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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
米税制改革法案の採決以降を見据えて
こんばんはです。

昨夜は米長期金利が上昇し、節目に過ぎない2.4%もタッチする一方、
僅かながら米短期金利が低下し、長短金利差も僅かに拡大したので、
この動きが続くと共にドルが上昇し、それに屈せず米株高、原油高となれば
健全なトランプラリーと言えるのですが、
残念ながらドル安がズルズルと進行し、米短期金利も下げ止まっているので
せめて長期金利だけでも上昇が続いて長短金利差の拡大が続けば、
エセ適温相場感が和らぐことにはなるのですが・・・

そんな中、今夜は米税制改革法案が下院で採決され、
上院でも今夜か明日にも採決されるので、
予定通りに可決成立することをきっかけに、
まずは米長期金利とドルが上昇するのか注目です。

ただし期待通りに米長期金利とドルが上昇したとしても、
米株が織り込み済みで下げることになり(原油も)
米金利低下(米債券安)ドル高、米株安、原油安となれば、
いつも書いている通り、米金融政策の引き締めが重石なのでは?
と解釈され兼ねない厄介な動きにはなってしまいます・・・
しかも足元の需給環境に則した一斉巻き戻しの動きでもあるだけに・・・

もしくは期待通りに米長期金利が上昇したとしてもドル安が続き、
さらに米株安となればトリプル安ということですから(原油は不明)
米税制改革が財政悪化を招くと解釈される最悪の動きも有り得ます。
しかも22日期限の債務上限引き上げを延長出来たとしても、
これまた財政悪化を招くだけと解釈されたり、
年明けから審議・採決が予定されているインフラ投資法案までが、
大盤振る舞い過ぎる財政出動が財政悪化を招くと解釈されれば、
ほんまにトリプル安となってもおかしくはないですし、
格下げを喰らったりする可能性もあります・・・

以上の2つのネガティブシナリオは、
あくまで最悪の想定なので、可能性としては低いと見ており、
妥当なネガティブシナリオとしては、
税制改革法案の可決成立をきっかけに、
米株が織り込み済みで売られることで(原油も?)
市場全体にリスクオフモードが強まると共に、
米債券が買われ(米長短金利低下)、ドル安も継続となることです。
当然ながらまさかの否決なんてことになればリスクオフとなります。

(日本は上記のどのシナリオになろうとも円最強高・株安となります)

私としては否決によるものではなく、可決での織り込み済みによる
リスクオフモードになる可能性が最も高いと見てますが、
言っても税制改革法案が織り込み済みになろうとも、
年明けには豪快な財政出動となるインフラ投資法案も控えており、
しかも年末という特殊な時期でもありますので、
年明けからの議会では、アラバマ州補選で敗退した影響があるのでは?
といったツッコミも無視されることになれば、
米長期金利上昇(短期も?)ドル高、米株高(原油は不明)
というポジティブなトランプラリーが年内は続く可能性も有り得ます。
(日本は円安・株高)

もう一つのポジティブというかエセポジティブシナリオとしては、
現状のミステリーな米長期金利とドルの低迷が続こうとも、
ミステリーには目を向けない米株高、原油高、米短期金利の堅調維持、
というエセ適温相場が続くことです。
(日本は現状の過度な円高にならない株高)

さらに最も可能性の低いポジティブなのか?シナリオとしては、
米長期金利とドルの低迷が続くと共に米短期金利も低下しながらも、
QE時代のように米株高・原油高という都合が良すぎるというか、
本当の意味で適温なアメリカンファーストモードになることです。

以上の通り、米税制改革法案の可決成立と共に、
2つの厄介なネガティブシナリオ(マネーの逆流とトリプル安)、
1つのネガティブシナリオ(リスクオフモード)、
1つのポジティブシナリオ(トランプラリー)、
1つのエセポジティブシナリオ(現状のエセ適温相場)、
1つのポジティブなのか?シナリオ(アメリカンファーストモード)
といった6つのシナリオが想定されますが、
どのシナリオになる可能性が高いのか、私なりに順番を付けると、
リスクオフ、エセ適温相場、トランプラリー、マネーの逆流、トリプル安
ほんまの適温なアメリカンファーストモードという順番になります。

息の長い相場となるためには、足元の需給環境も考慮すれば、
米税制改革法案の可決成立でリスクオフとなり、
米株と原油のガス抜きが終わると共に、
年明け以降のインフラ投資法案の可決成立をきっかけに、
エセ適温相場リターンズ・・・ではなく、
米長期金利とドルの上昇と共に健全なトランプラリーとなることが、
かなり理想的だと思うのは私だけでしょうか・・・

ちなみに可決成立後も下手に株高のまま年内一杯突っ走ることになれば、
燻ったままのロシアゲート疑惑、債務上限引き上げ協議(22日期限)
不気味になりを潜めているカリアゲマンリスク、
中東情勢(ペンス副大統領の火に油な中東ツアーは1月に延期)、
欧州政治情勢(カタルーニャ州議会選は21日)、
不気味な中国不安(昨日から明日まで中央経済工作会議が開催中)、
スリリングなビットコイン動向、
といった良からぬリスクオフ材料もトッピングされかねないので、
税制改革法案の可決成立をきっかけに動くことが理想です。

もちろんそんな理想的な展開にならないのも相場の常ですし、
9月からのエセ適温相場に乗れてない私が言ったところで、
説得力自体がありませんけどね(笑)

ということなので、現在の焦点としては、
謎の米長期金利とドルの低迷が最も重要ではありますが(低インフレも)
市場の動き(反応)としての焦点としては、
今夜か明日に可決成立予定の米税制改革法案を受けた市場の反応であり、
先にも述べた通り、想定されるシナリオは6通りですが、
恐らく織り込み済みという解釈(反応)となり、
動きとしてはリスクオフモードになる可能性が最も高いと見てますが・・

私の見方はともかくとして、明日のスタンスというか、
税制改革法案の可決成立を受けたスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方は、先にも述べた6つのシナリオがありますが、
どれになろうとも小難しく考えず、超シンプルに判断するならば、
米株高が続き(特に米半導体、米ハイテク株高、できれば原油高も)
企業想定為替レートを割るような円高となっていなければ、
(トヨタは1ドル111円、日銀短観の下期は109.66円)
燻ったままのリスクが突然火を噴くことだけは覚悟の上で、
割り切って勝負するのはアリです。
慎重に構えるのであれば、米長期金利とドルが明確に上昇へと転じ、
商いの伴った米株高、原油高も加わったトランプラリーとなるか、
まさかの米長短金利低下、ドル安、米株高、原油高、
という本当の意味で適温なアメリカンファーストモードとなり、
日本株は円安と共にレンジを上放れる商いの伴った株高となるまでは、
その日限りの勝負に留めておくことが無難でおます。

腰を据えて構えている方については、
もはや余裕もあるでしょうから、先に述べた小難しい背景は置いといて、
企業想定為替レートを割る円高と共に商いの伴った日本株安が継続するまで
王者の風格で構えておくというシンプルな姿勢でもいいのですが、
足元の不気味な米長期金利とドルの低迷が正解であるならば、
いつリスクオフやマネーの逆流、米トリプル安
となってもおかしくない危うい状況であり(需給環境も)
今夜か明日に可決成立予定の米税制改革法案をきっかけに
大きく動く可能性が高いので(リスクオフの可能性が高いと見てます)、
くれぐれも機敏に動ける心構えと準備だけは怠らずに構えておきましょう、

新たに腰を据えて参戦する方については、
年単位で参戦する方や割安・中小型に参戦する方はともかくとして、
先にも述べた通り、米長期金利とドルが明確に上昇へと転じ、
商いの伴った米株高、原油高も加わったトランプラリーとなり、
日本株は円安と共にレンジを上放れる商いの伴った株高にでもならない限り
新たに腰を据えて参戦する必要はなく、リスクオフやマネーの逆流、
まさかの米トリプル安という動きになってから参戦を考えましょう。
先週末に四季報も発売されたので、銘柄選別に時間を費やせばいいです。

新興市場については、本日時点においても、
資金流入&上昇基調が崩れたとは言えず、IPOラッシュが続いていたり、
安倍ちゃんマン政策や予算案の発表が今週も続いており、
国策・テーマ株・IPOを始め、中小型・新興の賑わいは続きそうなので
シンプルに商いを伴った下落が継続するまでは、
引き続き、勝負姿勢で挑めばいいでしょう。

ただし先にも述べた通り、不気味な米長期金利の低迷等が続いており、
今夜か明日に可決成立予定の米税制改革法案をきっかけに
主力大型株や海の向こうは、リスクオフやマネーの逆流、米トリプル安
という新興市場も無視できない展開になっておかしくない危うい状況なので
特に新興市場と連動しがちなFANGを始め日米欧のハイテク株、
任天堂とハゲバンク、これらの重石となる長期金利動向(特に金利上昇)
新興市場にも影響しそうなビットコインを始めとする仮想通貨、
HY債や中国市場(銅も)、これらの動向は特に注視しておきましょう

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