不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
切り分けて市場を見たりするものの・・・
こんばんはです。

カリアゲマンを始めとする地政学リスクが市場を席捲中ですが
冷静に見るためにこれらのリスクを省いて市場を見てみると・・・
(カリアゲマン等のキナ臭さを含むテンコ盛りのリスクは後述します)

本日を含め足元では世界の中で際立つ弱さを発揮する日本株ではありますが
本日だけを見れば、日経平均は195円安と大して下げておらず
売買代金も2.21兆円と本気売りとは思えない薄商い・・・

シリアやカリアゲでキナ臭さが漂っている割には、
悲壮感もパニック感も無く、何とも緊張感に欠ける動きでおます。

国内だけでなく海の向こうも含め、
足元の市場の動きや需給、水準について見てみると・・・

昨夜は米債券を始め世界的に債券が買われ、
米株も欧州株も小幅ながら売られており(英株は反発)、
いわゆるベタなリスクオフの株売り・債券買いとなり(本日の我が国も)、
VIXも上昇、金も上昇、
為替市場では円最強高>ポンド>ユーロ>ドル最弱となったので
堅調だった原油以外は、リスク回避な円買いも含め、
いわゆるベタなリスクオフの動きであり、
トランプラリー(米債券安、ドル高、米株安)の巻き戻しでもあります。

しかしながら米国株、欧州株共に下げたとは言え小幅であり、商いも薄く、
需給面でのガス抜きが不十分&割高感のある米株は未だ崩れたとは言えず、
揉み合いを継続して踏ん張っております。

昨年11月の大統領選以降における市場の主役は、
トランプラリー(米債券安・ドル高・米株高)&油高ラリーでしたが、
ラリーを構成していた米債券、ドル、原油は、
昨年末から需給面でのガス抜き(巻き戻し)が始まり、
現時点においては、少なくとも米債券とドルのガス抜きは順調に進んでおり、
一方で米株は未だガス抜きがほとんどされていない状況です・・・
(原油も再びガスを貯める動きとなっているでしょう)

水準面で見ても、足元の米10年債利回りは、
米大統領選直前の水準すらも割り込み(2年債利回りは約半値戻し)、
トランプラリーすらも否定する水準となっており、
ドル指数は3月下旬に既に否定する水準まで下げており、
米株の水準だけが高値圏での揉み合いで踏ん張っております
(原油と欧州株も高値圏)

ちなみに国内の需給環境は過熱しているとは言えないものの、
今期業績見通しの2桁増益という観測に翳りが出てきたことで、
日本株の割安感は剥げ落ちつつあります。
(昨日も書いた通り、東芝への歪んだ過保護のせいで、
 日本株の今期の決算発表への信頼が揺らいでいるのもあるでしょう)

水準面においても、世界でも際立つ弱さの日本株とは言え、
大統領選前の水準までにはまだまだ下値の余地がありますが、
ドル円は大統領選前の水準が視野に入りつつあり、
ユーロ円は大統領選前の水準が間近に迫っており、
債券については黒い注射もあり、一概には言えないものの、
大統領選前の水準が間近に迫っているので、
我が国においても株価だけが踏ん張っていると言えます。

欧州においても同様に株価が踏ん張りを見せておりますが、
日本より・・・どころか世界的にも堅調ぶりが際立っており、
キナ臭さや政治リスクすらも感じられません。

以上の通りなので、世界的に見ても債券と為替は、
米大統領選前の水準近辺まで戻すと共にガス抜きも進んでいるので
リスクを警戒した動きとも言えますし、
そもそもの主役であるトランプラリーを全否定したような動きですが、
株価については、日本株の弱さと欧州株の強さが際立つものの、
踏ん張っている米株も含めて世界的にもリスクへの警戒感が薄く、
トランプラリーへの期待が持続しているかのように踏ん張っております。

原油も同様なので、まさに「株&油vs債券&為替」という構図であり
果たしてどちらが正しいのでしょう・・・という状況です。

繰り返し書いている通り、現在の市場の空気を決めるのは米株と原油なので
これらが踏ん張っている限りは、緊張感が高まらないのも頷けますが、
足元ではキナ臭さや各リスクの高まりと共に、
先にも述べた通り、動きとしてはリスクオフであり
主役の米株は需給的にも過熱しており、割高感があるのも事実ですから、
過熱した需給環境を呑み込む大商いとなるか、
割高感を解消するような米企業決算が発表されるか、
もしくはトランプマンの政策実行力に対する疑念が晴れることで、
政策期待と共に米景気拡大期待となり、更に米企業業績期待とならなければ
現状の米株は正当化されず、米債券とドルの動きが正しいとなります。

御都合解釈という面では、米株にはドル安と金利低下が追い風やで!
という解釈もありますが、商いが膨らまないことには、
過熱した需給環境を呑み込むことはできないですからね・・・。

従って明日の米金融機関決算を皮切りに来週から本格化する米企業決算が
ミクロ面における米株のバリュー面での正当性判断の一つとなりますが、
(日欧株もこれから始まる企業決算がバリュー面での正当性判断材料)
マクロ面においては、やはりトランプマンの政策実行力に対する疑念が、
晴れるのかどうかが最も重要なので、議会で法案を通過させて見せるなり
せめて支持率を回復させて、世論を背景とした議会運営を見せつけないと、
今のところは政策実行力に対する疑念は晴れたとは言えないです。

何やら昨夜はまたしてもドットフランク法をユルユルにしまっせーとか、
税制改革等への言及もしており、市場が好感なんて見方もありますが、
とにかく政策実行力に対する疑念が晴れないことには始まらないです。

以上の通り、騒ぎの主役であるキナ臭いリスクや欧州の政治リスクを省き
そもそものリスクであったり、市場の足元の動きや需給、水準、
これらを通して見て参りましたが、
世界的にも株価の踏ん張りが正当化される状況とは言えず、
債券と為替の動きが正解と言える状況であり、足元の株価の動きも含めると、
リスクONとかトランプラリー再開とは言えず、
ガス抜き(巻き戻し)モードが継続中と見ておいた方がいいです。
そもそもの主役であるトランプマンの政策実行力に対する疑念についても
未だ晴れてないと言う状況も変わらないということです。

そんなそもそもの状況の中、現在は欧州政治リスクが燻りながら、
市場を席巻してるのはシリアと北のカリアゲマンリスクであり、
シリアリスクの方がロシアやトルコ、イスラエルや中東、欧州も巻き込み、
世界的にも大きなリスクと言えますが、
我が国にとっては隣国のカリアゲマンリスクがキナ臭さを増しております。

昨日も書いた通り、トランプマンが派遣した空母カールビンソンが、
日本海に到着してしまうと、米朝双方共に後に退けなくなると思うのですが
今のところ引き返す様子もなく、早ければ明日にも到着とか、
15日に到着とか、遅ければ25日に到着との見方もあります。

しかも到着後には我が国の海上自衛隊と共に合同演習を行うので、
カリアゲマンの標的となるリスクは高まったと言えます

ただし合同演習については、3月から米韓合同軍事演習が行われており
それに対して強硬に反対していたカリアゲマンが日本海に向けて、
何度もミサイルを撃ち込んだものの、米韓軍が反撃することはなかったので
今回の日米合同軍事演習においても、カリアゲマンがミサイルを撃とうとも
米国が反撃をしなければ、騒ぎも起きないとも言えますが・・・

今回は事情が違うだけに、米軍がいつものように無視するようだと、
トランプマンのメンツを潰されるだけでなく、
せっかく米国内や野党からも支持を得た軍事的な強硬路線が、
カリアゲ相手には弱腰だと見られ、支持も失うことになり、
議会運営もままならなくなるだけに、メンツだけではない事情で、
反撃せざるを得なくなりますからね・・・

そもそもカリアゲマンが動くのを待つのではなく、
トランプマンは先制攻撃を大前提とした空母派遣なのかもしれませんが・・

いずれにせよ今回のカリアゲマンリスクだけは、
米朝共に自ら折れそうにはなく、引っ込みがつかなくなっているだけに、
中国が間に入って米朝双方のメンツを守って事態を収拾するか、
中国が力づくでカリアゲを抑えないことには、
ほんまにヤバいとしか思えないのですが・・・

まさか安倍ちゃんマンが電撃訪朝とか・・・

そういえばVXガスで殺害された金正男の長男はどこにいるのやら・・・
まさか米国か中国が次の北の親分にしようと身柄を確保していたら、
ますます危ういというか強硬なシナリオになりそうですが・・・
特に米国が身柄を確保していると・・・

まぁとにかくカリアゲリスクについては、
私としては今回だけは、ヤバいとしか思えないのですが、
韓国市場は足元でトリプル安基調が進んではいるものの危うい水準ではなく
本日に至っては韓国株が上げたりもしており、
先にも述べた通り、市場全体の動きとしてはリスクオフながらも、
商いは薄く、イマイチ緊張感も薄いですが、
空母の到着が迫るにつれて緊張感は増してきそうです。

そして昨日も書いた他のリスクイベントも間近に控えており、
やはり中旬(14日)以降がヤマ場と言えそうなので、
それまでは緊張感が薄かろうとも、明日が多少反発しようとも、
リスクオフ風味の巻き戻し(ガス抜き)基調は継続するでしょう。

だからこそ、危うい米株を始め国内外共に株式市場は、
下手な踏ん張りを見せずにガス抜きをしないと、
中旬以降に株式市場が債券と為替を追うように本格的な巻き戻しへ陥り、
それこそリスクオフとか時期次第ではセルインメイとなりかねないです。

個人的には中旬以降のヤマ場を通過したあとは、明るく見ておりましたが
現状のように米株のガス抜きが不十分なままであり、
リスクも沈静化してないようだと、さすがに明るくも見られないのでね・・

ということで、明日のスタンスとしては、特に変わりまへんけど・・・

持ち越し短期勝負の方については、
以上の通り、カリアゲマンリスクが高まっているだけでなく
そもそものリスクも収まっておらず、市場も巻き戻しが継続中なので
やや別世界の動きである原油が堅調であろうとも、
危うい米株を含むトランプラリーの巻き戻し(米株安、米債券高、ドル安)が
継続している限り、我が国では円高株安基調も継続するので、
その日限りの勝負に留めましょう。
もし米株が商いの伴った上昇となれば、割り切って勝負するのもアリですが
現在の危うい状況では、日本株も含めて商い伴った上昇が「継続する」までは
慎重に構えておくのが無難でおます。

腰を据えて構えている方については、まだ余裕もあるでしょうから、
方向感が明確になるくらいの商いの伴った動きとなるまでは、
王者の風格で構えておくのもいいですが、
以上の通り、リスクは満載状態であり、
現状の市場の動きは巻き戻し基調が継続しているので、
商いの伴った米株安を始めとするトランプラリーの巻き戻し、
商いの伴った円高日本株安が継続するようならば、
中旬からのヤマ場イベント通過後の期待は置いといて、
割り切って撤退するのが無難でおます。

腰を据えて新たに参戦する方については、
先に述べた通り、キナ臭さやリスクイベントは満載であり、
市場の動きは巻き戻し基調であり、主役である米株の危うさも変わらないので
せめてシンプルに商いの伴った上昇が継続するまでは
腰を据えた新たな参戦は控えておきましょう。

新興市場については、現状は下落局面で商いが膨らみ、
上昇局面では商いが減少という下げゴリモードが継続中と言えますので、
シンプルにここまでの下落局面を上回る商いを伴った上昇が継続するまでは
値動きを把握している個別銘柄以外は、警戒モードを維持しておきましょう。
テーマや政策関連の環境としては好環境が続いているのですが、
先にも述べた通り、海の向こうを始めキナ臭さやリスク満載状態であり
新興市場も無視は出来ないので、今はシンプルに動きましょう。

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