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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
まずは明日と13日
おはようございます。

株高を正当化する理由が溢れており、頷けるものが多いのも事実ですが、
それらが長期金利低迷の理由には当て嵌まらない不気味な状況も続いており
相場では都合の悪いものに目を向けないことはありがちなので、
気にするか気にしないかだけの話ではありますし、
大人たちはクリスマス休暇モードですから、
このまま年内は株高が正当化される状況が続く可能性もあります・・・

しかしながら昨年末のトランプラリー時には、
こういった歪で不気味な動きとはならず、
米国では堅調なマクロ・ミクロ環境、金融政策(引き締め)と一致した
米債券安(金利上昇)ドル高、米株高(原油高も)、
というグレートローテーションな動きとなっていただけに・・・
(金融緩和状態だった欧州は債券高・ユーロ安・株高
 同じく金融緩和状態だった日本も債券高・円最弱安・株高)

現在は昨年末よりも物価と賃金の伸びに鈍さがあるものの、
世界的に先行きはともかく足元のマクロ・ミクロ環境は堅調であり、
主役の米国では遅かれ早かれ実現するであろう米税制改革によって、
先行きの明るさにも繋がっており(米株の割高感も和らぐ)、
だからこそ米金融政策は更なる利上げに動いた(動ける)と共に、
小規模ながらバランスシートの縮小にも動き、
来年には更なる金融引き締めも視野に入っているにも関わらず・・・、

景気の先行きとリスクを反映する米長期金利は昨年末水準どころか、
4月と7月の水準(2.4%)すらも超えずに低迷したまま(ドルも)、
一方で金融政策の影響が大きい米短期債・2年債利回りは、
9年ぶりの水準まで上昇し、長短金利差は10年ぶりの水準まで縮小、
米株は堅調という歪で不気味な状況が続いております。
(金融引締めを視野に入れている欧州も長期金利低迷、株価はやや軟調、
 引き締めがチラつく程度の金融緩和状態の日本は、
 コントロールされている金利はともかく、
 やや円高ながら企業想定為替レートを割らず、株価は堅調)

以上の通り、昨年末と比べる限り、
現在の株高を正当化するのは都合が良すぎるとしか思えず、
言っても最大の市場規模である債券市場で起きている、
目先の金融引締めばかりが反映されたような米短期債・2年債利回り上昇
景気の先行きとリスクを懸念したような長期金利の低迷(ドルも)
これらの背景が気になるばかりです・・・

そんなこれらの背景としては・・・、

米税制改革動向、その他のトランプマンの政策動向(インフラ政策等)、
22日まで延長された債務上限引き上げ動向、
米税制改革やトランプマン政策と債務上限引き上げによる米財政悪化懸念
さらにエルサレム首都認定問題と中東リスク(サウジのお家騒動も)、
ロシアゲート疑惑動向、これらによるトランプマンの支持率動向、
カリアゲマン情勢、市場が不穏な動きの中国情勢、欧州政治情勢、
安倍政権の新たな政策動向(税制も)、話題沸騰の仮想通貨動向
土台としては世界的なマクロ・ミクロ環境動向、
足元で伸びの鈍化が続いている物価と賃金の動向、
これら全てを踏まえているとも言える米金融政策動向(日英欧金融政策も)
といったところです。

そしてこれらをポジティブ解釈した様な動きなのが株価と米短期債・2年債
ネガティブ解釈した様な動きなのが米長期金利とドルと言う構図なので、
果たして株高と米短期債・2年債利回り上昇が正解なのか、
米長期金利とドルの低迷が正解なのか、
現時点では回答が出ていないという状況です。
(私は前者が正解だとは思ってますが・・・)

そんな中、一昨日に雇用統計が発表され、
焦点だった賃金は市場予想を下回ったり、伸びの鈍さは見られるものの、
前月からは僅かに伸びており、雇用者数を含めた他の面も合わせると、
概ね堅調な結果だったと言えますが、
一部では雇用環境も含め米マクロ環境は堅調であるならば、
税制改革を含むトランプマンの景気刺激策(財政出動)は不要では?
という今さらな声も蒸し返されております(笑)

そもそもトランプマンが大統領に就任した際の雇用環境は堅調だった上に
FRBも完全雇用やで!と言っていたにもかかわらず、
トランプマンはアメリカンファーストという看板を掲げ、
雇用拡大を最大の公約としていたことに対して、、
これ以上は拡大せんやろ・・・という冷めたツッコミがありましたので
全くもって今さらなツッコミではありますし、
それこそ税制改革、インフラ投資を含むトランプマン政策による財政出動が
米財政を悪化させるだけという最も厄介な展開になる可能性も・・・
さらに債務上引き上げに合意して政府機関閉鎖を回避できたとしても
それは財政悪化に繋がるだけと受け止められる可能性もあり、
ヘタをすればやっとこさ米長期金利を始め金利上昇やで!ではなく、
米国がトリプル安になるというオチにならないことを願うばかりです。

一昨日の雇用統計を受けた良からぬトリプル安シナリオはともかくとして、
週末の市場はドルの伸びがイマイチだったものの、
概ねポジティブに受け止めている動きでは終えており、
米長期金利は節目の2.4%は超えてないものの、前日に続き僅かに上昇し
一方で米短期債・2年債利回りは低下したことで、
僅かながら米長短金利差は拡大しており、
米株も薄商いと半導体の弱さはあるものの3指数共に続伸、VIX低下、
金は続落、原油は続伸、銅も続伸で終えているので、
前日に続き、動きとしては小さいながらもトランプラリーで終えてます。
(足元ではHY債も戻しつつあります)

ただし話題沸騰で現在も動いているビットコインは、
週明けのビットコイン先物上場への警戒感なのか豪快に下げており
それの影響で下げていると言われていた銀は、
金と共に反発で週末を終えたものの、さらに続落している白金を始め、
銅以外の金属の不穏な動きは続いております。

不穏な動きが続いている中国市場も週末は落ち着いた動きとなりましたが
債券安(金利上昇)人民元高(横ばいに近い)、株安
という怪しい基調は続いており、
その他の新興国についても、ぶっ壊れているベネズエラはともかく
台湾、韓国、マレーシア、中東諸国、メキシコ、チリといった国々は、
不穏な動きが見られます。

欧英株も政治のドタバタがやや落ち着いたこともあり、
長期金利上昇と共に株価も続伸して週末を終えておりますが、
欧英株は日米株に比べると出遅れているのも事実です。

そして我らがシカゴ日経平均先物は円安も追い風となり、
22845円と上昇して帰って来ており、
先週の嵐は無かった状態が継続しております。

以上の通りなので、米英欧日の先進国は、
まだまだ不気味な低水準から脱していない長期金利とドルではありますが
賃金を含め概ね堅調だった雇用統計を受けた週末の市場は、
落ち着いて終えたと言えるので・・・

今週はFOMCの結果発表と同日である米消費者物価が堅調な結果となれば
米金融政策の引き締め姿勢の足枷だった賃金と物価が、
賃金と共に物価も回復基調だという解釈となり、
FOMCでの追加利上げと来年以降の引き締め姿勢も正当化され、
足元の株高と米短期債・2年債利回り上昇が正解やったで!ということで
米金利上昇(長短金利上昇)ドル高、米株高(原油高も)
というトランプラリーとなる可能性はあります(日本は円安・株高)。

ただし市場の動き(反応)としては、トランプラリーやで!とはならず、
米金利低下(長短金利低下)ドル安、米株安(日本は円高・株安)
という形としてはリスクオフの動きですが、
反応としては織り込み済み・出尽くしとなる可能性もありますし、
そこに先に述べた燻っているリスクが火を噴くようだと、
本当の意味でのリスクオフとなります。

一方、米消費者物価が低調な結果になったにも関わらず、
FOMCの引き締め姿勢だけが変わらなければ、
年内はエセ適温相場が続く可能性も否定はできないですが、
恐らく金融引き締めの強行による米景気への悪影響が意識され、
いつも書いている米金利上昇(長短金利上昇)ドル高、米株安
というマネーの逆流となる可能性もあり、
先に述べた米財政悪化が加わると、トリプル安となる可能性も・・・
(日本はいずれにせよ円最強高・株安)

さらに米消費者物価が低調な結果になると共に、
FOMCで来年以降の引き締め姿勢を鈍化することになれば、
素直にリスクオフとなるでしょうけど、
米消費者物価が堅調にも関わらず、
FOMCで来年以降の引き締め姿勢を鈍化することになれば、
米金利低下(長短金利低下)ドル安、米株高(日本は円最弱安・株高)
というQE時代のような本当の意味での適温相場となる可能性も・・・

以上はあくまで先に述べた燻ったままのリスクが火を噴かず、
今週のヤマ場である13日の米消費者物価とFOMCを迎え、
13日以降もリスクが火を噴かなければというシナリオなので、
リスクが火を噴くようであれば、素直にリスクオフシナリオとなり、
火を噴かなければ、私としては出尽くしのリスクオフが有力と見ており、
可能性は低いながらもマネーの逆流とかトリプル安もあり得るかと・・・
(願望としては、わかりにくいエセ適温相場はカンベン願いたいです)

そして5日時点ながら足元の需給環境を見ても、
米債券はどちらにも振れそうな状況ではありますが、
依然としてドルは売り越しに転じたまま(ポンドは買い越しに転じたまま)
高水準な円の売り越しとユーロの買い越しは続いており、
原油は過去最高の買い越し状態、
国内では直近の裁定買い残は約3.2兆円、信用買い残も3兆円超えなので
トランプラリーになったとしても賞味期限は短いでしょうし、
リスクオフになる可能性が高い需給環境ですが、
マネーの逆流かトリプル安の余地も高まりつつあると言えます。

以上の通りなので、今週の焦点としては、
米長期金利とドルの動向次第でもあるこれらの市場の動きですが
今週のヤマ場としては明日のビットコイン先物上場、
そして13日のFOMCと米消費者物価であり、
それ以外の邪魔をしたり、後押ししたりするリスク等としては、
先に述べた継続しているリスク等になります。

それらに関わる今週のイベントはテンコ盛りですが、
詳細は前記事にアップした今週のスケジュールを御覧頂くとして、
超目先であるヤマ場の13日までの注目イベントは以下の通りです。

 11日 大穴のヤマ場イベントでもあるビットコイン先物上場
     10-12月期法人企業景気予測調査、10月工作機械受注
     ゲラシモフ露参謀総長が訪日
     米10月JOLT労働調査、米3年債&10年債入札
     米議会での米税制改革&債務上限引き上げ協議
     週末に騒ぎとなった米大統領副補佐官辞任と入国制限の反応

 12日 独&ユーロ圏12月ZEW景況感調査、英11月消費者物価
     ドラギECB総裁講演
     アラバマ州上院補欠選挙、米30年債入札

 13日 10月機械受注、国連事務総長訪日、黒田日銀総裁挨拶
     イスラム協力機構臨時会合、OPEC月報
     メイ英首相が英議会で質疑応答、独11月消費者物価・改定値
     FOMC結果発表

ということで、個人的にも市場的にも明日のビットコインが注目ですけど、
以上を踏まえての明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
明日の寄り前(8時)に上場するビットコイン先物が嵐とならず、
他の燻ったリスクも火を噴いていなければ、
今週はひとまずヤマ場である13日までは、
不気味な米長期金利の低迷や小難しい背景等は置いといて
シンプルに米株先物と原油が堅調に推移し、
企業想定為替レートの1ドル109-111円圏内の円高にもならず、
我が国の株価も落ち着いていれば、急変するリスクは覚悟の上で
ひとまず13日までという目線で割り切って勝負するのはアリです。
くれぐれも先に述べた通り、現状は歪で不穏な状況に変わりはないので、
その日限りの勝負に留めるのが無難ですけどね。

腰を据えて構えている方については、シンプルに1ドル111円割れの円高
商いの伴った株安が継続するまでは、王者の風格で構えておけばいいですが
先に述べた通り、現状は歪で不穏な状況に変わりはないので、
くれぐれも機敏に動ける心構えと準備くらいはしておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
先にも述べた通り、現状は歪で不穏な状況に変わりはないので、
年単位で参戦する方や割安・中小型に参戦する方以外は、
米長期金利とドルの上昇(円安)と共にトランプラリーにでもならない限り
少なくとも今週のヤマ場である13日までは、
わざわざ新たに参戦する必要はないでしょう。

新興市場については、今週からIPO祭も開幕したり、
安倍ちゃんマン政策の発表が続きそうなだけに、
主力大型株や海の向こうが先に述べた通りの歪で不穏な状況であろうとも
新興も巻き込むリスクオフやマネーの逆流、米トリプル安にならなければ
代わりとして国策・テーマ株・IPOを中心とした新興市場への資金流入が
継続しそうですが、続伸となった週末時点では商いがやや物足りないので、
シンプルに商いを伴った上昇が確認できるまでは、
警戒モードで構えておくのが無難でおます。
一応、主力大型株や海の向こうは13日がヤマ場であり、
明日は新興市場にも影響しそうなビットコイン先物の上場も控えております

そしてビットコインを始めとする仮想通貨だけでなく、
新興市場と連動しがちなFANGを始め日米欧のハイテク株、
任天堂とハゲバンク、これらの重石となる長期金利(特に金利上昇)、
さらにHY債や中国市場(銅も)、これらの動向は横睨みしておきましょう

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