不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ついに気色の悪かった温度差も一致
国内では安倍ちゃんマンの忖度でズンドコしておりますが
米国ではトランプマンへの弾劾懸念で株価もついに断崖懸念が・・・

お察しの通り、忖度でズンドコ、弾劾で断崖と言いたかっただけです。

それにしてもトランプマンは大丈夫なのでしょうか・・・

市場の中ではトランプマンが退陣した方がポジティブという意見もあり
確かに副大統領のペンスおじさんに出番が回って来たり、
それともペンスおじさんまでがトランプマンの道連れとなり、
まさかの共和党内での反トランプ派でもあり、
三番手のポール・ライアン下院議長に出番が回って来ると、
イケメンヤリチンの人気者ですから、ポールだけに株価もポールの様に、
ライアン・ラリーが起きてもおかしくはないですが・・・

そんな先の話であるトランプマンの後ろに控える面々はさておき、
現在はトランプマンが弾劾されて退陣することになるのかで騒いでおり、
退陣は避けられたとしても、せめて支持率でも回復しないことには、
議会運営が更なる困難へと陥ることは明白であり、
市場が待ち望む税制改革を含む政策の実行力への疑念が更に深まり、
大統領選以降に市場で発生したトランプ政策による米景気拡大期待、
それによる業績拡大期待、これらが剥げ落ちることになり、
結果的に米株の割高感を正当化するのは、
終わった期の堅調な米企業業績だけとなってしまいます。

しかも米国では景気の遅行指標である雇用関連は堅調ながら、
景気の先行指標である製造業関連指標の一部は鈍化が見られ、
米小売売上高や米消費出、米新車販売といった消費関連指標は足踏み状態、
米小売企業の決算も低調であり、先行するのが株式市場と言うのであれば、
トランプマンのリスクや政策云々を除く実態面で見ても、
先行きへの懸念は拭えておらず、
米景気拡大&米企業の成長性期待による米株の割高感も正当化されないです。
(当然ながらFBの利上げ観測も鈍化することになります)

現在の需給環境と市場の動きで見ても、昨日も書いたので割愛しますが
すでに利上げ姿勢鈍化モードというか、
警戒モードに入っていた米債券とドル(米債券高・ドル安)に対して
米株は需給面でのガス抜きはそれなりに進んでいたものの、
米債やドルのガス抜きには及ばず、株価自体も踏ん張っていたので、
昨夜の動きを見る限り、米債券とドルは正解だった米債券高・ドル安が加速し
米株の不正解だった踏ん張りが大商いを伴って修正される動きとなり、
VIXも急上昇(現在も上昇中)、金は続伸しており、
先に述べた実態面、リスク面、需給面、
これらの現状とも一致した昨夜の米国市場の動きでおます。

昨夜の欧州と英国については、債券安だったものの株価は商いを伴って売られ
本日は債券高・株安というベタなリスクオフモードで始まっており、
新興国でも債券が買われて株価は売られており、
我が国も債券は黒い銀行効果があるものの買われており、
(本日の我が国の動きについては後述します)
世界的にもリスク回避な債券買い・株売りモードでおます。

ただし原油だけは、単に足元の減産期待を含む需給に則した動きなのか、
トランプマンが週末からのキナ臭さ満載のツアーに出ることで、
支持率回復のために中東で暴れることを警戒しているのか、
別世界のような踏ん張りを見せております。
(現在は急落してますけどね)

以上の通り、昨夜からの海の向こうの動きとしてはリスクオフモードであり、
言い方を変えるとトランプラリーの巻き戻しとなっておりますが、
かつての何チャラショック程の緊張感までは高まっておりまへん。

そして本日の我が国についても、黒い効果のある債券はともかく、
動きとしては海の向こうはリスクオフということもあり、
定番のリスクオフでの円ゴリラが巨大化し(円高ドル安が加速し)、
本日の日本株は三桁の大幅安とはなりましたが・・・
商いは2.7兆円程度であり、空売り比率も39%程度とおとなしく、
下げ幅も日経平均は261円安(1.32%安)、トピも1.32%安、
新興市場は薄商いの中、マザが0.9%安、JQは0.6%安
という海の向こうと同様、緊張感にはイマイチ欠ける動きではあります。

そういった程度の動きだったおかげで、
何チャラショックの様に深い傷を負った人も比較的少ないでしょうから、
今夜以降、震源地である米国が昨夜だけの単発の地震で終わり、
余震も無く本震に襲われることも無く落ち着くのであれば、
国内には余力を持って虎視眈々と構えている人も多いとは言えます。

一応、足元の信用買い残は積み上がっておらず(2.32兆円)、
日本株のPERは昨年11月の米大統領選以来の14倍割れとなり、
数値上は割安とも言えますので・・・

が、しかし・・・

4月安値からは外国人の買いと足並みを揃えるように、
裁定買い残も急速に積み上がっており、さらに先週末にはSQ、
15日は45日前ルールの該当日、ついでに11月安値の裏、
19日は米SQといった大人の都合な節目を通過したこともあり
昨夜のトランプ大地震をきっかけに、海の向こうの巻き戻しと共に、
我が国でも裁定解消が主導する巻き戻し(円高株安)が始まったと言えます。

しかも日本株が割安という見方についても、
世界の景気を先導する米国でのトランプ大地震に加え、
米景気の先行きにも足踏みが見られている中で、
昨夜から急速に円高が進行して1ドル110円台に突入しており
国内企業の想定為替レートが1ドル105-110円ということからも、
110円を割り込むと割安だとも言ってられないですからね・・・

そして何より・・・市場を揺るがしているトランプ大地震は、
来週のスケジュールを見ても、昨夜だけで終わるとは思えないです・・・
(先にも述べた通り、地政学リスクもセットで高まります)

つまりトランプ大地震が収まらないことには、
今週の税制改革法案公聴会、来週予定の通常の予算教書発表、
といった好材料であるべきはずのものまでが
どうせ実現できへんやろ!と悪材料にすらなる可能性もあります。

足元の市場を見ていればわかる通り、これまでのように好材料にだけ反応し、
悪材料には目を瞑る御都合解釈モードは終わり、
好材料は無視して悪材料には敏感に反応するようになってますからね・・・

さらにこういったリスクや実態面は置いといたとしても、
市場の動きや需給面、節目な日程も含む大人の都合で見れば、
トランプ大地震でのリスクオフ&トランプラリーの巻き戻しが、
昨夜1日だけで終わりにするとは思えないですからね・・・

かといって米大統領選直前の水準まで巻き戻すのかと言えば、
実態面と需給面はそこまで悪くはないのですが、
昨日も書いた通り、米債券買いとユーロ買いのポジを見ると、
大統領選直前の状況もへったくれもなく、
もっと前の状況まで戻るのを先取っているとも言えるので、
それが正解であるならば・・・、
ドル買い(円売りも)、米株買い、原油買いといったこれらのポジが、
大統領選前の状態までガス抜きすれば終わりとも言えず、
株価等の水準も含め大統領選直前よりももっと前の状態まで戻ることを
示唆?目指している?とも言えますからね・・・

とりあえず私の見方に反して、今夜で落ち着くのかどうか次第ですが、
私の見方通りに今夜で落ち着かずセルインメイのようになれば、
まずは株価の下値のメドとしては、国内外共に4月安値と言えます。
4月も商いを伴った株高を演じていた欧州株はともかくとしても、
4月安値から薄商いで踏ん張っていた米株、
4月安値から大人の都合かのように裁定買い残を急速に積み上げながら
薄商いでの気色の悪い上昇を演じていた日本株ではあるのでね。
(かつてのセルインメイとも似てると言えますけど・・・w)

以上の通り、市場の動き、需給面、実態面、リスク面の温度差が、
昨夜のトランプ大地震によってほぼ一致することになり、、
トランプを始めとする小難しい背景の動向を見るに越したことはないですが
シンプルに市場の動きを見て判断すればいいので、
まずは震源地である米国の今夜の動き
明日のザラバ中の米債券・ドル・米株先物(原油も)の動きを見ながら、
立ち回るしかないです。
ただし継続は力なりですから、今夜と明日が落ち着いていようとも、
アテにはならんと見ておいた方がいいです。
19時現在の市場を見る限り、ゴリゴリリスクオフ継続中です。

ということで、明日のスタンスとしては特に変わりませんけど、
トランプ大地震の中での週跨ぎとなりますので、改めて書きますと・・・

週跨ぎでの持ち越し短期勝負の方については、以上の通りの状況なので、
今夜の米国と明日が落ち着いた動きだったとしても、
本物かどうかを判断するのは「継続は力なり」であり、
週明けの動きを見ないことにはアテにならないので、
わざわざ週跨ぎの勝負をする必要はないです。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうけど、
本日はそれなりに商いの伴った円高株安となりましたので、
明日も継続するようであれば撤退するのが無難でおます。
まずは下値のメドである4月安値まで許容できる方は、
王者の風格で構えておくのは自由です。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の方のところで書いた通りなので、
わざわざ明日に新たな参戦をする必要はないです。
ただし決算を終えたもので、好決算にも関わらず売られ、割高感も無く、
取り組み妙味のある銘柄ならば、年単位で腰を据えて参戦するのは自由です

新興市場については、本日は続落したものの商いは減少しており
現状は上昇局面で商いが膨らみ、下落局面では商いが減少
という上げゴリモードが続いていると言えますので、
シンプルに商いの伴った下げが継続しない限り、
薄商いでの下げは押し目と見て、引き続き勝負姿勢で・・・
と言いたい所ですが、世界的には先にも述べた通り、
トランプ大地震の真っ只中であり、
明日もリスクオフ色がさらに強まるようだと新興市場も巻き込まれ、
本日の様な限定的な動きでは済まず、いつもの阿鼻叫喚な動きとなるので
明日に限っては、一時的に落ち着いていたとしても、
慎重に動くに越したことは無いです。

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