場も同意できるのかどうかが注目であり、今週のメインイベントでおます

そしてパウエルおじさん証言の裏付け&答え合わせになるものとして、
週を通しての米小売企業決算、28日の米10-12月期GDP改定値、
1日の米1月コアPCEデフレーターを含む米個人消費支出、
米1月ISM製造業景況指数、米1月新車販売台数、
パウエルおじさん証言との姿勢確認となるFRBメンバーの講演
といったものがメインイベントの議会証言の裏付けイベントです。
(何気に27日のイエレンおばさんとハゲおやじ会談が意味深ですがw)

今週のセミファイナルとしては、今さら感もありますが3日のメイ首相演説
4日に控えるパスタの国の総選挙と独連立協議の是非を問う投票結果発表等
何気にイベントが多いのに注目度が低いからこそ不気味な欧州政治情勢です
(明日には不気味なドラギえもんの欧州議会証言もあります)

これら以外では、週末にトランプマンがさらなる兵糧攻め制裁案を発表した
北朝鮮情勢ではありますが、今回の制裁案でも効果がなければ、
鉄拳制裁を加えると言っているということは、
当面はトランプマンからのカリアゲマンへの鉄拳制裁は無いとも言えますが
平昌冬季五輪も終わったことで、ここぞとばかりに動く可能性もあり、
カリアゲマンの方から平壌狂気五輪を開催する可能性もあります。
ただし鉄拳制裁も狂気五輪もいつ起きるのかは、
誰にも予想できず、過度に警戒してもキリがないので、
このリスクだけは起きてから対応すると言うのが現実でもあります。
(真実の見えない(隠蔽する)中国市場のリスクも同様です)

ということなので、少なくとも27日のパウエルおやじの議会証言までは、
主役は米国市場であり、米国市場次第ではありますので、
株式市場目線で見れば、今週は以下のどの動きになるのかが焦点です。

・ポジティブシナリオ

 ①最も健全な米金利上昇、ドル高にも屈しないグレートローテーション

  米長期金利上昇、ドル高(円安)、米株高(日本株高)、原油堅調

 ②不健全ながらも昨年9月以降に実際に起きたエセ適温相場

  米短期金利上昇、米長期金利低下、ドル安(円最弱安)、
  米株高(日本株高)、原油高

 ③②に近いながらも現在版のエセ適温相場

  米株の重石となる米長期金利上昇、ドル高、原油安
  これらのいずれかを和らげて米株高の追い風にする
  (日本株はドル高、円安次第)

・ネガティブシナリオ

 ④米財政悪化懸念による米トリプル安相場
  
  米長短金利上昇(債券安)ドル安(円高)米株安(日本株安)原油安

 ⑤米金利上昇(金融引締め)アレルギー相場

  米長短期金利上昇、ドル高(円最強高)米株安(日本株安)原油安

 ⑥ベタなリスクオフ相場(債券買い・株売り)

  米長短金利低下(債券高)ドル安(円高)米株安(日本株安)原油不明

私としては現在の需給環境やメインイベントの裏付けイベント、
セミファイナルイベントも加味すると、厄介な④と⑤ではなく、
5日のような⑥になる可能性が高いと見ており、
調整自体も5月頃まで続くと見ておりますが・・・

あくまで私の見方なので、信じるか信じないかはあなた次第なので
私の見方とは違い、最もポジティブな①となれば素直に乗ればいいですし、
昨年9月以降のような②とか、現在の③が続くならば、
米長期金利上昇、ドル高、原油安は株価の重石になるので、
株式市場のザワつきが始まった2日、悲鳴が上がった5日、
これら両日の株価、長期金利、ドルの水準を意識しながら
アホになって・・・割り切ってリスク覚悟で波に乗るのはアリです。

ただし波に乗るにしても、先日も書きましたので詳細は割愛しますけど、
足元の需給環境から見れば、国内では裁定買い残は昨年9月水準まで減少
継続中の高水準な空売り比率ということからも、
買戻しも含めた底打ちじゃないのかという見方もできますけど、
これらは外国人の売り越し状態とも一致しているので、
せめて空売り比率の低下が続くなり、問答無用の大商いでも続かない限り
日本株買いに転じたとは言えないです。

しかも足元では個人が立ち向かうかのように信用買い残は高水準であり、
週末に発表された投機筋のポジションを見ると(20日時点)、
円売りポジは未だに昨年来最高水準を維持しており、
ドル売り、ポンド買い、ユーロ買い、原油買い、米長期債売りの各ポジも
大して変化もなく、未だ海の向こうからの巻き戻しの余地が大きいので、
②③の状況で割り切って波に乗るにしても、せめてせめて・・・
空売り比率が低下してからでも遅くないのでは・・・ということです。

ちなみに我が国の新興市場については、
海の向こうと国内の主力大型株が大騒ぎとならなければ
代わりに資金が流入する期待もありますが、残念ながら5日の騒ぎ以降は
騒げば新興市場は過度に反応し、落ち着いていようとも資金は流入せず
という状況が続いており、週末も主力大型株の落ち着きと共に、
新興市場は上昇したものの、マザ、JQ共に今年最低の商いなので
まずは海の向こうと国内の主力大型株が落ち着くというのではなく、
先に述べた①から⑥のどの動きになるのか明確になるまでは、
資金の集まっている国策・テーマ株等以外は、
過度なリスクを負わずに慎重に動きましょう。

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コメント

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先だし見解ありがとうございます。
スイングマン | URL | 2018-02-25-Sun 15:30 [編集]
私は今週も③の展開かなー。と感じております。

論理的な相場分析素晴らしい。
スイングマンさんへ
マーケット番長 | URL | 2018-02-25-Sun 19:04 [編集]
> 私は今週も③の展開かなー。と感じております。
>
> 論理的な相場分析素晴らしい。

ありがとうございます。
今週でハッキリした動きになって頂きたいものです。

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