不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
来週を見据えて
こんばんはです。

昨夜はトランプマンの伝家の宝刀でもある税制改革が発表されたものの
米国市場は米債券高、ドル小幅高、米株小幅反落とチグハグな小動きとなり
ほぼ無反応で終えております・・・

何やら税制改革の中身が書かれていたのはペライチ(紙一枚)だったとか、
具体策は書かれておらず、目玉(政策)はくり抜かれているとか、
色々とケチは付いておりますが・・・

いかんせん伝家の宝刀の税制改革に対して市場が無反応と言うのは、
素直に好感していないという見方も出来ますが、
やはり政策実行力に対する疑念が晴れてないということでしょう。

しかも28日に期限を迎える暫定予算については、
何やら1週間延長の繋ぎ予算ならば合意すると言われており、
政府閉鎖は回避できそうだと、いかにも喜ばしい書かれ方もしておりますが
そうではなくて、普通に暫定予算を可決することも出来ず、
大幅な延長措置すらも議会を通せず、1週間しか延長できないわけですから
まともに議会運営が出来てないだけと思うのですが・・・
だからこそ税制改革なんて議会を通せるわけないのでは?
という疑念が生じているのだろうと思うばかりです・・・
(そもそもを言えば、共和党の政策とは思えないですしねw)

いやはや・・・議会を通さない大統領令には司法からの横槍が入り、
トランプマンが指名した人事の半数は議会で承認されていないので、
せめて世論の声の裏付けとなる支持率だけでも上昇すれば、
世論の声を気にする議員(議会)への圧力となり、
議会運営も円滑にはなるでしょうけど、未だ支持率は低迷中・・・
形骸化しているとは言え、29日にはハネムーン期間も終わり、
マスコミのトランプマン叩きがさらに激化する恐れもありますのでね・・・

だけに・・・今回の税制改革の発表を受けて、
市場やマスコミのドライな反応はともかくとしても、
米国民からの支持率が上がらなければ、
歴代の米大統領が手っ取り早く支持率を上げるために、
強い大統領アピールでの武力行使をやりがちという歴史がありますので
今回も税制改革を含む政策実行力に対する疑念を和らげることになる
支持率を上げるために、北のカリアゲか中東での武力行使が、
現実味を帯びて来るのではと思うばかり・・・

先日も書いた通り、世界的な政治スケジュールも加味すると、
5月に入るまではドンパチは無さそうですし、
トランプマンとしても先に述べた通り、5月に入ってからの方が都合がよく
北のカリアゲマンの都合としても、韓国大統領選を前にドンパチすると
親北派の大統領候補が負けかねないですから、
米朝を含む世界的な政治の都合を考えると、
北のカリアゲを巡るドンパチは韓国大統領選以降になりそうですが・・・
もしかしたら中国の一帯一路会議以降かも・・・

とは言え、現在も米朝の挑発合戦が続いているだけでなく、
実際に双方共に動きもあるだけに、いつ起きてもわからないですが、
このままトランプマンの支持率が低迷したままで、
ハネムーン期間後にトランプマン叩きが激化するようだと、
ドンパチが早まってもおかしくないですからね・・・

他にも昨夜は中東でイスラエルがシリアの空港を空爆していたりと、
キナ臭さは北のカリアゲドンパチばかりではないです・・・
(遠くの戦争ではありますが・・・)

とりあえず昨夜は税制改革という伝家の宝刀が抜かれたにも関わらず、
市場がほぼシカト状態というのを見ていると、
これ以上の伝家の宝刀はあるのか?という心配が募るばかりですが、
好意的に見れば、噂で買って、事実で売るという程の動きにはならず、
米株は商いも維持しているので、まだ希望があるとも言えます。

言っても、米企業決算は昨夜も堅調な結果が続いていることで、
米株の割高感は徐々に和らぎつつもあり、商いも週初から膨らんでおり、
このまま商いを維持できれば、米株の需給面での過熱も呑み込めるので
米株の現在の水準が全否定されるほどの状況でえはないと言えますが、
足元では米マクロ指標に足踏みが見られており(悪いとも思えませんけど)
それによってFRBの利上げ姿勢に対する鈍化観測も拡がっているので、
来週一杯まではラッシュが続く米企業決算も重要ですが、
明日の米GDPと5月2-3日のFOMCが、
米国の実態面と金融政策面での重要なイベントであり、
燻っている地政学リスクや欧州の政治リスク、
そもそもの主役であるトランプマンの政策実行力への疑念リスク
といったマインド面の強いリスクを和らげることが出来るのかが注目です。

我が国については、続々と発表されている国内企業決算を見た限り、
最悪の今期減収減益見通しというような結果にはなっておらず、
2桁増益見通しには程遠いものの、増収増益見通しは確保しているので、
日本株の割高感という懸念にまでは至っておりまへん(あくまで現時点)

本日発表分の企業想定為替レートも1ドル105円が多くなりつつあります
(ファナックは減益見通しながら1ドル100円設定でおました)

そして国内の需給環境については、海の向こうと違って良好ではありますが、
需給に則した動きになるのは海の向こう(為替等)次第でもあります。
かと言って、海の向こうを無視した日本株買いとなる程の国内独自の材料は
本日の黒い銀行会合もシカトされており、今後の企業決算次第とも言えます。
つまり現状は、まだまだ海の向こう次第でおます。

今夜は黒ちゃんマンとは違って注目されているドラギナイトも控えており
なぜかユーロ高による欧州経済への悪影響という目線は無視されたまま、
テーパリング期待が高まっているという謎の観測もありますので、
私の個人的に拭えない疑問や心配はともかくとして、
市場では足元で加速したユーロのゴリラ高が継続するのか注目でおます
一応、欧州のマクロ指標は堅調、企業決算も今のところ堅調であり、
米国と同様、実態面では堅調なので、私が心配する必要もないのかも(笑)

以上の通り、実態面においては、
あくまで現時点ながら日米欧共に概ね堅調と言えますが
マインド面に関わるキナ臭いドンパチリスクや欧州の政治リスク
主役のトランプマンの政策実行力への疑念リスクは払拭されておらず、
今夜も含めた今後というか少なくとも来週一杯までは、
これら実態面やリスクに絡む重要イベントが続き、
結果次第ではこれらの事態が一変してもおかしくない状況ではあります。

ちなみに今後のこれらに絡む重要イベントをざっとピックアップすると・・

継続しているものとしては、当然ながら地政学リスクを巡る動向、
トランプマンの政策実行力への疑念リスク(支持率推移や議会動向を含め)、
発表真っ只中の日米欧の企業決算といったものがありますが、

 ・今夜 ECB理事会、独CPI、米耐久財受注、米新規失業保険
     米KC連銀製造業指数、米7年債入札
     グーグル等の注目米企業の特盛決算
 ・明日 消費支出、CPI、鉱工業生産等の国内経済指標、2年債入札
     日露首脳会談、国内企業決算1発目ピーク、GW入り前の週末
 ・明晩 仏&英のGDP、ユーロ圏CPI、米以外は3連休前の週末
     米GDP、国連安保理事会閣僚級協議、トランプマン演説
     米暫定予算期限(実質的には30日まで)
 ・29日 GW入り、日英首脳会談、臨時EU首脳会談、
      トランプマンのハネムーン期間終了
 ・1日 米ISM製造業
 ・2日 ユニクロ4月月次、メルケル独首相が訪露、英議会解散前の最終日
     ドットフランク法代替法案の議会採決(あくまでメド?予定?)
     アップル決算
 ・3日 英議会解散、露・トルコ首脳会談
     FOMC結果、ADP雇用、ISM非製造業、フェイスブック決算
 ・4日 米貿易収支
 ・5日 米雇用統計
 ・7日 仏大統領選決選投票
 ・9日 韓国大統領選

てな感じでテンコ盛りなので、市場は楽観的な動きであろうとも、
私としては懲りずにまだまだ危ういと見ております。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

週跨ぎ&月跨ぎの持ち越し短期勝負の方は、以上の通りなのでシンプルに、
米国は米株高・米債券安・ドル高というトランプラリーの再開(油高も)
欧州は株高・債券安・ユーロ最強高、我が国は株高・円安、
という世界的なリスクオンの動きが継続しているのであれば、
先に述べた燻ったままのリスク等が再燃するのを覚悟の上で、
市場の動きにだけ合わせて、割り切って勝負するのも自由ですが、
私としては、こういった動きが商いを伴って継続するまで(特に我が国)、
もしくはそもそものリスクであるトランプマンの政策懸念が晴れるまでは
実態面が堅調であろうと、市場が楽観ムードであろうとも、
その日限りの勝負に留めるのが無難でおます。
先にも述べた通り、今夜以降も重要イベントが続きますし、
明日は週跨ぎ&月跨ぎとなる週末ですからね。

腰を据えて構えている方については、
商いの伴った米株安を始めとするトランプラリーの巻き戻し(油安も)、
円高日本株安とならない限り、王者の風格で構えておけばいいですが、
先に述べた通り、テンコ盛りのリスクは燻ったままなので、
そういった動きになれば、割り切って早めに撤退するのが無難です
一応、これらのリスクとは別に、決算跨ぎにも御注意ください。

腰を据えて新たに参戦する方については、
明日が商いの伴った堅調な展開となとうとも、
以上の通り、テンコ盛りのリスクが燻ったままの状態であり、
今後も重要イベントが続くので、
明日はわざわざ新たに腰を据えて参戦する必要もないでしょう。
何より国内企業決算も本格化しているので、
決算を見極めてから物色するくらいの姿勢でもいいでしょう。

新興市場については、シンプルに上昇局面で商いが膨らみ、
下落局面では商いが減少という上げゴリモードが続いているので、
商いの伴った下げとならない限り、薄商いでの下げは押し目と見て、
引き続き、勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
ただし先にも述べた通り、テンコ盛りの世界的なリスクは燻ったままであり
世界的なリスクオフとなれば新興市場も避けられないので、
海の向こうも横睨みしつつ、くれぐれも覚悟して勝負してください。
特に明日は週跨ぎ&月跨ぎとなる週末ですからね。

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