不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大風呂敷とお気楽ムードに包まれながらの週末
こんばんはです。

東芝に対する過保護が物議を醸している中、
次は富士フイルムが胡散臭さを放出中・・・
これから国内企業の本決算が本格化する時期やと言うのに、
こんなことが続いていたら・・・というかこんなことを許していたら、
我が国へ腰を据えた資金が入って来なくなり、
外国産のイナゴによる投機市場化が加速するばかりなのですが・・・

今のところ富士フイルムと郵政の件に対する詳細は不明ですけど、
くれぐれも大企業だから過保護にする委員会を設けるのだけは
カンベン願いたいものです・・・
大きすぎて潰せないからとか、これまでの日本経済への貢献とか、
こういった理由で過保護にするのは、理解も出来なくはないですけど、
とにかく市場だけは公平性を厳守して頂きたいので、
過保護にするのもオケツを拭くのも市場の外でやってくれと・・・

それにしても以前にも書きましたが、シャープしかり東芝しかり、
窮地に立った企業に対して国内企業から支援の手が挙がらないのを見ていると
手を挙げてヤブヘビになるのを恐れているのか・・・と思ってしまいます。

ついでに言えば、日本郵政の西室社長は、
東芝の社長→東証の社長を経て日本郵政の社長に就任しており、
東芝の騒動では、責任を追及されたのは三代前の社長まで・・・
何だか胡散臭さがプンプン丸ではあるからこそ、
郵政も過保護にされるのだろうと思うばかりです(笑)

いやはや・・・来週から本格化する国内企業決算において、
くれぐれも胡散臭いオンパレードにならないことを願うのはもちろんのこと
今期見通しが保守的オンパレードにならないことも願うばかりですが、
せめて二桁増益見通しとまでは言わないまでも、増益見通しを確保しないと
日本株に対する割安感が吹っ飛び兼ねないです。
(需給環境は過熱しておりませんけどね)

一方、決算発表が本格化している米国は、
一部でイマイチな決算もありましたが
全体としては昨夜の時点で約75%の企業が市場予想を上回っており、
来週も発表ラッシュの続く米企業決算がこのまま堅調に終えると、
米株の割高感は解消されることにはなり、
米株の危うさは過熱気味の需給面だけになるとも言えます。
(ちなみに今夜は米SQでおます)

需給面だけならば、商いさえ膨らめば呑み込むことが出来ますので、
商いが膨らむ為にはマインドが回復することが重要であり、
海の向こうのキナ臭いリスクや欧州政治リスクが収まるか、
そもそものリスクであるトランプマンの政策実行力に対する疑念が払拭され、
それを裏付けるような米マクロ指標も堅調な結果となれば、
トランプマンの政策効果&期待での米景気&業績拡大期待が再燃し、
マインドが回復して米株の商いは膨らむことになります。

そうなると、ふらついている米金融政策の利上げ姿勢も安定し、
利上げが出来る程に米経済は堅調だと言う解釈も復活することで、
米債券安(米金利上昇)ドル高の復活と共に、それに屈しない米株高となり、
いわゆるトランプラリーが復活すると同時にマインドもリスクONとなり
欧州でも債券売り・株買いのリスクONとなり、
我が国ではリスク回避で買われていた円は売られ、
世界の景気敏感株としてリスクにも敏感に反応していた日本株も買われ・・

そろそろお察しかとは思いますが、あくまで理想のシナリオです(笑)

ただ昨夜の米国市場の動きとしては、原油が相変わらずヘッポコだった以外は
こういった動き(トランプラリー)と共にやや商いも膨らんでおり
欧州市場も英国以外の動きとしては同様となり、
本日の我が国も円安株高ラリーとも言えますが(4月SQ値も超えた)
週末要因を差し引いても、欧米とは違って薄商いだったので、
とにかく今夜も欧米市場の動きが継続するようだと、
あれこれ考えず、当初のシナリオである中旬でガス抜きが終わり、
切り返しが始まると言うシナリオが正しかったのか・・・
という期待もさせらる動きで週末を終えておりますが、
現状はあくまで期待も出来るのかな・・・という程度です。

そして、程度・・・というのは、カリアゲや中東のリスク、
仏大統領選やブレグジットリターンズを始めとする欧州政治リスク、
そもそものトランプマンの政策実行力に対する疑念リスク、
これらは何一つ収まっておらず、一時的に落ち着ているだけですからね。

しかも週末には仏大統領選の第一回投票を控え、
来週の25日には北朝鮮軍創設記念日と日米韓首席代表会合、
28日は国連安保理閣僚級会議と米17年度暫定予算期限
29日は英国絡みでの臨時EU首脳会議、トランプマンのハネムーン期間終了
(そもそもハネムーン期間があったのかという疑問もありますけどw)
さらに来週一杯は米空母の動向も気掛かりですが、
実態面では日米企業決算ラッシュも迎えるので、
さすがに本日を含む市場の動きが、ちとお気楽過ぎの様な気がするばかりです

仏大統領選については、決選投票が5月7日というのもありますし、
世論調査を発表しているマスコミは、ブレグジットや米大統領選に続き
二度あることは三度あるとばかりに、またしてもええ加減な調査を発表すると
更にマスコミは窮地に立たされるので、今回こそは威信を賭けて、
三度目の正直とばかりに、緻密な世論調査をやっているでしょう?から、
波乱は起きないと市場が見ているのも頷けますけど・・・
ほんまに大丈夫なんでしょうかね(笑)
出尽くしとかならんのでしょうかね(笑)

そしてそもそもの主役であるトランプマンの政策実行力に対する疑念は
何か法案が一つでも議会を通過したわけでもなく、
大統領令は司法から横槍が入っている状況であり、
トランプマンの指名した人事の承認も全て終わっておらず、
かといって強権の裏付けとなっていた支持率は低下したまま・・・
にもかかわらず、昨夜はムニューチンおじさん(米財務長官)が

「税制改革案の公表時期はもうすぐやでー」
「医療保険制度の見直しの行方にかかわらず、
 税制改革法案は議会で承認される見込みやでー」

さらにオバマケア代替案も来週議会で採決されるのではとの観測とか・・・
トランプマンが税負担の調査に関する大統領令のほか、
金融機関に対する規制見直しを指示する2つの大統領令に署名するとか・・

以上の通り、政策や大統領令に対する大風呂敷を拡げており、
ほんまに実現できるんかいなという疑問しかないのですが、
なぜか市場は好感したと言われております。

トランプマンには頑張って欲しいと言う気持ちに変わりはないですけど、
軍事面での実行力だけでなく政策面での実行力を一つでも示してくれるなり
せめて議会運営でのリーダーシップでも見せてくれるないと
説得力に欠けると言わざるを得ないですからね・・・

来週からは米議会も再開されるので、その場で示してくれればいいのですが
28日に期限を迎える米暫定予算の延長協議も5日間での合意を目指すので
まだ先の税制改革法案はともかく、間近と言われるオバマケア代替法案は
民主党が人質に取って紛糾するのではないのかとも思えますからね・・・

いやはや・・・私がトランプマンの政策実行力に説得力が無いと言った所で
市場の反応が正解だと受け入れるしかないですけど、
現時点においては、市場の反応(解釈)がお気楽に感じるばかりであり
少なくとも週末の仏大統領選を控え、カリアゲリスクもわからないまま
危ういお気楽ぶりだと感じるばかりなので
週明けが危ういもへったくれもなくお気楽に堅調な展開になっても
御縁が無かったと割り切るしかないかなと思っております。

とりあえず本日は週末であり、あれこれとケチを付けても仕方ないので
今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて来週の見通しは週末に書きます。

良い週末をお過ごしください。

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コメント

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Taka | URL | 2017-04-22-Sat 01:45 [編集]
いつも楽しみに読ませていただいています。
不沈艦さん(こう呼んで適切なのか分かりませんが)の見識の広さには恐れ入ります。
明日は恒例のバングラ喫茶店でしょうか。
良い週末をお過ごしください。
Takaさんへ
マーケット番長 | URL | 2017-04-22-Sat 10:49 [編集]
> いつも楽しみに読ませていただいています。

ありがとうございます。

> 不沈艦さん(こう呼んで適切なのか分かりませんが)の見識の広さには恐れ入ります。

なんなりと呼んでくださいw

> 明日は恒例のバングラ喫茶店でしょうか。
> 良い週末をお過ごしください。

今日は朝から小奇麗な新しい喫茶店へカチ込んできましたが
普通過ぎて面白くなかったですw

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