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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
まずは週前半
おはようございます。

トランプ政権発足から1周年という記念日にも関わらず、
米上院でのつなぎ予算が否決され、
かつてのように一部の政府機関は閉鎖となっております。

上院では今年から共和党の議席数が減っている上に、
トランプマンの支持率も低迷したままなので、今秋の中間選挙を見据え、
世論も気にせず民主党は変わらず反発するでしょうし、
身内(共和党)も造反しやすく(今回も保守派の共和党議員が造反)、
上院の議会運営が困難になっているので
今月発表予定のトランプマンの目玉政策であるインフラ投資法案は、
果たして上院で可決出来るのだろうかという懸念が台頭する可能性も・・

さらに税制改革やインフラ投資による財政悪化懸念という見方もある中で、
米国の懐事情が空白となり、政府機関閉鎖となることで、
格下げ懸念が台頭する可能性も・・(フィッチは影響なしと言ってます)

つまりただの政府機関閉鎖だけならば、
かつてのように市場は直後のザワ付きだけで終わり、
その後は何事もなく動く可能性は高いですし、
休日返上で週明けまでに可決成立すれば、ポジティブでしょうけど、
インフラ投資法案や格下げの懸念へと繋がる良からぬ連想ゲームとなれば
ただでさえ週末時点では米株は高値圏であり、金利も急上昇しているので
ザワつきが大きくなり、金曜日の記事でも書いた通り、
ダチョウ倶楽部相場(米金利上昇(米債券安)、ドル高、米株安)、
空焚き相場(トリプル安)という厄介なモードになる可能性があります。

ということで、米つなぎ予算の攻防が期限ぎりぎりまで続いたため
週末の市場には織り込まれておらず、週明けの反応次第ではありますが、
一応、織り込まれてない週末状況を振り返っておくと・・・

つなぎ予算プロレスを繰り広げていた週末の米長期金利は、
3年ぶりの水準まで上昇したこと自体は健全と言えますが、
短期金利は週末に低下したものの10年ぶりの水準であり、
2年債利回りは週末に上昇し、同じく10年ぶりの水準なので、
長短金利差は拡大しつつあるものの、まだ健全とは言えない水準です。
むしろ財政悪化懸念での金利上昇(債券安)に見えなくもないです。
(英国は長期金利上昇、欧州は南欧以外が長期金利上昇)

週末の為替市場では、米金利上昇と共にドル高となりましたが、
ドル指数は3年ぶりの水準で低迷したままであり、
米金利上昇、ドル安というチグハグな状況が続いております。

週末の米株は、ダウがマイナス圏で推移する場面もありましたが、
金利上昇や政府機関閉鎖懸念も気にすることなく引けに掛けて買われ、
終わって見ればSP500とナスダックは史上最高値更新となり、
商いを伴った反発で終えております(VIX低下)。
(英株は商いを伴った株高、欧州株は商いがイマイチながら株高)

ただし米英欧株はSQ(引値清算)という特殊な日であり、
米つなぎ予算協議が決着しないまま週末を終えており、
市場全体の動きもチグハグなまま(米金利上昇、ドル安、米株高)なので
割り引いて見る必要はあります。

週末の原油は反落ながら未だ高値圏であり、他の商品も概ね堅調ですが、
安全資産の金は高値圏であり、景気の鏡でもある銅は足元で軟調であり
仮想通貨とHY債の不穏な動きも続いております。

新興国についてもお馴染みの中東諸国や反米姿勢の国以外は概ね堅調であり
地政学リスク等の燻りはあるものの、市場の動きとしては、
新たな火種は見当たらないという状況です。

中国についてもお馴染みのインチキ臭さは相変わらずですけど、
真相はわからない独裁国家なので、市場の動きで判断する限りでは、
金利上昇、人民元高、株高(高値更新)という真っ当な動きです。
(人民銀が25日から預金準備率の一部を引き下げます)

そして我が国ですが、週末の東京市場では、日経、トピ共に上昇したものの
水曜と木曜の商いを伴った下落には及ばない商いでの反発であり、
高値引けとなったJQと2部も商いは減少、
マザーズは商いを伴った下落が継続しており、
売りのパワーが優勢な状況が続いているので、
シカゴ日経平均先物が小幅高で帰って来ているのもアテにならないですし、
米政府機関閉鎖が織り込まれてないだけでなく、
週明けは日出る国として迎え撃つことになりますのでね。
(休日返上でつなぎ予算が合意すれば平和な週明けです)

以上の通り、米つなぎ予算否決&米政府機関閉鎖は織り込まれてないものの
週末時点の動きとしては、米金利急上昇、ドル安というチグハグながら、
市場の空気を決める米株は堅調、同じく原油も未だ高値圏なので、
市場の空気は落ち着いており(特に株式市場)、
日本株は足元で売りのパワーが強くなっていたり、円高ではあるものの、
企業想定為替レートの1ドル110円を割ってないこともあり、
崩れずに落ち着いた週末を終えております。

これら市場の裏付けとしては、国内外共に足元のマクロ環境が堅調
本格している米企業決算と今週から本格化する国内企業決算への期待、
トランプマンの税制改革効果、インフラ投資法案への期待、
世界で最も安定したは安倍ちゃんマン政権の政策期待(増税懸念も)
これらによって先行きのマクロ・ミクロ環境への期待にも繋ることで、
足元の低インフレ懸念は軽減し(足元の原油の堅調ぶりも追い風)、
米英欧の金融引き締め姿勢も正当化され、
黒田薬局のお薬減らし懸念も和らげていると言えます。

そして足元(16日時点)の投機筋のポジションを見ると、
米債券は売り越しが続いており、週後半の金利急上昇を見ていると、
一昨年末から昨年初の水準までの積み上げを目指すような動きであり、
ドルも売り越しに転じ(ポンドは買い越し)、ユーロ買いポジは過去最高、
円売りポジは昨年来最高水準近辺で変わらず、原油買いポジは過去最高、
米株買いも高水準、国内では裁定買い残は足元で減ったものの約2.9兆円
信用買い残は約3.1兆円(評価損益率の改善も)、
足元では外国人も大きく売り越しているので、
海の向こうはいつ巻き戻しが起きてもおかしくない状況ですし、
国内は円売りポジも含めてすでに巻き戻しが始まっているとも言えますが、
いかんせん現状の市場の空気を決めているのは米株と原油であり、
これらが揃い踏みで崩れてないので、市場には緊張感が無く、
我が国の巻き戻しも緩やかという感じでおます。

ということで、今週としては・・・

まずは織り込まれてない米つなぎ予算否決と政府機関閉鎖に対して、
週明けの市場がどう反応するのか次第であり、
高温なダチョウ倶楽部相場(米金利上昇、ドル高、米株安、原油安)とか、
もしくは高音な空焚き相場(米トリプル安)になりそうな気配もありますが
先に述べた良からぬ連想ゲームの拡大も含め何事もなく通過したとしても
海の向こうはいつ巻き戻しが起きてもおかしくない需給環境であり、
既に米金利は急上昇していたり、我が国は地味に巻き戻しが始まっていたり
不穏な動きは見られるので、何かをきっかけに巻き戻しが加速しそうです。

そのきっかけがつなぎ予算否決&政府機関閉鎖なのかしれませんが、
それ以外の今週のきっかけイベントとしては・・・
週を通しての米企業決算と国内企業決算、
通常国会開幕(22日から)、IMF経済見通し(22日)、
ペンス副大統領の火に油なイスラエル訪問(22-23日)、
黒田薬局会合(22-23日)、経済財政諮問会議(23日)
ダボス会議(23-26日)、米英欧12月PMI速報値(24日)
中国人民銀行が預金準備率を一部引き下げ(25日)
ドラギナイト(ECB理事会、25日)、
12月全国消費者物価(26日)、中国12月工業利益(26日)、
米10-12月期GDP速報値(26日、発表未定)、
ダボス会議でのトランプマン演説といったところです。

従ってお薬サジ加減が注目される23日の黒田薬局会合もあり
週明けはIMF経済見通しもやペンスツアーもあるので、
結果的につなぎ予算否決&政府機関閉鎖の影響と協議とも重なる週前半が
大きく動くきっけかになりそうな敏感な期間であり、要注意と言えますが、
シンプルな判断材料としては、米株と原油が揃い踏みで崩れず、
企業想定為替レートの1ドル110円を割らなければ、
国内市場の緊張感も高まらないと言えます。

新興市場は先にも述べた通り、売りのパワーが継続しているので、
シンプルに商いを伴った上昇が継続するまでは、
警戒モードで立ち回りましょう。

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