不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
白馬の王子様ならぬオヤジ様と黒ゴリラ
決算特盛で眼精疲労な日々が続いておりますが、
GWは目の癒しも兼ねて大糸線の景色を堪能しようと長野へ・・・
私は乗り鉄ではあるので・・・最近の相場にはやや乗れてませんけどね

いつもながら何一つ計画を立てず、駅に向かいながら天気予報を確認し、
晴れている方面で席の空いている列車を探し、席が空いていたら飛び乗り、
そして車内でネットから宿探し・・・という気まぐれ過ぎる旅なのですが、
昨年は宿があまりにも見つからず、行きの車内では高橋名人かのように、
宿の空室案内の更新ボタンをクリックしまクリック・・・に忙殺され
車窓を堪能する暇も無かったので、今年は現地に着いてからでも、
どうにかなるだろうと王者の風格で構え、バナナをウホウホではなく
駅弁を食いつつ、中央線等の車窓を楽しみながら長野県の松本に到着!

その足で旅行会社へ殴り込み、本日の宿はありまっか?
と尋ねると、市内のホテルや旅館はどこも一杯らしく、
市内から少し離れた山荘やロッジとかペンションならばあると言われ、
一人だから出来るだけ気を遣わないビジネスホテル風の宿をお願いすると、
一軒だけはホテル風の宿があると言われ、しかも大糸線沿線だったので即決!

なんとか宿は確保できたので、ほっとしながら大糸線に乗り込み、
雪化粧の残る雄大なアルプスの山々に口を開けて見ながら、
やっぱり大糸線はええなぁと堪能しつつ、宿を確保した白馬駅に到着・・・

駅の改札を出た瞬間、目の前に迫るようなキレイな山に吸い寄せられるように
宿もヘッタクレもなく本能で山に向かうゴリラ男・・・

hakuba2.jpg

ハッと気付き、予約で受け取った紙に書かれた宿をスマホで検索してみると
HPが見当たらず、とあるサイトに紹介文があったものの、
写真も無く地図のみ・・・嫌な予感が一瞬頭をよぎったのですが、
雄大な山を見ていると、細かいことは気にしても仕方ないと思ったのか、
場所だけを確認し、再び山に向かって歩き、
途中で屁をこいて休んでボーっと山を眺めたりしながら
白馬の町をゴリゴリと散策することに・・・

ついでに翌日訪れた穂高での写真もどうぞ・・・


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穂高ではチャリンコで激走しながら堪能・・・というのはさておき、
気が付けば日が沈み始め、白馬でのゴリ散歩でクタクタになったので、
地図を見ながら予約した宿へ向かうと、所在地らしき場所に到着したものの、
どこを見渡してもホテル風の建物は無く、民家が数件と小麦畑のみ・・・
嫌な予感が甦って来るのを振り払いながら、
一軒のペンションっぽい洋風な民家があったので、
小麦畑を横切って玄関の方へ回り込むと、表札の横に小さな看板が・・・
ゴリラ並みの視力で看板を読むと、確かに予約した宿の名が・・・

えっ?ウソでしょ?
どこがホテル風やねん!
ペンション風・・・いや・・・もはや家!民泊かっ!

思わず突っ込まずには居られませんでしたが、
今さら宿を変えるのも面倒なので、フロントならぬ玄関を開けると、
見た目はペンションオーナ風のおじさんが
いきなり玄関でカンナを使って木材を削っており、え?工務店?と思い、
間違いましたと言って扉を閉めそうになりましたが、
カンナを持つ手が止まったおじさんと睨み合いになったので、

「こんにちは、えーーっと・・・予約したゴリ山ゴリ太郎ですが・・・」
「あーはいはい、入って、入って」

とカンナを置いて招き入れる白馬の王子様ならぬオヤジ様・・・

「こんなところまでわざわざ・・・街は宿が一杯やった?」
「ええ一杯でしたので、旅行会社に紹介してもらいました」
「GWやけどこの辺はスキーや夏山登山がメインでなぁ、
 今はヒマやから箱作りしてた、ガハハハ!」

何の箱?とは思ったものの、それよりも一人の空間を過ごす宿どころか、
かなりの密接な対人関係が織りなされそうな宿に来てしまったと、
後悔の方が大きく、愛想笑いをしながらチェックイン手続きではなく、
ボロボロの宿帳に記載することに・・・

「あ、食事なしって聞いたけど用意しようか?」
「じゃあ、お願いします」

と返事してしまい、しまった・・・と後悔していたら、

「朝メシは・・・楽しみに」

何をやねん!出るんか出ぇへんのかどっちやねん!と心の中でツッコミつつ
宿の前には地元食材のおいしいごはん・・・とも書かれていたので、

「た、た、楽しみにしときます」

愛想笑いで白馬のオヤジ様に答える黒ゴリラ・・・
(一日だけにもかかわらず、日焼けで顔面が真っ黒だったので)

すでにクセの強さが全開の白馬のオヤジ様ですが、悪い人ではなさそうやから
一日くらいはこういう宿もええかと自分に言い聞かせながら、

「えっと、部屋はどこですか?」と聞くと、
「ああ、三つしかないからどこでも好きな部屋を選んでくれたいいよ、
 鍵はそこの籠の中に入ってるから」

三部屋って・・・だからどこがホテル風やねん!
あのクソ旅行会社め・・・と恨み節を心の中で唱えながら、
部屋を確認しようと三つの鍵を持って廊下の奥へと進み、
扉があったので開けると前髪パッツン過ぎるクセの強そうなおばさんが・・
唯一の従業員であり白馬のオヤジ様のお姫様(奥さん)だったのですが

「こんにちはようこそ、ここは一応食堂ですから、客室は上です」
「そうでしたか・・あ、この階段を・・・」
「どこでも好きな客室使ってくださいね。」
「ありがとうございます」

と愛想笑いをしつつ、客室って・・・どの口が客室って言うとるねん!
と心の中でツッコミながらミシミシと音のする階段を上がると
廊下の両サイドに2部屋ずつの4部屋があり、
その内の3つに客室と書かれていたので、
宝箱のようなレトロな鍵で扉を開けて入ると
昭和の下宿のような6畳一間にTVとちゃぶ台だけ・・・
まぁでも4000円やから仕方ないかと言い聞かせながら、
マウンテンビューの部屋をチョイスして荷物を置き、
残りの宝箱のようなレトロな鍵を返しにフロントならぬ玄関へ行くと・・・

白馬のオヤジ様が風呂場へ案内してくれたのですが、
以外にも大きな檜?風呂に驚いていると、
「僕の手作り」とドヤ顔をする白馬のオヤジ様・・・

早速、風呂に入ることになり、
客は私一人なのでゆっくりと身体を癒すことが出来ました。

そして急遽お願いした夕食はいつなんだと思いながら部屋で寛いでいると
階下からデカイ声で白馬のオヤジ様が、
「ゴリ山さーーん、ごはーーん!」との声が響き渡り、
ほんまにどこがホテル風やねん・・飯の時間も勝手に決められとるがな・・
家かっ!とツッコミながら、
「はーーーい!」とバカでかい声で答え、地元食材の料理に期待しつつ、
階段を下りて食堂へ入ると・・・

うん?カツカレー?いやいや、カツハヤシライスがドーンと置かれており、
まぁまぁ・・・急な夕食やから仕方ないし、
ウマそうやからええかと言い聞かせて着席すると、
クセの強そうなパッツンおばさんがタケノコと山菜の天ぷらとサラダ、
さらに馬刺しまでを用意してくれたので礼を言うとパッツンおばさんが

「これは鹿のカツ」
「あ、そうなんですか、じゃあハヤシライスの肉も鹿ですか?」
「違う違う、これは馬肉」
「へぇ、言い方は悪いですけど、馬と鹿で馬鹿ハヤシライスですね」
「ああ、なるほど、そうやね」
「え?狙って作ったんじゃないんですか?」
「今、初めて気づいた!おとうさーーーん!」

いきなり大声で白馬のオヤジ様を呼び、

「これ、ゴリ山さんが教えてくれたけど、馬と鹿で馬鹿ハヤシライス!
 宿の名物に出来るかも!どう?お父さん」
「ああ、そうか、確かに馬鹿ハヤシライスか!それはいいなぁ」

いやいや・・・アンタも気付いてないんかいな・・・と思いつつ、

「馬鹿ハヤシライスって名前は面白いですけど、
 客としては、おいしそうには思えない名前ですけど(笑)」
「そうかなぁ、インパクトある!」

と食い下がる白馬のオヤジ様を見ながら、ついでに素朴な疑問が浮んだので

「白馬って馬が付いている名前なので、馬肉が有名とかなんですか?」

との問いかけも無視され、
(ネットで調べると雪のある山並みが白馬みたいだからそうです)

「それ!もらった!いっそのこと白馬鹿ハヤシライスにしよっ!」
「は?それは・・・なかなかの名前ですけど・・・(笑)」
「ダイレクトな馬鹿よりも白を付けた方がマイルドじゃない?」
「じゃあハヤシライスに生クリームをでもらせば味も見た目もマイルドに」
とテキトーなアドバイスをすると間髪入れずに再び、
「それも!もらった!」
「え?もらうも何も、どうぞどうぞ・・・」

大丈夫なのか・・・と心配にはなるものの、
実際に食べてみるとおいしかったので、
ほんまに宿の名物になるのかどうかは知りませんが、
無理矢理すすめられる酒を断りつつ、
白馬鹿ハヤシライスををおかわりするほどに、美味しく食事を平らげました。
食事中は白馬のオヤジ様の鹿との武勇伝、まさに白馬鹿武勇伝を聞いたり、
その勢いなのか腕相撲で挑戦して来たのでアッサリと叩きのめしたり・・・

気が付けば近過ぎる距離感の宿に馴れてしまったのか、
白馬のオヤジ様とパッツンおばさん夫婦の人柄なのか、
懸念していたわずらわしさも忘れ、
すっかり居心地が良くなってしまっていることに気付く黒ゴリラ・・・

そんな白馬鹿の宴も終わり、部屋に戻って満天の星空を見ながら、
屁こいてグッスリと眠り、朝にはお楽しみの朝食が・・・
とは言っても、味噌のおにぎりを2つ持たせてくれただけでしたが、

「急な食事をありがとうございました、食事代はいくらですか?」
「いらない、いらない、宿代だけでいいよ」
「さすがにそれは悪いのでちゃんと払いますから」
「じゃあ、600円追加で」思わず「やすっ!」と声を挙げると、
「夕食が500円で、朝食が100円の計算かな」
「いくらなんでも安過ぎますよ(笑)」

結局はおばさんの様に押し問答をするのも嫌なので、
素直に好意を受け取ってチェックアウト?しました。

なんやったらもう一泊くらい泊めてくれと言いそうでしたが、
穂高とか他の所にも行きたかったので、
白馬鹿ハヤシライスがあるのかを確認するために
いつかまた訪れようかとは思わせてくれる宿ではありました。

以上、白馬のオヤジ様と黒ゴリラのGWでおました。

引き続き、良い週末をお過ごしください。

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コメント

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ライス
白馬 | URL | 2017-05-13-Sat 13:13 [編集]
馬肉ハヤシライスに生クリームで白馬ライス、白馬といえばやはりカリアゲライスでは。まあ、向こうは何のことか分からんでしょうが、
白馬さんへ
マーケット番長 | URL | 2017-05-13-Sat 13:27 [編集]
> 馬肉ハヤシライスに生クリームで白馬ライス、白馬といえばやはりカリアゲライスでは。
> まあ、向こうは何のことか分からんでしょうが、

たしかに白馬の王子ではありますからカリアゲライスですねw
日本の原風景
tiramisu | URL | 2017-05-13-Sat 16:00 [編集]
楽しいエピソードと美しいお写真をありがとうございました。

お写真が私のドストライクです。やはり番長さん只者ではないですねw
このままカレンダーや写真集にして欲し位です。
tiramisuさんへ
マーケット番長 | URL | 2017-05-13-Sat 18:58 [編集]
> 楽しいエピソードと美しいお写真をありがとうございました。

ありがとうございます。

> お写真が私のドストライクです。やはり番長さん只者ではないですねw
> このままカレンダーや写真集にして欲し位です。

いえいえ、ただのゴリラ男ですし、
芸術的センスだけは足りないことも自覚しておりますw
つまり下手な私でもそれなりの写真が撮れるほど
景色が良かったということですw

レイミステリ夫 | URL | 2017-05-13-Sat 21:12 [編集]
「愛と青春の旅立ち」ですか。

歌詞のなかにMountain とか出てくるし今日の内容にぴったりな気がします。
レイミステリ夫さんへ
マーケット番長 | URL | 2017-05-13-Sat 21:26 [編集]
> 「愛と青春の旅立ち」ですか。
>
> 歌詞のなかにMountain とか出てくるし今日の内容にぴったりな気がします。

よくおわかりでwww
まさにMountainの印象だけで決めましたw

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