不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
正解が見えて来そうな週明け
こんばんはです。

損保の決算を残し、本日でやっとこさ国内企業決算発表も一巡・・・
やりたい放題の東芝の決算を容認する傍若無人な東証への憤りはありますが
ひとまず全体としての今期見通しは増収増益となり、
減少はしたものの自社株買いもあることでEPSは過去最高まで上昇し、
(東芝決算の影響も無いようで・・・計算方法への疑問は置いといてw)
何より企業想定為替レートと乖離した円安も維持されていることで
日本株の割高感が台頭する事態とはならず、むしろ割安感すら漂っております

国内の需給環境についても、信用買い残、裁定買い残は過熱状況ではなく、
(裁定買い残はやや積み上がってますけどね(約2兆円弱))
黒い銀行を始めとするクジラ達の睨みも効いており、
政治については米欧よりも安倍政権の安定ぶりは際立っておりますので
国内独自の悪材料としては、欧米よりもイマイチなマクロ環境、
隣人であり狂人である北のカリアゲクソ野郎リスクの燻りといったところです
(個人的には東芝へのアンフェアな特別扱いは大問題だと思いますけどね)

従って海の向こうさえ落ち着いていれば、
20000円の達成も含め、日本株が上昇する国内環境ではあるのですが、
現在の海の向こうでは、欧州はマクロ・ミクロ共に堅調であり、
政治リスクも財政リスクも現在のところは落ち着いているものの、
主役であるトランプマン率いる米国でのザワつきが継続しております・・

米国も欧州と同様、当初はマクロ・ミクロ共に堅調であり、
発表が一巡した米国企業決算(ミクロ)も堅調に一巡したのですが、
マクロ面においては、景気の遅行指標である雇用関連指標は堅調なものの、
先行指標である製造業関連指標の一部では足踏みが見られ、
世界の景気のエンジンであり、米GDPの7割を占める米個人消費が、
一時的な足踏みではなく、継続した足踏みになりつつあり、
それを裏付けるように米消費関連指標の足踏みは続いており、
米小売企業決算も低調、米新車販売の低迷も継続していることで、
イエレンおばちゃま率いるFRBの強気な景気見通しと利上げ姿勢は、
ほんまに大丈夫なのか?利上げの副作用ではないのか?
という懐疑的な見方が拡がりつつあります・・・

そして主役の期待材料であったトランプマン政策は、
米議会で法案が何一つ通過しておらず、大統領令には司法から横槍が入り、
(今夜からもSF連邦地裁での横槍審理が始まります)
トランプマンの指名した人事も約半数が議会での承認を受けておらず、
世論が後押しする力となる支持率すらも低迷したままであり、
今ではトランプマンの議会運営と政策実行力への疑念が高まるばかりであり
市場が待ち望む税制改革もいつになるのやらという状況です・・・

しかも先日にトランプマンがFBI長官をクビにしたことで、
ウォータゲート事件の再来だとばかりに、
海外のニュースでは独占状態のように連日報じられており、
米国の世論もトランプマンには逆風が吹き始めていることで、
支持率低下が加速する恐れがあり、それによって野党の強硬姿勢も強まり
身内の共和党内からも批判の声が挙がっており、
法案可決等の議会運営への疑念がさらに増しております・・・

一部では大統領辞任に追い込まれるなんて声まで挙がっているので、
ほんまにトランプマンは何とか騒ぎを収めるのはもちろんのこと、
せめて政策実行力への疑念だけでも払拭しないことには、
ただでさえ米個人消費の足踏み(利上げ観測の鈍化)懸念が台頭中なので
ニクソンショックならぬトランプショックが起きないことを願うばかりです

だからこそ現状では困難な議会運営に対処するのではなく、
手っ取り早く支持率を上げるために軍事行動を起こすようだと、
支持率が上昇して結果的に政策実行力への疑念が和らいだとしても、
地政学リスクが高まることになり、それが中東での軍事行動ではなく、
北のカリアゲに対してならば、我が国にとっては近くの有事どころか、
当事者となってしまい、戦後72年の平和が終わることにも・・・

しかもトランプマンは北のカリアゲクソ野郎に対して、
あれだけ強硬な姿勢をアピールしていたにもかかわらず、
昨日にはカリアゲクソ野郎が嘲笑うかのように弾道ミサイルを発射し、
このままトランプマンが何もしないようだと、
いざとなったら弱腰かいな・・・という機運が米国内で高まり、
さらに支持率が低下する恐れもあります。

それにしても・・・つい先日までは、
米国のサイバー攻撃でミサイル発射失敗させることができるんだ!
とクセの強い軍事評論家がドヤ顔で言ってましたけど、
飛んどるがな・・・ほんまにええ加減な話です(笑)

そんな話はともかく、カリアゲミサイルに対して、
トランプマンはいつものように威勢の良い呟きをすることもなく、
空母を動かしたような報道も無く、やたらと静かな気がするだけに、
不気味ではありますけど・・・何なのでしょう・・・

緊急の国連安保理が開催されることも決まり、
今週末からはトランプマンの初めてのおつかい・・いや、外遊を控えており
サウジ、イスラエルを訪問後、ローマ法王との会談、NATO首脳会議出席
といった中東に関わるキナ臭い日程も控えていることに加え、
(19日にはイラン大統領選も)
米国内ではFBI長官のクビ切り騒動真っ盛りですから、
北のカリアゲチンピラ野郎は中国と韓国に丸投げし、
構っているヒマも無いのかも知れませんが、
弾道ミサイル発射に対する静けさが不気味ではあります。

以上の通り、海の向こうというか米国はこういった落ち着かない状況であり、
市場においても米債券とドルは、米消費の足踏み、利上げ観測への疑念、
トランプマンの政策実行力への疑念、地政学リスクの燻りを裏付けるように、
足元では米債券高(米金利低下)ドル安という警戒モードでおます・・・。

一方、米株は米債とドルのようなネガティブな動きとはならず、
需給面での過熱感が和らいだからなのか、
むしろ米債券高ドル安は米経済と米企業業績には追い風だ!
という得意の大人の御都合解釈が発動しているのか
税制改革期待の後退による数値的な割高感もへったくれもなく、
米株は踏ん張りを見せております。

マネーの潤滑油でもあり、米株と共に市場の空気を決める原油についても、
25日のOPEC総会を前にした更なる一年の減産延長観測もありますが、
皮肉なことに中東での地政学リスクの高まりも追い風となっており、
何より原油買いポジが大統領選前の水準まで減少しているので、
原油は足元で切り返しの動きが続いております。

つまり海の向こうと言うか主役の米国市場は・・・

警戒モードの米債&ドルvs楽観モードの米株&原油
というお馴染みの構図が続いており、
実態面のマクロ・ミクロ環境や推測も多い報道や背景等ではなく
市場の動きで判断しても、楽観なのか警戒なのかハッキリしない状況であり
需給面で見ても、大統領選以降に積み上がった分のガス抜きは終了し、
ラリーが再開するという見方も出来ますが、
米債やユーロやポンドの足元の需給環境を見ると、
新たな局面というか大統領選への期待が膨らむ以前の状態まで巻き戻すのか
という悲観的な見方も出来ますので、
米国の子分であり海外イナゴのサジ加減次第である日本株としても
商いが旺盛なイケイケ感もありますが、
良好な国内環境だけでは安心できないということです。

一応、最近は風化しつつあるものの本日は45日前ルールの該当日でもあり
我が国ではSQ通過(米欧は19日)、明日がMSCIの定期見直し
といった需給面での大人の都合な節目であり、
ミクロ面でも日米欧共に企業決算が一巡と言う節目でもありますから、
以上の様なリスクを意識した米債やドルの警戒モードが正解なのか
米株を始めとする世界的な株高と原油の楽観モードが正解なのか、
市場の動きとしては、明日以降で正解が見えて来るでしょう。

同時にトランプマンの政策実行力への疑念リスク、地政学リスク、
米消費低迷の真偽確認と共に米利上げ姿勢の変化、
国内ではイマイチなマクロ環境(18日は1-3月期GDP)
これらに関わるイベントや経済指標等を見ながら
背景としての正解も徐々に見えて来るでしょう。

しつこいようですが、私は懲りずに警戒モードですけどね(笑)

ということで、明日のスタンスとしては基本的に変わりませんけど・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の様な状況からも、
場中に米債券高・ドル安(円高)・米株先物安となれば(原油安も)
日程的な節目通過で警戒モードが正解だったと継続する可能性があるので、
国内で商いの伴ったゴリゴリの株安円高となればもちろんですが、
商いも伴わず小幅な株安円高であろうとも押し目だとは思わず、
その日限りの勝負に留めましょう。
逆に場中に米債券安、ドル高・米株先物高となり(できれば原油高も)
国内も商いが伴わずとも円安株高の動きとなっているならば、
日程的な節目通過で楽観モードが正解だったと継続する可能性があるので
リスク覚悟で割り切って勝負するのもアリですが、
先にも述べた通り、リスク等が燻っている状況なのでくれぐれも御注意を。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうから
以上の様な小難しい背景等には注意をしつつも、
シンプルに商いの伴ったゴリゴリの円高株安が、
連続して起きる様な事態となるまでは、王者の風格で構えておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の項で書いた通り、明日が楽観モードで帰って来たならば
商いの伴った円高株安(リスクオフ)となれば、
即座に撤退するという姿勢だけは厳守して参戦すればですが、
明日が警戒モードで帰って来たならば、参戦するのは控えておきましょう。
ただし決算を終えたもので、好決算にも関わらず売られ、割高感も無く、
取り組み妙味のある下値リスクの低い銘柄ならば(理想過ぎますけどw)
長い目での参戦は御自由にどうぞ。

新興市場については、現状はシンプルに上昇局面で商いが膨らみ、
下落局面では商いが減少という上げゴリモードが続いていると言えます。
従って 商いの伴った下げが継続しない限り、
薄商いでの下げは押し目と見て、引き続き勝負姿勢で挑めばいいですが、
新興企業決算も本日で一巡したという節目ではあり、
世界的なリスクオフとなれば新興市場も無視はできないので、
しばらくは先に述べた通りの国内外の小難しい背景と共に
海外と国内大型株の状況(動き)も横睨みくらいはしておきましょう。

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