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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
どっちが正解?状態のまま目先の本番へ
こんばんはです。

昨日は3.2兆円の商いを伴いながら、今年最大の下げ幅になると共に
世界最弱のような動きとなった日本株ですが、
本日は大幅反発となったものの、商いも2.8兆円と昨日には及ばず、
昨日の下げ幅を取り戻すには至っておりまへんので、
バンジージャンプと同様、飛び降りたからには揺れが収まるまで、
引っ張り上げられることはないでしょうし、仮に揺れが収まる前に、
問答無用のパワー(商い)によって引っ張り上げられたとしても、
せめて飛び降り台に戻るまでは、本格反発とは思わない方がいいでしょう。

そして何より、連日書いている通り、
黒田ドラッグが薬漬け(金融緩和)を続けている我が国はともかくとして、
金融引締めの先頭を走る米国、追随している英国、
金融引締めに舵を切ろうとしている欧州、
これらの国々の長期金利が低迷したままなのはなぜなのでしょうか・・・

遅かれ早かれ米税制改革は実現するんやで!
それによって足元で堅調な米マクロ・ミクロの両環境は、
先行きも堅調になるんやで(米株の割高感も和らぐんやで)!
だから金融引締めに動いても米国は大丈夫なんやで!
英欧も足元のマクロ・ミクロの両環境が堅調やから金融引締めに向かうで!
という市場でよく言われている理屈なのであれば、
一万歩譲って株高はいいとしても、
短期債・2年債利回りばかりが上昇する一方で、
なぜ長期金利は低迷したままなのでしょうか(ドルも)・・・

株式市場と債券及び為替市場の視点が違うからと言えばそれまでですが
このようなエセ適温相場で株高が続いたとしても、
足元の需給環境を加味しても、長続きするとは思えないので、
ほんまにアホになって割り切ってチキンレースに参加するみたいなものです

っつうか、すでに株式市場は崩れつつあり、
チキンレースも終了しているとは思いますけど、
年末と言う特殊な時期ではありますので、
可能性としては薄いながらも株式市場の年末高も有り得ますからね・・・

とにかく先に述べた株高を正当化する理由を見るたびに、
最大の市場である債券市場では、短期金利は株高と共に上昇しているものの
長期金利は全く正当化してないような低迷状態が続いております(笑)
(それに合わせて為替市場ではドルも軟調なまま)

どっちが正解なのでしょうか・・・

市場規模とか需給を除き、先に述べた株高の正当化理由だけを見ると、
十分に説得力を感じるのですが、長期金利はこういった理由だけでなく、
足元で鈍化している物価と賃金による景気の先行きを警戒していたり、
さらに燻ったリスクを警戒しているのも含まれているでしょうから、
都合の良い理由だけの株高に危うさを感じずにはいられないです。

昨夜発表されたADP雇用リポートは堅調な結果となり、
米株はほぼ無風状態で終えましたが、
ADP雇用は民間の雇用者数だけの指標ではありますので、
米債券市場(米金利)は、昨夜発表された雇用コスト指数が
物価と賃金の鈍化が窺える低調な結果になったことも、
米長期金利低下の要因の一つだったと言えます。
(そういう意味では週末の雇用統計での賃金動向が注目でおます)

長期金利低下の他の要因としては、
トランプマンが勝手にイスラエルの首都と認定したエルサレム騒動、
それによって高まる可能性が高い中東の地政学リスク、
中東諸国や英欧を始めとする世界各国からの非難轟轟だけでなく
米国内や米議会からも非難が高まることになり、
さらにロシアゲート疑惑が深まることで支持率が急落するようだと、
米議会運営にも支障をきたし、まさかの税制改革成立にも支障が・・・
しかもすでに8日が期限の債務上限引き上げ協議において、
野党民主党が債務上引き上げに応じる代わりとして、
トランプマン渾身の移民政策での妥協を迫っていたり、
税制改革も人質に取る動きもあり、それに対してトランプマンは
債務上限引き上げを諦め、政府機関閉鎖も辞さないと言い始めております。

まぁクリスマスシーズンですから、米政府機関の役人は、
これ幸いとばかりに政府機関閉鎖と共にクリスマス休暇入りとなれば、
喜んでいる可能性もありますが、
市場の方としては、かつて政府機関が閉鎖に陥った際、
決まった直後は少々荒れたものの、
その後は経済指標等が発表されかったという空白期間があった程度で、
市場のシカトっぷりに呆れた記憶があるくらいなので、
肝心の税制改革が頓挫するよりは、政府機関閉鎖の方がよろしいかと・・

ただでさえ税制改革自体が財政悪化を招くという懸念も根強いだけに、
債務上限引き上げが合意に至ったとしても、
さらなる財政悪化要因やがな!とも言われ兼ねず(米格下げも含め)、
いつも書いている米国がトリプル安になったり、
米債券安(米金利上昇)ドル高・米株安
という厄介なマネーの逆流モードに陥る可能性もあるので、
債務上引き上げが物別れに終わって政府機関閉鎖となる方が、
市場にとっては意外と穏やかな年末を迎えらるかも(笑)
気味の悪いエセ適温相場が続くかもしれませんけど・・・

もしくは現在の米長期金利低下が正当化されるような、
米長短金利低下(米債券高)ドル安・米株安
というわかりやすいベタなリスクオフとなります。

あくまで我が国はMSQ、米国は雇用統計発表、
債務上引き上げの期限である明日のイベントを受けた動きなので、
来週13日には物価動向が注目の米消費者物価が発表されると共に
利上げに動くであろうFOMC結果も控えており、
さらに燻りが続いているロシアゲート疑惑、火に油な中東情勢、
カリアゲ具合、胡散臭い動きの中国(来週は中央経済工作会議?)、
これらの動向にもよりますけどね。

(なにげに長期金利の低迷と金融政策の効果に影響しているのでは?
 と個人的には疑っているビットコインの先物が
 10日(日本時間11日)にCBOEへ上場するので(CMEは18日
 見方によっては現状のノールール状態から縛られる面が増える・・・
 とも言えるので、ビットコインが震源地となる波乱もあり得るかも・・
 しかも恒例の日出る国として立ち向かうことになります)

以上の通り、小難しくネチネチと書いて参りましたが、
明日の日本株はMSQという独自の事情もありますが、
バンジージャンプした揺れが収まるか、元に戻らないことには、
押し目とかセリクラとか落ち着いたとかは言えませんし
海の向こうも主役である米国を始め株式市場も崩れつつあり、
なによりポジティブ材料を全否定するように、
米国を始め長期金利が低迷したままというエセ適温相場に過ぎないので、
株式市場だけを見て割り切って立ち回るのは自由ですが、
くれぐれもお気を付け・・・というか身構えておいた方がいいでしょう。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
不気味な米長期金利の低迷や小難しい背景は置いといてシンプルに、
企業想定為替レートの1ドル109-111円圏内の円高とはならず、
市場のリスク・オン・オフのスイッチを担う米株と原油が堅調であれば、
リスクは覚悟でアホになって割り切って勝負するのも自由ですけど、
先に述べた通りの不穏な状況な上に、明日の本番は夜の米国ですから、
MSQ通過でもし反発基調が続いたとしても、
明日はその日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて構えている方については、シンプルに1ドル111円割れの円高
商いの伴った株安が継続するまでは、王者の風格で構えておけばいいですが
昨日は商いを伴った今年最大の下げとなっており、
先にも述べた通り、本日で落ち着いたとは言えない状況であり、
海の向こうの不穏な状況も続いているので、
明日の時点で商いを伴った下げとなるようであれば、
さっさと一旦は撤退することをオススメします。

新たに腰を据えて参戦する方については、
先にも述べた通りの危うい状況に変わりはないので、
米長期金利とドルの上昇(円安)と共にトランプラリーにでもならない限り、
年単位で参戦する方や割安・中小型に参戦する方以外は、
新たな参戦は控えておきましょう。

新興市場については、来週からはIPO祭も開幕するので、
主力大型株や海の向こうが新興も巻き込むドイヒーな状況に陥らなければ
代わりとして新興市場に資金が流入する可能性もありますが・・・
週初から昨日までは、先週とほぼ同水準の商いを伴った下げが続き、
本日は大幅反発となったものの商いはイマイチであり
まだ本格反発とは言えない状況ですから、
資金の集まっているテーマ・国策銘柄以外の全体感としては、
シンプルに明日も商いの伴った上昇が継続でもしない限り、
引き続き、警戒モード(慎重姿勢)で構えておくのが無難です。

そして新興市場と連動しがちなFANGを始め日米欧のハイテク株、
任天堂とハゲバンク、これらの重石となる長期金利(特に金利上昇)、
崩れると新興市場に影響しそうでもある仮想通貨(特に週明け)、
さらにHY債や中国市場(銅も)、これらの動向は横睨みしておきましょう

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