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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
足元の消費の堅調ぶりと年内はともかく
こんばんはです。

本日発表された11月消費支出は前年同月比1.7%増となり、
伸び率の大きさも含め、少々ビックリするくらいの堅調ぶりです。

そういえば今年のクリスマスは、昨年よりも街が賑わっていたり、
デパートも混んでいた感があるので、12月も堅調な結果になるのか・・

そして同じく本日発表され、消費の源泉となる国内の雇用指標についても
相変わらず堅調な結果が続いており、上旬に発表された10月実質賃金も、
10カ月ぶりにプラスには転じていたので、
年明けに発表される11月の実質賃金もプラスが継続していれば、
消費支出の堅調ぶりも頷けると言えます。

さらに御存知の通り、世界で唯一に等しく、
我が国が長きに渡って患っているデフレという奇病ですが、
本日発表された11月全国消費者物価(CPI)の前年比では、
総合(+0.6%)とコア(+0.9)は10カ月連続で伸びており、
コアコア(+0.3%)も9カ月連続で伸びているので、
素直に伸びていることはポジティブなことではあります。

しかしながら黒ちゃんマンの物価目標である+2%には遠く及ばす、
物価が鈍化している海の向こうと比べても伸びが鈍いのは事実であり、
足元では過去最高水準まで買いポジを積み上げながら上昇している原油は、
いつ巻き戻しが起きてもおかしくない状況なのも事実であり、
さらに米国を始め海の向こうの金利がさらに上昇することになると、
原油を始めとするリスク資産が売られるでしょうから、
果たしてこのまま物価上昇が続くのかという疑念は強いですけど、
とにかく10カ月連続の伸び程度で終わることなく伸びを続け、
堅調になりつつある消費と共に、奇病のデフレから脱却すれば、
株価だけでなく、本当の意味で失われた20年からも脱することになるので
まずは年明けから発表される小売企業の12月月次売上高はもちろんのこと
1月上旬に発表される11月毎月勤労統計調査(実質賃金)、
1月下旬発表の12月消費支出と消費者物価と雇用指標は、
市場が反応するのかどうかはともかく、結果が注目と言えます。

以上の通り、物価の伸びはイマイチながら上昇を続けていることを含め、
国内消費に関しては堅調ぶりが見られると共に、
足元では他のマクロ指標と企業業績は堅調であり、
海の向こうも物価の伸びは鈍いながらも同様ですから、
国内は黒田薬局が物価目標を達成するまで金融緩和を続けるとは言え、
海の向こうは物価目標が未達のまま(物価の伸びが鈍化したたまま)、
米国と英国はすでに金融引締めに動き、欧州も出口を視野に入れているので
それによって金利がさらに上昇することになっても、
果たして物価はもちろんのこと、市場やマクロミクロ環境の先行きは
大丈夫なのでしょうか・・・水を差さないのでしょうか・・・(笑)

少なくとも我が国は黒田薬局のドーピング(金融緩和)効果が大きく、
出口を開けたわけではない欧州も同様であり、
米英も引き締めに動いたとは言え、かつてのドーピング効果が大きく、
市場でも株高を含むリスク資産の上昇はドーピング効果が大きいだけに、
物価を無視したままのさらなる引き締め&金利上昇となれば、
どう考えても危ういとしか思えないのですが・・・

そういえば無敵(武者)リサーチのおじさんは、
低金利・低インフレは悪環境ではなく、
産業構造の変化を含む産業革命がもたらした好環境なんだ!
だから日経は3万円だ!と言っており、
確かに低インフレの大きな要因の一つだとは思いますし、
低金利自体は市場にとってやさしいことではありますけど、
(長い目では3万円も同意できますw)
じゃあこれから物価はともかく、金利が上昇すればダメなのでは?
ついでに足元で短期金利が9年ぶりの水準まで上昇しているのはええの?
長短金利差は10年ぶりの水準まで縮小しているのはええの?
と聞きたくもなるばかりです・・・

ただし世界の景気を牽引する米国で成立した税制改革、
年明け以降に発表&審議となる大規模なインフラ投資によって、
物価と共に金利も上昇することになり、
それに屈しないマクロ・ミクロ環境、そして金融市場となれば、
本当の意味での大相場にはなるでしょうし、
残念ながら物価を無視したたままの金利上昇であっても、
マクロミクロ環境に変調を来さず、金融市場も嫌気しなければ、
危ういながらもそれなりの大相場にはなるでしょう。

とにかく目先としては、成立した税制改革に対する反応も薄く、
インフラ投資法案を期待した動きも見られないことで、
結果的に米株の割高感も払拭されていない上に、
足元の金利上昇にも屈しない強さも見られず、
さらに足元では需給環境も過熱しているので、
金利がリスク回避以外の理由で低下でもしない限り
現時点では需給に則した巻き戻しが起きるのが妥当と言えます。

ただし目先というのは年明け以降であり、
特殊な閑散相場である年内という超目先については、
市場の空気を決めるとも言える米株と原油さえ崩れなければ、
巻き戻しも起きず、それこそ掉尾の一振もあり得るでしょう。

ということで、明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、今週は閑散な年末相場であり、
これといった大きなイベントも無いので、
カリアゲや中東、欧州政治、ロシアゲート疑惑、中国、ビットコイン等、
燻ったままのリスクが爆発・炎上でもしない限り、
先にも述べた米金利や物価等の小難しい背景は置いといて、
超シンプルに判断するならば、繰り返しになりますが、
市場の空気決める米株が崩れず(特に米半導体、米ハイテク株)、
同じく市場の空気を決める原油も崩れず、
企業想定為替レートを割るような円高とならなければ、
(トヨタは1ドル111円、日銀短観の下期は109.66円)
年内はリスク覚悟で割り切って勝負すればいいでしょう。
慎重に構えるのであれば、米長期金利上昇と共にドルが明確に上昇へと転じ
米株高、原油高も加わったトランプラリー(円安、日本株高)
となるまでは、その日限りの勝負に留めておくことが無難でおます。

腰を据えて構えている方については、
もはや余裕もあるでしょうから、先に述べた小難しい背景は置いといて、
企業想定為替レートを割る円高と共に商いの伴った日本株安が継続するまで
王者の風格で構えておくというシンプルな姿勢でいいのですが・・・
先にも述べた通り、危うい状況であることは事実であり、
年末という特殊な環境だからこそのスタンスですから、
くれぐれも機敏に動ける心構えと準備だけは怠らずに構えておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
年単位で参戦する方や割安・中小型に参戦する方はともかくとして、
先にも述べた通り、米長期金利上昇と共にドルが明確に上昇へと転じ
米株高、原油高も加わったトランプラリー(円安、日本株高)
となったとしても、足元の需給環境を見る限り、
時間的にも年内一杯であり、上値も限定的ですから、
巻き戻し相場に入ってから参戦を考ればいいでしょう。
四季報も発売されましたので、年内は銘柄選別に時間を費やせばいいです。

新興市場については、本日はマザはほぼ横ばいの小幅安、
JQはほぼ横ばいの小幅高となり、それなりに商いも伴っておりますが、
本日は節税対策売りもあったので、基調が崩れたとは言えないです。
従ってシンプルに商いを伴った下落が継続するまでは、
引き続き、年内は勝負姿勢で挑めばいいでしょう。

ただし海の向こうと主力大型株は危うい状況ながらも、
年末相場と言うこともあって、市場の空気がさほど悪化してないからこそ、
新興市場や中小型への資金流入が続いている面が大きいので、
新興市場と連動しがちなFANGを始め日米欧のハイテク株、
同様に新興市場とも密接なハゲバンク、任天堂、
新興市場に影響しそうな仮想通貨、中国市場(銅も)、HY債、
これら金利上昇に弱い面々の動向は、金利動向と共に注視しておきましょう

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