不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
明晩のヤマ場次第
こんばんはです。

富士フイルムの「不適切」会計に対してはお咎めなしなのでしょうか・・
ほんとに大企業とか大看板とか肩書にはやさしく、
新参者には市場参加者も含む世間の声も市場の対応も問答無用で厳しく、
というアンフェアな姿勢は変わらないんでしょうかね。

東芝も含めどうしてもエコ贔屓してケツを拭いてあげたいのであれば、
せめて市場の外で好きにやってもらえんでしょうかね。
いい加減うんざりしてきます・・・

さて、そういう意味ではフェア過ぎて容赦のない米国市場ですが、
昨夜もチームFANGを始めハイテク株等、
これまで買われていた銘柄が売られる流れは継続しておりますが、
昨日の日本と同様、引けにかけては戻す動きもあり、
NVIDIAはプラスで引けており、FBは時間外でプラスに転じたりと
売りが加速する事態にはなっておりまへん。

しかしながら昨夜の米株は指数としては小幅安で終えたものの
売られていた銘柄も大して買われることもなく
マチマチだった先週末に続いて商いは伴っているので、
ハイテク株を中心とした売りのパワーは、
弱くなったとは言えず、依然として強いとは言えます。
VIXについても上昇しております(11.46)。

明日のFOMCという金融政策イベントに直結した米債券とドルは、
昨夜は米債券安(米金利上昇)ながらドル安というチグハグな動きですが
米債券が楽観モードに転じたと言えるほどの水準ではないので、
ドルと米債券はゴリゴリの利上げ姿勢に転じたわけではなく、
警戒モードから脱したとも言えないです。

米株と共に市場の空気を決めると共にマネーの潤滑油にもなる原油は、
昨夜は続伸したものの小幅であり、OPEC総会以降から続く、
軟調モードから脱したとは言えない水準です。
安全資産の金も昨夜は続落したものの、
警戒モードな堅調ぶりが崩れたとは言えない水準です。

以上の通り、主役の米国市場全体としては、昨夜はチグハグな動きですが
債券とドルの警戒モードは未だ継続していると言える水準であるのに対し、
米株は楽観モードが未だ継続してると言える水準で踏ん張っており、
良からぬ兆し・動きとしてハイテク株売りが見られるという状況です。
原油は需給要因が多分にありますが、警戒と楽観のどちらかと言えば、
警戒モードであり、金も同様なので(銅は堅調になりつつあります)
足元の需給環境にも則した素直な動きではありますが、
明日のFOMCをきっかけに・・・
米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高、原油高(我が国は円安株高)
という楽観モードなリスクオン(トランプラリー&油高ラリー)となるか、
米債券高(米金利低下)ドル安、米株安、原油安(我が国は円高株安)
という警戒モードなリスクオフ(トランプラリー&油高ラリー)となるか、
これまでの米債券&ドル&原油vs米株というチグハグな動きが続くか・・
恐らく方向感のわかりづらいチグハグモードは続かず、
リスクオンかリスクオフかハッキリするとは思いますが・・・

以上が市場の動きで判断するならばこんな感じということですが、
小難しい背景としては・・・

メインイベントである明日のFOMCでは、
今回は予想通り(債券市場の織り込み通り)に利上げを行うのか・・・
それ以降の利上げペースとバランスシートの縮小姿勢・・・
これらが焦点なので、空気を読まずにゴリゴリの強気姿勢を維持すると、
いつぞやのハゲチャビンショックを招き兼ねないですが、
必要以上な手の平返しをすると(弱気姿勢に転じると)、
米景気はそんなに急変するほど弱くなったのか?ということになります。
つまりバランスの取れた会見と見通し(景気とメンバーの利上げ姿勢)が
市場にとっては都合が良いですけど・・・(笑)

そんなFRBの見通しの裏付けにもなりますが、
明日は足踏みの続く米GDPの7割占める米消費の指標である米小売売上高
同じく足踏みの続く米物価指標である米消費者物価が発表され、
これが相変わらず足踏みしているようだと、
先日発表された景気の遅行指標である雇用統計がイマイチだっただけに、
やはり米景気の足踏みは一時的ではなく継続していることになります。

にも関わらずFRBが強気な姿勢を崩さなければ、
市場はFRBが言うならば大丈夫だろうとは受け取らず、
それこそハゲチャビンショックみたいになってもおかしくはないですし、
かと言って低調な指標に合わせてFRBも弱気な姿勢に転じると、
やっぱりFANGやハイテク株の売りは兆しやったということになり
火に油を注ぐ結果にもなり兼ねないです。

従って両経済指標が堅調な結果となり、FRBも程々な強気姿勢を維持
という結果になることが市場にとっても米景気にとっても好ましいでしょう
サジ加減はかなり難しいですけどね(笑)

ついでにトランプマンにとっても、14日の誕生日を起点として、
トランプラリーが再開すれば大喜びでしょう(笑)

以上が今週のヤマ場である明日(14日)のイベントの焦点ですが、
御存知の通り、誕生日を迎えるトランプマンを巡るリスクは収まっておらず
そもそも昨年末でトランプラリーが終わるきっかけとなったのは、
トランプマンの議会運営と政策実行力への疑念が高まったことですから、
せめて世論を背に受ける支持率だけでも上がらないことには、
議会運営と政策実行力への疑念は晴れないでしょう。
(我が国でも安倍ちゃんマン政権の支持率が低下傾向ではありますが・・))

ましてや旬の騒ぎでもあるロシアーゲート問題が収まらないことには、
支持率が上がるとも思えないですからね・・・
何やら本日は米司法長官の議会証言もあり、
予想されているコミー前FBI長官への反論ならばいいのですが、
まさかまさかのトランプマンに反旗を翻すような証言をすれば・・・

昨日は米司法長官の裏工作ではないでしょうけど、
またしても司法側が大統領令(入国制限措置)を差止する動きが出ており、
議会での法案も通らず、大統領令も邪魔される・・・
一体どうやって政策を実現するのだろう状態が続いております。
(ドットフランク法見直し法案の上院採決は今週とも・・・)

しかもトランプ閣僚の人事は議会で承認されたものの、
次官等の役人人事は未だ5%程しか承認されていないそうなので
政策の実務面はどうするんだろう状態も続いております(笑)

だからこそ・・・明日のヤマ場以降については、
私としてはリスクオンになるとは思えないのですが・・・

あっ、定期的に言っておりますが、
こう見えても私はトランプマンを応援はしてますので(笑)

まぁとにかく明日のヤマ場としては、
以上の通り、米国市場を見ておけばいいとは思いますが、
他のイベントやリスクとしては・・・
やや別世界な動きとなっている原油は、
今夜のOPEC月報で協調減産が順守されているのかどうか・・・
明日の米週間原油在庫では産油国の協調減産に水を差すような、
米国の身勝手な増産が続いているのかどうか・・・
中国では明日に5月経済統計が発表され、
やや戻しつつある中国市場に水を差さないかどうか・・・
(足元ではまたしてもSHIBORがビンビン物語になってますけどね)
欧州では政治リスクは英国だけ状態となっておりますが、
それを理由にしたポンド安を英株は喜んでいるので、
15日の英中銀会合でポンド安(最弱状態)が止まるのかどうか・・・
ユーロ圏各国は仏と伊の政治リスクが落ち着いたので
目先としてはギリシャの財政騒動が15-16日の財務相会合で、
支援合意に至るのかどうか・・・といったところです。

ちなみに昨夜の欧州市場でもハイテク株売りを始め、
商いを伴った株安・債券高となっており、
債券高は金融政策通りという解釈もできますが、
トランプラリーの際(債券安)とは異なる動きではあるので、
単にリスクオフ風味な動きではありました。

そして本日の我が国ついても、米国と欧州と同様、
これまで買われていたハイテク、値がさ株が売られ、
売られていたバリュー株が買われる動きとなり、
日経平均はほぼ横ばい、TOPIXは小幅高で終えておりますが、
売買代金は2.1兆円という薄商いでおます・・・

結局のところ我が国だけでなく英欧も含め、
明日の米国でのヤマ場次第と言える状況ですから、
本日も含めた今週の動きについてはあまりに気にしても仕方ないですし、
米国から始まって日欧にも拡がったハイテク、ネット、値がさ株売りだけが
続くのかどうかということが気がかりな動きということです。

ちなみに我が国の新興市場は、買われていたセクターではあり、
それなりに先行して物色されていた銘柄も売られたりもしているのですが
別のネタ銘柄への旺盛な循環物色は続いており、
商いもそれなりに伴っているので、新興から資金が抜けた感は無く、
日米欧のハイテク売りの悪影響は大して感じられない状態です。

ということなので、国内外共に明晩のヤマ場の結果次第であり、
それを受けた市場の動き次第なので、明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通り、
明晩がヤマ場ではありますので、明日がリスクオン状態なっていようとも、
持ち越さずにその日限りの勝負に留めておきましょう。
ヤマ場通過後はリスクオン(トランプラリー再開)になると見ている方は
御自由に勝負してください。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうし
以上の通りヤマ場は明晩ではありますが、
シンプルに国内が商いの伴った株安・円高(リスクオフ)となれば、
あれこれ考えず、早めに撤退するくらいの姿勢で構えておきましょう
私としてはひとまず4月安値までの巻き戻しがあると見ておりますが、
そこまで許容できる方は王者の風格で構えておくのは自由です。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の項で書いた状況次第で参戦判断すればいいですが
参戦したとしても、ヤマ場の明晩以降とかは関係なく、
シンプルに商いの伴った株安円高となるようであれば
潔く早めに撤退するという姿勢だけは忘れずに参戦してください。
もはや明晩がヤマ場なので、新たに参戦する必要はないと思いますけどね

新興市場については、昨日は今年2番目の商いを伴った反落となりましたが
本日は昨日には及ばないものの、それなりに商いを伴った反発となり
新たなネタへの旺盛なイナゴの循環物色も続いているので、
下落局面で商いが膨らみ、上昇局面では商いが減少、
という下げゴリ基調に転じたとまでは言えず、
米国でのFANG、ハイテク等の売り、我が国のハイテク、値がさ株売り
という流れも新興市場では大して感じられない状況です。

従ってシンプルに、商いの伴った下げが続くまでは、
割り切って勝負する姿勢でいいのですが、
明晩に控える海の向こう(米国)のヤマ場次第では、
世界的なリスクオフとなる可能性もあり、
そうなると新興市場も避けられないので、
明日については慎重に動いた方がいいでしょう。

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