不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
焦点は元通りに
こんばんはです。

国連安保理では刈り上げを締め上げるような制裁決議とはならず、
お得意の如何ともしがたい遺憾表明を添えたゆるーい制裁決議案に・・・

いやはや・・・ロシアと中国に譲歩したのでしょうけど、
米国は物価と賃金の鈍化によって金融引締めへ動き辛い状況だけでなく
被害が一時的で想定以下であろうともハリケーンに襲われる中で
ロシアと中国に「米債を売っ払うぞ」とでも脅されたのでしょうか?

米金融政策がバランスシートの縮小と更なる引き締めに動くことで
シンプルにマネー逆流が起きるだけでなく、
もし債券バブル崩壊のような事態に陥ったとしたら、
そこにロシアと中国が債券売りを浴びせてくると火に油となりますので、
両国の意見も無視は出来ないのでしょうけど、
それにしても骨抜き&腰砕け&拍子抜けの制裁決議でおました(笑)

何やらスイスで米朝が秘密裏に会談したとも・・・

とにかくカリアゲリスクが消えたわけではないですが、
当面はなんちゃら記念日等の決まったイベントもないので、
(10月10日は朝鮮労働党創立記念日)
衛星で発射台が動いたとか、どっかの報道で核実験をやりそうだとか、
トランプマンとカリアゲマンのトラッシュトーク合戦が始まるとか・・・
つまり誰にも予期できず、起きてから対処するしかないので、
気にしていたらキリが無く、負うべきリスクとするしかないのが現実です

そしてカリアゲリスクと共に週初のリスクだったハリケーンについても
昨日と先にも述べた通り、想定よりも半分以下の被害状況らしく、
米経済への影響も一時的であり、むしろ復興特需によって、
さらなる経済成長もあり得るとの見方も散見されるので、
ハリケーンリスクそのものについては、ほぼ消化されたと言えます。

従って市場は本来の焦点である米金融政策の引き締め動向(欧州も)
トランプマンの政策動向と財政も含む政権運営(日欧の政治リスクも)
に戻ったと言えますが・・・
ハリケーンそのもののリスクは消えたとは言え、
被害をもたらしたハリケーンによって、
税制改革やインフラ投資といった政策が早期実現する追い風となり
トランプマンにとってはハリケーンが神風となる可能性もあり、
逆にイエレンおばちゃま(米金融政策)にとっては、
ハリケーンによる米経済への影響が一時的であろうとも、
足元ではただでさえ物価と賃金の鈍化が足枷となっているだけに
目先の引き締めに動く上では、ハリケーン被害が逆風と言えます。

てな感じで、ハリケーンがもたらした風の影響も含まれますが、
市場の焦点自体に変わりはないので、
トランプマンの政策動向と財政も含む政権運営については、
日々の米議会やトランプマン政権から発信される状況を見るしかないですが
米金融政策の引き締め動向については、
来週19-20日のFOMCが本番ではありますが、
引き締めの足枷となっている物価動向の確認として、
明後日(14日)の米消費者物価が前哨戦となります。

物価に大きく影響する原油についても、
産油国の協調減産延長観測もありますが、本日にはOPEC月報、
明日はIEA石油市場月報、米週間原油在庫、
これらを受けた原油の動きは注目です。

米MSQ(クアドラブルウィッチング)でもある週末の15日には、
米GDPの7割を占める個人消費を確認する米小売売上高の発表もあり
足元では利上げの副作用とも言える高額消費の鈍化も続いているだけに
これもまたFOMC前の前哨戦とは言えます。

それら以外では、来週末の独総選挙、英ブレグジット交渉の動向、
スペイン・カタルーニャ州の独立騒動(来月1日に住民投票)
といった欧州の政治リスク動向も要注意ではあります。

以上が現時点の市場全体を取り巻く環境ですが、
株式市場にとっては今夜のアップルイベント、
債券市場にとっては今夜と明日の米債入札も重要です。

そして現在の市場の動きですが、
昨夜の米国市場は米債券高(米金利低下)ドル安のまま米株高ではなく
米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高、原油小幅高
というトランプラリー(リスクオン)&油高となっており
株式市場では素直に金融株が買われると共に、
アップルを始めハイテク株が債券安にも屈せず株式市場を牽引しております

しかしながら相変わらずの薄商いなので、株式市場は買戻しの域を出ず
米債券とドルは動き自体は巻き戻しではありますが、
今のところ昨夜だけの巻き戻しですから、商いの伴った米株高と共に
巻き戻しの米債券安・ドル高が継続しないことには安心できないです。
米株の需給面での過熱と割高感も解消されてませんのでね・・・

本日の我が国についても、動きとしては円安株高ラリーのリスクオンであり
日経平均、TOPIX共に9月1日の高値を超える大幅続伸となり、
JQはそこそこの商いを伴って年初来高値更新(27年ぶり高値)
2部もそこそこの商いを伴って年初来高値更新(史上最高値)でしたが、
海の向こうと同様、東証1部の売買代金は2.2兆円という薄商いが継続中
マザーズも大幅続伸ながら薄商いが継続しており、
腰の入った本格反発とは言えず、買戻しの域を脱してないと言えます。

それでも「継続は力なり」なので、セリクラの様なコツン下げもなく、
4月の再現の如く切り返したとしても・・・
さらに国内の需給環境が円売りポジ以外は過熱していなくとも・・・
国内独自の好材料でも出ない限り現状の日本株は、
海の向こう(米株)と為替(円)次第という状況に変わりはないので、
年初来高値を超えることはもちろんのこと、
上値(リバウンド)余地も限定的と言わざるを得ないです。

以上の通り、上値(リバウンド)余地が限られていようとも、
あわよくば来週のFOMCまでリバウンドが続くかも知れませんが、
ひとまず明後日の米消費者物価までは続きそうです。
もし今夜にリンゴが木から落ちたら(アップルショックが起きたら)
あきまへんけどね(笑)

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方は、以上の通りなので、
今夜にアップルショックでも起きない限り、
市場の動きでもっとも重要なのは米債券とドルの動きではありますが、
日本株の現状は米株と為替次第なので、シンプルに米株高(米株先物高)
企業想定為替レートの大半である1ドル110円
225銘柄平均の1ドル119.4円、日銀短観の1ドル108.31円
どれを基準にするのかは自由ですが、これらの円安水準を維持していれば、
ひとまず14日の米消費者物価までのリバウンド目線で勝負すればいいです

腰を据えて構えている方は、もはやどうこう言うつもりはないですが、
以上の通り、本来の市場の焦点やリスクに変わりはなく、
現状はあくまで一時的なリバウンド余地があるだけなので
シンプルに商いの伴った株安円高となれば早めに撤退する
という姿勢では構えておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
同様に現状はあくまで一時的なリバウンド余地があるだけであり
腰を据えて新たに参戦する時期とは思えないので
国内企業決算の発表も一巡し、今週末には四季報も発売も控えており、
新たな銘柄を探す時間に費やすのが好ましいとは思うばかりですが、
市場が落ち着いているならば、打診程度に参戦するのは自由です。
ただし商いの伴った株安円高となれば即座に撤退する
という姿勢だけは徹底して参戦しましょう。

新興市場については、先にも述べた通り、
JQと2部のそれなりに商いの伴った高値更新は素直に明るい動きですが
マザーズは今年最低の商いだった昨日に続き本日も薄商いでの反発なので
本格反発に転じたとは言えないです。

横文字カタカナ企業が多いゲーム、仮想通貨、バイオ等の物色から、
JQ・2部、1部小型の多い電池・EV関連物色に移ったこともあり
マザーズの薄商いも仕方ないと言えますが、いずれにせよ本格反発ではなく
未だ崩れは継続していると見ておいた方がいいので、
ひとまず海の向こうや主力大型株を巡る小難しい背景は置いといて、
シンプルに商いの伴った上昇が継続するまでは、
過度なリスクは負わずに警戒モードで立ち回りましょう。

そして新興市場に影響する外部環境としても、
FANG、アップルを始め米欧日のハイテク株動向(ナスダックも)、
(今夜は特にイベントを控えるアップルが注目です)
それらに影響する国内外の債券動向(特に債券安局面での反応)、
HY債、不穏な仮想通貨、新興市場とも密接な任天堂、ハゲバンクの動向
新興市場の主役銘柄間の資金の動きくらいは注視しておきましょう。

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