不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
負の連鎖リスクを抱えながら
こんばんはです。

盆休みも終わったと言うのに、市場には人がUターンして来ることもなく
閑古鳥が異常繁殖しており、本日も売買代金は1.8兆円の薄商い・・・
値動きもさざ波のように動く程度で心停止しており、
海の向こうも盆休みは無いものの夏休みですから、薄商いが継続中・・・

そんな冷めたような市場を取り巻く環境を見れば、
主役の米国では金融市場の舵を握るイエレンおばさん率いるFRBは
昨夜発表されたFOMC議事要旨を見ると、
これまで物価の鈍化に対する見解を頑なに一時的だと言っていたのに
ついには「原因がわかりまへん」と言わんばかりになっており、
昨日も書いた通り、物価の鈍化が利上げの妨げになっているので、
年内の利上げ姿勢は鈍化したと言えそうですが、
市場にとって最も気掛かりな薬抜き(バランスシート縮小)姿勢だけは
9月に始める姿勢を鈍化させたようには見えず、
FRBの金融政策全体としての姿勢は不透明になっております・・・
ただし妨げ(リスク)が「物価の鈍化」ということだけは明白です。

そして金融市場だけでなく、米国自体の舵を握るトランプマンは、
北のカリアゲマンやベネズエラマンといった独裁者と揉めるだけでなく
これまでたたでさえ宗教差別のような発言していたところに
人種差別までを肯定するような発言をしたことで、
米国民とも揉め事を起こし(怒りを買い)つつあり、
さらには自身の助言組織にいた企業幹部までが呆れて辞任したあげく
自ら助言組織の2団体を解散しております・・・

一昨日には税金を払わないアマゾンのせいで
実店舗を構える小売業界を苦しめていると批判し、
相変わらずネット等のニューエコノミーではなく、
雇用の受け皿にもなっているオールドエコノミー寄りなのかな、
と改めて思っていたところに、
オールドエコノミーの幹部を含む助言組織の解散って・・・

もはや米産業界にはトランプマンの味方をする企業は居なくなる・・・
あ、忘れてましたが、我らがハゲバンクのハゲ社長が居ますね(笑)

それにしてもこういった米国内の動きを見ていると、
ふと思うのですが、アマゾンの存在って、
イエレンおばさんにとっては、物価鈍化の原因の一つと見ている?
トランプマンにとっては、政策の一丁目一番地である雇用創出の妨げであり
しかも税金逃れをしているけしからん奴と見ている?
ってことになると、バブルとも言われながら拡大しているアマゾンには、
何か良からぬ理不尽な鉄槌でも食らわせられるのかと心配にはなります。

ただでさえ市場では金融引締め路線に向かうと共に
米ハイテク株等の買われていたものが売られる動きがあるだけに、
アマゾンに鉄槌なんてことになれば、トドメにもなり兼ねないです・・・

そんなアマゾンを巡る私の勝手な妄想はともかくとして、
トランプマンが自ら引き起こす炎上騒ぎによって、
さらに支持率が低下するようだと、
世論(支持率)を背景とする議会への圧力も低下するので、
後回しにしたオバマケア代替法案はもちろんですが、
市場が待ち望むインフラ投資や減税を含む税制改革、
9月に期限を迎える財政問題が議会を通過するのも困難になります・・・

そうなるとただでさえ割高が指摘されている米株は、
法人減税への期待があるからこそ割高が正当化されている面もあるので
改めて割高感までが台頭することになり、
ガスが溜まっている需給的な巻き戻しともコラボすることに・・・

さらに9月の期限までに財政問題が解決しなければ、
政府機関の閉鎖に対する市場への影響自体は、
過去に閉鎖された際の動きを見れば軽微とは思いますが、
もし忘れたころにやってくる格下げなんか食らうことになれば、
足元では買いのガスが溜まった米債券が、ただの巻き戻しだけではなく
格下げという味付けもトッピングされて売られることになります。

しかもFRBは昨日のFOMC議事要旨を見る限り、
物価の鈍化によって年内の利上げ姿勢はトーンダウンが見られるものの
市場にとって最も気掛かりな薬抜き(バランスシートの縮小)は
9月から始める姿勢を緩めたわけでもないだけに、
巻き戻しと格下げと薬抜きが重なるなんてことになれば、
債券バブルが弾けかねないのですが・・・

そもそも米国でだけでなく世界的にも物価が鈍化しているところに
米債主導で債券バブルが弾けるような急激な大惨事にならなくとも、
普通に債券が売られて金利が上昇するようだと、
(日本の債券市場は別世界ですけどねw)
市場だけのマネーの逆流や右往左往だけでなく、
実体経済にもダイレクトに悪影響を及ぼしますので
米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高
というトランプラリー?イエレンラリー?というリスクオンにはならず
米債券安(米金利上昇)ドル高、米株安
という悪材料もトッピングされた巻き戻しになってしまいます。

そう言う意味では、以上の様な負の連鎖(悪循環)ではなく、
債券(金利)や物価に関わる以外の悪材料が出るか
地政学リスク等が再燃するなりして、
米債券高(米金利低下)ドル安、米株安を始め
世界的なリスクオフでの債券買い・株売りとなった方が、
真っ当な動きとも言えますし、需給的にも動きが限られそうですが、
巻き戻しになろうとリスクオフになろうとも、
ベースになるのは金融政策に直結する米債券とドルの動きですが、
市場が落ち着くのかどうかは米株次第と言えます。
(我が国としては米株と為替(円)次第でおます)
もちろん金融引締めによる米債券安(米金利上昇)ドル高にも屈せず、
リスクオンになるのかどうかも米株次第と言えます。

以上の通り、結論としてはいつも書いている通りなのですが、
そうなる過程において、違う側面も盛り込んで書いたというだけなので
現状の焦点は米金融政策の引き締め姿勢の行方であり(欧州も)
それを妨げる(リスク)ものとして、マクロ環境では世界的な物価の鈍化、
それ以外ではトランプマンの炎上騒ぎと支持率低下を含む米国政治の迷走、
日欧でも見られる支持率低下を含む政治の迷走、
カリアゲマンやベネズエラマン、中東での地政学リスク
カリアゲマンにも関わる米中の貿易摩擦を始めとする対立(ロシアも)
といったところです。
市場としては、いつ巻き戻しが起きてもおかしくない需給環境に加え、
先にも述べた米株次第の状況です(我が国は為替(円)も)。

従って、24-26日のジャクソンホール会合、
もしくは政治や金融政策等のイベントが盛りだくさんの9月までは、
私としては巻き戻しかリスクオフになると見ておりますが、
少なくとも元に戻るとかリスクオンになる可能性はかなり低く、
せいぜい本日の心停止の様なはっきりしない動きが続くだけでしょうから
リスクを負ってまで戦う程の旨味もないと言えます。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

週跨ぎの持ち越し短期勝負の方については、
先にも述べた通り、市場の動きだけで判断すると
ベースは米金融政策に直結する米債券とドルの動きが重要ですが、
シンプルに見れば米株次第であり、日本株目線では米株と為替次第なので
米株高(場中は米株先物高)、円安(1ドル110円以上)であれば
突発的なリスクを覚悟の上で勝負するのはアリです。

但し、現状は先にも述べた通り、落ち着いたとは言えない状況であり
巻き戻しが加速してもおかしくない需給環境なので、
米株高(米株先物高)円安(1ドル110円以上)以外の動きであれば
週跨ぎをするだけの旨味はなく、その日限りの勝負に留めておきましょう

腰を据えて構えている方については、余裕もあるでしょうから
商いの伴った株安、円高が一日だけでなく「継続」するまでは
王者の風格で構えておくのも自由ですが、
先にも述べた通り、現状は落ち着いたというには程遠い状況ですから、
商いの伴った株安、円高となった時点で一旦は撤退し、
決算発表を終えた銘柄から新たに物色し、
市場が落ち着いてから腰を据えて参戦することが好ましいです。
落ち着くまでは、銘柄を選別する時間に費やせばいいと思うばかりです。

新たに腰を据えて参戦する方については、
参戦判断としては持ち越し短期勝負の方と同様でいいのですが、
現状は腰を据えて参戦するチャンスとは言えない状況なので、
市場の動きが明確になるか落ち着くまでは、決算発表を終えた銘柄を中心に
新たに腰を据えて参戦する銘柄を選別する時間に費やせばいいでしょう。

新興市場については、本日もそれなりに商いを伴った続伸だったので、
明日が商いの伴った反落となれば、おとなしくしておくべきですが、
明日も商いの伴った上昇が続くか、薄商いでの反落ならば、
割り切って警戒モードを解いて波に乗るのはアリです。

ただし先にも述べた通り、海の向こうと国内主力大型株は、
落ち着いたとは言えない状況であり、リスクオフや巻き戻しとなれば、
日米欧ハイテク株とも連動性の高い新興市場も別世界とは言えないので
あくまでリスク覚悟で割り切って勝負してください。

そして勝負をするにしても、FANGを始め米欧ハイテク株動向、
それらに関わる国内外の債券動向(債券安でも買われているか)
HY債、バブルとも言われる仮想通貨、
国内でもハイテク株、新興市場と個人とも密接な任天堂、ハゲバンクの動向
新興市場を賑わせている銘柄間の資金の動きを注視するのも忘れずに。

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