不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
色んな意味で恐ろしい20年10カ月ぶりの高値
こんばんはです

東芝は恩赦が出たことでシャバに戻ってくるそうで・・アホちゃうか。
ここ数年は明らかに新興企業よりも大企業様の方に不正が多いのですが、
新興企業は東証からも市場参加者からも世間からも叩かれる一方、
大企業様に対してはみんなやさしい・・・

そりゃあ歴史もあり、これまでの社会への貢献度も違いますし、
多くの従業員を抱えているだけでなく、日本経済への影響も大きいですから
新興企業とは違って特別扱いするのも十分に理解はできるのですが、
特別扱いをするのならば、頼むから市場の外でやってくれと・・・

私は市場参加者側に胡散臭い奴が居ようとも、
詐欺師やヤクザが居ようとも全然構わないのですが、
取引される側(企業)だけは、紛い物とか不正は許さず、
大企業も新興企業も公平に扱って頂かないことには、
市場参加者としては何を基準に判断すればいいのやら・・・

ただでさえ足元で神戸製鋼や日産が、
粉飾等の会計問題ではないものの不正が発覚したばかりなのに
このタイミングで東芝に恩赦って・・・
せめてタイミングだけでも何とかならんかったのか

(裏には政治の思惑がある説を唱える人も多いですけど・・・)

そもそもコーポレートガバナンス元年ってなんやねん
もはやコーポレートガバガバナンセンスって言われても仕方ないですし
他の大企業様は大丈夫なのか?新興企業はもっとひどいんじゃないのか?
といった疑心暗鬼も招き兼ねないからこそ、
大企業であろうと公平に断固たる措置を取っていただきたいものです。

このままだと下手をすれば、容赦のなく処分される新興企業の方が、
大企業よりも健全だと見られてもおかしくないです。

まぁ現在のこの国では、こういった不公平にイチイチ怒っていたら
キリが無いのも現実ではありますけど、ほんとに呆れるばかりです。

さて、そういった日本企業への疑念であったり、
神戸製鋼の不正による実質的な日本経済への影響への疑念もありますが、
本日の日経平均株価は20年10カ月ぶりの高値更新!
カリアゲリスクも海の向こうのリスクもへったくれもないです(笑)

改めて月足・年足で日経平均のチャート見ると・・・

月足

topix年足

キレイにWボトムを形成し、ちょうどネックラインですから、
TOPIXも追随して超えてくるようだと、次はバブル最高値です(笑)

我が国は失われた20年(25年)とも言われていたので、
株価が景気に先行するのであれば、
実感なき景気回復と言うのも追いついてくるのでしょうか・・・

その辺は終わって見なければわからないことですが、
少なくとも株価に関しては、安倍ちゃんマンの登場をきっかけに底を打ち、
Wボトムを形成しているのは事実なだけに、
万が一、衆院選で与党が負けずとも過半数の議席を奪えず、
安倍ちゃんマンが責任を取って退陣なんてことになれば、
チャートを見ているとゾっとしますけどね(笑)

それこそ安倍ちゃんマン以上にインパクトがあり、
アベノミクス以上の政策を掲げる人物が次期総理にならないとね・・・
インパクトだけならば小泉ジュニアでしょうけど・・・
まぁ今のところ世論調査では、与党が過半数を占めそうなので、
過度な心配は不要でしょうけど、チャートをみるとついつい・・・(笑)

そんな衆院選は来週末の22日、来週は他にも4月安値の裏を迎え、
海の向こうでは来週というか今週末を含めた10月中旬ですが、
トランプマンの税制改革が議会を通過するかの前哨戦とも言える
18年度予算の上院での採決、次期FRB議長候補の発表、
米財務省の半期為替報告書、18日は中国共産党大会
といったイベントも控えております。

それら以外の決まったイベントとしては、
我が国では今週末がSQ(明日はユニクロ決算なのでSQLO(笑))
海の向こうは明日と週末の米金融機関決算、
週末には足元で回復とは言えない状態が続いている
物価と米個人消費の経済指標(米消費者物価と米小売売上高)、
来週からは米企業決算が本格化します(国内企業決算は再来週から)。

以上の通り、明日から来週(中旬)にかけては、
市場が動くきっかけとなり得るイベントが多いので、
これらのイベントがポジティブな結果となれば、
市場で蔓延している選挙までは日本株高、年末までは世界的な株高
という見方通りに加速するきっかになる可能性はあります。

しかしながら連日のように懲りずに繰り返し書いている通り、
足元の国内外の需給環境(特に米株)、米株の割高感、
国内外共に商いを伴わない株高、
昨年末のトランプラリーとは異なる市場の動き(特に米債券とドル)
それと重複しますが、米金融政策の引き締め姿勢によって
米債券安(米金利上昇)ドル高が加速しても、
米株(米景気)が耐えられるのか?という疑念も消えておらず、
足元では米長期金利も4月末と7月頭の節目に達しているので、
これを超えても米株が上昇するのか?という疑念があります。

そして何よりすでに小規模ながら始まっているバランスシートの縮小が
市場と実体経済にどれほどの影響を及ぼすのかは誰にもわからない
という疑心暗鬼もありますので、先に述べたきっかけイベントと相まって
リスクオフ(世界的な債券高・株安、ドル安)
もしくは最悪のマネーの逆流(米債券安・ドル高・米株安が主導)
といういずれかの動きになってもおかしくない状況です。
なんやったら先に述べたきっかけイベントがポティブな結果になっても
織り込み済みという解釈になってもおかしくない状況です。

以上の通りなので、市場では楽観論も多く、
実際に市場の動きは薄商いながらも楽観モードではありますので、
私だけが懲りずに「危ういぞー!」と言っている感も拭えませんが、
来週(中旬)までは慎重に動いた方がいいと思うばかりですし、
少なくとも私は乗る気はサラサラ無く、見極めモードです。
いやいや、そんなことはない!選挙までは上がるんや!
年末までは大丈夫や!という方は御自由にどうぞ(笑)

ということで、明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
以上の通り、現状は危ういという見方に変わりはないので
その日限りの勝負に留めておくのが無難です。

ただし国内外共に株高が続いている現実もあるので、
以上の様な小難しい背景等や私の見方なんか関係なく、
市場の動きだけで判断するならば
昨年末とは違うトランプラリーの動きながらも、
米債券安・ドル高・米株高、欧州では債券安・株高のリスクオンが継続し、
我が国は為替が企業想定為替レートの1ドル110円を割らなければ、
小難しい背景やリスクは覚悟の上で割り切って勝負するのは自由でおます
当然ながらこれらの構図が崩れていたり、昨日も書いた通り、
米債券高(米金利低下)ドル安、米株高という御都合解釈モードであれば
アテにならない株高なので、慎重に動くことをおすすめします。

腰を据えて構えている方は、余裕もあるでしょうから、
以上の通り、現状が危うい状況ではありますが、
シンプルに商いの伴った株安・円高が「連続」するまで
もしくは企業想定為替レートの1ドル110円割れという事態になるまでは
王者の風格で構えておくという姿勢でいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
以上の通り、現状は危ういという見方に変わりはないので
わざわざ今週に腰を据えて新たに参戦はせず、
来週(中旬)までのイベントと市場の動きを見極めてから
参戦しても遅くはないでしょう(再来週から国内企業決算も始まります)
どうしても参戦すると言う方は、
持ち越し短期勝負の方と同様の判断で動いてください。

新興市場については、昨日は商いの伴った上昇となったものの、
本日は昨日と同水準の商いで小幅反落となり、判断の難しいところですが
シンプルに明日が商いの伴った上昇となれば、
上昇局面では商いが増加、下落局面では薄商い
という上げゴリモードに転じたと判断して勝負すればいいです。
ただし明日も商いの伴った上昇とならなかったり、
逆に商いの伴った反落となれば、未だ上げゴリモードに転じてないと判断し
資金の集まっている政策・テーマ株以外では、
警戒モードで慎重に動いた方がいいでしょう。

そして海の向こうや主力大型株については、未だに危うい状況と見ており、
世界的なマネーの逆流やリスクオフとなれば新興市場も無視できないので
新興市場に影響する外部環境としても、アップル、FANGを始め、
米欧日のハイテク株(ナスダックも)が債券安にも屈せず堅調なのか、
国内としては新興市場とも密接な任天堂、ハゲバンクは堅調なのか、
他にも仮想通貨、HY債、これらの動きくらいは横睨みしておきましょう

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コメント

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チャート
米国人 | URL | 2017-10-12-Thu 08:25 [編集]
こんにちは。チャートを長めにみるといかにも今が重要そうなところであるというのは一目瞭然ですね。しかし今回のCTA の動きは黒田バズーカーの時と同じで日経平均の価格水準を一つ上に動かす動きですのでここ無理やりさ加減を見ると、それについていかないと機会損失になってしまうかもですね。こういう持たざるリスクを抱くと株価は落ちたりするものなんでしょうけど。
米国人さんへ
マーケット番長 | URL | 2017-10-12-Thu 08:53 [編集]
> こんにちは。

おはようございます。

> チャートを長めにみるといかにも今が重要そうなところであるというのは一目瞭然ですね。

ほんとに重要な節目ですね

> しかし今回のCTA の動きは黒田バズーカーの時と同じで日経平均の価格水準を一つ上に動かす動きですので
> ここ無理やりさ加減を見ると、それについていかないと機会損失になってしまうかもですね。
> こういう持たざるリスクを抱くと株価は落ちたりするものなんでしょうけど。

私は変化と違和感を気にするので、
そういう機会損失とか持たざるリスクは最も気にならないですし、
しかも無理矢理であるならば、尚更、乗る気にならないですw
ただ市場では大人たちも個人も持たざるリスクは気にするでしょうから、
そう言う雰囲気が蔓延しているのは怖いですね。

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