不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
政治とカリアゲが蠢く中、まずは20日
おはようございます。

今週の焦点は米金融政策動向(FOMC)ではありますが、
カリアゲマンが癇癪を起す中、各国首脳が集まる国連総会も佳境を迎え
米金融政策と共に焦点であるトランプマンの政策動向も右往左往する中、
週末に控える独総選挙だけでなく、日本においても安倍ちゃんマンが、
28日召集の臨時国会で衆院を解散する方針を決めたとの報道も・・・

事実ならばカリアゲ騒動が続く中で大丈夫なのか?とも思う一方、
だからこそ民進党の離脱ドミノと小池ファーストが蠢いている今こそ、
憲法改正に向けた好機と見て解散に踏み切るのかとも思いますが、
11月上旬に仲良しのトランプマンが来日予定ということは、
安倍ちゃんマンはいかにも勝利ありき感が強すぎるので、
いくら負けないとは言え、さすがに国民から反感を買わないのか?
ちと心配にもなる解散観測ではあります(笑)

市場としては議席さえ減らさず勝利すれば素直に好感するでしょうけど
安倍ちゃんマンとしては株高演出も欲しいでしょうから、
20日にNY証取で金融機関向けに講演する際、
かつての渾身のギャグ「バイマイアベノミクス」に続き
新たな政策や消費税据置を含む一発ギャグでも披露してくれるのか、
親分のトランプマンと同様減税にでも踏み込むのか、
まさか20-21日の黒光銀行会合にて、
黒田将軍がカリアゲトレード&バズーカを迎撃する・・・ではなく
あからさまな忖度バズーカで安倍ちゃんマンを援護射撃でもするのか・・

今週末の独総選挙では脱ガソリン・EVシフトも争点の一つだそうなので
もし安倍ちゃんマンが思い切って脱ガソリン・EVシフトを争点に加えれば
現在賑わっている電池・EV祭がさらに賑わうことになり、
中小型の関連銘柄だけでなく大型にも祭が波及するようになれば、
シフトに遅れているトヨタ等の自動車老舗が心配ではありますが、
極致的なテーマ株物色だけでなく、日本株全体への影響も大きくなるので
日独の選挙は思わぬ形で追い風になりそうな空気も漂っております。
ちなみに今のところ独総選挙はメルケルおばさん優勢のようです。

一方、仏ではマクロン大統領の支持率が低下する中、
今週末には仏上院選挙が控えており、
テロも起きている英国では、EUのブレグジット交渉がこじれている中、
今週22日にはメイ英首相がそれについて演説するようであり、
スペインではカタルーニャ州が10月1日に独立を問う住民投票を行い
他州においても独立ドミノの機運も高まりつつありますので、
同様に緊縮財政への反感を抱える南欧重債務国にも波及することになると
欧州債務問題が再燃するだけでなく、英国のブレグジット騒動とも相まって
EU離脱ドミノ&ユーロ崩壊懸念まで飛び火しそうな不気味さがあります。

そして政治リスクの主役であるトランプマンとゆかいな仲間達(政権)も、
支持率低迷による困難な議会運営が続いていようとも
ハリケーン被害を口実に減税を含む税制改革やインフラ投資の政策を
さっさと議会で成立しないと困るのは米国民やぞ!
と自らの支持率低下を棚に上げた訴え(脅し)を続けており、
来週には自称ミラクルな税制改革の骨子も発表すると強気姿勢ですが
強気な目標の法人税15%は困難とも言われており、
トランプマン自らもゆかいな仲間達もトーンダウンしている感があり、
そもそもの議会で法案が通らないという政策実行力への疑念もあるので
来週の税制改革骨子発表が失望を招く内容になると
改めてトランプマン政治へのリスクが再燃するきっかけになります。
もちろん逆に期待通りの税制改革が現実味を帯びれば、
トランプラリーの再開も期待できます。

政治リスクと言うか地政学リスクのカリアゲマンですが、
相変わらず不穏な動きを続けているものの、いつ動くのか予想はできず
警戒していてはキリがなく、事が起きてから対処するしかないので
負うべきリスクと捉えるしかないとも言えますが
今週は国連総会が佳境に入り、一般討論演説では各国首脳が集い、
同時に各国首脳会談も多数開催され(21日は日米、日米韓首脳会談)
カリアゲリスクが協議される機会も多い状況です。

一般討論演説でもトランプマンが19日、安倍ちゃんマンが20日
韓国大統領と中露外相が21日、北朝鮮外相が22日に登壇するので
22日までカリアゲマンが自制するとの見方もありますが、
最近は制裁にも聞く耳を持つどころかエスカレートしている狂人ぶりからも
あえてこれらの国連総会を巡るイベントのタイミングを狙って、
挑発行動に出てもおかしくはないですから、
負うべきリスクとして捉えるのも難しい一週間ではあります。

以上の通り、今週一杯は政治リスクが好悪入り混じる状況と共に
カリアゲマンリスクは燻り続けており、
来週にはトランプマンの税制改革骨子発表、
19日にはトランプマンの国連演説もありますが、
今週の一つ目の焦点&ヤマ場としては
米金融政策を決める19-20日のFOMCと言えるでしょう。

そして足元の市場の動きや需給環境、マクロ・ミクロの環境を見ると・・

まずは米マクロ環境としては、先週末に発表された米8月小売売上高は
ハリケーンの影響という口実もあって低調な結果を嫌気しておりませんが
米GDPの7割を占める個人消費の一部が鈍化していることに変わりはなく
米金融政策が引き締めに向かう上での多少の足枷とは言えます。
一方、先週後半に発表された米8月消費者物価は堅調な結果となり
8月だけに過ぎないとは言え、物価の鈍化に歯止めがかかっており、
(足元の原油が堅調なのも相まって)
他のマクロ指標も堅調なものが多く、米マクロ環境全体としては、
金融政策の引き締めに向けてやや追い風となっております。

欧州も英国も直近の物価指標では鈍化に歯止めがかかっており
他のマクロ環境はややまだら模様ではありますが、
全体としては堅調と言える状況です。
我が国は米欧に比べるとマクロ環境も物価もやや弱いと言えますが、
今さらな話でもあります(笑)

ミクロ(企業業績)については、欧州がちと怪しいですが、
全体としては米英欧日共に足元では堅調なので、
米国は金融引締めによって起こり得るドル高・米債券安(米金利上昇)、
ユーロ圏は足元のユーロ高、英国は足元のポンド高
これらによる先行きの企業業績への懸念があり、
我が国は海の向こう次第と為替次第という状況なので、
現状の企業想定為替レート1ドル110円を超えている状況ならば
業績懸念は収まっていると言えます。

以上の通り、米英欧日共にマクロ・ミクロの両環境については
物価の回復は一時的ではないのか?米賃金の鈍化は続いているのでは?
高額消費を中心とした利上げの副作用とも言える米個人消費は大丈夫?
ハリケーン被害の影響は一時的という扱いでええのか?
足元ではマクロミクロ共に概ね堅調であっても、
ピークアウト?先行きは?(米株割高感も)というケチ付けも出来ますが
足元に限っては米国だけでなく英欧も含め、
金融引き締めを後押しする環境ではあります

足元の需給環境としては(12日時点)原油はやや落ち着いたものの、
ドルの売り越し状態は継続、米債券買いもユーロ買いも高水準、
米株買いも今年最高水準までガスが溜まっており、13日以降の動きからも
ドル、米債、ユーロのガス抜きは多少進んでいるものの、
米株は週末がMSQだったこともあるでしょうけど更にガスが溜まっており
おまけに米株は割高感も払拭されていないので、
米企業業績の嵩増しとなる減税を含む税制改革、
マクロミクロ両面に追い風となるインフラ投資といったトランプマン政策が
議会で通るなり、現実味を帯びて来ることで米株の商いが膨らまない限り、
米株は需給的にもバリュー的にも上値が乏しいと言わざるを得ず、
いつ巻き戻しが起きてもおかしくないです。
同時に米金融政策の引き締め観測な米債券安(米金利上昇)ドル高に対し
ものともしない米株高というトランプラリーの再開とはならず、
米株は踏ん張りを見せられないと言わざるを得ないです。

国内としては裁定買い残、信用買い残等には過熱感はなく、
円売りポジも6月水準までガスが抜けておりますが、
繰り返し書いている通り、現状の日本株は米株を始め海の向こう次第であり
実質的には米株次第となっている為替(円)次第でもありますから、
米株主導で海の向こうが巻き戻しとなれば、
過熱感のない国内の需給環境もへったくれもなく
トランプラリー以前のように円が買い越しに転じることも含め
さらなる巻き戻しが起きてもおかしくはないです。
為替次第では現在の日本株の割安感も吹っ飛びます。

そして週末時点までの市場の動き(基調)としても、
株式市場は英株以外が株高(中国、新興国も堅調)、VIX低下
債券市場は米債を始め世界的な債券安(金利上昇)
為替市場はドルがややチグハグながらポンド>ユーロ>ドル>円安、
商品は原油高、金下落、銅下落、他にも仮想通貨安
という先週初からの基調は継続しております。

つまり債券、為替(ドル以外)、商品は需給環境に則した巻き戻しですが、
ドルはガスが溜まるほどではないものの大して動いておらず、
株式市場だけは特に米株がガスを溜める動きが続いているということです。
(景気の鏡でもある銅の下落も不気味です)

以上の通り、マクロ・ミクロの「先行き」ではなく「足元」は堅調であり
政治面でも国内外共に追い風となる要素もあり、
現時点ではトランプマンの政策期待もありますが、
一方で政策実現には説得力が乏しい状況であり、
政治面でのリスクやカリアゲマン等の地政学リスクは続いており、
(今週は国連総会と一般討論演説もあるだけに)
需給環境、バリュー面においても巻き戻し余地が大きい状況なので、
目先のヤマ場である19-20日のFOMCにおいて、
利上げは年末か来年になったとしても、
最も肝心なバランスシートの縮小に踏み切ってしまうと
実体経済だけでなく金融市場も含めて大丈夫なのでしょうか・・・

市場では織り込み済みとの観測も多いのですが、
足元のまだまだ低水準な米金利や継続しているドル安、
史上最高値を付けた米株3指数を見る限り、
どの部分が織り込んでいるのか私にはわからないのですが・・・(笑)

米株が巻き戻しで崩れるだけならばまだしも、
一気に市場全体のマネーが逆流することになり(需給の巻き戻しも含む)
それこそ世界的な債券バブルが弾けたりしないのか?
(日本では債券バブル崩壊の可能性は極めて軽微ですけどねw)

まぁとにかく19日にはトランプマンの国連演説(フェデックス決算も)
カリアゲマンリスクも燻っておりますが、
新月でもある20日は安倍ちゃんの国連演説とNY証取での一発ギャグ演説
メインイベントのFOMC結果発表、イエレンおばさんの会見もあるので
20日が今週のヤマ場でおます。

以上を踏まえて、三連休明けとなる明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
目先はFOMCを含む20日がヤマ場なので、
米債券とドルの動きも重要なのですが、
FOMCまでならば、米債券とドルよりも米株次第であり、
明日はMSQ明け&ガスの溜まった今宵の米株と米株次第の円次第なので
シンプルに米株高(米株先物高)企業想定為替レートの1ドル110円
225銘柄平均の1ドル119.4円、日銀短観の1ドル108.31円
どれを基準にするのかは自由ですが、これらの円安水準を維持していれば、
カリアゲリスクは覚悟の上でFOMCまでの目線で勝負すればいいです。
逆に米株安(米株先物安)、これらの水準を割る円高となっていれば、
FOMCまではその日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて構えている方は、もはやどうこう言うつもりはないので、
FOMC後の動きを見てから判断してもいいとは思いますけど、
先にも述べた通り、上値は限定的な危うい基調が続いているだけなので
シンプルに明日の時点で商いの伴った株安円高となっていれば、
さっさと撤退するという姿勢では構えておいた方がいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方についても同様なので、
FOMC後の動きを見てから、新たに参戦する時期を探っても遅くないです
従って国内企業決算の発表も一巡し、四季報も発売されたので、
新たな銘柄を探す時間に費やすのが好ましいと思うばかりです。

新興市場については、資金の集まっている主役のテーマが、
電池・EV関連へシフトしていることもあり
JQが商いを伴う堅調ぶりとなる一方(2部も)、
マザーズは商いが減少すると共に戻りも鈍く、本格反発には程遠いので、
傷を負った個人が癒されるにはマザーズの戻りが必要と言えます。
従って賑わっている電池・EV関連を乗りこなすのは自由ですが、
新興市場全体としては、シンプルにマザーズの商いを伴った上昇が
継続するまでは過度なリスクは負わず、警戒モードで立ち回りましょう。

そして先にも述べた通り、海の向こうや主力大型株は、
上値も限定的な危うい基調が続いているだけであり、
リスクオフか巻き戻しを含むマネーの逆流となる可能性も高く、
そうなると新興市場だけは別世界とは言えないので
新興市場に影響する外部環境としても、
アップル、FANGを始め米欧日のハイテク株動向(ナスダックも)、
それらに影響する国内外の債券動向(特に債券安局面での反応)、
HY債、何かと騒がしくなている仮想通貨、
国内環境としては新興市場とも密接な任天堂、ハゲバンクの動向
テーマ銘柄間の資金の動きは注視しながら立ち回りましょう。

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コメント

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米国景気
米国人 | URL | 2017-09-18-Mon 15:35 [編集]
こんにちは。今週北がミサイル撃つと日米朝の親密な関係性がますます露呈しますが、私は今週どこかで撃つ気がしますね。国連でもそれで制裁強化をアピールできるし安倍も選挙の大義がさらに強まりますし。
何か近ごろ恐ろしく楽観的になって来てる人多いのでそろそろ何か起きそうな気がしまう。
米国人さんへ
マーケット番長 | URL | 2017-09-18-Mon 22:41 [編集]
> こんにちは。

こんばんは。

> 今週北がミサイル撃つと日米朝の親密な関係性がますます露呈しますが、私は今週どこかで撃つ気がしますね。
> 国連でもそれで制裁強化をアピールできるし安倍も選挙の大義がさらに強まりますし。
> 何か近ごろ恐ろしく楽観的になって来てる人多いのでそろそろ何か起きそうな気がしまう。

撃つ気がすると言えば私も同様ですが、
さらにエスカレートした撃ち方なのか、いつなのか、が問題ですね。
確かに市場はほんとに楽観ムードですから、
カリアゲよりも金融政策やトランプ政策が気になるばかりです。

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