不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
気色悪い・・・
こんばんはです。

ビックリ(VIX)指数が23年4ヵ月ぶりの低水準(9.77)・・・
(ちなみに過去最低は1993年12月27日の8.89でおます。)

いやはや・・・これは素直に総楽観と捉えて良いのか?
過去にもあった低水準だからこその危うさを示唆するものなのか?

前者の総楽観であるならば・・・

米企業業績は堅調(米株の割高感も軽減)、
米マクロ指標は先行指標に足踏みが見られるものの低調という程ではなく、
需給面では米債とドルは心配なく、米株の過熱状態も若干和らいでおり、
ついでに欧州は欧州株が需給面でやや過熱気味ながらマクロ・ミクロ共に堅調
我が国はマクロ指標が欧米に比べると低調ながらも、
企業決算は堅調(割安感も徐々に台頭)、需給面では欧米よりも好環境

というように、実態面や需給面、バリュー面において、
好意的に解釈されていることが土台となり、
足元で燻るトランプマンの政策実行力への懸念とか地政学リスク
といった目先の心理面を左右するリスクを呑み込み、
総楽観となっているのか・・・
長い目ではトランプマンのような枠にとらわれない人物が大統領となり、
我が国では長期安定政権の安倍ちゃんマンが、
失われた20年の閉塞から解放してくれるといった期待もあるので、
かつてのバブル期のような大相場となるのであれば、
現在の株価水準はもちろんのこと、
VIXの異常な低水準も妥当という見方も出来なくはないですけどね。

一方、後者の危うさを示唆するものであるならば・・・

目先の現実的なリスクとしては、週末の米小売売上高と米消費者物価が、
前月に続いて低調な結果となり、米マクロ環境の先行指標の足踏みは、
単月ではなく継続したものだということになり、
FRBの強気な米景気見通しと利上げ姿勢が覆されるとか、
韓国大統領選が終えると共に、北のカリアゲクソ野郎が再び動き出し
米朝のドンパチが始まるとか(北で拘束された米国人の救出も含め)、
再び中東で米国がドンパチを始めるとか、
オバマケア代替法案の上院での否決等々によって、
そもそもの主役リスクであるトランプマンの政策実行力への疑念リスクが
再び台頭する・・・といったところです。
日本では明日のトヨタを始めとする自動車決算、
週末はSQと共に国内企業決算がメガバンコを残してほぼ一巡といった所です

現時点ではほとんど意識されていないリスクとしては、
まさかの米国の自動車サブプライローンや奨学金ローンの爆発、
不穏な動きの中国市場の更なる混乱を含む中国のバブル崩壊、
欧州での政治リスクの再燃・・・といったところです。

以上の通り、VIXの異常な低水準が、
素直に総楽観なのか、穿った見方の良からぬ兆しなのか、
現時点ではどちらなのかわかりませんが、
その舞台である米国市場では米企業決算の発表が堅調な結果で概ね一巡し、
先週は雇用統計を含む月初恒例の米マクロ指標も発表され、
同じく先週にはFOMCを通過したにも関わらず、
米国市場はこれらをきっかけとした大きな動きも見せておらず、
需給面でガス抜きが出来ている米債とドルがやや動いている程度で、
米債とドルに比べるとガス抜きが不十分な米株はもみ合いが続いているだけに
VIXも含め不気味さを感じてしまいます。

米株は何のきっかけを待っているのでしょうか・・・

週末の米小売売上高と米消費者物価を待っているのか・・・
ドンパチを警戒しているのか・・・潜んだリスクへの警戒なのか・・・
そもそものトランプマンの政策実行力への疑念の払拭待ちなのか・・・

これらが悪い方向に転べば、米株がガス抜きモードに入るのか・・・
一応、5月15日はいわゆる45日前ルールの該当日ではあるので
きっかけや口実、リスクや実態もへったくれもなく
大人の都合でそこまでは崩さないというのも有り得ますけど・・・
我が国においては更に週末がSQというのもありますからね。

まぁとにかく、不気味というか気色の悪い空気を感じるばかりなので、
GW明けだった昨日の日本株のゴリゴリっぷりであったり
本日の商いを減少させての小幅反落というのを見ても、
バイイングクライマックスに見えてしまうので
セルインメイや何チャラショックになるほどのことなのかどうかはともかく、
私としては懲りずにイケイケモードにはなれないということです(笑)

ただし足元の市場の動きを見ればわかる通り、
日本株においては警戒ばかりしていてはキリが無いというのも現実ですから、
私の様に臆病風ばかり吹かすことなく、何か起きた場合のリスクは覚悟の上で
割り切って波に乗るのもアリですが、くれぐれも御注意ください。

ということで、どちらの姿勢で闘うのかは各自の判断にお任せしますが、
明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
米国で米債券安(米金利上昇)ドル高、商いの伴った米株高、原油高
というトランプラリー&油高ラリーが再開し、
欧州では債券安(金利上昇)商いの伴った株高の動きが継続し、
国内も商いの伴った円安株高、もしくは商いを減少させての一服であれば、
リスク覚悟で割り切って勝負するのもありですが、
明日は引け後にトヨタ決算(ハゲバンクも)もあり、
先に述べた通り、海の向こうでのイベントも控え、リスクも燻ったままであり
市場の動きも不気味なままなので、くれぐれも御注意ください。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうから
一応、以上の様なきっかけイベントやリスク動向に注意しつつも、
シンプルに商いの伴った円高株安が継続するまでは、
王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
今から参戦するには抵抗もあるでしょうけど、
決算を終えたもので下値リスクの低いものならば、  
シンプルに商いの伴った円高株安が継続する事態となれば、
即座に撤退するという姿勢で参戦するのはアリですが、
先に述べた通り、海の向こうでのイベントも控え、リスクも燻ったままであり
市場の動きも不気味なままなので、くれぐれも御注意ください。
私としては不気味さが消えるまでは控えておいた方が無難だと思いますけどね

新興市場については、本日も商いの伴った上昇となり、
現状はシンプルに上昇局面で商いが膨らみ、下落局面では商いが減少
という上げゴリモードが続いているので、
商いの伴った下げが続かない限り、薄商いでの下げは押し目と見て、
引き続き、勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
ただし国内だけでなく海の向こうも先に述べた通りの状況であり、
世界的なリスクオフとなれば新興市場も避けられないので、
海の向こうも横睨みしながら勝負してください。
そして新興企業の決算もピークを迎えるので、決算跨ぎにも御注意下さい

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