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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
ベタなリスクオフではなく厄介な展開もチラつく・・・
こんばんはです。

日本株はMSQを週末に控えている上に
世界の景気敏感株でもありますから、
世界の中で最も大きく下げたとしても仕方ないとは言えるのですが・・・
足元では世界的に半導体株が売られ(ハイテクや台湾も)、
昨夜は世界の景気と中国の鏡でもある銅が大きく売られ(他の金属も)
中国市場も足元では不穏な動きが続いているだけに(チリも)、
明らかに日本だけではない不穏な空気が漂っております。

ちなみに本日の日経屁均は今年最大の下げとなり、
売買代金も3.2兆円と商いを伴っているので(空売り比率も高水準)、
もしかしてセリクラ?押し目?週末のMSQ通過後は・・・
と言いたくもなるでしょうけど、足元の需給環境だけを見ても、
MSQでガス抜きになるとは思えないですから、
とにかく米国が足元のマクロ・ミクロの両環境は堅調やで!
米税制改革が成立すれば、足元だけでなく先行きも明るいで!
だからすでに金融引締めに動いてようとも12月に利上げしようとも、
米国は大丈夫なんやで!と言っている(言われている)にも関わらず、
米長期金利とドルが低迷したまま・・・
というおかしな状況が続いている限り、アテにならんエセ適温相場とか、
危うい状況であるとシンプルに見ておけばいいと思うばかりです。

一応、相場の常のように下げ始めると、
あれやこれやとテンコ盛りの悪材料も湧き出てますが、
シンプルに見るならば、米長期金利次第とも言えるということです。

だからといって、米長期金利の低迷と共に、
米短期債・2年債利回りも低下すれば、ほんまの適温相場じゃないの?
株高になるんじゃないの?と言う人もいるかもしれませんが、
現状の米国はすでに金融引締めに動いているのですから、
いくらなんでも適温相場と言うのは都合が良すぎますし、
素直に債券買い(金利低下)株売りのベタなリスクオフになるでしょう。

ただしまさかの年明け以降にQEを視野に入れていたとしても、
それを考えるのは短期債・2年債利回りが低下してからでも遅くないです。

とにかく米金利上昇(特に米長期金利)ドル高・米株高(できれば油高も)
というトランプラリー(グレートローテーション)とならないことには
健全とは言えないですし、
せめて米長期金利が単なる節目に過ぎない2.4%を超えないとね・・・

そんな中、明後日にはキングオブ経済指標の雇用統計が発表され、
今夜には雇用統計の前哨戦となるADP雇用も発表されるので、
これらが低調な結果となれば、足元で鈍化傾向が続く賃金に対する懸念、
FRBが原因は不明ながらなぜか一時的だと言っている物価の鈍化懸念、
そして足元で低迷している米長期金利が正当化されることになります。

逆に堅調な結果となれば(大半の市場予想は堅調)
これらの懸念が払拭されると共に米長期金利が上昇に転じ、
トランプラリーとなる可能性もありますが・・・

ただし雇用統計の発表される8日は、
米債務上限引き上げの期限でもあり(我が国はMSQ)、
以前にも書きましたけど、野党民主党が税制改革を人質に取り、
債務上限引き上げの合意にも揺さぶりをかけ始めており、
逆に債務上限引き上げを人質に取って税制改革の揺さぶもかけ始めており
債務上限引き上げに合意できず政府機関閉鎖となったり、
税制改革が先延ばしや頓挫することになると、
雇用統計の結果よりも材料視されることになるでしょう。
(政府機関閉鎖だけならば、かつても市場はシカトしてましたけどね)

意外と話題になってないのですが、
ただでさえ税制改革が財政悪化を招くとの懸念もある中で、
債務上限引き合げの延長で合意したとしても、
これまた財政悪化要因やがな!と市場が解釈したり、格下げを食らうと、
いつも書いておりますが、米長期金利上昇バンザーイ!やなくて、
財政悪化による米長期・短期金利上昇(米債券安)、ドル安、米株安
というシャレにならないトリプル安の可能性もあります。

さらに雇用統計がイマイチな結果だったのに、
来週のFOMCで利上げに踏み切り、引き締め姿勢も緩めなければ
米長期・短期金利上昇(米債券安)、ドル高、米株安・原油安
という強硬な金融引締めを市場が嫌気する厄介なマネーの逆流
となる可能性もあります。

以上は連日のように書いていることなので、ウンザリするでしょうけど、
米国がトリプル安とかマネーの逆流になることだけは、
くれぐれもカンベン願いたいものであり
できればわかりやすいリスクオフでお願いしたいものです。
(可能性は最も薄いながらトランプラリーとなることが理想ですけどね)

そしてわかりやすいリスクオフのきっかけになる材料としては、
冒頭でも書いた通り、相場が崩れ始めると共に、
あれやこれやと悪材料が湧き出ているので、
きっかけには事欠かない状況ではあります。

最も重要なのは、先に述べた米長期金利動向にも直接的に関わる
米税制改革や債務上限引き上げや米金融政策動向(雇用統計も含)ですが
本日に最も賑わせた悪材料としては、昨夜からすでに報じられてたぞ!
そもそもの公約やがな!っつうか、中東市場も原油も落ち着いとるがな!
というツッコミは無視して、
トランプマンがエルサレムはイスラエルの首都やで!と認定し、
米大使館も移転させるで!と正式に表明したことで、
アラブ諸国から非難轟轟となり、イスラエルを巡るキナ臭さが増すことで、
中東地域の地政学リスクが高まるとの懸念でおます・・・

そもそもISの暗躍、カタールいじめ、サウジとイランの小競り合い、
イエメンのフーシ派の大暴れ、イラクとクルドの内戦、
サウジのお家騒動などなど、ただでさえリスクの多い中東地域ですから、
今回のイスラエル騒動がまさに産油国だけに、火に油となるかも・・・
宗教的な背景が強いだけに、こじれが大きくなりそうですし、
ヘタをすればイスラエルとアラブ諸国のドンパチとか、
米国と米国を支持する国を狙ったテロが激化するかも・・・

そんな火種を撒いたトランプマンのロシアゲート疑惑についても、
ゲスフリンおじさんがゲロったことで、
ゲートだけに出口が見えなくなっているどころか、
奥へ進むかのように疑惑が深まっており、
今夜はトランプマンJrが体育館裏(公聴会)に呼び出されてリンチされ、
明日もトランプマンのビジネスパートナーが呼び出され、
非公開とは言いながらも、疑惑が深まる可能性は十分にあり得ます。

さらに米韓の最大規模の合同軍事航空演習が行われている中、
国連の親分(事務総長)ではなく手下(事務次長)が、
カリアゲマンランドを訪ねており、来週には親分が訪日したり、
日中間では尖閣を巡る戦闘回避の合意が進んでいたりと、
なんだかキナ臭くもなっております。(本日は防衛関連銘柄が堅調)

これらキナ臭さ漂う有事に備えてなのか、
有事のドル買いかの如くビットコインが大賑いとなっており、
見方を変えると、これが崩れたら・・・と言う怖さも増しております。
何度も言うようですが、価値は人(参加者)が決めればいいので、
国や中銀の裏付けの有無なんて話はどうでもいいのですが
国や中銀がコントロール下にない仮想通貨が、
実質的に量が無制限のまま肥大していることが、
金融政策の効果を削いでいると思えて仕方ないのですが・・・
結果的に長期金利の低迷要因の一つにも思えたり・・・ま、いっか(笑)

他にもリスクとしては欧州政治リスク、先に述べた中国の不穏な動きもあり
リスクオフのきっかけになる悪材料は事欠かない状況ですから、
厄介過ぎる米国のトリプル安とかマネーの逆流ではなく、
せめてわかりやすいリスクオフで済まして頂きたいものです。

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
不気味な米長期金利の低迷や小難しい背景は置いといてシンプルに、
企業想定為替レートの1ドル109-111円圏内の円高とはならず、
市場のリスク・オン・オフのスイッチを担う米株と原油が堅調であれば、
今週の盛り沢山なイベント等で急変するリスクは覚悟の上で、
アホになって割り切って勝負するのはアリですが・・・
すでに先に述べた通りの危うい状況なので、慎重に構えるのであれば、
米長期金利とドルが低迷が続いている限り、
その日限りの勝負に留めておくのが無難でおます。
(ちなみに足元の2市場信用買い残と裁定買い残は共に
 約3兆円まで達しており、週末にはMSQも控えてます)

腰を据えて構えている方については、シンプルに1ドル111円割れの円高
商いの伴った株安が継続するまでは、王者の風格で構えておけばいいですが
御存知の通り、本日は商いを伴った今年最大の下げとなっているので、
明日も商いを伴った下げが続くようであれば、
米長期金利とドルの上昇(円安)と共にトランプラリーにでもならない限り
セリクラとか週末のMSQ後に期待とかはせず、
一旦は撤退することオススメします。

新たに腰を据えて参戦する方については、
先にも述べた通りの危うい状況に変わりはないので、
米長期金利とドルの上昇(円安)と共にトランプラリーにでもならない限り、
年単位で参戦する方や割安・中小型に参戦する方以外は、
新たな参戦は控えておきましょう。

新興市場については、週初から本日まで、
先週とほぼ同水準の商いを伴った下げが続いているので、
資金の集まっているテーマ・国策銘柄以外の全体感としては、
シンプルに商いの伴った上昇が継続するまでは、
引き続き、警戒モード(慎重姿勢)で構えておきましょう。
特に新興市場と連動しがちなFANGを始め日米欧のハイテク株、
任天堂とハゲバンク、これらの重石となる長期金利(特に金利上昇)、
崩れると新興市場に影響しそうでもあるバブリーな仮想通貨、
さらにHY債や中国市場(銅も)、これらの動向は横睨みしておきましょう

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