不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
まずは週明けの米株から
おはようございます。

先週の15日から始まったヤマ場は、
海の向こうでFOMCや米予算教書、オランダ総選挙、全人代などなど、
国内では黒銀会合など、これら盛りだくさんな国内外のイベントを通過し、
週末の米MSQとG20財務相・中央銀行総裁会議で一巡となり、
G20だけは昨日まで開催されているので、市場は織り込めてないのですが、
とりあえず米MSQ(欧州も)までを終えた週末時点の状況を見ると・・・

★主役の米国市場は・・・

週末は米MSQで大商いとなったものの米株はマチマチの横ばい
米債券高(米金利低下)ドル安(円最強>ポンド>ユーロ>ドル最弱)
原油は小幅続落、金は小幅続伸(銅とその他商品も堅調)となり、
米株以外はトランプラリー&油高ラリーの巻き戻しの動きであり、
需給面から見ても米株以外は需給に則した動きではありますが(後述します)
ヤマ場を通過した割には、明確にトランプラリーが再開するわけでもなく
巻き戻しになるわけでもなく、チグハグモードが継続しており、
米株の踏ん張りがチグハグさの原因ではあります。

とにかくトランプマン政策への期待が剥げ落ちない限り、
足元の米マクロ・ミクロ両環境は堅調なので、
米国は利上げに耐え得る環境だとは言えますが、
踏ん張っている米株は数値的な割高感と共に、足元の需給環境から見ると、
巻き戻しがいつ起きてもおかしくはない状況ではあるので(後述します)
政策期待の鮮度が落ちるか、商いが膨らまないようだと、
何かをきっかけに・・・という状況ではあります。
米SQは終値清算だけに、G20でもテキトーに口実とされると
週明けの米株は怖い気もするのですが・・・

★ドルと資源の動きが影響する新興国市場は・・・

足元のドル安進行と原油以外の資源の堅調ぶりもあって、
新興国は概ね落ち着いており、中東産油国とイスラエル、ブラジルの株安
足変わらずのフィリピンとトルコの通貨安が気になる程度です。

★得体の知れんリスク満載の変態独裁国家中国は・・

独裁政治での情報隠蔽や人民の生命財産を無視した強権発動が可能であったり
サジ加減な介入放題の自由化されていない市場のおかげで、
リスクは満載ながらこれといったリスクも台頭しているわけではないですが、
全人代が閉幕しても、閉幕後に人民銀が動いても、
相変わらず得体の知れんリスクは解消されておらず、
株価はまだ高値でもみ合っている範疇ながら週末に大きく下げていたり
人民元も介入しながらも方向感なく動いておりますが(やや人民元安基調)
債券安は継続しており、SHIBORはまたしても急騰中であり、
市場の動きから見ると週末の株安も含め、大丈夫なのか・・・
という相変わらずのキナ臭さは漂ったままです。

先にも述べた通りの国なので、市場の動きを見るしかないのですが、
ちと要警戒な動きで週末を終えております。

★旬の騒ぎでもある政治リスクと財政リスクを抱える欧州市場は・・・

政治リスクと財政リスクが騒がしく報じられている割に、
当事国である蘭・仏・英・ギリシャを始めとする欧州各国の市場は
どこ吹く風という動きが続いており、週末時点においても、
英欧株はMSQでの大商いながら続伸しており、
債券についても英欧共に債券安となり、株買い債券売りの様相ではあります。
南欧重債務国の債券安についても、過去の財政リスクの頃に比べると、
危機とは言えない水準であり、欧州は騒ぎの割に市場は落ち着いております。

★現時点では海の向こう次第の我が国は・・・

週末は米国の項でも触れた通り、ドル最弱円最強高となったことで、
シカゴ日経平均先物も大きく下げて帰って来ており、
週末を含め相変わらず先進国の中では日本株が最弱のような動きです。

日本株は米株と違って割高感もなく、需給環境も過熱感しておらず、
マクロ環境は米欧に劣るものの悪いとは言えず、企業業績も堅調であり
発売された四季報の来期見通しも堅調ではあるのですが、
世界の景気敏感株として世界のリスクを一手に請け負っているのか、
国内要因よりも海の向こう次第と言う状況が続いております。

ただし円売りポジが再び高水準となっていることでの巻き戻しリスクや、
森友学園を巡る政治スキャンダル騒動、東芝への不可解な対応とか、
国内リスクが全くないとまでは言い切れないですけどね。

★今週について・・・

以上の通り、G20の織り込みを残して先週のヤマ場を通過し、
欧州市場と新興国市場は落ち着いているものの、
中国市場はキナ臭さの残る週末で終えており、
主役の米国市場は、米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高、油高
というトランプラリー&油高ラリーの再開にもならず、
かといって、逆である全ての巻き戻しにもならず、
米株が割高感と需給の過熱を抱えたまま踏ん張っていることで、
煮え切らないチグハグな動きになっております。

我が国は週末にドル最弱円最強高となったことで、
さすがに明確な日本株安となりましたが、
足元では米株と同様、商いも含め煮え切らない状況が続いたままです。

ただし国内のマクロ・ミクロ環境はそれなりに堅調であり、
国内の需給環境も為替以外は過熱していないにも関わらず、
世界の景気敏感株として世界のリスクを一手に負っているからのか
政治や東芝の国内リスクが原因なのか、
先進国の中では日本株が最弱水準で推移しております・・・

とりあえず14日時点の海の向こうの需給環境ではありますが
過熱していた米債券売りと原油買いの各ポジは大きく減少し、
その後の動きからもさらに減少していると思われ、
米株買いのポジだけがさらに増加して過熱水準と言えます。

為替については、ドル買いポジはそもそも過熱とは言えませんでしたが、
14日時点でもやや増加した程度であり、その後の動きから見れば、
再び減少しているでしょうから、警戒すべき水準とは言えませんが、
円売りポジは1月水準までやや急増しており、
ユーロ売りは昨年5月以来の水準までさらに減少、ポンド売りは急増しており
週末を含めた14日以降の動きを見ると、
すでにこられのポジの巻き戻しが始まっていると言えます。

つまり米株だけが巻き戻し(ガス抜き)もなく踏ん張っているので、
トランプマン政策への期待が持続すると共に、
これまでの需給環境を呑み込むほどの大商いとならない限り、
米MSQ明けとなる週明けから、米株の巻き戻しが始まる可能性が高いです。
そのきっかけとなるのが、織り込めてないG20をコジ付けるのか、
無理やりにでもトランプマン政策への期待剥落なのかはわかりませんが、
週明けの米株の動き次第と言えます。

もし米MSQ明けとなる週明けも米株が巻き戻さなければ、
今週に控えるイベントをきっかけに動きそうにもないので、
それこそ次のヤマ場である4月中旬から5月まで、
米株の巻き戻し(ガス抜き)が起きない可能性が高くなりそうですが・・・

一応、今週の注目イベントとしては以下の通りです。

 20日 安倍首相欧州歴訪(19-22日)、日露2プラス2
     ユーロ圏財務相会合、ワイトマン独連銀総裁講演
     米下院情報特別委員会でFBI長官の公聴会、シカゴ連銀総裁講演
 21日 テロ等準備罪法案を閣議決定、公示地価公表、半導体BBレシオ
     EU財務省理事会、BMW決算
     NY連銀総裁講演フェデックスとナイキ決算
 22日 2月貿易統計、布野日銀審議委員講演、40年債入札
     米2月中古住宅販売、米1月住宅価格
     対IS有志国閣僚級会合週間原油在庫
 23日 籠池氏の証人喚問
     ボアオアジアフォーラム(23-26日)
     シリア和平協議アラブサミット(23-29日)
     対IS有志国閣僚級会合米2月新築住宅販売、米新規失業保険
     イエレンFRB議長講演、ミネアポリス&ダラス両連銀総裁講演
 24日 欧州各国3月PMI、欧州システミックリスク理事会、露中銀会合
     米2月耐久財受注、米3月マークイット製造業PMI、リグ稼働数
     シカゴ連銀総裁講演
 25日 周小川・中国人民銀行総裁講演
     ローマ条約調印60周年、EU特別首脳会議
 26日 ボアオアジアフォーラム閉幕、香港行政長官選挙
     ドイツ・ザールラント州議会選挙、ブルガリア国民議会選

 週を通して 政治リスクの高まり、IPOラッシュ
       欧州政治リスク、中国リスク、北朝鮮リスク
       トランプ政策期待動向

以上の通りなので、週明けの米下院公聴会で玉手箱が開きそう感もありますが
今週のヤマ場としては、国内のヤマ場なのか疑問もありますけど、
籠池おやじの証人喚問があり(WBC決勝も、W杯予選もありますw)
海外ではイエレンおばさん講演もある23日(彼岸明け)と言えますが・・
先にも述べた通り、まずは週明けの米国市場、特に米株の動き次第でおます。
(何気に週末がキナ臭かった中国の週明けの動きも注目です)

ちなみに私としては、巻き戻しになる可能性が高いと見ております。

ということで、三連明けとなる明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
以上の通り需給環境から見ても、まずは週明けの米株次第なので
今夜の米株を含め明日の米株先物が軟調であれば、
債券と為替が落ち着いていたとしても、米株だけの巻き戻しが続く可能性が
大いにあり得ますので、その日限りの勝負に留めておきましょう。
逆に米株が堅調でトランプラリーの再開ならば、大いに勝負すればいいですが
米株が堅調なだけのチグハグモード継続ならば、為替の要素が高くなるので、
為替の巻き戻しが起きていなければ、勝負するのはアリです。

腰を据えて構えている方については、
市場の判断基準は持ち越し短期勝負の方と同様でいいですが、
商いの伴った米株安を含むトランプラリーの巻き戻しとなれば
次のヤマ場である4月中旬から5月まで巻き戻しが続く可能性はあるので
一旦は撤退するのが無難ではあります。
商いの伴わない米株安を含むトランプラリーの巻き戻しならば、
そもそも余裕もあるでしょうから、御自由にどうぞ。

腰を据えて新たに参戦する方についても、
商いの伴った米株安を含むトランプラリーの巻き戻しにさえなっていなければ
銘柄によっては参戦するのもありですが、先にも述べた通り米株次第なので
米株の方向感が定まるまでは、新規の参戦は慎重に構えておくのが無難です。
ちなみに参戦するにしても、3月前後の決算企業は今期が少々悪かろうとも、
来期が増収増益見通しであれば(できれば来期割安)、
取り組み妙味のある銘柄から参戦しましょう(四季報も発売されたので)
割安中小型で腰を据える方も同様です。

新興市場については、値動きからも資金流出状態と言わざるを得ないですし、
商いから見ても、下落局面で商いが膨らみ、上昇局面では商いが減少する
という下げゴリモードになっているので、
米株を始めとする海の向こうや主力大型株のマネーの動きが重要であろうとも
新興市場はシンプルに商いの伴った上昇が連続するまでは、
下げゴリモードが継続していると判断し、
値動きを把握している銘柄以外は慎重に動きましょう。

そういう意味では、海の向こうと主力大型株が、
トランプラリー再開とか巻き戻しのリスクオフとか明確な動きとはならず、
ヤマ場前までの煮え切らない動きが続いた方が、
新興市場にとっては再び資金が流入することにはなりますが・・・
一応、国会は野党とアホなおっさん騒動のせいで停滞中ですが、
政策やテーマに絡む官民イベントは今週も盛り沢山ではありますのでね。

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