不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ザワザワな空気の中、動きとしては・・・
ザワザワしとりますなぁ・・・

市場の動きをザックリと言えば、世界的に債券が買われ、株が売られ、
円ゴリラとなり、油が売られ、金が買われ、というリスクオフモードですが
主役の米国市場の動きは、米債券がゴリゴリ買われたものの(米金利低下)、
為替市場では円>ユーロ>ドル>ポンドとなり、
米株は続落したものの商いはちょっぴり増加した程度なので、
動きとしてはドルが中途半端ながらトランプラリーの巻き戻しと言えますが
ガス抜きが不十分な肝心の米株は、ガス抜きが進んだとまでは言えず、
英欧株に至っては、売られたものの商いが減少しております・・・

つまり動きとしてはリスクオフモード&トランプラリーの巻き戻しながら
イマイチ緊張感に欠けており、まさにザワザワという感じです・・・

そんな昨夜のザワザワな海の向こうを経て日付が変わり、
日出る国として迎え撃った日本株ですが、世界の景気敏感株らしくというか
リスクを一手に引き受ける円ゴリラ先生(円最強高)の登場もあり、
海の向こうとは違ってそれなりに商いを伴って売られ、
新興市場はゴリゴリ商いを伴っての大幅安となり、
我が国だけはザワザワではなくやや緊張感が走っております・・・

ただし、日経屁均は一時的に280円安となったものの、
終わって見れば172円安だったので、下げ幅としては大したこともなく、
3月29日から40%超えが続いていた空売り比率は、
ついに本日は43.2%という今年最高を記録しており、
昨年11月からのトランプラリーでは40%を超えたところが、
押し目になるというパターンではあったので、
明日以降、担ぎ上げとなり、押し目だったということになるのか・・・
それとも本日を含めて、足元で高水準な空売り比率が続いているのは、
単なる売り圧力が継続しているだけで押し目ではないということなのか・・

一応、裁定買い残や信用買い残等は過熱水準ではないので、
これらの需給面も含めると、前者の押し目だったという可能性もありますが
昨日も書いた通り、日銀短観の業績見通しはイマイチであり、
さらにトランプマンの通商政策での圧力懸念もあるので、
(4月中旬発表の米財務省為替報告書への警戒も)
来期目線での割安感が薄れているのは事実です。

他にも北のカリアゲリスクが増していたり、
世界の市場から見れば理解不能な東芝に対する特別扱いもあるので、
今週に控える雇用統計を始めとする海の向こうのテンコ盛りイベント、
現状の海の向こうでザワついている地政学リスクや政治リスク、
肝心のトランプマンの政策実行力に対する疑念リスク、
これらのリスクが和らぐか、それともこれらのリスクを吹き飛ばすような
国内独自の材料が出て来ないことには、未だ海の向こう次第であり、
国内の需給環境とも相まって本日が押し目だった・・・とも言えないです。

ちなみにザワついている海の向こうですが、
トランプマンの入国制限措置に対する司法からの横槍(差止)が、
ハワイ州だけでなくバージニア州を始めとする他州からも横槍が入っており
さらに省エネ規制適用見合わせの大統領令に対しても、
複数の州から司法での横槍を入れるとの声が挙がっており、
気に入らない大統領令には司法で横槍を入れようブームが高まっております。

しかもトランプマンが指名した司法のトップである連邦最高裁判事候補者の
ゴーサッチ氏の上院での承認採決が、野党の反対で採決が滞っており、
それを避けようと上院院内総務(共和党のマコネル議員)の裁定で
過半数でも可決できる上院規則の変更を行うという禁じ手を使い、
強行採決に踏み切るなんてことも言われており、
ほんまに強行するようだと、ますます支持率が低下することになりそうであり
同時に議会運営も困難となり、ますます法案通過が困難になります・・・

つまり大統領令には司法の横槍が入り、法案は議会で抵抗され、
なにも政策が実現できなくなるという悪循環に陥りつつあります。
そもそも反トランプ勢力は、利害を超えた感情の部分も大きいですから、
税制改革が与野党で利害が一致していようとも、
反トランプが優先されて邪魔される可能性は高いということです。

これまでは一定の支持率があったからこそ議会側も遠慮し、
強権発動な大統領令に対する横槍も限定的だったわけですから、
支持率までが低下している現状では、
トランプマンの政策実行力に対する疑念が高まるのも仕方ないと言えます。

だからこそ支持率回復のベタな手法である強い大統領アピールとして、
軍事行動に踏み切るとか、ポピュリズム色・・国民に媚びを売るように、
アメリカンファーストをさらに強化する可能性が高く、
軍事面では北のカリアゲ野郎に対して、
中国はアテにせず、独自で鉄槌を下すとか言い始めており、
それに対して北のカリアゲ野郎も怯まずに核実験を示唆する動きに出ており、
さらにIS等の対テロ戦略も単独行動に踏み切る可能性まで高まっております
アメリカンファースト面では6日からの米中首脳会談では、
通商問題には触れないとも言われておりますが、険悪な会談で終われば、
いずれは日本も含めた対米貿易黒字国とは通商問題でこじれるでしょうし、
親密で穏やかな会談で終わったとしても
代わりに日本と独にはシワ寄せが来る可能性も無きにしも非ずです。

ちなみに昨夜に発表された米新車販売が低調だったので、
今夜の米2月貿易収支が低調になると、
トランプマンの逆鱗には火に油となる可能性が高いです(笑)
特に大統領令で名指しされた日中独に対する貿易赤字が膨らんでいると、
さらにトランプマンの逆鱗に触れるだけでなく、
4月中旬に発表される半期為替報告書への警戒感が高まることになります。

そして今週に発表されるてんこ盛りの米経済指標までが低調な結果となり、
特に雇用指標が低調な結果となれば、トランプマンの「雇用創出!」
という一発ギャグもスベるというか、疑念が生じるとも言えますし、
通商政策を含むこれら負の面から目を逸らさせるために軍事行動を強化
という良からぬ副作用も引き起こす可能性が・・・

当然ながら今週の米経済指標が低調な結果となれば、
さらにFRBの利上げ観測も腰折れすることになるだけでなく
米株の割高感も正当化できなくなり、需給的に加熱している米株は崩れ、
トランプラリーの巻き戻しも加速することにはなります。

以上の通りなので、主役である米国次第という状況に変わりないですが、
その米国次第でもある北のカリアゲリスクであったり、
ロシアではテロが起きたり、ロシアがバルト三国に脅しをかけていたりと
キナ臭い(地政学)リスクが高まっております。、

さらに欧州ではリアルブレグジット懸念が表面化しつつあり、
財政リスクも燻っており、旬なところでは仏大統領選での極右台頭による
フレグジットリスクまでが高まっております。

世論調査では極右のルペンがリードしているとか・・・
マスコミはブレグジット騒動や米大統領選でことごとく世論調査を外しており
さすがに今回も二度あることは三度あるとばかりに、
外すようだと死活問題になるので
ルペンがリードというのは信ぴょう性を感じなくもないですが・・・
それこそ隠れトランプならぬルペンとかもいそうですしね(笑)

まぁとにかく、ザワついている小難しい背景等を長々と書いて参りましたが
現在の市場ではイマイチ緊張感が無くとも、動きはリスクオフであり、
主役の米国市場はトランプラリー&油高ラリーの巻き戻しの動きですから
まずはこれらの動きが収まることからです。

そのきっかけとなるのが、今夜以降のてんこ盛りなイベントなのか・・・
(週初の記事に貼ってある今週のスケジュールを御参照ください)
ザワついた海の向こうの地政学リスク等が落ち着くのか・・・
トランプマンの政策実行力に対する疑念が晴れるのか・・・
期待薄ながら国内独自のデカイ好材料でも出るのか・・・

私としては次の山場である4月中旬から5月までは、
今の動き(流れ)が続くと見ておりますが・・・

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、今夜の米国を含む海の向こうを経て、
商いの伴った米株高、米債券安(米金利上昇)ドル高、原油高
というトランプラリー&油高ラリー再開となり、
我が国も薄商いでのショートカバーではなく、
商いの伴った円安株高ラリー再開と空気が一変しているならば、
割り切って勝負するのもアリですが、今週は米経済指標もテンコ盛りなので
まずは継続は力なりということで、明晩も米国市場が継続するかどうか・・
を見極めてから勝負するのが無難でおます。
当然ながら今夜の米国を含む海の向こうを経て、
現状のトランプラリーの巻き戻しが続いていれば(我が国は円高株安)
トランプマンの政策実行力に対する疑念でも晴れない限り、
その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて構えている方については、現状の海の向こうは、
動きとしてはトランプラリー&油高ラリーの巻き戻しながら、
商いは伴っておらず、リスクがザワついている程度なので、
国内外共に商いの伴った明確な動きが「継続」するまでは、
ひとまず王者の風格で構えておけばいいでしょう。
ただし本日の我が国はそれなりに商いを伴った円高株安ではありましたので
明日も継続するようであれば、一旦は撤退するのもありです。

腰を据えて新たに参戦する方についても、腰を据えるのであればこそ、
商いの伴った明確な動きが「継続」するのを見極めてから動けばいいので、
明日については新たな参戦は控えておくのが無難でおます。
割安中小型で腰を据える方も同様です。

新興市場については、本日はマザが今年2番目の商いを伴う大幅安となり、
セリクラのように見えなくもないですが、追証売りリスクは残っており
シンプルに現状は下落局面で商いが膨らみ、上昇局面では商いが減少
という下げゴリモードが継続中でもありますから、
商いの伴った上昇が「継続」するまでは、
値動きを把握している個別銘柄以外は、警戒モードを維持しておきましょう

一応、新興市場を取り巻く環境としては、国会は停滞中ですが、
政策やテーマに絡む官民イベントは今週も含めて今後も盛り沢山なので、
好環境が続いているとも言えますが・・・本日を見ればわかる通り、
海の向こうと主力大型株がリスクオフとなると新興市場も避けられないので
とにかく今は米国と主力大型株が商いの伴った明確な動きとなるまでは、
新興市場も慎重に構えておいた方がいいでしょう。

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