不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
チグハグとザワつきのまま週末へ
こんばんはです。

本日の新興市場のザワつきは、噂による疑心暗鬼の拡がりだそうで・・・
噂が真実なのかどうかはともかく(どっちだったとしても問題ですがw)
そもそも日替わり定食な物色が、そんな食材の小鉢も加えるんでっか?とか
ご飯に味噌汁じゃなくてオニオングラタンスープって、
この定食のテーマはなんでっか?というような銘柄群が一斉に買われたり、
いくら新興食堂が繁盛している(賑わっている)とは言え、
その定食は違うんじゃないのか?高すぎるんじゃないのか?
という細かい味や食材は気にしない柔道部の合宿のように、
旺盛すぎる食欲での物色の拡がりを見せていたので、
ザワつくきっかけは何でもよかったのかなとは思いますけど・・・。

噂についても、とある主役を担う一角銘柄の増資であれば、
かつてのようなライブドアへの検察の大名行列とか不祥事ではないので
それに比べれば健全なザワ付きなのかなとは思いますけどね。

個人的には、そんなことや確定していない噂なんかよりも
確定した不祥事三昧の東芝を始めとする大企業さま達を何とかしろよ・・
と言いたくなるばかりですが、市場も世間も取り締まる側も、
大きな看板とか肩書にはやさしく大好きですから、
同じ不祥事でも新参者で小粒な新興企業や個人には厳しいのでしょうけど、
百歩譲って市場外での特別扱いはいいとしても、
せめて市場内だけは公平性を保って頂きたいものです。
(特に売買される側でもある商品はね)

さてさて、昨夜は鉄の掟のようにフェアでもある米国市場にて、
金融政策のサジ加減を決めるイエレンおばさんが、
半期に一度のしゃべくりナイト(議会証言)を行いました。

しゃべくりナイト(議会証言)での焦点としては、
強気な金融政策と景気見通しを維持するのか・・・
(データ上では)足踏みの続く物価と個人消費をどう見ているのか・・・
質疑において市場を牽制したりと余計なことを言わないのか・・・
これらの結果を受けて市場の反応はどうなるのか・・・
といったところが焦点でおました。

まず金融政策については、利上げのペースは緩やかに進めますが、
薬抜き(バランスシートの縮小)は年内には始めたいと言っており、
姿勢としては甘辛・・・どっち付かずには見えますが、
市場は思ったよりもハト派な姿勢だったとの意見が大勢ではあります。

物価と個人消費の鈍化を含む景気見通しについては、
個人消費と雇用が全て堅調ではないと言いながらも、
全体的には相変わらず強気な景気見通しを維持しており、
FRBの本業である物価が鈍化していることだけは、
一時的な鈍化だと言いながらも(暗に原油のせいだと言っているのか?)
気掛かりだとは言っていたので、
それが甘辛な金融政策姿勢に繋がったとも言えそうです。

先日に言及した株価を含む資産価格の上昇に対するケチ付けについては、
具体的な見解は示さないと言いながらも、
歴史的なレンジの上限にあると指摘しており、
ケチ付けとるやん!ってツッコミたい所ですが、
市場は動揺してないので、ケチ付けではないという解釈なのでしょう(笑)

以上の通り、イエレンおばさんは、
これまで以上の強気な金融政策と景気見通しを示したわけでもなく、
かと言って、掌返しな弱気姿勢を示したわけでもなく、
これまで通りの姿勢と大して変わりはなかったと言えます。
甘辛な姿勢というか市場を動揺させないバランスを取ったとも言えます

個人的には、足元の市場では米国だけでなく欧州、英国、豪、加等が、
引き締め姿勢の金融政策という見方はすでに蔓延していたものの、
ついにイエレンおばさんが一歩踏み込んだ薬抜きに触れており、
言っても薬抜きというのは、金融緩和でラリった薬漬け相場ではなく、
市場に負荷を掛け、熱狂に冷や水を浴びせる政策ですから
歴史を見ればわかる通り、いずれはマネーの逆流を引き起こします。

それがいつ起きるのかと言えば、実際に年内から薬抜きを始めてからなのか
来週のECB理事会でも足並みを揃える姿勢を示唆してからなのか、
もっともっと先なのか、どのタイミングなのかはわかりまへんけど、
リーマンショック以来の薬漬けジャンキー相場の終焉に向けて、
さらに一歩近づいたということだけは頭に入れておきましょう。

一方、御存知の通り、我が国は米英欧より物価も景気も低調ですから、
黒田薬局(日銀)はまだまだ薬が足りん!処方するで!投与を続けるで!
と薬漬け姿勢を維持しており、先日も長期金利の上昇をねじ伏せるため
ピンポイントなお薬投与(オペ)に踏み切っているくらいですから、
我が国だけはジャンキー相場が続く環境とは言えますが、
日本株は世界の景気敏感株という位置付けだけでなく、
円は世界のリスクオン・オフで買われたり売られたりするので、
我が国だけが廃人、失礼、別世界なジャンキー相場にはならんでしょうけど
見方を変えると、水は高い所から低い所に流れるように、
世界的な金融引き締めのシワ寄せだけが流れ込む吹き溜まりとなり
歴史を繰り返すかのように、またしても我が国は将来的に、
バブルが弾ける大惨事が起きるのか・・・というか、
そういう役割を担わされているのか・・・という気がしなくもないです。

ついでにいつも思うことですが、
世界的にも際立つ長きに渡る金融緩和(低金利状態)を続けているのは
我が国とスイスですから、根拠とか証拠はないですけど、
戦争を放棄している代償として、マネーの蛇口となる役割を担っている?
担わされている?という暗黙の世界秩序というか役割分担でもあるのか?
なんてことも思ったりします。
(同じ永世中立国のオーストリアはECBが金融政策を担ってますので)

さらに日本とスイスはモノづくりと共に時計も有名な国ではありますし、
英国は標準時を担う国で日付変更線近くの国を植民地化、
米国も時間軸では西の外れの大国ではあり、時間を支配しているのは・・
まぁまぁ、私の推測(勝手な持論)に過ぎない世界の構図や仕組みは、
説明が長くなるのでやめときます。
陰謀論かいなと揶揄されそうですしね(笑)

すっかり話が逸れてしまいましたが、
イエレンおばさんの議会証言に対する小難しい背景は以上の通りですが、
市場の動きがどうなったのかと言えば・・・

米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高というトランプラリーでもなく、
米債券高(米金利低下)ドル安、米株安というリスクオフでもなく、
昨夜は米債券高(米金利低下)ドル高(ユーロ安)、米株高
という米債券はイエレンおばさんがハト派と受け止め、
ドルはややタカ派なのかなというチグハグな動きとなっておりますので、
いつも書いている通り、チグハグな動きであろうとも、
米株と原油さえ崩れなければ市場の空気は悪くならないので、
(原油はマネーの流動性だけでなく物価にも関わるのでね)
昨夜は米株と原油は堅調な動きとなり、
海の向こうは欧州も含め、薄商いながらも平和な動きだったと言えます。

そして米債券安(米金利上昇)と共に売られ、
特に市場の空気を悪くしていたFANG等の米ハイテク株が、
昨夜は米債券高(米金利低下)と共に買われ、
ナスダックの上昇も顕著だったので、
市場の空気を平和にしていたと言えます。

できればトランプラリー(リスクオン)かリスクオフ、
どちらか明確な動きになって欲しかったのですが、
証言前とは動きが違えど(特に米債券)、
チグハグな動きが続いているので、
週末(明日)に発表される足踏み懸念のある米小売売上高と米消費者物価
これらの結果をきっかけに市場が動くのか・・・
もしくは明日の米金融機関を皮切りに本格化する米企業決算に向けて、
業績の見極めによるチグハグモードが継続となるのか・・・
特に米ハイテク株の決算が利上げにも耐えられることを裏付けるような
堅調な業績を発表しないことには、昨年末のトランプラリー時のように、
米債券安(米金利上昇)・米ハイテク株買いにはならないですからね。

従って、明日(週末)については、
米小売売上高と米消費者物価が堅調な結果になったとしても、
トランプラリー(リスクオン)になるとは思えないですし、
低調な結果となれば、米債券高と共にハイテク株が買われたとしても
バリュー株を中心に米株の足を引っ張りそうではありますので、
米国市場全体としてチグハグな動きになったとしても、
米株が空気を悪くしそうですから、
明晩を含む週跨ぎのリスクは高いと言えます。
(オバマケア代替法案そっちのけでトランプのお家騒動も勃発中ですw)

我が国も再来週から企業決算を控える中で、
明日はSQという大人の都合な需給イベントですから
(本日のユニクロ決算は悪いとは思えませんけど市場予想以下です)
明晩は過度な動きになる可能性は高いとも言えます。

ちなみに今夜のイエレンおばさんの上院での議会証言については、
証言(原稿)内容自体は基本的に昨夜と同じなので、
質疑応答で口を滑らせなければ、新味の無いイベントで終わるはずです。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

三連休跨ぎでの持ち越し短期勝負の方については、
先に述べた通り、明晩はリスクオンになる可能性が低いので、
その日限りの勝負に留めるのが無難ですが、
チグハグモードが続くならば、米株と原油次第ではありますので、
どちらも堅調に推移しているならば、米債券と為替は置いといて、
リスク覚悟で勝負するのはアリですが、くれぐれもお気を付けて。

腰を据えて構えている方については、現状は余裕もあるでしょうから
もはや明日の動きでジタバタしても仕方なく
明晩の米国市場を受けた週明けの動きを見てから動けばいいので、
明日はよほどのリスクオフで商いの伴った株安円高にでもならない限り
王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
昨夜のイエレン議会証言を経てもチグハグ相場が続いており、
明晩には米小売売上高と米消費者物価も控えているので。
わざわざ明日に腰を据えて新たに参戦する必要もなく、
明晩の米国市場を受けた週明けの動きを見てから判断しましょう。

新興市場については、冒頭でも書いた通り、理由は何であれ、
崩れるきっかけになりそうな空気は漂っており、
マザーズも昨日までの薄商いでの続伸に対して、
本日は商いを伴った反落となっており(JQは商いはイマイチでの反落)
そもそもシンプルに6月23日の大幅安以降、
下げ局面では商いが増加、上げ局面では商いが減少(値幅も)
という下げゴリモードからは脱していないので、
全体感としては商いを伴った上昇が「継続」するまでは、
警戒モードを維持して、慎重に立ち回った方がいいでしょう。
目先としても明晩の米国市場次第では、
世界的なリスクオフになる可能性もあるのでね。

ただし世界的なリスクオフとならなければ、
新興市場はかつての様に主役の柱が一本だけではない裾野の広さもあるので
ウォッチして値動きを把握したテーマ株等ならば参戦するのも自由ですが
くれぐれも日替わり定食な柱(テーマ)の移り変わり、
日米債券安(金利上昇)と共に売られていた日米ハイテク株(仮想通貨も)
新興市場(個人)とも密接な大型の任天堂、ハゲバンク等、
これら債券も含めた動きを注視しながら立ち回りましょう。

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コメント

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時間
米国人 | URL | 2017-07-14-Fri 00:21 [編集]
こんばんは。時間の支配はあると思います。日本市場で試すのは多いですからね。三連休ですか。直近では、棒ユダヤ系金融二台巨塔が思い切り売りポジを多くしています。SQ絡みと思ってましたが今の所夜間に大きな動きないので、三連休明けに期待のGDでも来るのかもしれませんね。日経平均のチャート見てるとフランス選一次以降、やたら窓開けGUが多く、いつかは全て埋めて来ると思っています。
米国人さんへ
マーケット番長 | URL | 2017-07-14-Fri 00:56 [編集]
> こんばんは。時間の支配はあると思います。
> 日本市場で試すのは多いですからね。三連休ですか。

こんばんは。
結局は経済と軍事での支配はあれど、
突き詰めると時間なのかなとは思います。
そして結果的に日本の位置も仕方ないのかなと。

> 直近では、棒ユダヤ系金融二台巨塔が思い切り売りポジを多くしています。
> SQ絡みと思ってましたが今の所夜間に大きな動きないので、
> 三連休明けに期待のGDでも来るのかもしれませんね。
> 日経平均のチャート見てるとフランス選一次以降、やたら窓開けGUが多く、
> いつかは全て埋めて来ると思っています。

債券を中心に単純な巻き戻しが起きているだけ感は否めないですが
だけに株式市場はそれくらいの窓を埋めて欲しいものです。
ただし三連休中の月曜日くらいは平和にしていただきたいものですw

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