不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
謎な週末
こんばんです。

最近の政治騒動と言えば、無難に終わった仏大統領選はさておき、
ズンドコ劇場となったのはブレグジットと米大統領選であり、
どちらも本番当日には市場が荒れたものの、
翌日以降は見ての通り、出尽くしなのか、織り込み済みなのか、
不透明感が払拭されたからなのか、よくよく考えたら好材料と解釈されたのか
いずれにせよ市場はリスクオンとなりましたが、
そもそも本番当日まではマスコミの誤った観測が不透明感と警戒感を助長し、
株価は安値圏ではなかったものの、やや上値の重い展開だったので、
本番通過後の一時的な大荒れのあと、リスクオンとなるのも頷けますが・・

今回のトランプマンのロシアゲート劇場は、
またしてもマスコミ主導という面があるだけでなく、
マスコミ側はトランプ憎しという要素も加わっているからなのか
市場は2度あることは3度あるとばかりにマスコミの騒ぎを無視して、
欧州、英国、日本の株価は高値圏、米国もダウは揉み合っていたものの、
SP500とナスダックは高値圏で推移している状況で、
ロシアゲート劇場の本番とは言いませんが
市場で騒ぎを意識(悪材料視)する動きとなっただけに、
ブレグジットや米大統領選と同様、一日だけの騒ぎで終わるとは思えず・・

しかもロシアゲート劇場の本番と言えるイベントは何?という状態であり
米司法省が設置したロシアゲート劇場専属の特別検察官の捜査次第なのか?
マスコミ等から決定的な証拠が出てくることなのか?
トランプマンが自らで進退を決断した時なのか?
それともトランプマンにクビを切られた前FBI長官が、
証拠の提示と出席して証言しろと要請されている来週24日の公聴会なのか?
果たして本番はどれなのでしょうか・・・

いずれにせよハッキリするまでは、不透明感が漂うとしか思えないのですが、
昨夜あたりからトランプマンが退陣に追い込まれ、
ペンス副大統領が後任として大統領になった方が、
市場にとっては都合がいいとの見方もありますが
それならばトランプマンが退任せずに大統領に居座ることになれば、
市場にとっては都合が悪いのでしょうか・・・(笑)
じゃあトランプラリーって何やったの?ってことになりますけど・・(笑)

まぁでも大統領就任当初と現在のトランプマンに対する市場の見方は、
変わっているとも言えますし、現状は支持率も低迷したままであり、
政策実行力への疑念が全く払拭されていないのも事実なので、
ペンス待望論が台頭するのも理解できなくはないですけど・・・

そもそもロシアゲート事件でトランプマンが責任を取ることになれば、
ペンスおじさんを始めとするチームトランプマンの面々(閣僚)には、
責任は及ばないのでしょうか?という疑問もありますけどね。
そういやロシア人事とも言われたティラーソンおじさん(国務長官)は、
大丈夫なのでしょうか(笑)

以上の通り、どうにでも解釈できるええ加減な話であり、
結局のところ何が正解なのかわからない不透明感が漂ったままの状態です。

さらに今夜のイラン大統領選を狙ってなのか、
中東での対ISを含む軍事行動への布石なのか、
毎度おなじみ油のサジ加減協議なのか、
明日にはサウジを訪問してサルマン国王と会談し、
湾岸諸国首脳が集まる会合にもカチコミ、
22日にはロシアゲート劇場でモサドからの情報を漏洩したと言われており
激おこぷんぷん丸のイスラエルを訪問して首脳会談を行い
パレスチナとの仲介や大使館移転問題も協議・・・
23日にはパレスチナでアッパス議長と会談、
24日にはバチカンを訪問してローマ法王と会談(大使館移転の件も?)
25日にはベルギーでNATO首脳会議に出席してキナ臭い協議、
26-27日にはG7首脳会議・・・

ロシアゲート劇場から目を逸らせるのと支持率回復のために、
きな臭いことを起こそうと言わんばかりの外交スケジュールではあります。

以上のようなトランプマンを巡るリスクだけでなく、
米国の実態面についても、
昨夜の米製造業指標と米小売決算は堅調だったものの、
足元では遅行指標の雇用と終わった期の米企業決算は堅調な一方、
先行指標である米製造業の一部の指標には足踏みが見られ、
米GDPの7割を占める米消費関連指標の足踏みも継続しており、
米小売企業の決算も昨夜はともかく低調な企業が多く、
ロシアゲート劇場の騒ぎが無かったとしても、
米景気の良からぬ足音が聞こえつつあり、
それをカバーするはずのトランプマンの政策実行力への疑念は晴れておらず、
税制改革をはじめとする政策による景気拡大期待は萎んでいるので、
FRBの強気な利上げ姿勢と景気見通しに対しても疑念が生じております。

市場の動きとしてもそれらの実態面を裏付けるように、
米債券高(米金利低下)ドル安基調が継続しており、
米株の数値上の割高感に対する正当性にも疑念が生じております。

それを含めた現時点の市場の動きについても、
先に述べた通りダウ以外は高値圏だったので、
ロシアゲート劇場に対する解釈や正解とか実態面はともかくとしても、
11月安値から半年、45日前ルールの該当日通過、
米欧は今夜がSQ(日本は先週末)といった大人の都合な節目とも重なり、
繰り返し書いている足元の需給環境とも相まって、
ロシアゲート劇場の騒ぎをきっかけに株売りに転じたと思えますが・・・
同時に債券買い・ドル売り基調の継続も・・・
(原油だけはOPEC総会を控えているのもあり、別世界の動きですが)

昨夜から現在までの楽観的な動きについても、
一昨日の米国市場での米債券高・ドル安・米株安(大商い)
欧州での債券高・株安、日本での円高・株安というリスクオフの動きが
すべて反発する動きとなりましたが、反発は限定的であり、
米株はそれなりに商いが膨らんだものの減少しており(我が国は薄商い)、
騒ぎは一時的だったとか、冒頭で書いたような御都合解釈とは、
現時点では思えない動きでおます。
個人的にはサブプライムの時の動きと似ている感もありますけど・・・

ということなので、騒動の当事国である今夜の米国市場が、
本腰を入れた反発基調が継続するのかどうか次第ということであり、
もはや我が国は週末の取引を終えたので、本日はこれにて失礼します。

来週の見通し等については、今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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