不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
週末を迎えるにあたり・・・
こんばんはです。

米国が北朝鮮の「テロ支援国家」再指定を検討・・・
米為替報告書では「為替操作国」の指定を巡り世界が戦々恐々・・・

改めて思いますが、米国という一国のサジ加減な指定によって、
世界が振り回されることにウンザリするばかりです・・・

実際に世界一の軍事力を保有し、世界各地に基地を設けて睨みを効かせ、
しかも世界一の経済大国であり、金融市場においても世界の中心地であり、
世界のマネーの流れと水位と蛇口のサジ加減を握っているに等しいですから
ジャイアンぶりも含め仕方ない構図だと言えばそれまでですけど、
いつかこういった構図が崩れることはあるのでしょうかと思うばかりです。

さてさて、そんな変わらない構図への愚痴はともかく、
本日の日本株は御機嫌にスタートしたものの、
弧を描くブレーンバスターとなり、終わってみれば昨日に続くマチマチ・・
売買代金も2.15兆円と薄く、債券も堅調、円高も継続しており、
リスクオンには程遠い状況ではありますが、
米欧に比べると我が国の需給環境には過熱感がないので、
昨日も書いた通り、足元で揉み合いの続く米株はともかく、
欧州株売り、日本株買いの余地も含め、下値の堅さを感じたりもします。

しかしながらバリュー面においては、数値的に現状の日本株は割安ながら、
あくまで終わった期のEPSから見た割安感ですから、
本日の安川電機を皮切りに本格化する国内企業決算において、
今期見通しが2桁増益とまでは言わないまでも、
増収増益見通しにならないと割安感は吹き飛んでしまいますし、
さらに想定為替が現状の為替水準と乖離した甘い設定となれば、
今期見通しそのものの数字の説得力が失われるので、
少なくとも国内企業決算の前半戦ピークを終える4月末までは、
日本株が割安だという見方は、横に置いていた方がいいでしょう。

ちなみに本日は安川電機が決算と共に今期見通しを発表し、
決算期の変更で正式な見通しは18年2月期となりますが、
18年3月期で計算した場合の見通しでは(前年比)、
売上8.9%増、営業31.5%増、経常28.3%増、純利益32.4%増
となかなかの堅調な見通しと言えるのですが・・・
いかんせん想定為替レートが1ドル110円、1ユーロ115円
という現状の為替水準から乖離した設定なので、
今期業績見通しの説得力には欠けると言えます・・・

来週から本格化する他の外需企業も同じような想定為替レートとなれば、
いくら今期見通しが堅調でも、現状の為替水準では説得力がなく、
かといって想定為替レートを現状に合った設定にしても減益見通しとなれば、
数値的には日本株の割安感が剥落することになるので、
理想を言えば現実に合った想定為替レートに設定した上で、
今期見通しが増益見通しとなることです・・・
もしくは理想ではなくベターですけど、
想定為替レートを気にする必要もない円安となることです。

現状は北のカリアゲや中東のキナ臭いリスクや欧州の政治リスク、
トランプマンの政策実行力に対する疑念という主役リスクがあり、
日本株が世界の景気敏感株と扱われてリスクを一手に負いがちなのと同様、
世界がリスクオフモードなれば、定番であるリスク回避の円買いもあるので
動きとしてはトランプラリーの巻き戻しが収まるか、
これらのリスクが収まらないことには、円安は期待出来ない状況であり
かといって国内企業決算は、本日の安川電機の決算を見る限り、
蓋を開けてみないことにはわからない・・・という状況です。

以上の通り、日本株のバリュー面については、
国内企業決算次第であり(せめて前半戦が一巡する月末までの見極め)
もしくは海の向こうを始めとするリスクが収まることでの円安次第であり
需給面については良好と言えども、需給に則した動きとなるには、
国内だけではどうにもならず、燻ったリスクを含む海の向こう次第なので
結果として日本株がバリュー面、需給面を手掛かりにするにしても
少なくとも月末までは海の向こう次第という状況だと言えます。

そんな海の向こうの状況ですが、
世界のマネーの流れを牛耳っているのは米国であり、
政治の主役はトランプマン、金融市場の主役はイエレンおばさんなので、
現状はトランプマンの政策実行力に対する疑念が晴れておらず、
イエレンおばさんの利上げ姿勢についても、
足元で足踏みが窺える米マクロ環境や地政学リスク等の燻りで揺らいでおり、
米国市場の動きとしてもトランプラリーの巻き戻し基調は継続しており、
主役である米株の割高感と需給的な過熱状態も解消されておらず、
せめて月末まで続く米企業決算ラッシュが堅調でないと解消されないです。
(今のところ約75%の企業が堅調な決算を発表してはいますけどね)
米株と共に市場の空気を決める上にマネーの潤滑油でもある原油についても
足元では巻き戻しの動きとなっている状況です。

そしてこれらのそもそものリスク以外にも、
現在は北のカリアゲと中東のキナ臭いリスクは収まっておらず、
英国のハード?リアル?ブレグジットリスクや仏大統領選リスクを始め
欧州の政治リスクも今になって騒ぎが大きくなりつつあります。

ちなみにカリアゲマンリスクですが、
このまま風化するとも思えませんが、米議会が再開となる週明け以降、
北朝鮮軍創設記念日の25日前後に合わせて米空母が到着しなければ
(ペンス副大統領は24-25日とハワイ訪問)
当面は落ち着きそうな国内外の政治的な日程が控えております。

政府機関を閉鎖してドンパチするわけにもいかない米暫定予算の期限が28日
同じく28日は北の核問題を協議する国連安保理事会、
安倍ちゃんマンは27-28日のプーチン詣を皮切りに北欧歴訪、
ドイツのメルケルおばさんのプーチン詣が5月2日
仏大統領選の決選投票は5月7日というお気楽ぶりというか、
ドンパチを避けたいような日程ではあります
さらに5月9日の韓国大統領選前にドンパチが起きてしまうと、
親北派の候補が敗れる可能性が高くなり、
カリアゲマンにとっては都合が悪いとも言えますので、
米朝双方だけでなく周辺の国にとっても都合の悪い期間という感じです
仲介役を押し付けられている形になっている中国についても、
メンツを懸けた渾身の「一帯一路会議」が5月14-15日ですから、
カリアゲマンとトランプマンをなだめてでもドンパチを避けそうです。
(日本ですら近大マン(世耕経産相)が招待されているのに、
 韓国から誰も招待されてないのは、ちと不気味ではあります・・・
 恐らくTHAAD問題での嫌がらせなのでしょうけどね。)

以上が北のカリアゲリスクに対する個人的な推測ですが、
今週末にはフランスパンの大統領選も控えており、
足元では市場がやや反応しているものの、
当の欧州市場の水準は、債券は良からぬ結果を織り込んでいると言えますが
欧州株は織り込んだと言うには程遠い水準であり、米株も同様なので
結果的に現状は海の向こう次第の我が国も同様と言えます。

いやはや・・・ああだこうだと書いてまいりましたが、
私としてはトランプマンの政策実行力に対する疑念を始めとする
主役の米国を巡るそもそものリスク、カリアゲと中東の地政学リスク
欧州の政治リスクは収まったとは言えず、市場の動きだけを見ても
トランプラリーの巻き戻し(油安も)&リスクオフ基調も収まっておらず
商いを伴った反発すらもないので、
今夜からのG20であったり、コスプレおじさん(麻生財務相)が
ムニューチン米財務長官と会談することで円安になったとしても
一時的なものになる可能性が高く、まだまだ危ういと見くおります。

ただし週末の仏大統領選と25日前後のカリアゲリスクが爆発しなければ、
月末までは日米欧共に企業決算次第という状況となり、
決算が堅調であればリバウンド基調が続く可能性もあります。
つまり本日の動きはアテにはならないですし、
週末となる明日も同様だということです。

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

週跨ぎでの持ち越し短期勝負の方については、以上の通りなので、
コスプレおじさん等で円安になろうとも、堅調な展開になろうとも、
海の向こうのリスクが全て一掃でもされない限りは、
とにかく明日はその日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて構えている方については、
方向感が明確になるくらいの商いの伴った動きが「継続」するまでは、
王者の風格で構えておくのもいいですが、以上の通りな状況なので、
商いの伴った米株安を始めとするトランプラリーの巻き戻し(油安も)、
商いの伴った円高日本株安となれば、割り切って撤退するのが無難です。

腰を据えて新たに参戦する方についても同様なので、
明日が商いの伴った堅調な展開になろうとも、
わざわざ明日に焦って参戦する必要もないでしょう。
何より来週からは国内企業決算も本格化するので、
決算を見極めてからでも遅くはないです。

新興市場については、本日のマザは今年2番目の商いを伴う続伸となったので
先に述べた国内外のリスクは置いといてシンプルに、
上昇局面で商いが膨らみ、下落局面では商いが減少
という上げゴリモードに転じたと判断し、
明日が薄商いでの反落程度ならば、勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
ただし世界的なリスクオフとなれば新興市場も巻き込まれるので、
週末の仏大統領選やいつ起きるのかわからないカリアゲリスクだけは、
覚悟して勝負してください。
そして当然ながら、明日が本日に匹敵する商いを伴っての反落となれば、
まだ慎重モードを維持しておきましょう。

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