不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
チグハグだからこその今週(月末)
おはようございます。

週末だけの動きを見ると、海の向こうは明確な動きは見られず、
楽観(株)と警戒(債券と為替)の混在するチグハグな動きが続いており
米欧ハイテク株の反発と原油の反発が明るい動きだったという程度であり
シカゴ日経平均先物も小幅高と小動きで帰って来ているので、
週末にゲリラ豪雨のような嵐の吹き荒れた新興市場はともかくとして、
国内外共に無風で終えた週末だったと言えます。

週末だけではなく、週末までの動きを見ても・・・
主役の米国市場は週末と同様、米債券高(米金利低下)ドル安、米株高
VIX低水準、原油は足元で反発しているものの未だ軟調、金は堅調
という楽観(株)と警戒(債券と為替、原油、金)の混在する
チグハグな動きが継続しており、
トランプラリー(米債券安・ドル高・米株高(原油高も))とか、
リスクオフ(米債券高・ドル安・米株安、(原油安も))
という明確な動きは見られないです・・・

市場の動きではなく金融政策、米景気、リスクといった実態面においても
強気な金融政策に対して物価や消費等の足踏みが続く米経済指標、
疑念が払拭されていないトランプマンリスク、
というように楽観と警戒が混在しているので、市場の動きも合わせると
楽観の米株と米金融政策、警戒の米債券とドル、米景気とリスク
という構図なので、果たしてどちらが正しいのか?状態が継続しております

救いとしては、楽観と警戒が混在していようとも、
市場の動きと実態面でも同じ様な混在ぶりなので、
こういう構図が続く限り、小難しい実態面は置いといて
市場の動きで判断すればいいというシンプル相場ではありますし、
さらに言えば、本丸は米債券とは言え、米株と原油を見てさえいればよく、
揃い踏みで崩れない限り、米債券とドルも無視とは言いませんが、
軽視してもいいとは言えます。

欧州(ユーロ圏)市場については、政治リスクと財政リスクが落ち着き
物価以外のマクロ環境は日米英よりも堅調ではありますので、
謎のテーパリング期待とか、ユーロ高(債券安)は重石じゃない、
との見方もあります・・・
しかしながら足元では独以外の株式市場はやや軟調さが目に付き、
結局はテーパリング期待とかユーロ高(債券安)が、
株価(欧州景気)の重石じゃないの?という動きである一方、
債券については、足踏みの続く物価を冷静に見ているかのように、
足元では債券高を維持しておりますので、
欧州市場は楽観のユーロ、警戒の債券、やや警戒気味の株という感じです

EUとのブレグジット交渉が真っ只中の英国は、
かつての欧州のように通貨安(ポンド安)バンザーイの株高でしたが、
英株は欧州株と同様、日米独よりも軟調さが目に付きつつあります。
メイだけに英中銀の金融政策も迷(メイ)走気味であり、
英国市場は迷走のポンドと債券、やや警戒気味の株という感じです

新興国・資源国については、足元の商品はやや軟調ながらも、
ドル安(米債券高)基調が追い風なのか、概ねトリプル高基調であり、
個別に問題を抱えている面も多い以下の国がややキナ臭いという感じです
 ・トリプル安 カタール、ブラジル、中国
 ・株安、通貨安 ロシア
 ・通貨安、債券安 アルゼンチン、チリ、
 ・株安、ノルウェー、UAE、南ア、英、ユーロ圏
 ・通貨安 フィリピン、コロンビア、
 ・債券安 ベネズエラ
見ての通り、露骨に米国に刃向かうとロクなことが無い感はありますが
やはりこの中では中国とロシアが重要ではあります。
ただし両国の市場は御上のさじ加減が働くだけでなく
強権発動や情報隠蔽も可能な国ですから、誰にも真の姿はわかりません。
とは言え、両国ともに先々週よりはトリプル安症状は改善されており、
その中でも中国は株価、ロシアは債券の戻りがやや目立つという感じです

そして我が国ですが、物価も含むマクロ環境については、
残念ながら欧米よりも低調なのは事実であり、
逆に欧米よりも安定していた政治については、
学園ドラマや安保法案等で安倍政権の支持率がやや落ちており、
今週末には都議選を控えていることで、
徐々に国内政治リスクが台頭している感じもあります。

しかしながら我が国の市場の動きとしては、
これらの国内情勢よりも海の向こう次第の動き・・・というよりも
米国次第の動きと言った方がいいです。
先に述べた海の向こうの動きを見てもわかる通り、
足元では米株と共に(独株も)日本株は高値圏で踏ん張っており、
米株と原油さえ揃い踏みで崩れず、
為替も企業想定為替レートの上限である1ドル110円を割らなければ、
日本株の踏ん張りが続いているという状況です。
我が国の債券については、黒いおじさんがイジくり倒しており、
黒いおじさんの意(イールドカーブコントロール)に沿った動きですが、
株と為替目線では、やや円高株安要因な債券の動きではあります。


以上の通り、週末時点までの国内外の動きを見てまいりましたが、
日米欧の先進国だけでなく新興国・資源国も含めると、
世界的な債券高じゃないの?警戒モードが燻っているのでは?
と思えるのですが、債券買い株売りというベタなリスクオフにもならず、
中国・ロシア・カタール等の一部の新興国、やや軟調な英欧株以外は、
世界的な株高基調も継続していると言えます。

ただし日米欧の先進国目線で見れば、
楽観と警戒の混在するチグハグな動きが続いており、
見方を変えるとかつての日米欧のシャブ中(金融緩和)相場のような
株高・債券高モードとも言えますが、米国はすでに利上げに踏み切っており
バランスシートの縮小も視野に入れており、
欧州では根拠がなかろうとも謎のテーパリング観測も一部では聞かれ
我が国でも同様の声が囁かれたりしているので、
さすがに株高・債券高モードが継続するのは無理があります。

もしかしたら・・・FRBが強気姿勢であることも含め、
日米欧の金融政策スタンスがどうであろうとも
足元では日米欧共に物価の鈍化が続いているのは事実なので、
単純に物価(物価指標)が回復するまで、
もしくは日米欧中銀が物価低迷要因としている原油が、
本格的な反転モードになるまでは、違和感のある株高・債券高モード
今で言えば楽観と警戒の混在するチグハグな動きが続くとも言えますので、
市場の動きと日本株目線では、やはり原油と米株の動きが鍵と言えそうです
当然ながら本丸と言うか本質を反映するのは米債券ですが、
チグハグモードな市場の中で、自らの動きの目安とするのは、
原油と米株ということです。

ちなみに足元の需給環境を見ると、20日時点ではありますが、
米債の買い越しは今年最高に迫る水準まで増加した一方、
ドルの買い越しは米大統領選前の水準まで急減しているので、
ユーロ最弱、ポンド安になる余地と共に、
トランプラリー(米債券安・ドル高・米株高)へ転じるのか?
夏まで調整と言う私の見方はまたしても大外れなのか?
という状況ではありますが・・・
米株買いは積み上がっており、原油もガス抜きが不十分であり
我が国も円売りポジは高水準ではないものの積み上がったままであり、
裁定買い残も高水準ではないものの、やや積み上がっているので、
米債券とドルがトランプラリーの動きになったとしても、
日米株を始めとする株式市場での株高、為替市場では円安、原油高
というのは需給的には限定的と言える状況であり、
むしろ株安、円高、原油安になる余地の方が大きいです。

そして先に述べた物価を含む実態面を考慮した国内外の市場の動きからも
本質は米債券ながらも表面的には米株と原油の動きが鍵なので、
お化粧とも相まって大人の都合も働く6月末までは、
楽観と警戒のチグハグな動きの中でも
米株を始めとする株式市場だけは、足元のガス抜きが不十分であろうとも
債券も為替も原油の動きも無視した踏ん張りを見せる可能性はあります。
日本株目線では、配当金支払いのピークと株主総会シーズンもピークであり
今週末には国政への影響も意識せざるを得ない都議会選も控えているので
国内独自の思惑も含まれた追い風な需給環境でもあると言えます。

さらに今週に控える国内外のイベントを見る限り、
先週に続き、大きなイベントはないので
6月末までは、債券と為替と原油を無視するというか
楽観と警戒の混在するチグハグであろうと、足元の需給環境に沿わなくとも
株価だけの堅調(楽観)が続くとまでは思えないですが、
崩れずに踏ん張りだけは継続しそうではあります。

ちなみに今週に控えるイベントの詳細については、
前記事のスケジュールを御参照頂くとして、
大きなものとしては、ザックリと言えば26-28日のECBフォーラム
同じく26-28日の米債入札3連発、27日のイエレンおばさん講演
28日のFRBの第二次(包括的資本分析)ストレステスト結果
30日の消費者物価等の国内経済指標、2日の都議会選投開票
週を通しては、株主総会と配当金支払いのピーク、
満遍なく控える米経済指標とFRBメンバーの講演、
トランプマンリスク動向、地政学リスク動向といったところです。

そして今週の日本株については、現状では海の向こう(米国)次第ですが、
先に述べた国内の政治という大人の事情もあるので、
海の向こうと同様、今週は崩れずに踏ん張りは継続しそうな環境です。

ただし先週末のゲリラ豪雨な新興市場での大嵐が今週も続くようだと、
足元では個人が外国人に立ち向かって来た構図なだけに、
個人の傷みが日本株全体に影響を及ぼすので、
海の向こうの鍵である米株と原油(本丸は米債券ですが)だけでなく
国内の鍵とも言える新興市場の動きは要注意でおます。
これまで買われていただけでなく新興市場(個人)とも密接な任天堂、
ハゲバンク等の動きも要注意ではあります。
さらに今週は久し振りにIPOラッシュも控えているので、
それに向けた新興市場での換金売りも多少はありそうですからね。

ということなので、明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
海の向こうが米債券高(米金利低下)ドル安、米株安、原油安
というトランプラリーの逆回転&油安、欧州市場は債券高・株安、
我が国は1ドル110円割れの円高と株安というリスクオフ状態
もしくは足元で続く警戒と悲観の入り混じるチグハグな動きであれば、
米株と原油が足並みを揃えて崩れる、国内は新興市場で大嵐が継続する
というこれらの状況に陥らない限り、割り切って勝負すればいいでしょう。
一応、小難しい背景の実態面やリスク面の燻りやイベントについても
横睨みをしておくのが好ましいですけど、
現状は実態面も市場の動きも楽観と警戒の混在するチグハグな状況な上に、
今週はこれと言った突出したイベントもないからこそ、
どのイベントやリスクでも動くきっかけ(口実)になりそうなだけに、
今週はシンプルに市場の動きに合わせて立ち回るのが妥当だと言えます。

腰を据えて構えている方については、現状は余裕もあるでしょうから、
持ち越し短期勝負の項で書いた状況に陥り、国内も商いの伴った株安円高
という状況(動き)が継続するまでは、王者の風格で構えておけばいいです

新たに腰を据えて参戦する方についての参戦判断としては、
持ち越し短期勝負の項で書いた状況と同じです。

新興市場については、御存知の通り、プチ記録づくめとなった木曜を機に
先週末に大嵐が吹き荒れ、今年最高の商いを伴った大幅安となっております
しかしながら週末は引けに掛けての戻しも含め、
意外と新興市場を主戦場とする個人の傷は深くなさそうでもありますし、
何より継続は力なので、シンプルに市場の動きで判断すれば、
明日も商いを伴った株安が続いたり、明日が反発しても薄商いであれば、
先週木曜までの上昇局面で商いが膨らみ、下落局面は薄商い、
という上げゴリ基調は崩れたとの見方に切り替え、
下手に押し目とか思わず、慎重に構えておきましょう。
今週は久しぶりのIPOラッシュを控えており、
それに向けた換金売りも多少はあるでしょうからね。

そして新興市場はこれまで買われていたセクターでもあり
海の向こうで見られたFANG・ハイテク等の買われていたものが売られる
と言う流れが、ついに国内の新興市場にも及んだと言えますので、
海の向こうで買われていたFANG・ネット・ハイテク株、仮想通貨等
国内では日替わり定食で主役となっていたテーマ銘柄軍団、
新興市場とも密接な大型の任天堂、ハゲバンク等
これらの動きも注視しておきましょう。

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