不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
フォンキーモンキー今週
おはようございます。

雇用統計をきっかけに巻き戻しが起きるだろう・・・
と見ていた丘サーファーゴリラを猿がケツを叩きながら嘲笑うかのように、
株式市場は商いを伴うモンキー(本気?)買いが継続しており、
米株は3指数共に史上最高値更新、日本株は週末の先物の終値を含めると
年明けの2日間で日経平均が1000円も上げるモンキー買いです。

確か今年は猿年ではなく犬猿の仲である戌年なのですが、
相場格言通りに「犬笑う」というか爆笑しております。

一昨日も書いた通り、先行きはバブルではなく健全な明るさを感じるのですが
目先については危ういと思うばかりなので、
フォンキーモンキーワンワン相場はいつ止まるのやらという感じです。

そんな愚痴交じりのことを言ってても仕方ないので、
現在の市場を取り巻く小難しい背景や環境、週末時点での市場の動き、
今週の見通し、という三つに分けて書いて参ります。

★市場を取り巻く背景・環境

足元では物価以外のマクロ環境と企業業績が世界的に堅調、
先行きについても世界経済の主役でもある米国では
トランプマンの税制改革成立に加えインフラ投資も控えていることが、
日欧を含む各国にも恩恵があり、世界的な先行きの堅調期待となっており、
我が国では世界でも際立つ安定政権の安倍ちゃんマンが、
増税は言語道断ながら政策期待がありますので(五輪特需も含む)、
国内独自の先行き期待もあると言えます。

リスク面についても、世界的に原因が謎とされている低インフレ、
米国ではロシアゲート疑惑、今年から共和党の議席数が減少する米議会運営
19日が期限の米連邦政府つなぎ予算協議、
北のカリアゲ金太郎、エルサレム首都認定問題を始めイランの反政府デモ
サウジと武装集団の小競り合い、サウジのお家騒動といった中東リスク、
独・伊・スペイン・英の欧州政治リスク、中国市場の不穏な動き、
ビットコインを始めとする仮想通貨動向などなど、
燻ったままのリスクは盛り沢山ですが、
低インフレは無視に等しいですが、先に述べた堅調なマクロミクロ環境、
足元の原油上昇によって解消されるとの見方もあり、
カリアゲ金太郎リスクは平昌五輪まで落ち着きそうですし、
中国市場も株式市場が戻りつつあり、
中東リスクやロシアゲート疑惑は風化しつつあるのに対し、
火を噴きそうなのがインフラ投資法案やつなぎ予算協議にも関わる
米議会運営、独連立協議、仮想通貨動向といったところなので、
あくまで現時点では概ね落ち着いている?気にしてない?と言えます。

そんな堅調なマクロ環境とミクロ環境、リスク面の落ち着きを裏付けに、
各国の金融政策は現状の低インフレを無視したまま、
米英はすでに金融引締めに動き、今年も追加利上げ姿勢であり、
欧州も出口の扉のノブに手が掛かりつつある一方で、
我が国はデフレから脱却してないのもありますが、
米英欧に代わっておカネ刷り刷り役を引き受けまっせとばかりに、
黒い銀行の輪転機がフル回転状態のままです(異次元金融緩和継続中)

★週末時点での市場の動き

以上が実体経済や政治を含めた小難しい背景・環境となりますが、
現在(週末時点)の金融市場の動きとしては・・・

・米国

主役の米国市場では、短期金利が9年ぶりの水準まで上昇する一方で、
長期金利は一昨年末のトランプラリー水準すらも超えておらず、
長短金利差は10年ぶりの水準まで縮小しており、
ドルは長期金利以上に低迷したまま・・・
という低インフレや景気の先行き、リスクを意識した危うい動きですが、
米株は3指数共に史上最高値を更新し、原油も60ドルを超えており、
マクロミクロが堅調で金融引き締めに動いている国とは思えない動きであり
むしろQE時代のようなおかしな動きが続いております。

・英国

同じく金融引締めに動いている英国も長期金利は低迷したまま、
株価も戻しつつあります。

・欧州

金融政策が出口のノブに手を掛けつつも現状は金融緩和を継続中の欧州は
長期金利の低迷自体はおかしくないですが、株価も戻しつつあります。

・日本

我が国は欧州以上にゴリゴリの金融緩和継続中であり、
黒ちゃんがイールドカーブをいじくり倒しているので、
長期金利の低迷というか動向自体があまり気にする必要もないですが、
ドルが低迷して円高になろうとも、企業想定為替レートを割らないので、
すっかり為替の動きとは連動しない株高が続いております。

・中国

中国は先にも少し述べた通り、足元で株価が戻しつつあるので、
このまま継続すれば、足元の長期金利は世界に反して上昇しており、
人民元高も続いているので、動きとしては最もまともな動きではあります。

・その他の新興国、商品、仮想通貨

他の新興国についても、米国の自己都合なのかドル安が続いていることで
新興国からの資金流出という症状は起きておらず、概ね落ち着いており、
中東諸国や一部の反米的な国家というお馴染みの国々において、
トリプル安症状が見られるという今さらな状況という感じです。

原油以外の商品についても、ドル安が追い風になっているのか、
概ね不穏な動きは見られず、景気と中国の鏡でもある銅は堅調であり
仮想通貨の影響説もあった金、銀、白金等の金属も戻しつつあります

仮想通貨に関しても、個人的には大丈夫なのか心配になりますが、
ビットコインは息を吹き返しており、他の仮想通貨の熱狂も継続中です。

・足元の需給環境

2日時点ながら投機筋の各ポジションを見ると、
米株買いは高水準であり、原油買いは過去最高水準、
米債券は売り越しに転じており、ドルとポンドは僅かに買い越し、
ユーロ買いは過去最高水準、円売りは昨年来の最高水準近辺であり、
いつ巻き戻しが起きてもおかしくない状況ではあります。

国内目線では外国人が買い越しに転じており、
黒銀を始めとするクジラたちの下支えは継続している中、
足元の裁定買い残は約3.3兆円、信用買い残は3.02兆円
と共に超過熱の4兆円には至ってないものの過熱と言える3兆円超えであり
昨年来の最高水準近辺まで積み上がった円売りポジも含めると
いつ円買い・先物売りの巻き戻しが起きてもおかしくない状況です。

★今週の見通し

以上の通り、市場を取り巻く小難しい背景・環境は、
低インフレ(堅調に転じたとは言えない賃金も)、
一部の燻ったリスクはあるものの、概ね堅調&落ち着いており、
週末時点の市場の動きについても、足元の需給環境は過熱気味であり、
小難しい背景・環境に反する長期金利とドルの低迷も続いているのですが、
短期金利、株式市場、原油は堅調な動きが続いております。

こういった健全とは言えない温度差のある市場の動きなのですが、
なぜか適温でもない温度差相場なのに適温相場と称して、
短期金利、株式市場、原油の堅調ぶりが正当化されているのも現実であり
それの裏付けが物価以外の小難しい背景・環境になっているので
週末の雇用統計を受けても継続しているという状況です。

ちなみに小難しい背景・環境で書いたリスクや低インフレ、
需給に関わる今週の注目イベントとしては・・・
(今週イベントスケジュールの詳細は昨日の記事を御参照下さい)

指数寄与度の高いユニクロ決算(11日引け後)を受けてのSQ、
国内小売企業決算のピーク、中国貿易収支、独の連立協議継続判断、
インフレ確認となる米消費者物価、
米GDPの7割を占める消費の指標である米小売売上高、
米企業決算シーズンの幕開けとなるJPモルガンとWファーゴ等の金融決算
米国は三連休前の週末といったものが重なる12日がヤマ場と言えます。
他にも日本時間12日未明にNY連銀総裁講演、
ついでに12日はジブリ、トランプマンの健康診断もあります(笑)

従ってSQ週であり、燻ったリスクも続いているので、
ヤマ場の12日まで安心とは言えない一週間ですけど、
足元の過熱気味の需給環境も呑み込む活況(商い)が続くのであれば
(米株は少なくとも週末と同様の商い、日本株は売買代金が3兆円超え)
小難しい背景・環境で書いたリスクが再燃したり、
低インフレに対する懸念が改めて意識(懸念)されるまでは、
現状のエセ適温相場な動きが継続するでしょうから、
割り切って市場の動きに合わせて波に乗るのはアリですが、
低インフレや燻ったリスク等の小難しい背景であったり、
長期金利とドルが低迷したままのエセ適温相場が気になる方は、
慎重に構えておくのが無難でおます。

新興市場については、海の向こうや主力大型株が、
リスクオフや本格的な巻き戻しとなったり、長期金利が急騰したりと、
新興市場への影響が避けられない展開とならない限り、
国策・テーマ株を中心とした資金流入の動きは継続しそうですが、
今週は12日のヤマ場を含む海の向こうや主力大型株の動向(仮想通貨も)
新興市場には重石となる長期金利の上昇には注視しておきましょう。

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