不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
市場はバイクラならぬバイアグラ、私は・・・
こんばんはです。

なにやらFC2ブログに障害が起きているようで、
PCからの接続が出来ず、携帯から記事を更新したので、
表示がおかしくなっていたらごめんなさい。

さて、本日は日経、TOPIX共に小幅高ながら年初来高値更新!
ついでに2015年以来の高値で終えており、
売買代金も今年3番目の約2.8兆円と伴っておりますので、
GW明けとなった週初の今年最大の商いを伴った上昇が、
海の向こうに泡を食った日本株高でもなく、バイクラとも言えず、
単なるバイアグラモードと言えなくもないです・・・

昨日に今期減益見通しを発表したトヨタも上昇して終えており、
(本日決算を発表した日産も今期減益見通し)
決算は堅調ながらもSQを控えた大人の都合で懸念していたハゲバンコも
ボーボーな堅調ぶりで終えております。

さらに全体の国内企業決算の堅調ぶりと自社株買い効果を裏付けるように、
日経平均EPSは過去最高まで上昇すると共に日本株の割安感も台頭し、
国内の需給環境も過熱には程遠い水準ですから、
国内の懸念材料としては欧米に比べると低調なマクロ環境、
風化している北のカリアゲリスクということからも、
明日のSQを無事に通過さえできれば、
国内目線に限って言えば、現状のバイアグラモードが妥当とも言えます・・

が、しかし・・・

海の向こうでは、欧州市場はマクロ・ミクロ共に堅調であり、
政治リスクと財政リスク(ギリシャ支援合意間近)は共に落ち着いているので
ドラギのおっさんが無謀なテーパリングにでも踏み切らない限り、
現状としては欧州市場の動きも含め、落ち着いていると言えますが・・・

主役の米国市場は相変わらず不気味な動きが続いており
昨夜は需給面で良好な米債とドルは米債券安(米金利上昇)ドル高となり
需給面で落ち着きつつある原油も大幅反発となり、
トランプラリー&油高ラリーとも言える動きとなりましたが、
需給面でまだ過熱気味で数値上は割高な米株は、
ナスダックが小幅高ながらも再び最高値を更新、
SP500もほぼ横ばいながら堅調ぶりは維持している一方、
ダウは小幅続落と揉み合い基調が続いており、商いもイマイチ・・・

現時点の米国市場は堅調な企業業績も含めると、
決して危ない状況とまでは言えないので、
小難しいことは考えず、アホになればいいとも言えますが
歴史的な低水準なVIXも含め、何とも不気味な静けさが漂っております。

その原因が足元で弱含んでいる米GDPの7割を占める米消費なのか・・・
そんな米消費だけでなく足元の米製造業の動向も含め、
景気の先行指標が弱含んでいようと、一時的(単月)に過ぎないんじゃボケ!
と言わんばかりに利上げ姿勢を崩さないどころか
年末からの薬抜きすらも視野に入れているイエレンFRBの姿勢に対して、
市場が懐疑的に見ているのか・・・
どちらが正しいのかを確認することになる米小売売上高、
FRBの本業である物価コントロールの現状を示す指標であり、
利上げを決める根拠にもなる明日の米消費者物価、
これらが発表される明日を待っているのか・・・

それとも昨年11月の米大統領選以降に起きたトランプラリーという名の通り
トランプマンの政策への期待で起きたラリーであり、
昨年末以降に市場が足踏みしたのは政策期待の足踏みでもありますから、
現在の市場でもトランプマンと政策が主役であることに変わりはなく
足元で燻っているトランプマンの政策実行力への疑念が晴れないことには
市場(米株)がよだれを垂らして待ち望んでいる税制改革への疑念も晴れず、
結果的に減税で米株の割高感を和らげるとの期待も剥げ落ちます。

しかも昨日にはトランプマンがFBI長官をクビにしたことで、
米国のマスコミや世論から批判の声が挙がっているのはもちろんのこと
野党民主党だけでなく身内(共和党内)からも批判の声が挙がっており
オバマケア代替法案の上院での可決にまで影響が出るようだと、
またしても税制改革の実現が遠くなると共に、
トランプマンの議会運営と政策実行力への疑念も増すことになります。

来週にはトランプマンの入国制限措置の大統領令に対して、
サンフランシスコ地裁が差止めの審理を行うので、
結果次第ではまたしても大統領令に司法から横槍が入ることになり、
法案だけでなく議会を通さない大統領令の実行力への疑念も増すことに・・

せめてトランプマンの支持率だけでも回復すれば、
世論を背にした政策のゴリ押しも可能ですが、未だ支持率は低迷しており、
手っ取り早く支持率を回復させるための手段として
北のカリアゲマンや中東に対して強硬な軍事行動を起こせば
地政学リスクが台頭することにもなりますからね・・・

私としてはトランプマンに頑張って頂きたいと思うことに変わりないのですが
現状を冷静に見ると八方塞がりになりつつあるようにしか見えないので、
市場の主役材料がトランプマンとトランプマンの政策である限り、
市場の動きがバイアグラモードであろうと楽観モードであろうとも、
私自身は楽観モードにはなれず、ヘナチンモードだということです。

まぁあくまで、懲りない私の見解ですから、
信じるか信じないかはあなた次第です(笑)

ちなみに以上を踏まえた上での目先の注目イベントとしては、
今夜はG7財務相会合開幕(13日まで)、英中銀会合
OPEC月報、NY連銀総裁講演、米30年債入札、米小売企業の決算、
明日の我が国はSQ、国内企業決算の2発目ピーク(メガバンクは週明け)
明晩は独GDP、シカゴ連銀とフィラデルフィア連銀総裁の講演
米小売売上高と米消費者物価、14-15日は中国の一帯一路会議
といったところでおます。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

週跨ぎの持ち越し短期勝負の方については、
米国で米債券安(米金利上昇)ドル高、商いの伴った米株高、原油高
というトランプラリー&油高ラリーが再開し、
欧州では債券安(金利上昇)商いの伴った株高の動きが継続し、
国内も商いの伴った円安株高、もしくは商いを減少させての一服であれば、
小難しい背景等を無視して市場の動きだけを見て、
リスク覚悟で割り切って勝負するのもありですが、
明日はSQ、米小売売上高、米CPIも控えているので、
その日限りの勝負に留めることが無難でおます。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうから
一応、以上の様な小難しい背景等には注意をしつつも、
シンプルに商いの伴った円高株安が連続して起きるような事態となるまでは、
王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
今から参戦するには抵抗もあるでしょうけど、
決算を終えたもので下値リスクの低いものならば、  
シンプルに商いの伴った円高株安が連続して起きるような事態となれば、
即座に撤退するという姿勢で参戦するのはアリですが、
先にも述べた通り、海の向こうは不気味な状態のままであり、
明日はSQ、米小売売上高、米CPIも控えているので、
わざわざ明日に参戦する必要はないとも言えますが・・・お任せします。

新興市場については、昨日の新興企業の香ばしい決算が原因なのか、
主力どころの決算を明日と週明けに控えているからなのか、
本日は反落となりましたが、商いは伴った反落ではないので
現状はシンプルに上昇局面で商いが膨らみ、下落局面では商いが減少
という上げゴリモードが続いていると言えます。
従って商いの伴った下げが継続しない限り、薄商いでの下げは押し目と見て、
引き続き勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
ただし国内だけでなく海の向こうは先に述べた通りの状況であり、
世界的なリスクオフとなれば新興市場も避けられないので、
海の向こうも横睨みしながら勝負してください。
そして新興も決算がピークを迎えるので、くれぐれも決算跨ぎには御注意を

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コメント

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米国CPI
マニア | URL | 2017-05-12-Fri 11:48 [編集]
こんにちは。前場引けで不気味な動きが日本にも連鎖して来ましたが、今まで同様トランプがうまくいってないぞと見せかけてここから謎上げをするのでしょうか?はたまた、今までのほにゃららショックのように後付けで何か出て来るのでしょうか?
一旦落ちるなら落ちるで下げてくれないと買うこともできません。穿った見方をすればこれが懐疑なので上げ続けるのかもしれませんが。
マニアさんへ
マーケット番長 | URL | 2017-05-12-Fri 16:20 [編集]
> こんにちは。

こんにちは。

> 前場引けで不気味な動きが日本にも連鎖して来ましたが、
> 今まで同様トランプがうまくいってないぞと見せかけてここから謎上げをするのでしょうか?
> はたまた、今までのほにゃららショックのように後付けで何か出て来るのでしょうか?

昨夜の米欧市場も本日の日本株も下げそで下げない動きが続いてますね。
今のところマクロ・ミクロ共に実態面では堅調であり、需給環境も悪くないので
何チャラショックの可能性は低そうですが、
こういう環境でショックが起きるとするならば、
金融政策か政治なのかなとは思うのですが・・・

> 一旦落ちるなら落ちるで下げてくれないと買うこともできません。

燻っているリスクが晴れれば、割り切って参戦するしかないのでしょうねw
> 穿った見方をすればこれが懐疑なので上げ続けるのかもしれませんが。

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