不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
備えあれば憂いなし
こんばんはです。

ほんまに黒田薬局のお薬減らしが影響しているのかどうかはともかく、
きっかけとなって、我が国の金利は上昇しており、
特に中・長期金利が上昇したことで、どこぞのホットドッグの国と違って、
ドッグイヤーな我が国のイールードカーブは、
シャチホコのようにそそり立っているので、
好意的に見ればというか黒魔術師(黒田日銀総裁)の言い分としては、
お薬減らし(テーパリング)をしているのではなく、
政策通りにイールドカーブコントロールをしとるだけやがな!オゥ?
と言われてもおかしくはないですけどね(笑)

そんな黒魔術師の言い分やほんまの影響はともかく、
お薬減らしをきっかけに我が国のイールドカーブが立ったこともあり、
市場ではテーパリング観測が高まることになり(口実となり)、
米国の長期金利とドルまでが上昇しているのですが、
円ゴリラ先生登場(円最強高)となって1ドル111円台に突入しており、
本日の日本株もTOPIXは小幅高だったものの、
日経平均は寄り天唐竹割の約62円安と反落しております。

昨日までの売買代金3兆円超えでのバブリー上昇ではなく、
本日は3兆円割れでの下げなので、単純に売りのパワーは弱く、
SQ前の水曜日感もありますが、日銀短観の想定為替レートは、
通期が1ドル110.18円、下期が1ドル109.66円、
トヨタの下期想定為替レートは111円ですから、
このまま黒魔術をきっかけとした円高が進むことで111円を割ると、
企業業績懸念が高まると共に日本株の割安感も剥落するので、
最近流行りの円高耐久力神話が崩れる可能性があります。

さらに週末には大人の都合な需給イベントであるSQを控えており、
そのタイミングに合わせて1ドル111円割れとなれば、
足元で積み上がった裁定買い残(約3.3兆円)、
昨年来の最高水準近辺まで積み上がった円売りポジ、
これらが一気に巻き戻す(円買い・先物売り)可能性が高く、
そこに何らかの海の向こうのリスクオフ材料までがトッピングされたり
黒魔術余波での米長期金利上昇&ドル高によって、
市場の空気を決めるとも言える米株と原油が崩れることになると、
リスク回避の円買い圧力も加わることになります。

昨夜の米国市場の動きを見ていると、米長期金利はついに2.5%を超え、
一昨年末のトランプラリー水準近くまで上昇すると共に、
円最強高ながらドルも上昇しているのですが・・・
米ハイテク株、半導体株、ナスダックは、
米長期金利上昇&ドル高が重石の様な動きとなっているので、
このまま黒魔術の余波で米長期金利上昇&ドル高が進むようだと、
米株が崩れる可能性が高いと言えますし、
原油もドル高が進むようだとさすがに崩れる可能性が高いと言えます。

もし崩れずに米金利上昇、ドル高、米株高、原油高(原油維持)となれば
理想的&健全な動きと言えるのですが、
足元では御存知の通り、低インフレは継続しており、
黒魔術前までの市場では米短期金利上昇、米長期金利低下&ドル安
というチグハグ状況を適温相場だと大合唱して、
米株高&原油高となっていたので、米長期金利低下&ドル安となれば、
再びハイテク株等を含めた米株高と原油高となる可能性もありますが、
このまま米長期金利上昇&ドル高が進むことで米株と原油が崩れると、
そもそも適温相場でも健全だったわけではなく、
温度差相場(エセ適温相場)&不健全だったということになります。

足元の投機筋のポジションを見ても、原油買いは過去最高水準、
米株も昨年来の高水準近辺であり、米債券は売り越しに転じ、
ドルも売り越し状態のままですから(ユーロ買いは過去最高水準)
エセ適温相場&不健全だったという解釈にならなかったとしても、
いつ巻き戻しが起きてもおかしくない需給環境ではあります。

そして週末は我が国のSQだけでなく(明日はユニクロ決算も)
海の向こうも日本時間12日未明にNY連銀総裁講演、中国貿易収支、
米企業決算シーズンの幕開けとなるJPモルガンとWファーゴ等の金融決算
米消費者物価、米小売売上高、米国は三連休前、
というようにイベントもテンコ盛りですから(米英欧は来週末がSQ)、
これらがネガティブな結果になるとリスクオフ風味が強くなりますが、
堅調な結果であったり、無難な結果だったとしても、
ここまで世界的な株高を演じてきたので(原油高も)、
巻き戻しのきっかけになってもおかしくはないです。
すでに黒魔術をきっかけに巻き戻しが始まっているとも言えるので、
週末は巻き戻しを加速させるきっかけになる可能性が高いということです。

いやはや・・・黒魔術のせいで、
米金利低下、ドル安、米株安というリスクオフでの巻き戻しではなく、
米金利上昇、ドル高、米株安、原油安という一斉巻き戻しとなれば、
金融引き締めに悲鳴を上げているという解釈にもなり得ますし
米金利上昇、ドル安、米株安というトリプル安となれば、
米財政悪化懸念という最悪の解釈にもなり得るだけに、
ちと厄介なオイニー漂っている気がしなくもないですけどね(笑)

とにかく今週は3兆円買いが続き、米株と原油が崩れなければ、
SQまで日本株は崩れないと見ておりましたが、
黒魔術の余波が続いているせいで、週末ではなく前倒しになりますが、
巻き戻しに備えておいた方が良いでしょう。

もしかしたら米国にはインフラ投資法案も控えているので、
週末の米経済指標が堅調な結果となれば、
それをきっかけに健全なトランプラリーとなったり、
エセ適温相場リターンズとなる可能性も無きにしも非ずですけど、
明日から週末は「備えあれば憂いなし」という姿勢で構えておきましょう。

新興市場については、海の向こうや主力大型株がリスクオフではなく
単なる巻き戻しであれば、資金流入が続きそうではありますが、
米ハイテク株等を見ればわかる通り、金利上昇が止まらないと、
新興市場にも重石となりますので、明日と週末は御注意ください。

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