不沈艦日記
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真犯人を探しつつ
こんばんはです。

平昌やなくて平壌ではと揶揄されている冬季五輪の開幕に先んじて、
市場では投機五輪のような動きを繰り広げており、
アドレナリンの放出と共に鼻息も荒くなる日々が続いておりますが・・・

いかんせん今回の投機五輪の「きっかけ」は長期金利上昇、
「火に油な要因」はVIX指数といったものは判明しているものの、
明確な「真犯人(真の原因)」は未だ判明しておらず、
投機五輪が何大会(何ショック)なのかネーミングもはっきりしないので、
「きっかけ」と「火に油となった要因」の状況を見ながら、
市場の動きを判断するしかないおっかなビックリな状況ではあります。
ビックリ指数(VIX指数)だけに・・・

とは言え真犯人を推理するのであれば、
昨年から何度も書いて来た通り、リーマンショック以降、
世界的な金融政策のドーピング(金融緩和、低金利)状態が続き、
リーマンショックを引き起こした張本人である米国が、
ちゃっかりと真っ先に薬抜き(引き締め)を始め、、
まとまらない護送船団(EU)からトンズラした英国が、
ちゃっかりと米国に追随する薬抜き(引き締め)へと動き、
護送船団の中でも特に舵取りすらも一致しない船団(ユーロ圏)までが、
薬抜きを匂わせる動きが続いており、
ついには世界で唯一のデフレと言う奇病を患ってしまったことで、
リーマンショック以降どころではない長きに渡る薬漬けだった我が国までが
先日のお薬減らし(オペ減額)をきっかけに薬抜き観測が漂っているので
(黒田薬局(日銀)は薬抜き姿勢を否定してます)
まさに薬物依存症患者から薬を取り上げたことで(マネーの逆流)、
禁断症状が出ていることが真犯人だとは思いますけど・・・

御存知の通り、薬抜きだけでなく身体に負荷を掛ける(利上げする)には
マクロミクロが堅調で物価も上昇するという健康体であることが条件ですが
過剰な薬の副作用でバブルを招くと恐れたからなのか、
薬抜きの目安(条件)でもある物価目標原理主義の2%を達成しないまま、
いずれは物価も上昇という期待だけで米国は薬抜きへ舵を切りましたが、
これまでは金融政策の影響が大きい2年債利回りと短期金利だけが上昇し
物価を含む景気の先行きやリスクを反映する長期金利の低迷が続き、
しかも物価と長期金利低迷の原因は謎だと放置したまま、
市場ではそんな状況を不気味な温度差とは言わず適温相場と称し、
長期金利と共に低迷していたドル安も追い風に(原油高も)
都合よく株高を演じて来たので、数値として物価上昇が確認されないまま
物価上昇期待だけがさらに高まると共に長期金利が急騰したので、
ほんまに物価は上昇するんかいな・・適温やなくて高温じゃないのか・・
さらにトランプマン政策による財政悪化懸念での金利上昇じゃないのか・・
という疑心暗鬼を招くことになったと言えます。

そして市場では、疑心暗鬼な金利上昇だからなのか、
リスク資産を売る姿勢が強くなり、グロース株を中心とした株、
原油、ついでに仮想通貨といった買われていたものが売られ、
いわゆる金利上昇でリスク資産が売られる展開となり、
さらに疑心暗鬼がピークに達した週初は
売られていた(金利が上昇していた)債券買い、買われていた株売り
というベタなリスクオフモードへとなったことで、
VIXの混乱も相まって悲鳴が上がったという状況なので、
真犯人は疑心暗鬼を招く金融引締めによるマネーの逆流だとは思いますが、
今のところ真犯人はこれだと明確にはなっておりません。

そもそもマネーの逆流が起きることは、誰しもわかっていたこと・・・
というか頭の片隅には置いていたことだと思うのですが、
長きに渡る薬漬けのせいでラリっていたのか、
エセ適温相場にごまかされていたとも言えます。

とにかく真犯人探しを含めた小難しい背景から見れば、
足元のマクロミクロ環境が堅調で物価が上昇し、
金利上昇にも耐えられ、財政悪化にもならないと改めて認識されれば
米長期金利上昇と米株高となるでしょうから、
物価以外のマクロ環境と企業業績の堅調ぶりは、すでに確認されているので
物価が期待だけでなく数値としての上昇が確認され、
(来週の14日は米消費者物価と小売売上高発表)
もしくはトランプマンのインフラ投資法案の成立の可能性が高まることで、
財政悪化懸念とならないことはもちろんのこと、
これまで以上に物価上昇期待が高まればいいということです。

従ってこういった状況になるまでは、
米長期金利上昇が株価の重石になる動きが続きそうなので、
目先としては、米長期金利が週初のパニック前の水準まで戻るなり
超えるなりした場合に、米株が負けじと上昇出来るかどうかが焦点です。

さらにこれまで高温相場の差し水となっていたドル安と原油高が、
ドル高、原油安となった場合に、米株が負けじと上昇できるかも焦点なので
米長期金利が上昇した場合でも、ドル安、原油高となれば、
差し水となって米株を支える可能性もあると言えます。

そして当然ながら理想としては、
米金利上昇、ドル高、米株高、原油高となることです。

昨日も書いたので割愛しますが、
今夜から明日は今週のイベント的なヤマ場であり、
今夜は英中銀会合、米連邦政府つなぎ予算期限、
フィラデルフィア連銀総裁講演、エヌビディアとツイッター決算、
明日は我が国はSQ&三連休前の週末、国内企業決算の2回目のピーク
不穏な中国ではCPIとPPIの発表です。
来週は12日にインフラ投資政策発表、14日は米消費者物価と小売売上高
15日は45日前ルール該当日、来週末の16日は米SQです。

ということなので、昨夜の米国市場は焦点通りの動きだったものの、
本日の我が国はそれなりの商いを伴った株価の反発を始め、
ひとまず落ち着いた動きとなり、空売り比率は連日の高水準、
本日はSQ日を除くと過去最高なので、買戻し燃料期待も高まっており、
足元では裁定買い残も約2兆円強まで減少していたりもするので、
万が一、真犯人自体が居なかったという奇跡の冤罪相場となれば、
「きっかけ」への懸念が払拭され、「火に油」が解決されれば、
本格反発も期待できますが・・・

今のところは残念ながらそうではなく、
真犯人がイマイチはっきりしない疑心暗鬼は続いており、
肝心の外国人も先週まで売り越しが続いているので、
高水準な空売り比率についても、ボトム期待と見るよりは、
単に売り圧力が継続していると見ておいた方がいいですし、
(信用買い残は3.4兆円、円売りポジは昨年来の高水準近辺です)
バンジージャンプの揺れの最中でのリバウンドなので、
明日以降はシンプルに揺れが収まることも重要ですけど、
先に述べた焦点次第でおます(新興市場も同様です)。
ただし昨日書いたパターンの動きで判断して立ち回るのも自由です。

以上は目先の動きについてなので、長い目では本格反発とはならず、
薬抜きが真犯人とされたり、米財政悪化懸念となった場合ば、
更なるショックが来るでしょうし、ショックが起きなくとも、
来期業績見通しが判明する5月あたりまで調整が長引くと見ております。

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